緋弾のアリア〜一般校の転校生〜
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9弾

 

 

助けて 助けてよ瑞樹 瑞樹ねえ僕たち親友だろ助けてよ

助けて 瑞樹 助けて 瑞樹 助けて 瑞樹 助けて 瑞樹 助けて

瑞樹ィィィィィ!!!!

 

「うぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!………はぁはぁはぁはぁ」

 

夢か

 

「瑞樹大丈夫か?だいぶうなされてたけど。あと10分ぐらいでバスに間に合わなくなるぞ」

 

「あぁ、大丈夫ありがと」

 

こんなにひどい夢初めてだ。転入の時以来だな。

 

さて、急いで準備しないと。

 

 

「キンジ……?」

 

「悪かった」

 

はぁ、だめだ、最近ため息ばかりついてる

準備した後、キンジがいうには、十分間に合うはずなのに、

ぎりぎり間に合わず、バスが行ってしまったあとだった。

 

「遅刻か、ほんと俺はいつになったらまともに授業に出れるんだろう」

 

「ほんとに悪かった」

 

 

ピリリリっ

 

「キンジ携帯鳴ってる」

 

「あぁほんとだもしもし」

 

なんだあのキーホルダーライオン?

 

「強襲科(アサルト )のそばだ」

 

誰だ?まぁアリアだろうな

 

「なんでだよ強襲科(アサルト )の授業はまだだろ」

 

うん確定。感じからして事件だろうな。

 

「キンジ事件?」

 

「どうやらそうらしい」

 

「じゃあ俺も行くね。一昨日にも言ったでしょ」

 

さて初めての大きな事件、気合い入れてやりますか。

 

 

屋上に行くと雨に打たれているアリア、

風邪引くだろ。

あたりを見回すとレキが体育座りしていた。

 

「レキおはよ」

 

「おはようございます瑞樹さん」

 

「レキはアリアに呼ばれてきたの?」

 

「はい」

 

なら俺がいる意味ないかもしれないなぁ。

初めての事件なのに残念。まっ見ておくことも悪いことではないよね。

 

「時間切れねって瑞樹何でいるのよ」

 

「なんでってキンジと一緒にいたから」

 

「はぁまぁいいわうーん…これならBランクが一人いれば、もう少しましなんだけど」

 

どうも俺はランクが下に思われているようだ。

経験不足は認めるけど、俺に負けたアリアから下に見られるのはなんかいやだな。

 

「事件の説明をするわね事件はバスジャックよ。あんたたちのマンションに7時58分に着くやつね」

 

「キンジありがとな」

 

やっぱりここはお礼を言っとくべきだろう。

 

「なんだよ急に」

 

「いやキンジのおかげでバスジャックに遭わずに済んだなと」

 

「あぁそれでアリア犯人はバスの中にいるのか?」

 

「多分いない、バスに爆弾が仕掛けられてるわ」

 

まっそりゃそうだろ、誰でも自分は吹っ飛ばされたくないだろうし。

 

「キンジ、これはあんたの自転車をやったやつと同じ犯人よ。【武偵殺し】ね」

 

へぇ、キンジ武偵殺しに襲われたんだ。

あの時かな?アリアに強猥したっていう。

 

「だがそれは捕まったはずだ、模倣犯じゃないのか?」

 

「捕まった人は冤罪よ」

 

「待てきちんと説明しろアリア」

 

「キンジいま説明してる暇はないみたいだよ」

 

ヘリの音がする。おそらくアリアが呼んだのだろう。

 

「説明はあとでしてもらえばいいだろ」

 

「瑞樹どんな事件でも武偵は命を賭けて臨むんだきちんと説明を受けてもいないのに…」

 

「キンジ俺は武偵になったばかりだ。だから、そこらへんはよくわからない、

だけど俺にもわかることがある。今助けてほしいと望む人がいるってことだ。

この事件の背景は終わった後にでも聞く。

聞いてから行きたいのなら、そうすればいい、俺一人でも行く」

 

「わかったよ!やりゃあいいんだろやりゃあ!!」

 

「キンジ、これが約束の最初の事件ね。約束は守りなさい、きちんと本気でね」

 

「言っておくが、俺にはお前が思っているほど強くないし、ブランクも長いEランク武偵だ。

足を引っ張る結果になるだけだぞ」

 

「安心……

 

「ならキンジ、死にそうになったら助けてって叫べ、絶対に助けてやるから」

 

説明
〜武偵殺し編〜
一般校から武偵校に転校してきた瑞樹。
初心者なのにSランクになったり、事件に巻き込まれてしまう。
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