IS・B 〜インフィニット・ストラトス・ブレイヴ〜 第三章 後編 沈黙の襲撃者
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一夏と鈴の喧嘩からしばらく経ち、ついにクラス対抗戦当日となった

あの喧嘩の次の日、鈴は一夏に「クラス対抗戦で勝った方が言うことを何でも聞く」という条件を突きつけ一夏もそれを承諾した

その日から一夏は織斑先生になにやら秘密特訓をしてもらってたが内容はいまだに名前しか教えてもらってない

無論その期間箒とセシリアが不機嫌だったのは言うまでも無いだろう

・・・え、俺? 俺はずっとダンと特訓してたさ

ダンのやつ、たった一週間で俺と並ぶ実力になってやんの。 まぁまだ負けないけどな

話を戻すが、まぁそんなこんなで学園の生徒のほとんどがアリーナの観客席に集合している

『それでは両者、規定の位置まで移動してください』

「そろそろ始まるみたいだな」

アナウンスが聞こえるとアリーナの中央に一夏と鈴が対峙する

これがまたなんの因縁なのやら一回戦目から一夏と鈴の対決となっていた

「一夏、今謝るなら少しくらい痛めつけるレベルを下げてあげるわよ。」

「雀の涙くらいだろ、そんなのいらねえよ。 全力で来い!」

「一応言っておくけど、ISの絶対防御も完璧じゃないのよ。 シールドエネルギーを突破する攻撃力があれば、本体にダメージを貫通させられる」

既に二人の戦いは始まっているようだ、お互い余裕の発言だ

『それでは両者、試合開始』

アナウンスと共にブザーが鳴り響く、と同時に一夏と鈴の武器が激突する

「ふぅん、初撃を防ぐなんてやるじゃない。 ・・・けど」

鈴は自分の武器、《双天牙月》をまるでバトンのように回し、一夏に攻撃する

「くっ・・・」

一夏はそれを受け止めるので精一杯のようだ

(まずい、一度距離を・・・)

「甘い!!」

一夏の考えを呼んでいたかのように肩のアーマーから何かを放った

「ぐあっ!」

それに直撃し、一夏は地面に叩きつけられる

「今のはジャブだからね」

そう言うと体制を立て直している一夏に鈴は次々とさっきの何かを放ち続ける

「なんだあれは・・・?」

隣で箒が呟く、さらにその隣のセシリアが箒の疑問に答える

「『衝撃砲』ですわね。空間自体に圧力をかけて砲身を生成、余剰で生じる衝撃それ自体を砲撃化して撃ち出す。ブルー・ティアーズと同じ第三世代型兵器ですわ」

「・・・つまりどういう平気なんだ?」

全く理解できていなかったダンに俺とセシリアはずっこける、箒は・・・セシリアの説明すら聞いていないみたいだな

「まぁ簡単に言うと超強力な空気砲、で○じろう先生のダンボール砲が兵器レベルになったって思ってくれ」

「なるほど」

「今ので判ったんですの!?」

俺達がそんなやり取りをしている間に一夏は体勢を立て直し、鈴と再び対峙していた

「・・・鈴」

「なによ?」

「本気でいくからな」

一夏の目からなんつーか、迷いが消えた。 特訓の成果ってヤツを出す気か?

「そ、そんなこと、当たり前じゃない!格の違いってのを見せてあげるわよ!」

そう言うと鈴は双天牙月を構えなおす、一夏は距離を詰める為加速体勢に入った

あれが一夏の切り札、《瞬時加速》ってヤツか。 あの速さなら鈴が衝撃砲を撃つ前に攻撃を当てられるかもな

「うおぉぉぉぉぉお!!」

一夏の剣が今まさに鈴に届いた。 そう思った瞬間、アリーナに衝撃が襲ってきた

「「!?」」

中央の二人は当然驚いて動きを止める、見るとアリーナの中央にドでかいクレーターとそこに聳え立つ全身装甲のISがあった

「な、なにが・・・」

『一夏!試合は中止よ! すぐにピットに戻って!』

突然繋げられた鈴のプライベートチャンネルに疑問を覚える前にISの緊急通告が流れる

『ステージ中央に熱源。所属不明のISと断定。ロックされています』

「なっ!?」

『一夏!早く!』

「お前はどうするんだよ!?」

『あたしが時間を稼ぐから、その間に逃げなさいよ!』

そうこうしている間に全身装甲のISがビームを放つ

「あぶねえ!」

一夏が鈴を抱き抱えてビームをかわすのを見たのを最後に俺の目の前にシャッターが下げられた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もしもし!?織斑くん聞いてます!?凰さんも!聞いてますー!?」

山田先生の呼びかけが聞こえてか否か、二人は敵のISと戦闘を続けていた

「本人達がやると言っているんだ。やらせてみてもいいだろう」

「おおお織斑先生! 何を呑気なことを言っているんですか!?」

「落ち着け。コーヒーでも飲め。糖分が足りないからイライラするんだ」

糖分を摂るのにコーヒーはどうかと思ったがそこはスルー

「……あの、織斑先生。それ塩ですけど……」

「……………」

・・・できなかった、流石の織斑先生も動揺しているようだ

「あっ! やっぱり弟さんのことが心配なんですね!? だからそんなミスを……」

「……………」

織斑先生の顔が強張る、山田先生・・・それを言っちゃあ

「山田先生。コーヒーをどうぞ」

「へ? それって、塩が入ってるやつじゃ……」

「どうぞ」

「い、いただきます」

織斑先生の迫力に止む終えず山田先生は塩分たっぷりのコーヒーを飲むことに

「熱いので一気にいくといい」

飲んだ後どうなったかは・・・言うまでも無いな、それより

「で、どうすんですか、このまま・・・」

「先生! 私にISの使用許可を! すぐに出撃できますわ!」

俺の言葉をさえぎりセシリアが名乗りを上げる

「だめだ」

それを即答で却下した

「なっ!? な、何故ですの!?」

「お前のISは一対多向きだ。多対一ではむしろ邪魔になる」

まぁ、よく考えりゃそうだわな

「それに、これを見ろ」

「遮断シールドがレベル4に設定……? しかも、扉がすべてロックされて……あのISの仕業ですの!?」

「そのようだ。 今、3年の精鋭がシステムクラックを続行中だ。それが完了次第部隊を向かわせる」

それで間に合うんかね。 ・・・どうやらダンも同じ考えのようだ

「織斑先生」

「なんだ、風間」

「・・・遮断シールドをぶち破れば、今すぐにでもいけるんですよね」

「あぁ、そうなるがレベル4だぞ。 あの敵機でも破るのは・・・」

「俺達にISの使用許可をください」

「なに?」

「俺達なら何とかできるかもしれない、お願いします」

ダンと一緒に俺は織斑先生に頭を下げる

「・・・本来なら生徒にこんな真似をさせたくないのだがな。 貴様らならやれそうな気がするから困る」

「じゃあ・・・」

「風間月光、馬神弾。 貴様らにISの使用許可を与える。 ぜったいに無理はするなよ」

「「はい!」」

先生の許可が下りた俺達は遮断シールドに向かって走り出した・・・そういや箒の姿が見えなかったな・・・ってそんなこと気にしてる場合じゃねえか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「‥‥‥なあ、鈴。あいつの動きって何かに似てないか?」

戦っている最中、一夏は何かに気付く

「何かって何よ?」

「いや、なんつーか‥‥‥機械じみてないか?」

「ISは機械よ」

当たり前のことに鈴は呆れる

「そう言うんじゃなくてだな。えーと‥‥あれって本当に人が乗ってるのか?」

「は?人が乗らなきゃISは動かな・・・そういえばあれ、さっきからあたしたちが会話してるときってあんまり攻撃してこないわね。まるで興味があるみたいに聞いてるような‥‥」

鈴も一夏の言いたいことに気が付き疑問を持つ

「仮に、仮にだ。無人機だったらどうだ?」

「なに?無人機なら勝てるっていうの?」

「ああ、人が乗ってないなら容赦なく全力で攻撃しても大丈夫だしな」

勝機が見えたのか一夏は笑いながらそう言う

「全力も何もその攻撃自体が当たらないじゃない」

「次は当てる」

「言い切ったわね。じゃあ、そんなこと絶対にあり得ないけど、あれが無人機だと仮定して攻めましょうか」

鈴の提案に一夏は頷き無人IS(仮)を見る

「しくじったらわかってるわね?」

「ああ、わかってる。……それじゃあ──」

『一夏ぁ!』

突如箒の声がアリーナに響く、一夏達が見ると箒がアリーナピットの中継室で息を切らせながらマイクを握っていた

『男なら……男なら、そのくらいの敵に勝てなくてなんとする!』

その箒の叫びに無人ISが中継室に向かって銃口を向けた

「箒!逃げろ!!」

一夏がそう叫ぶも間に合わず無人ISはビームを放った

「箒ー!!」

その場の誰もがもう駄目だ、そう思ったとき

 

 

「フラッシュタイミング!マジック、デルタバリア!」

 

 

突如現れた三角形のバリアーがビームを防いだ

「え?」

「!今の声は!?」

一夏と鈴が声のした方へ向くとそこには

「ギリギリセーフ・・・だな」

「あぁ」

ISを装着した月光とダンがいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分前

 

「だめ、プロテクトが硬すぎる!」

「諦めないで!一年が時間を稼いでるのよ、私達三年が根を上げてどうするの!」

遮断シールドの前、IS学園三年生がシステムのコントロールを取り戻すべくシステムクラックを試みているが一向にプロテクトが解除される様子は無かった

「判ってる、でもどうすれば・・・」

「ふう、やっと着いた」

「「え?」」

その場で作業していた者が聞き慣れない声に一斉に振り向いた

「あの、これが遮断シールドってヤツですよね」

「え、えぇそうだけど・・・あなた達は?」

今まで指揮を執っていた三年生の一人が尋ねる

「俺は一年の風間月光です」

「馬神弾だ」

「早速ですが少し離れていてください」

「ど、どうするの?」

不安そうに月光とダンを見る三年生達

「これをぶち破ります。 あ、許可は得てるんで大丈夫です」

「そ、そんなことできるわけ・・・」

その時彼女のPCに連絡が入る

「はい。 織斑先生?・・・・・え!?・・・はい、判りました」

PCを閉じ月光とダンを見る三年生

「織斑先生から話は聞いたわ、みんな、撤収するわよ!」

その言葉に三年生達は顔を合わせどよめくが指揮を執っていた三年生が説明をすると全員PCを閉じその場から立ち去る

「良く判らないけど、あなた達に任せるわ」

「はい」

そしてその場には月光とダンのみとなった

「んじゃ、いくか」

「あぁ」

そして二人はカードケースからカードを抜き取り天に掲げた

「貫け、闇夜に光る月の牙! 月光龍 ストライク・ジークヴルム!!」

「駆け上がれ、神の名を持つ赤き龍! 太陽神龍ライジング・アポロドラゴン!!」

そう叫ぶと二人の後ろに二体の龍、ストライク・ジークヴルムとライジング・アポロドラゴンが現れ、一度咆えると二人のISとして装着される

「もういっちょ!」

そう言うと更にもう一枚カードを抜き取る

「ブレイヴ!砲凰竜フェニック・キャノン!!」

そのカードも掲げるとフェニック・キャノンが現れ月光に合体した

「俺達もいくぞ!」

それを見ていたダンもカードを抜き取り掲げる

「ブレイヴ!雷神砲カノン・アームズ!!」

するとダンの近くにカノン・アームズが現れる

『・・・イクゾ』

それだけ言うとカノン・アームズのキャタピラの部分が消え、残ったパーツがダンの手と翼に装着される

そしてお互いアイコンタクトして頷きあうと銃口を遮断シールドに向ける

「いくぜ!」

「あぁ!」

「「ブレイヴアタック!!」」

その掛け声と共に同時にビームを放った

煙が晴れるとそこには遮断シールドはなくなっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギリギリセーフ・・・だな」

「あぁ」

ふぅ、なんとか間に合ったみたいだ

「げ、月光!ダン!」

「よう!一夏、鈴、無事か?」

「あぁ、けどもうシールドエネルギーが少ない」

「あたしも、結構いっぱいいっぱいね」

見ると二人ともかなり体力が削られているようだ

「判った、なら後は俺達に任せろ」

「いや、俺も戦う。 瞬時加速もあと一回ぐらいなら使える」

「あたしも、数は多い方がいいでしょ」

「・・・無理はすんなよ」

「お前もな」

「あたしを誰だと思ってんの?」

そう言って一夏達は俺達と同じ高さまで飛んできた

「なぁ、あいつなんで攻撃してこないんだ?」

そういって全身装甲のISを指差す

「そうだ!あいつ、もしかしたら人が乗ってないかもしれないんだ」

「ということは無人ISなのか?」

「まだわからないけど、たぶんそうなるわね、そしてこうやって私達が話している最中は攻撃してこない」

「なるほどな、んじゃ、遠慮も躊躇もいらねえってことか」

「あぁ、だから俺がバリアー無効化攻撃で・・・」

「いや、お前と鈴はあいつの気をひいてくれ」

「どうする気だ?」

「二人があいつの気をひいている間に俺とダンが二方向から一気に叩く!」

「なるほど、判った!」

「鈴もいいか?」

「えぇ、任せて!」

「よし、んじゃいくぜ!」

そう言って俺は真上に飛び上がる、それに反応した無人IS(仮)が銃口をこちらに向けるが

「させるか!」

一夏が無人ISに切りかかる

「あんたの相手はこっちよ!」

鈴も衝撃砲で攻撃を加える、一夏と鈴の攻撃に気を取られ無人ISは俺とダンを見失ったようだ

今ならいける!

「よし、ブレイヴ解除!」

そう叫ぶとフェニック・キャノンは俺と分離し、カードに戻る。 よし、次はこいつを・・・

「っ! 箒!」

一夏が叫んだので振り返ると無人ISはまだ箒のいるアリーナピットの中継室に銃口を向け、ビームを放った

「なに!?」

「くそっ!」

もう一度マジックで・・・くそっ、対抗できるマジックがない!

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」

そうこうしていると一夏が瞬時加速でアリーナピッドに向かった

「ぐっ、ぐぁあ!」

アリーナピッドの前で止まった一夏はビームを直撃し、そのまま墜落する

「一夏ぁ!!」

くそっ、間に合うか?

そう思ったがその心配はいらなかった。 鈴がいち早く駆けつけ一夏を受け止める

「一夏!しっかりして、一夏!」

鈴は一夏を抱いて呼び続けるが一夏は完全に気を失っていた

そこに無人ISが二人に銃口を向けるが

「させるか!」

ダンがカノン・アームズからビームを放ちそれを防ぐ

その間に俺は鈴の元に

「鈴、一夏をつれてここから離れてろ」

「あんたは?月光はどうすんのよ?」

「俺は・・・」

そう言いながら無人ISを睨みつける

「あいつをぶっ潰す!」

俺は新たにカードを抜き取り天に掲げた

「ブレイヴ!騎士王蛇ペンドラゴン!!」

そう叫ぶと俺の近くにペンドラゴンが出現する

『ククク、久しぶりの出番だ、存分に楽しませてもらうぜ!』

「あぁ、全力でいくぞ!」

そう言い合うとペンドラゴンは回転しながら姿を変え、二本の剣となり翼に合体した

「ブレイブ解除!」

ダンもカノン・アームズのブレイヴを解除し、新たなカードを掲げた

「ブレイヴ!極星剣機ポーラ・キャリバー!!」

ダンの側にポーラ・キャリバーが現れる

『では、参りましょう』

「あぁ、来い!」

ポーラ・キャリバーは剣とロケットを残し消える、そしてロケットはダンの背中に合体しダンは剣を掴んだ

「・・・月光、気をつけなさいよ」

鈴は一夏を連れて離れていった、これで心置きなく戦える

「いくぜ、ダン!」

「おう!」

俺達は無人ISに突っ込んだ

「はぁぁぁあ!」

俺はペンドラゴンの剣で無人ISを斬りつける、当たり前のように防がれるが想定内だ

ペンドラゴンのISでの効果、それは「その剣に触れた物のエネルギーを削り取ること」

そのことにやっと気が付いた無人ISは俺から離れる、だがその先には・・・

「うぉぉぉぉお!」

ポーラ・キャリバーのロケットで加速したダンがその剣で斬りかかろうとしていた

無人ISは反応できず一撃を喰らい、たまらず上空に逃げる

「おぉらぁぁぁあ!」

だが既に回り込んでいた俺が上から斬りつける

「これで・・・終わりだぁ!!」

勢いのついた俺の一撃で地面に叩きつけられた無人ISはピクリとも動かなくなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、一夏を保健室へ運んだ、先生によるとしばらくすれば目が覚めるとのこと

なので一夏が目を覚ましてからあの無人IS(仮)について話をするということでいったん解散となった

とりあえず、まずはあいつからだな・・・

「・・・なんのようだ、月光」

一夏の元へ行こうとしていた箒を呼び止める

「・・・なんであんなことした?」

「っ!」

直接言わなくても判るはず、なぜ中継室に行ってあんな危険なことをした、ということだ

「私はっ、一夏のことを・・・」

「それが自分を、いや、一夏やいろんな人を危険な目に合わせた。 結果、一夏が大怪我した」

そう言うと箒は俯き黙る

「・・・そうだ、私はその場の感情だけで動いて後のことなんて考えてなかった。 力もないのに、無謀なことをして一夏を傷つけた。 すまない」

「はぁ・・・謝る相手が違うだろ」

「え?」

「俺はべつに謝って欲しいわけじゃねえよ、ただ、自分がやったことを反省しろ、そう言いたかっただけだよ」

「月光・・・」

「それに気付いたんだ、お前はもう二度とこんなことしねぇ」

「・・・あぁ、もう二度と一夏を・・・誰かを傷つけたりなんかしない!」

俺がやることはこんなもんかな

「俺が確認したかったのはそれだけだ、ほれ、一夏のとこ行くんだろ?」

「あ、あぁ。 すまない、月光」

箒はそう言って保健室へ向かった

「さて、ほんじゃま、一休みと行きますか」

俺は乾きった喉を潤すため自販機を探しに行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、自販機で適当に飲みモン買って一夏の見舞いに来たわけだが・・・なんてことでしょう

箒とセシリア、そして鈴が病室のど真ん中で正座して織斑先生に説教されているではありませんか

その光景を見て一夏は苦笑いしてるし・・・

とまぁ説教も終わり開放された四人は病室から出ていって俺も一夏と適当に会話して病室を後にする

やっぱ苦手だな、病室ってのは・・・

んでその後食堂で鈴と出会い飯食いながらいろいろ聞いた

一応二人とも謝って仲直りはしたらしい、ただその時一夏が酢豚の件について自分は勘違いしていたのかと聞いたのだが鈴はそれを否定していた

なぜだとはあえて聞かなかった、女心は複雑だと聞いたからな

でも一夏のことはまだ諦めてないとのこと、一夏の苦労は尽きないな・・・

とまぁそんなこんなで鈴と別れてから俺は外に出た、無論学校の敷地内だが

「今日の月は満月か・・・」

『あぁ、いい月だ』

ぶらぶらと歩いているとストライク・ジークが小のサイズで現れ俺の肩に乗った

「その基準は俺にゃあ未だに判んねぇ」

『判らなくていい、気分なんだからな』

そんな他愛も無い会話をしながら俺はふと立ち止まった

「なぁ、ストライク・ジーク」

『なんだ、月光』

「ここに来てからまだそんなに経ってないのに結構いろんなことがあったよな」

『そうだな、セシリアと戦い、ダンと出会い、そして今日もあの無人のISと戦った』

「・・・それでさ、俺思ったんだけどよ」

そこでいったん間を置く

「ダンがこの世界に邪悪な何かが来るって言ってたよな」

『あぁ、その邪悪からこの世界を守るためにダンはこの世界に来たと言っていた』

「あぁ、それとあの無人ISってなんか関係してんじゃないかって思うんだ」

『なるほど、一理あるな』

「ってことはだ、その邪悪ってのはこのIS学園を狙ってるってことなのか?」

『・・・さぁな、俺には判らない。 だがそうだとしたらお前はどうするんだ?』

その質問に思わず笑ってしまった

「へっ、言わなくても判んだろこれぐらい」

『・・・ふっ、それもそうか』

俺は拳を握り締め、月を見つめる

「守ってみせる・・・俺が、この世界を!」

『俺を忘れてもらっては困るな、「相棒」』

するとストライク・ジークが元の大きさで俺の目の前に現れる

「・・・あぁ、俺達で守ろうぜ、「相棒」!」

そう言ってストライク・ジークと拳をぶつけ合った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

IS学園の地下深く、レベル4権限者のみ立ち入ることを許されたその場所で千冬と真耶は運ばれた無人機の解析を行っていた

「やはり無人機ですね、登録されてないコアでした」

「そうか・・・」

真耶の報告を聞くと千冬はモニターを見つめる

「・・・!これは!?」

「どうかしたのか?」

解析を続ける真耶は新たに出てきた結果に驚愕する

「はい、さらに調べてみたらこんな結果が」

「・・・!どういうことだ、これは」

そこにあったのは月光とダンのISのコアの情報に近い情報だった

「馬神が言っていたことと何か関係が・・・?」

千冬は天才と呼ばれた親友の顔を思い浮かべた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

散歩を終え寮に戻ってきた俺は部屋に向かっている途中、というより俺の部屋の隣で一夏と箒がなにやら話していた

「わ、私と付き合ってもらう!」

なん・・だと・・!?

ついに箒が告白しやがった!

その箒は答えを聞く前に立ち去った、とりあえず一夏に話を聞こう

「い、一夏」

「おう、月光どうした?」

「どうしたって、今のって・・・」

「あぁ、箒が今度の学園別トーナメントで優勝したら付き合ってくれって」

なんだ、まだ告白したわけじゃ・・・って

「一夏、それってどういう意味だと思ってんだ?」

「どういうって、買い物だろ? それ以外に何があるんだよ」

「・・・・・・・・・・」

なんてことでしょう、このMr.鈍感は箒の勇気を振り絞った告白を華麗にぶった切りました

「ん、どうした月光?」

「いや、なんでもない、もう寝るわ、おやすみ・・・」

「あぁ、おやすみ」

不思議そうな顔の一夏を横切り俺は自室へ入りベッドにダイブした

箒・・・ドンマイ

次の日、一夏と箒の会話を聞いたやつがその噂を広め、気が付くと

「学年別トーナメントに優勝すると一夏と付き合える」という生徒の中で新たな賞品が追加されていた

「ねーねー、優勝したらおりむーなら準優勝ならげっこーと付き合える?」

「付き合えません」

『えー・・・』

そんな本音の疑問を軽く切り捨てると聞いていた女子が不満の声を挙げた

「えー、じゃねぇよ、ったく・・・」

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第三章 後編
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バトルスピリッツ IS インフィニット・ストラトス バトルスピリッツブレイヴ 

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