魔法少女リリカル的ななにか 三話 シグナムVS俺 ボインを賭けた戦い
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  Side シグナム

 

なんだコイツは、ただふざけているだけかと思いきや急に真剣な目をし、私に試合を申し込むとは

まぁそのあとすぐにただのおふざけ野郎に成り下がったのだが・・・・・・

 

しかしコイツの目的がわからない以上、油断はしてはいけない

例え神であろうと、主はやてに剣を向けるものはヴォルケンリッターの将にして剣の騎士である私が許さない

 

 

 

訓練室に向かう道中奴は・・・・・・そうだクロノだ、管理局の人間はどうも覚えていられない。これも過去に色々あったせいだろう

まぁ今は奴だ、クロノに何かを頼んでいるようだが・・・・・・もしや奴はデバイスがないのか?

デバイスもない状態であの砲撃を防いだのか・・・・・・やはり油断ならない

 

 

 

ほほう、案外広いものだなここの訓練室は。今度テスタロッサを連れて手合わせ願うとしよう

奴の武器は結局日本刀と西洋剣、とてもじゃないが剣に触れたことがあるようには見えない

私に合わせようとしているのだろうか?それならば無謀というものだ

 

「おい貴様、引くなら今のうちだぞ?今なら許してやらんでもない」

 

今思えば私も大人気なかったかもしれない。奴は主と同じくらいの年齢ではないかここは私が譲歩してやるのが大人の余裕というものだ

 

「ここまできて逃げる訳にはいかんでしょ、それよりもシグナムさん、賭けをしよう。もしもあんたが勝ったら俺を煮るなり焼くなり切り刻むなり好きにしてもいい」

 

・・・・・・思っていたよりも度胸はあるようだ、しかし試合を賭け事にするのは気が引ける。しかし奴を切り刻む口実ができるのは大変喜ばしい

 

「・・・・・・貴様が勝った場合は・・・?」

 

あまりに無茶な要望なら受け入れられないが私に出来ることなら受けてもいいだろう、奴は何より自身の命をかけているのだ、もしかしたら奴にも奴なりに譲れないものがあるのかも――

 

 

 

 

「――シャマルの乳を揉みしだく!!!!!」

 

 

 

もう駄目だ切ろう。

 

 

 

 

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  Side ???

 

クロノが手を下ろすと同時にシグナムが駆け出した

手には愛剣『レヴァンティン』が握られている、あれの威力は体感済みだ・・・・・・

 

(よっしゃ!俺も頑張って実力を試してみますか!)

 

まずは日本刀から!と意気揚々と手に取るが・・・・・・あるぇ?

 

持ち上がらない、あるぇ?再度力を込める・・・・・・やはり持ち上がらない

冷や汗が滝のように流れている背中に至ってはもうグッショグショだ、俺の頭上にだけ雨が降っている気分だ

 

(え!?ゑ!?刀ってこんなに重いもんなの!?クロノ悠々と持ってたじゃん!?あいつ俺を嵌めやがったな!!)

 

単純に今の体では筋力が足りていない気がつかないあたりやはり馬鹿である、クロノは魔法で補助をかけて持ち上げていたのだが・・・一番重い物を選んだということはクロノ以外誰も知らない・・・・・・

 

「どうした?せっかくの武器を使わないのか?」

 

すぐ近くで声がした、未だに持ち上がらない刀から手を離し後ろに飛ぶ

 

刹那、先程まで自分がいた場所、首があった空間をレヴェンティンが通り過ぎていく

 

「ほう、避けるか」

 

避けなきゃ死ぬわ!と心の中で毒づく、声に出している余裕などない。既にシグナムは再度俺の首に狙いを定めこちらに向かってきているのだ

 

(やばいやばいやばい、母親に隠してた秘蔵の聖書が見つかったくらいやばい!!)

 

あの時、母親の優しさが心に染みた・・・・・・机の上にあ行から並べてんじゃねぇよ!!ありがた迷惑だよ!!

 

(いらんこと思い出してる場合じゃねぇ!剣技がダメなら魔法でいったれ!)

 

三つの特典の内の一つ俺の知識にある魔法を使えるようにする

これならば少し位は善戦できるだろう

 

 

(待ってろよ!シャマル!シグナムを倒したら次はお前だ!)

 

観客席にいたシャマルに悪寒が走ったのはまた別の話

 

 

「レヴァンティン!」

 

ガシャンと何かがスライドする音が聞こえた、同時にレヴァンティンから空の薬莢が排出される

 

(カートリッジをロードしたってことは『紫電一閃』か!?)

 

正直自身にあれに反応できるような反射神経は持ち合わせていない、ならば取る方法は二つ受けるか、防ぐかだが

 

(受けたら死ぬ!非殺傷設定でも死ぬ!)

 

選択肢なんて無いに等しい、防御に適した魔法を俺の脳内バンクから探し出す

 

(・・・・・・ティーンときた!)

 

イメージとしては頭の上に豆電球が浮かんだ感じ、俺の知識にある魔法が使えるなら((アレ|・・))も使えるはず、試さない価値はない

 

(そうと決まればかかってこいやシグナム!)

 

 

 

 

 

  Side シグナム

 

 

正直一太刀目を避けられるとは思わなかった、攻撃を避けずに喰らっていたら非殺傷設定でも激痛に襲われ、そのまま気絶したに違うない。だからこそシグナムは首を狙った

 

(私の速度について来ているということはそれなりに動けるのだろうが・・・・・・刀すら持てないとは非力にも程がある・・・・・・)

 

まるで弱いものいじめではないか、せめて苦しみを知らずに終わらせてやろう、そう思いレヴェンティンを構えなおす

 

「レヴァンティン!」

 

カートリッジをロードし、紫電一閃を放つべく構える・・・・・・が

 

(なんだ、奴のあの不気味な顔は・・・)

 

本人は気づいていなかったのであろう、口角がすごい上がっている、正直気持ち悪い

 

(何かあってからじゃ遅い、この一撃で終わらせる!)

 

瞬時に間合いを詰め、放つ

 

「紫電!一閃!」

 

紫色の魔力と共に魔力と共に魔力と共にレヴァンティンが奴の首に吸い込まれ・・・

 

「――な!?」

 

シグナムの顔が驚愕に染まった

説明
名前いいの思い浮かばないですねぇ・・・たまげたなぁ・・・

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