とある忘れられた召喚術師
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《忘れ去られたもの》

 

 

鴎暦834年

 

「お〜いみんな飯だぞー」

「はーい」×13

 

今日も義弟、義妹達が遊んでいるところまで行って飯の時間だと教える

ここでは仕事で忙しいマザーのかわりに年長者である俺がみんなの世話をして、武器や魔法の使い方を教えている

最近はエースやクイーン、デュースが少しながら手伝ってくれるのがありがたいエエコヤー

 

「いただきます」

「いただきます」×13

 

カチャカチャ

 

「ほらシンク、ニンジンも食べなさい。ナイン!肉だけ食うな野菜を食え!あートレイ溢したの拭くから皿もってって・・・クイーン布巾とってくれる?」

 

ワイワイカチャカチャ

 

「ご馳走様でした」

「ご馳走様でした」×13

 

「そうだ!今日はマザーが仕事早く終わるかもだって」

「ホント!兄さん」

「ワーイやったー」

 

(ホントみんなマザーが好きなんだな。来てすぐはこころを開いてもらえなくて大変だったもんな)

 

「よーし特別に今日はマザーがくるまで遊んでいいぞ!」

「言ったな兄さん!おっしゃぁ遊び倒すぞごらぁ」

「全く兄さん怒られても知らないよ〜」

「じゃあケイトはお留守番ね」

「そうはいってないでしょ!」

「それじゃしゅっぱーつ!」

 

〜ちょっとした丘〜

 

「ははは、じゃあ次はジャックが鬼ね」

「こら〜ま〜て〜」

 

「ねえねえそのお花の冠どうやって作ったのクイーン?」

「ケイトのなんかおっかし〜」

「そういうシンクだって!」

「まあまあ喧嘩しないで」

「いいわよデュースはうまくいってるんだから」

 

「どうルルルルらぁどうだ俺が一番大きい石を持ってきたぞごらぁ」

「ふん誰が一番だって」

「キングてめえ!」

「お前ら小さいな」

「「エイト!?(で、でかい)」」

 

(全員しっかり遊んでいるみたいだな)

 

「ねえねえ兄さんお歌を歌って」

「ん?エースか、いいぞ」

 

どこからともなくギターを出して歌い始めた。

周りには花畑で遊んでいた女子グループもやってきた

 

「迷子の足音消えた~♪代わりに祈りの歌を~♪そこで炎になるのだろう~♪続くものの灯に~♪」

 

そこまで歌った時だった、遠くで遊んでいたエイトが今にも泣きそうな顔で走ってきた

 

「兄ちゃん!大変なんだ!サ、サイスが居ないんだ!」

「!最後に見たのはいつだ」

「私が海を見ようって崖の近くまで行ったときです」

「崖に行ってくる!お前たちはここに絶対何があっても動くなよ!いいな!」

「やだ!僕たちもいく!」

「っち、わかった。ただし俺より前に出るなよいいな!」

「うん!」

 

〜海が見える崖〜

 

「サイスーどこだー」

「サイスー」

タスケテー

 

「「!」」

「兄ちゃん崖のした!」

 

サイスが崖から少しだけ出ている石にしがみついていた

腕を伸ばせば届く距離である

 

「まったく、サイス大丈夫か?動くなよいま助けるから」

「早くして兄さん腕が限界」

「よっと、ふう恐かったなーもう大丈夫だぞー」

「ヴアーーーーーン恐かったよー誰も来てくれないんじゃないかって思ってたグス」

 

サイスが泣き止んだ後帰ろうとしたときだった

 

ゴゴゴゴゴゴゴ

 

「うわっ!」

「兄さん(ちゃん)!!」

 

何故か崖がエースたちとの間から崩れていったのである

 

「エース受けとれ!」

「キャ」

「うわっ!」

「兄さん!兄さんも早く!」

「ブック!・・・ブック!?」

(しまった!マザーに点検してもらうために本を渡したままだ!)

 

「兄ちゃん!兄ちゃーーーーーーん!」

 

〜ドクターアレシアの書斎〜

 

「!?もしかしてあの子・・・」

 

〜家〜

 

「ただいまみんな」

「お帰りマザー!」

「ただいまエース、あの子はどうしたの?」

「あの子って誰?」

「そう・・・何でもないの・・・少し出掛けてくるわ、すぐに戻ってくるから」

「わかったマザー行ってらっしゃい」

 

〜別世界の窓のないビル〜

 

「おや?珍しいお客の登場だ」

「久しぶりねアレイスター」

「いいのかいこんなところに来て」

「今日は折り入って御願いがあるの。今日、あの子が死んだわ。あの子にはエース達の支えともにリーダーになってもらうつもりだったんだけど・・・」

「ほうあの少年か・・・君が始めて育てた子だったね、それで?」

「こちらの世界で引き取ってほしいの、あの子には沢山のことを教えてもらったわ。楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、寂しいこと。だからこそこんな死にかたはしてほしくなかったの」

「君に親の心を持たせそこまで言わせるとは興味深い。珍しいお客の珍しい御願いだ、いいだろう」

「そう、有り難う。これで私は行くわね」

「少年に何か言っていかないのかい?」

「あの子には・・・いままで有り難う、こんな育ての親で御免ね、何かあったら会いに来るわとでも伝えてちょうだい」

「了解した」

 

〜暫くした後〜

 

「そろそろ起きたらどうだい少年?」

「う・・うん?ここはどこだ?」

「ようこそ我が居城へとでもいっておこうか」

「お前は!」

「おっとそんなに殺気を出さないでくれたまえ。ドクターアレシアの古い知人とでも言っておこう」

「マザーの!?」

「アレシアの頼みでな少年をここで復活させたのだ。もとのとにに戻りたいと言っても無駄だぞ、君が一番よく知っている筈だ、あの世界で死ぬのはどういうことかということを」

「それじゃあ俺はやっぱり死んだんだな」

「そのとうりだ、心配しなくてもあの子達は無事だ。それより君にはこの世界で生きてもらう、心配することはない別に何かやらせようとはしない。これから君の脳にこちらのことを直接叩き込む、その方が早いだろう」

「マザーの知人なら・・・」

「では、ゆくぞ」

 

ドン!

 

「うっ!」

「これでわかったかね?それがこの世界だ」

「ああ大体分かった。それで俺は魔法を使えんのか?」

「その点は心配無用だ、システムスキャンの際に私がじきじきに手をまわしておく。依然と同じように使える筈だ。住居も問題ないこちらで用意しておく、金はある程度銀行に入れておいた。最後に学校だが夏休み前だが留学生として登録しておこう。何か質問は?」

「大丈夫だ」

「では何かあったら連絡しよう。最後にドクターアレシアからの伝言だ」

「マザーからの!」

「いままで有り難う、こんな育ての親で御免ね、何かあったら会いに来るわといっていたぞ」

「マザー・・・・ありがとう」

「あとは少年の自由だ好きにするがいい」

「ああ」

 

ピュン

 

「ほう魔道書を使ったとはいえ詠唱なしでテレポとわな。面白くなっていきそうだな、ちょうどあの右手の少年の近くに置いたんだどんなことが起こるのやら」

 

水槽の中でアレイスターは逆さまになりながら小さく笑みをうかべていた

 

See you next

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不定期更新なのでゆっくり気長に待っていてください

 

知っている神話や物語、神や精霊、宝具など意見、感想お待ちしております

説明
個人的にはこっちのほうがストーリー作り安いんだなー

(茶・3・)最近眠くてきついさー

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