転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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〜数分前〜

 

大分前に結界が張られてから俺は家の周りをM0で覆っている……これで、結界を張った奴に感知される事は無い

 

「……龍」

 

「何しに来たベスター…早く彩羽の所に戻れ」

 

暫くすると、ベスターが部屋に入って来た

 

「…良いのか?行かなくても…」

 

「ここに来る可能性も有る、そしたら彩羽を守らねぇと駄目だろ」

 

感じる魔力は4つ…1つは誰か解らねぇが……残りはハラオウンと馬鹿二人…か?

 

「魔力の感じからして、3対1でやり合ってるみたいだが…魔力が違い過ぎる、3人の方がやられてしまうかも知れない」

 

「……何が言いたい…ベスター」

 

「助けないのか?」

 

助ける?そんな事してみろ、色々とバレて面倒だろ……触らぬ神に祟り無しって奴だ…そういや神って…いや考えるだけ無駄か

 

「助けね!!…この魔力は高町か」

 

「高町?…なのはか?」

 

「恐らくな」

 

結界が張られて約2〜30分、高町の魔力が現れた…アイツも戦うのか

 

「龍、それほどの力が有るのに何故助けに行かぬ、今まで何の為に鍛えて来たのだ」

 

「何回も言わせるな…彩羽を守らねぇと「うぇーーーん!お兄ーーーちゃーーー!!!」な!彩羽、どうした?!」

 

ベスターに、助けに行かない理由を改めて言おうとしたら、彩羽が泣きながら部屋に入って来て、俺にしがみつく

 

「どうしたんだ?」

 

「怖…夢…見たぉ」

 

「は?」

 

「ヒック…なのはお姉ちゃんが……なのはお姉ちゃんが…居なくなっちゃう…ヒックヒック…夢見たぉ〜…うぅ……グスッ」

 

「!!!…そうか」

 

彩羽が泣いてる理由を話すが…コイツやっぱり……

 

「大丈夫だ、アイツは居なくなったりしない…」

 

「うん……グスン」

 

「それと彩羽、兄ちゃんはこれからベスターと散歩に行く、一人でお留守番出来るな…」

 

「……わかった…」

 

「良い子だ」

 

そして彩羽は自分の部屋に戻っていった……

 

「…行くぞ…ベスター」

 

「どうしたんだ?いきなり」

 

「前にも、似たような事が有っただろ…父さんと母さんが亡くなった日、昼寝していた彩羽が急に泣きながら、父さんと母さんが遠くに行くって言って、俺にしがみついて来た時が…」

 

そうだ…あの時は適度に相手して彩羽の言葉を無視したが

 

「予知夢…というやつか?」

 

「断定は出来ねぇが…」

 

ベスターの言う通り彩羽が予知夢を見れるとしたら…アイツは……

 

「さっさとしろ!ベスター!」

 

そんな事……有ってたまるか!!

 

「あぁ…乗れ龍」

 

家を出た後シェンロンをポケットに入れてベスターの背中に乗って魔力を感じる方に向かった

 

〜現在〜

 

数分前の事を思い返した後に、高町に背中を向けたまま高町を見ると髪は乱れ、白い防護服には靴の跡が残っている…

 

(久しぶりだな……前世以来か?…こんなにも)

 

そして右手の拳を強く握る…

 

「俺を苛つかせた奴は…」

 

〜なのは視点〜

 

沢原君が何か言ってるけど、今の私はそれ所では無かったの…まだ確認した訳じゃない、でも沢原君があの時の男の子だとしたら……

 

「ふ……ふははははは!!面白い事を言うな、ガキィ!!」

 

「え?!」

 

「……」

 

「そんなちんけな魔力で俺を潰すだと?!!面白い冗談だ!」

 

そうだ…さっきは勢いで頷いちゃったけど、沢原君の力じゃ……

 

「……ちんけな魔力っつうのは…」

 

スッ

 

沢原君はポケットからレイジング・ハートみたいなオレンジ色の宝石を取り出す…

 

「こういうのか?……シェンロン!!リミット・ワン!」

 

〔リリース!〕

 

ブワァ!!!!!

 

「な!!」

 

「う……嘘…」

 

「凄い……」

 

私は…ううん私だけじゃない、アンディウラもフェイトちゃんも今の沢原君の桁外れの魔力に驚いてしまった…

 

「行くぞ…シェンロン……」

 

〔セットアップ!!〕

 

沢原君はデバイスを真上に投げると、デバイスは光の龍になって沢原君に落ちる

 

「…さて…やるか」

 

そして沢原君は白いズボン・青い帯・黒のノースリーブのバリアジャケット…そして右手に龍の形をした籠手をしていた

 

「…スパイラル・バレット【螺旋弾】」

 

「そんなもので…何!」

 

ガリガリガリガリガリガリガリガリ!!

 

沢原君は魔力弾を撃ち、アンディウラはそれを防御するけど魔力弾がシールドを削る音が響く

 

ガリガリ……パァン!

 

「ふ……脅かしやがって、多少威力が有ろうが俺には効かねぇ!」

 

「そうか、なら…スパイラル・バレット…」

 

「何!!!」

 

「何………これ?!」

 

「アステロイド・ベルト【小惑星帯】」

 

右手を前に出した途端に沢原君の周りに数えきれない程の魔力弾が現れた

 

「頑張って防げよ…」

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!「くっ!ナメるな!!」

 

沢原君が、突き出した右手を横に振ると魔力弾が一斉にアンディウラに向かって放たれた

 

〜龍視点〜

 

俺は大量の魔力弾を放ち続ける…

 

「高町、ハラオウンの奴のバインドを消しに行くから、そいつの側から離れるな…良いな」

 

「う…うん」

 

ベスターを指差して言った後に、ハラオウンの元に向かう

 

「沢原君…君って」

 

「後にしろ……(M0…)」

 

パリィン

 

「ハラオウン…高町の所に行け、そんであの白いライオンの側を離れるな」

 

「まさか……一人で戦うつもりなの!?」

 

ハラオウンのバインドをM0で消し、ベスターの所に行くように言うとハラオウンは驚いた声を出す

 

「無茶だよ!!相手はロスト……!」

 

「……防ぎ切ったのか…」

 

「ぜぇぜぇ……やりやがったな…このガキィィィィィィ!!!」

 

ドン!!!!!

 

魔力弾を全て防御した野郎が怒り出した途端に、魔力が更に上昇する…

 

「大体貴様……見た所、管理局の魔導師でも無いだろ!!!」

 

「おい、ハラオウン…アイツ何言ってんだ?漢字局って何だ」

 

「管理局だよ…沢原君…」

 

管理局??……何だそれ?

 

「大した理由も無いくせに!俺の邪魔をするな!!!」

 

「…理由か?……そんなもん……決まってんだろ…」

 

「沢……原君?」

 

そうだ…最初はベスターの奴に任せるつもりだった…でもな……

 

「てめえは…アイツを泣かしたろ…?」

 

「何だと?」

 

「てめぇがアイツを泣かしたんだろぉ!!!俺がてめぇをぶっ潰す理由なんざぁ!それだけ有りゃあ十分だ!!シェンロン!」

 

〔リミット・ツー、リリース!〕

 

ドォン!!!!!

 

俺は更にリミットを解除する

 

「きゃ!!!」

 

「……」

 

シュン!

ドンッ!!!!!!!!

 

「ぐぉえ……」

 

バキイッ!!!

 

一瞬で野郎の腹に左膝をぶち込み、右足の蹴りで野郎を地面に落下させる

 

「うぐぐぐ……まだだ俺に…俺にもっと力を寄越せぇえええ!!!」

 

「…」

 

〔おい龍、奴さん完全にイッちまってるぜ〕

 

野郎の魔力がまた上がった…やっぱりあの玉が力の源ってやつか…

 

「くたばれぇぇェぇぇええエエ!」

 

「リミット・スリー、リリース………龍拳!!!!!!」

 

ドォオーーーーン!!バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!

 

「!!!何故だ!!俺が押されて…!」

俺と野郎の魔法がぶつかるが、野郎は自分が押されてるのに驚いていた……がそれは当然だ、野郎の魔法は只デカイ魔力を放ってるだけで、殆ど収束出来ていない

 

「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

そして俺の放った魔法が野郎の魔法を呑み込み直撃する

 

「こんなもんか…」

 

〜なのは視点〜

 

「なのは」

 

「あ…フェイトちゃん」

 

沢原君の砲撃?がアンディウラに直撃した後にフェイトちゃんが来る

 

「大丈夫、なのは?」

 

「私は大丈夫…けど」

 

「うん…」

 

そして私とフェイトちゃんは沢原君を見つめると、沢原君はアンディウラを担ぎ、左手にロストロギアを持って私達の所に来てくれた

 

「よっこらせ」

 

ドサッ

 

「初戦闘にしては上出来だな龍」

 

「るっせぇぞ、黙ってろベスター」

 

沢原君は白いライ……ベスターと話をする…やっぱり聞き違いじゃない…

 

「沢原君、そのロストロギアを今すぐ渡して」

 

「あん?」

 

「フェイトちゃん!!」

 

すると、フェイトちゃんがバルディッシュを沢原君に向ける

 

「ごめんね、なのは…でも沢原君が何者か解らない以上仕方ないの」

 

「良く解んねぇが……ホラ」

 

ポイ

 

「「へ?!!あわわわ!!!」」

 

私達が沢原君が何者なのか困惑してると、沢原君はロストロギアを投げて来て、私とフェイトちゃんは間の抜けた声を出し、フェイトちゃんが何とかキャッチする

 

「ちょ!ちょっと沢原君!!」

 

「急に投げないで!落としたらどうするの!とても危険な物なんだよ!!」

 

「渡せっつったから渡したのに何で怒るんだよ?……それと」

 

一息付いて沢原君はバリアジャケットを解除して、ジャージ姿になる

 

「さっきの何者かってのだが…俺はお前等のクラスメイトだ」

 

「「…………クスッ…アハハハ♪」」

 

沢原君の言葉に私とフェイトちゃんは顔を見合わせて……思わず笑っちゃった

 

「何が可笑しいんだよ」

 

「アハハ……ごめんね、何て言うか」

 

「フェイトちゃん♪やっぱり沢原君は沢原君なんだよ♪」

 

「そうだね、なのは」

 

「?」

 

そうだよ、沢原君は私達のクラスメイトで…それで……私の…

 

「…沢原君」

 

「何だ?高町」

 

「私…聞きたい事が有るの」

 

「何だよ?」

 

確かめなきゃ、沢原君があの時の男の子なのか…

 

「あのね!昔ここで私と会「フェイト!!なのは!!無事か!」ふにゃ!」

 

「あ!クロノ」

「?誰だ」

 

聞こうとしたら、クロノ君から通信が入る…どうして!どうしてクロノ君!何でいつまで経ってもKYなの!

 

「なのは…どうしたんだ?」

 

「何でも有りません…」

 

「そうか?所でアンディウラは?」

 

「えっと…一応確保した…かな?」

 

クロノ君の質問にフェイトちゃんが答える

 

「そうか…今魔導師部隊が向かっている、後は彼等に任せると良い」

 

「うん」

 

「それと、そこに居る彼をアースラまで連れて来てくれ」

 

「ちょっと待って!!クロノ君!沢原君は!」

 

私はクロノ君の言葉に思わず声を出す

 

「最後の砲撃はこちらでも見る事が出来た……だから彼をこのまま帰す訳には行かない」

 

「…」

 

クロノ君の言った事に反論出来なかった…確かにあの時の沢原君の力は……

 

「すんません…今ッスか?」

 

「そうだ」

 

「明日じゃダメッスか?」

 

「すまない」

 

「……じゃあ、一つだけ良いッスか?」

 

「何だ?」

 

「おい!高町」

 

「へ!何!!」

 

私は急に沢原君に呼ばれた

 

「悪いんだが、今彩羽が一人で留守番してんだ、多分まだ起きてる…だから面倒を見ててくれねぇか?」

 

「そ!そう言う事なら任せて!」

 

「じゃあ……これ俺ん家の鍵だ…あのすんません」

 

「どうした?」

 

沢原君は私に鍵を渡すと、クロノ君に声を掛ける

 

「コイツも一緒ですか?」

 

「君の使い魔か?」

 

「そうです」

 

「出来れば一緒に来てくれ」

 

「解りました…高町、デバイスに家の場所送るから一人で行ってくれ」

 

「う…うん、解ったの」

 

そして私は沢原君から家の場所をレイジング・ハートに送って貰い、沢原君はフェイトちゃんとアースラに、私は沢原君の家に向かいました

 

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神様の雑談…のコーナーです〜

 

 

圧!倒!的!ですーーー!!!

 

いや〜転生初期の魔力から大分上昇してるです〜

 

一体どんだけ鍛えて居たんでしょうか?

にしても普段から怖い顔は当たり前ですが…沢原 龍さんの怒った所、初めて見たです〜

 

珍しいです〜

 

 

では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです〜

 

 

 

あ!!ゴッド・ストーンが回収されてしまったです〜

 

…………まぁ私以外本来の力を使えないですし…大丈夫でしょ〜

説明
第十七話…理由か?……そんなもん決まってんだろ……てめぇは…
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