とある異能力違い 2−4
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《幻想の葉》

 

〜ジャッチメント117支部〜

 

「ちょっと黒子、いきなり呼び出して何があったの?」

「・・・お姉様来ていたのですわね。お姉様にも関係があるので来ていただいたのですわ」

「それで何があったっていうの」

「初春あれを見せて差し上げなさい」

 

反対側の席に座っていた初春が立ち上がり、説明を始める。

 

「美琴さん、いま多発している原因不明の意識不明者が増えているのを知っていますか」

「あのいきなり倒れてしまう人が増えている事でしょ?」

「はい、その事なんですが能力者が無能力者を襲う事件が増えてから更に増加しているんです。こちらをご覧ください」

 

そういってパソコンで書庫(バンク)内のある人物のデータを見せる。

 

「これって・・・・あの爆発事件の犯人じゃない、これがどうしたの?」

「実は・・この人、あれほどの爆発を起こせるレベルの人じゃないんです」

「え!?」

「それに先日、事情聴集の際に突然倒れたのですの」

「そいつもなの!?」

 

美琴は机を叩きながら立ち上がった。

 

「ここで今日来ていただいた本当の理由があります」

「実は最近になって、書庫に登録されている一部の人のレベルがおかしいんですの」

「急に無能力者が能力者になったり、レベルが上がったりと、能力者が無能力者を襲うという事件で半数以上の人たちが元無能力者だったり、レベルが1や2の人の犯行なんです」

「1人や2人ならともかく、こんな大人数が一気になるなんておかしいんですの。しかも・・そのレベルが上がった人たちのほとんどが意識不明の状態なんですの・・・」

 

美琴は驚きを隠せない。

 

「つまり、いきなり能力者になったりレベルが上がった人たちが次々に意識不明になっていく。というわけね」

「そうなんですの、事情聴集もできないし正直、詰まっているんですの」

 

美琴、黒子、初春は打開策を見つけようと考えたがパッとしたものが思い浮かばない。

 

「ねえ、とにかく一回病院に行ってみない?」

「そうですわね、一回いってみましょうか」

 

〜総合病院〜

 

「悔しいけど原因がわからないんだ・・・脳に異常があるのはわかるんだが・・・」

「そうですか・・・」

 

カエル顔の医者が力なくうつむいた。

この医者は『冥土帰し』〔ヘブンキャンセラー〕と異名を持つほどの医者なのである

学園都市外の医者がさじをなげるほどの怪我や病気を治してしまう。

ようするにあの怪我だらけの黒い医者並の腕前なのである。

その医者が原因不明と言っているほどなのだ。

 

「その事についてですが・・・」

「「「?」」」

 

美琴達が落ち込んでいる中、一人の人物が声をかけた。

 

「水穂機構病院医院長より招聘された大脳生理学専門の木山春生です」

「外部からきた?そこまでになっているんだ・・・」

「君達がこの事件に関わっているジャッチメントとレベル5か?意識がない子達の以前の状態のことを聞かせてほしい。場所を変えよう」

 

〜佐天宅〜

 

「あーなんかいい曲ないかなー」

 

佐天は初春もジャッチメントの仕事中で1人家で音楽プレイヤーに入れる曲を探していた。

様々な音楽サイトを見ていたが、めぼしいものがない。

 

「何もないなーってうわー!」

 

足をぶらぶらさせていて仰け反ったのが原因か、椅子ごとひっくり返ってしまった。

 

「いててて頭いったーん?なんだここ?裏サイト?」

 

ひっくり返った時のはずみで何処かをクリックして、あるページをひらいてしまった。

 

「なのんのサイトだろう?まさかエロサイトじゃ・・・!」

 

佐天はサイトの内容を見て目を疑った。

 

「幻想御手ダウンロード専用サイト!」

 

〜ファミレス〜

 

「なるほど・・・つまり、「レベルが上がる」「能力者になるといった」人たちが次々と意識不明になっていくということか」

「専門家としてどういう可能性がありますか?木山先生」

「レベルが上がったというのが一番のミソだろうがそれがなんなのかがわからないんだ」

「そうですか・・・」

「君たちは何か知らないか?こう噂とか何でもいい」

「う〜んそうですわね・・・お姉様!あの『幻想御手』(レベルアッッパー)のことではありませんか!」

「『幻想御手』?なんだねそれは?」

 

〜説明中〜

 

「ほう興味深いな、いまのところそれを信じるしかないようだ」

「それではジャッチメントは幻想御手の確保と使用者の保護を優先しておこないますわ。それではさきに失礼いたしますの」

 

勢いよく立ち上がったせいか、テーブル上のコップを倒してしまい、木山先生のほうにこぼしてしまった。

 

「おっと」

「すみませんですの!ああスットッキングが濡れて・・」

「大丈夫だスットッキングぐらい脱いでしまえば」

 

そういって突如、公衆の前でスットッキングを脱ぐためスカートを脱ごうとする木山先生。

 

「ちょっと待ちなさい!こんなところで脱ごうとしないでください!」

「別にいいだろう、私は気にしないから」

「あなたが気にしなくても周りが気にするんです!ほらお手洗いに行きますわよ!」

 

そうして美琴と黒子に引きずられて木山はお手洗いに入り、後ろから苦笑いを浮かべた初春がついていった。

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どうしよう(((((゜゜;)内容がおかしくなってきた

 

説明
幻想御手編はむずかしいナー

(茶・ω・)оО(最近金がないわーバイトしてー)

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