転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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「良ぉし整列!!」

 

体育教師の松井先生(通称、まつせん)が声を上げたので集合し整列する。

 

「お前等!今日は月に一度の男女合同体育だ!嬉しいか?!」

 

{オーーー!!}

 

まつせんの言葉を聞きクラスの奴等は大きく返事をする、聖祥中は体育の授業は基本的に男女別だが月に一回だけ一緒に授業を行う、体育の嫌いな男もこの時だけはやたらと張り切る、理由は高町、ハラオウン、八神、バニングス、月村へのアピールだが、いつもは基本的にバカ二人の手により阻まれている………が今日はあの二人が居ない……だからいつも以上にやる気(殺気)が満ちてる。

 

「今日はバスケだ、女子に良いとこ見せて来い!」

 

{ウーーーーッス!!}

 

そして授業が始まる…さてとボール持って適当に時間を潰すか

 

「龍君!」

 

「何だよ?」

 

「聖君も王神君も居ないし、コッチで一緒にやろ」

 

「……」

 

高町に声を掛けられ、更に少し離れた場所でハラオウン達が手を振っている…そして

「沢原め………」

「何であんな奴がぁ〜…」

クラスの男子から殺気のお届けものが届くが無視だ。

 

「おい沢原!俺と勝負だ!」

 

「…誰だ?」

 

「あ!斎木君」

 

どうするか悩んでると、クラスの男子が声を掛けてきた、斎木と言うらしい

 

「何で俺がお前と勝負しなきゃならねぇんだ?」

 

「う!うるさいとにかく勝負しろ!そして俺が勝ったら……教室の座席を代われ!」

 

「ちょっと!斎木君勝手に何言ってるの!」

 

…成る程どうやらコイツは高町の隣の席を狙ってるらしい。

 

「別に勝負何かしなくても席ぐらい代わってやる」

 

「龍君ダメ!!絶対ダメ!」

 

勝負は面倒だから、無条件で席を代わると言ったら、高町が断固否定してくる。

 

「それじゃ意味が無いだろ!沢原お前に勝ってこそ意味が有るんだ!!(高町さんが振り向いてくれるかもしれない)」

 

「面白い事になってるな、沢原、斎木1on1やれ」

 

すると先生が勝負を強制的にやらせようとする…そして

 

「さぁ!今日のメインイベント!クラスのアイドルの一人なのはちゃんの隣の席を掛けて沢原 龍君!斎木 直也君の勝負が始まろうとしてます!司会は私、八神はやて!実況はアリサちゃん!審判は松井先生が行います!!」

 

{わぁーーー!}

 

「……」

 

数分後斎木と言う奴と勝負する事になったがギャラリーがかなり増えている。

「ルールは先に2本ゴールを決めた方の勝ちや!そして勝った者が次の挑戦者と勝負して授業が終わる5分前、最後に勝った人がなのはちゃんの隣の席を獲得や!!」

 

「ちょっと待て八神!次の挑戦者ってどういう意味だ!」

 

「なのはちゃんの隣の席を狙ってるんは何も斎木君だけちゃうからな、チャンスは公平にや」

 

「…てめぇ」

 

聞き覚えの無いルールに俺は八神に声を掛けると、八神は笑顔で答えてくる…あの野郎面白がってやがるな

 

「龍!良いからさっさと始めなさい!」

 

「……やりゃあ良いんだろ、やりゃあ」

 

バニングスに急かされ俺は斎木と勝負をする。

 

「沢原、先行は譲ってやる」

 

「何だ?偉く余裕だな」

 

「俺は一応バスケ部だ、何ならハンデやろうか?」

 

「要らねぇ」

 

「後で吠え面かくなよ?」ニヤリ

 

あ………………コイツ、ムカつくな

 

〜はやて視点〜

 

いよいよ龍君と斎木君の勝負が始まろうとしとるけど、隣で座ってるなのはちゃんは心配そうに龍君を見てる…なのはちゃんは龍君が勝つのを祈っとるんやな〜

「でも沢原君大丈夫かな?斎木君って確か全中でかなりの成績だったんだよね」

「そうそう、素人じゃ絶対勝てないよ」

私がなのはちゃんの心情を考えとると、同じクラスの女の子の話が聞こえてくる…そう言えばそないな事聞いた様な……ってあれ?これはヤバイんちゃう?

 

「良し先行は沢原だな……始めろ」

 

おっともう始まるみたいや司会をやるからには盛り上げんと

 

「さぁ!始まりました、どんな勝負が」ブゥン!ゴッ!ガガ!!「行わ………へ?」

 

ザワザワ

 

「な………」

 

「どうした、次はお前が攻める番だぞ」

 

私は…いやこの場に居る全員が言葉を失った。

開始早々龍君は右手で只ボールを投げただけでゴールを決めた…無茶苦茶や、何であんなやり方で入るんや?

 

「舐めんなよ!!」

 

「…」

バチィ!

 

「何!」

 

「隙だらけだな…」

 

次に斎木君が攻める番に成るけど、一瞬にして龍君がボールを奪いとる。

 

そして龍君が2回目の攻めを行うが、今度はドリブルでゴール下まで行く…けどこれには斎木君も食らい付く、そして龍君はそのままコートの外に飛び出てゴールの真裏からシュートを放ち、ボールは吸い込まれる様にリングを潜った…何やねん…あんなリングも見えん様な場所から何で決めれんのや?

 

「俺の勝ちだな」

 

「くっそぉ………次は負けねぇ!」

 

「は?次?……げ!」

龍君は斎木君との勝負が終わり、周りを見ると男子が列を作っていて、斎木君はその最後尾に移動する。

 

「おい!八神ぃ!」

 

「一人一回まで何て言うとらんやろ?!授業が終わる5分前までや!」

 

「…ちっ!」

 

私は龍君に声を掛ける、恐らく斎木君が列に並んだ事に付いてやから、改めて勝負のルールを伝えると龍君は舌打ちをする…にしても

 

「さ!沢原!!「あ゛?」……さん、次はお…僕と勝負だ」

 

うん……まぁ全然キレては無いんやろうけど機嫌は悪い…そんで龍君はそれだけでもかなり怖い、相手の男子めっちゃビビっとるし

 

そして勝負が始まってから約20分が経過し、龍君は一度も負けず…と言うより一度も相手にゴールを許さずに居た。

 

「うわぁ〜…沢原君凄いね」

「うんうん、一度も負けてないし」

「そう言えばこの前のテスト、沢原君500点満点でトップだったんだよね」

「勉強もスポーツも出来るんだ」

「顔は怖いけど、良く見たらカッコイイよね」

「「「「うんうん!」」」」

 

…エライこっちゃ、いつの間にか龍君の好感度がうなぎ登りや、これは……チラッ

 

「どうしよう、龍の好感度が上がってる」

 

「フェイト嫉妬してるの?」

 

「だ!だってぇ……」

 

横を見るとフェイトちゃんは龍君が女子に人気が出てるのに嫉妬してて、アリサちゃんがその事を指摘する…フェイトちゃんでコレやったら、なのはちゃんはさぞかし嫉妬してるんやろなぁ〜……チラッ

 

「……」

 

「アレ?なのはちゃん?」

 

「「なのは?」」

 

「どうしたの?なのはちゃん」

 

「………………ふぇ?!何?どうしたの、皆?」

 

なのはちゃんを見ると呆然と龍君を見ていた、そしてアタシ等が声を掛けると、ふと我に返った様にアタシ等を見る。

 

「なのはちゃん、どないしたんや?ボーッとして」

 

「うん………龍君…楽しそうだなぁ…って思って」

 

「「「「え?楽しそう?」」」」

チラッ

 

なのはちゃんの言った事にアタシ等は驚き、龍君を見てみると…

 

「おらぁ!!」

バスッ!

「くそーー!勝てねぇ!」

「次だ!」

「沢原!勝負にならねぇから、2対1で勝負してくれ」

「何でも良いから、さっさとしろ」

「よっしゃー!」

「覚悟しろや!沢原」

「どうしたぁ!2対1だぞ!」

バスッ!

「「強すぎだぁーー!」」

「おら!!次だぁ!」

 

いやいやいやいやいやいや……半ギレやん、全く楽しそうには見えへん。

「なのは、どの辺が楽しそうなのよ?」

 

「そうや、明らかに半分キレとるやん?」

 

「そんな事無いよ!……楽しそうだよ…私には解るもん」

 

「フェイトちゃん解る?」

 

「私も楽しそうには…」

 

なのはちゃん以外は龍君が楽しそうには見えへんと考えるけど、なのはちゃんは何故か自信が有るかのように龍君を見詰める。

 

そんなこんなで、授業も終わり結果は龍君の全戦全勝で幕を閉じた。

 

〜龍視点〜

 

「……少しやり過ぎたか?」

 

着替えを終えて教室を見渡すと、俺と勝負した男子(つまりクラスの全男子)は全員体力を使い果たしたのか、着替えをした奴からピクリとも動かない。

 

ガラッ

 

「龍君!」

 

「…何だ」

 

「御昼一緒に食べよ♪」

 

戻ってきた高町は昼飯を一緒に食べようと誘ってくる。

 

「龍!ボーッとして無いで、お弁当出しなさい」

 

「龍君、お疲れさん!」

 

「龍、凄かったよ」

 

「龍君、勉強だけじゃなくてスポーツも得意なんだね」

 

そしてバニングス、八神、ハラオウン、月村が自分の椅子と弁当を持ってやって来た…ここで食べるつもりか?まぁどうせ嫌と言っても無駄なんだろうな

 

「はぁ……一緒に食べるなら、机に弁当置いたらどうだ」

 

「えっと龍……前良いかな?」

 

「何処でも良いから早くしろ…俺は腹減ってんだ」

 

「うん!」

 

妥協して、コイツ等と昼飯を食べる事を承諾する…因みに

 ハ バ   

月□□八神

 俺高

 

と言う感じに座ってる。

 

〜なのは視点〜

 

「ねぇ……龍君」

 

「何だ?」

 

「アンタのお弁当って……それ?」

 

「そうだ」

 

私達は皆で早速御昼を食べる事にしたんだけど、龍君のお弁当……と言ったら良いか解らないけど、食べてる物を見て驚いてます。

 

「何やねん、そのソフトボール級の大きさのおにぎり」

 

「それも5つも……龍君食べきれるの?」

 

「まぁな」

そう、龍君がお弁当袋から取り出したのは5つのおにぎりだけでした…まぁ私とフェイトちゃんは龍君が良く食べるの知ってるから量に驚きはしないけど

 

「龍君、何でお弁当じゃないの?料理上手なのに」

 

「私も、なのはと同じ事思ってた…どうしてなの?龍」

 

龍君は料理がとても上手だから、私は豪華なお弁当を想像してたので、おにぎりだったのに疑問を持ちました…どうやらフェイトちゃんも同じ事を考えてたみたいなの

 

「学校には走らねぇと間に合わねぇ、弁当だと走ってる途中で中が悲惨な事になるから、おにぎりなんだよ」

 

「「「「「あ!成る程」」」」」

 

龍君の言った事に私達は納得しました、龍君がいつもギリギリな理由は皆知ってるから直ぐに理解できたの。

 

「龍君、まさか彩羽のお弁当もおにぎり…なんて事ないよな?」

 

「当たり前だ、アイツのはちゃんとした弁当だ、毎回綺麗に食ってくれる」

 

「何だか、喜んでる彩羽ちゃんの姿が想像出来るね」

 

「「そうだね」」

 

どうやら彩羽のお弁当はちゃんとしてるみたい、まぁ龍君が彩羽のお弁当を手を抜いて作る筈無いの…そしてすずかちゃんが言った事に私とフェイトちゃんは納得しました、彩羽は龍君の事大好きだもんね……勿論!私の事も同じ位大好きなのは知ってるよ

 

「あぁ…想像でも彩羽は可愛ええなぁ」

 

「はやて、ヨダレ」

 

「おっと!!危ない危ない」

 

「危ねぇのは、てめぇの頭だ、八神」

 

アリサちゃんの一言でヨダレを拭き取るはやてちゃんに龍君は皆を代表して言ってくれるの

 

「ちょっと!それは酷無いか!」

 

「「「「「何処が?」」」」」

 

「……うぅ…今日のお弁当……しょっぱいなぁ〜…」

 

こうして、楽しい…ホントに楽しい御昼を私達は過ごしました。

 

でも御昼を食べ終わった龍君は大変そうでした、クラスの男子に【沢原!バスケ部入ってくれ!】【ふざけんな!沢原は野球部がだなぁ!】【サッカーやろうぜ!】と、今日の体育で運動神経の良さがバレてしまい色んな部活に誘われてた……けど【うっせぇ黙れ…部活には入らねぇ、解ったか】と言って周りを睨むと龍君を勧誘してた男子は【ごめんなさい】と謝ってたの

 

放課後に私達は全員で彩羽の迎えに一緒に行くつもりだったけど龍君に逃げられてしまったの……うぅ〜明日こそ、明日こそ彩羽のお迎え行くんだから!!

 

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神様の雑談…のコーナーです〜

 

バスケットボールなら任せるです〜

 

見よ!!華麗なるコントローラ捌き!

 

 

世界一の選手になったですー!

 

 

では、ゴッドスマイルで、リリカル☆マジカル、さよならです〜

 

次はウィ〇レでサッカーのトップを目指すです〜

 

説明
第二十八話…エライこっちゃ、いつの間にか龍君の好感度がうなぎ登りや
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クロバスwww(アサシン)
タグ
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