緋弾のアリア〜白銀の鎖を持つ死神〜
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第一弾 〜出会い〜

 

 

 

伊達という名字で思い付く人物は?ときけば八割は伊達政宗と言うだろう。俺はその伊達政宗の子孫だ。伊達政宗というとかなり人気が高い。独眼竜なんてあだ名まである。信長の○望じゃあかなりの強キャラだ。なぜそんなことを言うのかだって?そんなの………ご先祖様である伊達政宗と同じ独眼竜で、しかも自分で言うのもあれだけどかなり強いからだよ!被ってんだよ!先祖様は天然痘なんて理由があるけど俺の場合は力の副作用で眼がおかしくなったからだぞ!見えはするが眼が気持ち悪いんだよ!戦国BAS○RAじゃあ六爪使っているけどさぁ。俺は本気以外八爪なんだよ!ゲームクリエイターすげぇな!俺を完全にパクリにしてやがるよ!まぁなんだ。それでも俺が虐められたりせず武偵としてやってこれたのは一人の親友のお陰なんだよ。だから俺はその親友を殺したやつを……やつに関係する全ての人を潰さないと気が済まないんだよ。だから俺は優秀な武偵が揃っていると聞いた東京武偵高に転校するんだ。てか今、全力で自転車漕いでんだよ。パンを食べながら。いや、別に遅刻しそうな訳じゃあない。ただ単に追われているだけだ。UZI搭載セグウェイに……いつの間に追われてたんだろう……

 

「あーあ、銃があればなぁ。破壊してたのに………銃なんて使わないから持ってこなかったんだよなぁ……どうしよ……」

 

全力で漕いでいるんだが心は落ち着かせている。だって別に速度さえ現在の時速100kmのままだったら撃たれることはないんだ。だったら始業式ギリギリまで付き合ってやろうじゃないか。始業式ギリギリになったら自転車ごと式へ入ってやる。もちろんセグウェイ連れて

 

「お、前に人が見える。しかも自転車だ。ま、そちらにもセグウェイがいるのか。助ける余裕なんてないよな」

 

可哀想な人だ。仕方ない。合流してやろう。そっちの方が面白そうだ

 

「なぁ、どうせセグウェイ操ってるやつ見てるんだろ?あれと合流したらなんか面白そうだから速度特別に落とさせてくれよ」

 

もし向こうが楽しい方がいいと思うやつなら許可してくれるはず

 

『キョカスル、ハヤクゴウリュウシヤガレ』

 

ほらね。やっぱり面白くなりそうな方を選んだ

 

「ありがとう。犯罪者はあまり好きではないけど君はまだマシかも」

 

そのあとも色々話しかけながら漕いだが全て無視された。ま、あと数秒で追い付く距離まできた

 

「やあやあ、いい天気だねぇ。こんな日にはUZI搭載セグウェイに追いかけられるに限るよねー」

 

ほぼ隣に並び、話しかけた

 

「限らなくねぇよ!って、その白い制服……仙台武偵高の制服じゃねぇか。何でこんなとこに……」

 

「ヒント1転校」

 

「いや、それ答えだろ。お前も追われてるってことはお前の自転車にも爆弾仕掛けられてるのか?」

 

え………もしかしてこいつの自転車に爆弾仕掛けられてんの……

 

「いや、俺のにはないけどもしかしてお前…………」

 

「何で俺だけなんだよ!」

 

爆弾………これ、俺も巻き添え食らうくね………

 

「お、お、お、落ち着け…………落ち着いてタイムマシンを探すんだ……」

 

「いや、ねぇよ!もしあったとしてもサドルなんかにあるか!前向いて漕げ!」

 

「なぁ、1つ言っていいか?」

 

「なんだよ」

 

「我が障害に一片のみ悔いあり!」

 

「どこの北斗三兄弟の長男だよ!しかも一片あるのかよ!」

 

「今のツッコミは間違えだ!お前はジ○ギさんを忘れている」

 

これだから最近の若者は………

 

「そんなことよりも前!」

 

前?ってんな!?さすがの俺もビックリしたよ。だって人が落ちてきているのだから

 

「来るな!俺の自転車には爆弾が!」

 

「あんたたち!頭下げなさい!」

 

「あー、俺は助けなくても勝手に助かれるから隣の人を助けてやってくれ。セグウェイは両方破壊しといて」

 

言いたいことを言って言われた通り下げると銃声と破壊音が聞こえてきた

 

「ではお二人さん、アデュー!」

 

そう言って制服に隠してあった鎖を放ち、ビルの屋上の鉄柵に引っ掻けようとするが

 

「何すんのよ!」

 

鎖が助けてくれた少女のパラグライダーに絡まっちゃった。そのまま少女は隣にいる人を抱いてどこかへいくが鎖が絡まっているせいで俺まで連れていかれた

 

「あーあ、ねぇ、さっきアデューって言ったこと忘れてくれる?」

 

問いかけたが誰も答えなかった。なぜならさっき爆弾が爆発して二人とも気絶したからだ

 

「どこで墜落するんだろ。俺だけ気絶してないし安全な場所だったらいいなぁ」

 

そんな願いは叶うわけがなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

「痛っ、なんで右足は跳び箱の中に入ってしまうんだ。折れてたらどうしよ」

 

二人は跳び箱の中に入ってしまい、俺だけ右足が跳び箱の中に入ってそのまま奥のマットに上半身が飛び込んだかのような勢いでパラグライダーに連れられてダイブした。右足はめちゃくちゃ痛い

 

「あーあ、本当はあのまま式に突入してしまおうと思ったのに……残念」

 

少しばつの悪そうな顔をして立ち上がった

 

「………へ…………へ………」

 

なんだ……さっきの少女の声か……

 

「変態ーーー」

 

ま、あの落ち方だったら変な体勢にもなってるよね

 

「さ、さささっ、最低!」

 

「このチカン!恩知らず!人でなし!」

 

うはっ、よっぽど面白い体勢だったんだな。ちょっと見てみよ

 

「うわっ、これは………なんかすごい体勢だな。ラッキースケベかコノヤロー」

 

「ち、違う!これは俺がやったんじゃ」

 

少女への反論が途中で止まった。無理もないあのセグウェイが1、2、7台来たんだからな

 

「んー、俺が片付けようかな………鎖使えば一発も銃弾なんか当たらないし……でも切り札は見せたくないんだよなぁ」

 

「何ぶつぶつ呟いてんのよ!あんたも応戦しなさい!」

 

「銃なんかじゃあ絶対火力負けするぞ………仕方ないなぁ」

 

そう言って取り出したのは手榴弾

 

「ちょっとあんた!それどうする気よ!」

 

「投げますけど何か?」

 

「そんなもの使わなくても大丈夫だよ」

 

なんだぁ、男の脳が壊れたかぁ、なんかしゃべり方が……

 

「ついに頭が壊れたのか………」

 

「強い子だ。追い払うまで一人で戦うなんて、十分だよ」

 

気持ち悪っ、そのしゃべり方気持ち悪っ

 

「ご褒美に少しだけお姫様にしてあげよう」

 

気持ち悪っ!もういいよ!聞いてるこっちが恥ずかしいよ!

 

と思っていたら、少女をお姫様だっこして男が現れた

 

「あー、なんだぁ、もう耐えきれないからあれ、片付ける」

 

俺は赤くなった頬を隠しながら刀を八本抜き、八爪をした

 

「手伝ってくれるのかい?」

 

「うるさい!その変なしゃべり方やめろ!迷惑だ!」

 

「?」

 

クソ、あいつ首を傾げてやがる。わざとじゃなく無意識か……二重人格か?

 

「まあいいや、俺、銃使わないから援護だけ頼む」

 

俺はあまり本気を見せない主義だ。だから本気は使わない

 

「レッパーリー!!!ってとこかな……」

 

UZIが乱発させるが自分に当たりそうなものは走りながら全て刀で弾いたり斬ったりする

 

「なかなかやるなぁ」

 

男が銃弾で銃弾を弾いている。本当にこんな芸当できるのはすごいよ

 

「よし、ちょうどいい距離だな……」

 

俺は二本の刀を納めた

 

「六花連舞十八連」

 

技を使った。この技は隙を見せずに十八連撃を入れる技だ。セグウェイもろともUZIが壊れたのを確認してから刀を鞘に納め、後ろを振り向く

 

「……悪かったよ。インターンで入ってきた小学生だったん だな。……しかし凄いよ、アリアちゃんはーー」

 

振り向いたのは少女と男が話してるからだ。時間があれだけどちょっと聞いていこう

 

バキュンバキュン!

 

うわっ、聞こうとしたらいきなり発砲しやがったよ。何に怒ったんだろう?

 

「あ た し は 高 二 だ!」

 

「嘘だ!ダウト!」

 

しまった………つい言葉に出してしまった………

 

「本当よ!もう頭にきた………風穴!」

 

少女が銃を二丁取り出した。何て名前の銃かだって?俺は銃なんか全く知らないから知らない

 

「君、任せたぞ!」

 

俺は男に向かって叫んだ。そのあとしばらく勝負を見たが、男が少女を余計に怒らせて逃げることになった

 

説明
白銀色金……それは緋々色金、瑠璃色金と同等かそれ以上の力を持つ。その白銀色金を操り、戦い続ける独眼竜武偵……伊達恭夜はとある情報を聞き、東京武偵高へ転校。そして神崎・H・アリア、遠山キンジと行動する
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