インフィニットストラトスIF〜亡国機業の一夏〜
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報告書

 

今回の任務『織斑千冬のISの鹵獲及び誘拐事件の実行犯たちのスカウト』

 

 織斑一夏の介入により失敗

 しかし織斑一夏の勧誘に成功

 誘拐実行犯15名は死亡

 オータム及びM、両名のISのダメージレベルC これによりしばらくの間任務参加不可能

 織斑一夏はしばらくの間こちらとの繋がりを気づかれないようにするため一時的に帰宅

 時期を見て連絡を取るとのこと

 織斑一夏の使ったISについては今だ解析中

 ただし、どこの国でも研究されてない武装がいくつか見つかった

 更に、このISの中に別のコアの反応があと2つほど確認された

 どちらも未だにどのような機体かは解ってない

 ただし、このISは織斑一夏にしか使えないということが判明した。

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一夏の実力

 

 一夏がさらわれてから半月がたった。 その間一夏は普通学校に行って勉強し、道場で鍛錬をしたりしていた。

 そしてついに千冬が一夏を助けるために借りた借りを返すためにドイツへ一年間教導する為に行く日となった。それは一夏が長らく待っていたチャンスの到来だった。

 千冬がドイツに行ってすぐに一夏は行動した。 あの時Mに渡された連絡先に連絡を取ったのだ。 連絡の内容はいたってシンプルだった。

「こっちの準備ができた」

 ただそれだけ。そして一夏は学校に連絡を取って風で三日ほど休むと嘘をついた。

 数分後、一夏の家の前に一台の車が止まった。 一夏はその車にすぐに乗り込み車はすぐさま発進した。

 そして、5分後車は人里から離れた山の中を走っていた。 少し行くと車が止まった。その先にあるのは廃屋と言っていいほどの、ボロボロの小屋。

 そして運転手に連れて行かれたのはその小屋の地下の部屋。 そこには広く先の見えない廊下とその廊下の壁にある無数の扉、その廊下を歩き続けると一つの部屋に着いた。

 そこは闘技場のようだった。かなり広くそして高い。俺は隣にいる案内人に聞いた。

 

 「ここは闘技場なのか?」

 

 「はい、今回はここで織斑様の機体データーを取る予定になっております」

 

 そう言ってポケットから出されたのは灰色のブレスレットだった。 それは、俺がISを使えるとばれないようにあの日Mに預けた「敗者の王」の待機状態だった。

 俺はそれを黙って受け取り右腕につけた。そして一緒に渡されたISスーツを着て闘技場の真中へ移動した。

 

 「今回はターゲットを出すのでそれを戦闘不能にしてください」

 

 「ターゲットの数は?」

 

 「約50です」

 

 その通信を聞いた後俺は「敗者の王」を展開させて気がついた。武器の一覧の中にISが2機入っているのだ。 気になったがまずは目の前のテストに集中しよう、と思い忘れることにした。

 そしてテストが始まった。 ターゲットの丸い的見たいのは飛びながらこちを正確に撃ってくる。 それに対し俺は、特殊武装の「十二銀盤の王盾者」を展開して自分の周りを守らせた。 この武装は相手の攻撃に対して勝手に動き俺を守ってくれる盾だ。

 更に俺は小型ビット「王に傅く子」をターゲットの進行予定の方向にばらばらに展開する。 そしてターゲットに攻撃がかすりさえすればそれだけでターゲットは戦闘不能になる。そして一分もしないうちにターゲットは全部動かなくなった。

 テスト終了で機体のデーターをまとめるから少し待ってろと言われた一夏は早速コアの中の2機を呼びだす。そしてそこには『黒』と『緋色』がいた。 俺はいったんISを解除して黒いほうのISに触ってみた。

 その瞬間、頭の中に情報が入ってきた。そしてその情報が全て入って来た時俺は、このISのことを理解した。 そして黒いIS「夜色」は待機状態の黒い鎖になった。

 俺は続けて緋色の機体に触ってみた。そしてまたしても情報が流れ込みさっきと同じようにこのISのことを理解できた。だがそれとは別のなにかも流れ込んで来た。

 それを夜色から流れて来たものと合わせた時に俺は思はず声を上げるほど驚いた。俺は急いで空中に呼びだした画面にさっき見た二つを合わせてみる。 そして、できたそれは・・・コアナンバー471の製造方法とそれ専用のISの作り方だった。

 コアナンバー471今世界にあるコアは467個、つまり他にも3個知らないコアがあると言うことになる。

 その3機と言うのは間違いなく俺の持ってるものだろう。一体どうして、どうやって、誰がコアを作ったのだろう。 しかも報告だと俺にしか展開できないらしい。 つまりは俺がISに乗れることを知ってた奴がいる? だとしたらいつどこで知った。

 そんな事を考えてる内に俺は後ろから声を掛けられた。

 

 「織斑一夏」

 

 「一夏でいいぞ、M」

 

 声を掛けてきたのは俺を亡国機業に誘ってくれたMだった。 

 

 「テストの結果が出たからその結果と今後のことについて話したいとスコールが呼んでる」

 

 「わかった」

 

 そう言って立ち去ろうとする俺にMは聞いてきた。

 

 「さっき何を考えていた」

 

 「俺の機体達についてだ」

 

  そう言って俺は右手首についてる3つの待機状態の機体を見せた。

 

 「機体達だと」

 

 それにMは驚いた。ISは絶対数が決まっている。どんなことがあっても変わらないと言われている。 そんなものを3つも持っているんだ、驚くのも無理はない。

 そんなMを置いて一夏は、更衣室でISスーツから着替えた。 そしてスコールと呼ばれる者の所へとMと並んで歩いた。

 

 世界はもうすぐ変わる

 

 6つの異端によって

 

 それを止めるのもまた6つ異端

 

 どちらの異端が勝つかによって世界の運命は変わる 

 

 6つの異端はもうすぐ出会う

 

 6つの異端はまだ出会わない

 

 ただしこの12の異端はまだ不完全

 

 今ならまだ異端でなくても止められる

 

 ただし、それに気づいてるものはまだ居ない

説明
この小説は一夏がもし亡国機業と手を組んで居 たらと思い書きました。原作と違うところとし て一夏が千冬のことを憎んでたりかなり強かっ たりします。 駄文ですがよろしくお願いします。
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IS 亡国機業 原作ブレイク 一夏 黄昏色の詠使い アンチキャラが多い 原作ヒロイ ン死亡 少しだけ(?) 氷結境界のエデン 

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