魔法少女リリカルなのは〜転生だろうが生きるだけ〜
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「どこだここ?真っ白な空間だな」

 

俺はのん気にそう呟くと立ち上がって歩き出した。

 

でも、歩いても歩いても真っ白な景色が続くだけ。

 

「死後の世界?いやだとしても何にも無い筈がない。だとするとここはどこだ?」

 

俺がそう思いながら上を見上げるとこっちを見下ろしている天使か?いや神様か?どちらにしろ浮いてんだ、神様とかなんだろうな。

 

そう思いつつ俺は手を振った。手を振ると見下ろしている神様?は手を振り返してから俺の所に降りてきた。

 

降りてきたかと思った最初の一言。

 

「すまぬ!私のみすで御主を死なせてしまった!すまぬ!」

 

そう彼女はそう言って頭を下ろした。とても綺麗な彼女は。

 

「あなたのミス?どうゆうことだ?」

 

俺は聞いた。彼女は頭を上げて事情を説明してくれた。

 

要するに。突然俺が死ぬ前まで通っていた学校に銀行を襲った犯人達が逃げ込んで立てこもって俺がその犯人達から親友達を守るために戦って死んだのは彼女のミスらしい。それで、俺が死んだ事が申し訳なくここに呼んだって事だ。

 

「すまぬ。私がしっかりしておれば御主は死なずに「いいですよ。そんな事は。別にあなたの所為じゃありません」どうゆうことじゃ?」

 

「俺が死んだのがあなたのミスだって言うならそれはあなたのミスでもないんでもない。唯俺が自己判断で自己犠牲で犯人達に立ち向かって死んだんだ。だからあなたの所為じゃないし。それにあなたのミスでなくてもあれがあったら俺は同じ事をしていた。だから俺が死んだのはあなたの所為じゃない」

 

「本当か?本当にそう言ってくれるのか?」

 

彼女は今にも泣きそうな顔をしてそう聞いてきた。

 

「ええ。あなたがここに呼んだのは自分の管理がどうか分かりませんが、自分の所為だと思うから俺をここに呼んだんでしょう?ならその気持ちだけでも十分ですよ」

 

俺がそう言うと彼女は盛大に泣き出した。

 

俺はどうすればいいのか分からず彼女が泣いているのを見ていたが、体が勝手に動き出した。そして俺は彼女を優しく抱きしめた。

 

彼女は一瞬驚いて俺を見たが、俺は彼女に向かって「大丈夫」と言った。その言葉を聞いて逆に泣き出したが。

 

それが一時間ぐらいか?経って彼女は泣き止んで改めて「すまぬ」と言ってから何やらバックを取り出した。

 

「御主には魔法少女りりかるなのはじゃったかのう?そうじゃそうじゃ。この世界に行ってもらう。さっき一人馬鹿が行ったが何せ「よっしゃー!」とか急に叫びだすからのう。ムカついて魔力力と容姿しかやっておらんし、その馬鹿は「もっと増やせ」とか「いいから増やしやがれ」とか言うからのう。もう転生させんぞって言ったら静かになりおった。いやゆるおたく?といったかのう。わけわかめじゃ。それに比べて御主の人生もさっきも合わせてあの馬鹿とは大違いじゃからのう。出血大サービスじゃ。何でも言うが良い」

 

彼女はそう言って紙とペンを取り出した。別になんでもってな〜。特に無いな〜。それに彼女が言ってる馬鹿にはなりたくないしな。・・・こんなもんかな。

 

「魔力量と戦闘時の力はあなたに任せます。出来たら容姿はこのままでお願いします。両親にもらった唯一の宝物ですから。名前はそちらに任せます。デバイスとかもあなたに任せます。でも、出来たら成長限界を無くして下さい。鍛えたら鍛えて分強くなりたいです。力に自惚れぬ為にも。あとは前世の子供や大人達に祝福を与えてください。それだけですかね」

 

俺が言った事に彼女は目を丸くして驚いていた。

 

「そんな事で良いのか?私に考えさせていいのか?」

 

「ええ。それにこれは俺からの転生させてくれる恩返しと仕事をする時は気をつけてくださいと言う意味があります。俺は馬鹿みたいにはなりたくありません。あ!出来たら原作知識は要りません。でも、記憶はそのままに。ああ、それと二回ぐらいで構いませんので死者を蘇らせられる魔法をください」

 

「何故じゃ?」

 

「それは原作を見ていたのでアリシアとリインフォースTに生きて貰いたいからです。あんな思いをさせたくないから・・・」

 

「そうか。わかった。それじゃこっちで御主については考えさせてもらう。それじゃ第二の人生を謳歌し、もう一度守りたいものを守るが良い。今度は死なないようにな」

 

彼女がそう言うと俺の意識は消えた。

 

・・・・・・・・・

 

行ってしまった様じゃ。あやつは私に考えさせたがどんなものか。うむ。いい事を思いついたぞ。魔力量はこうしてと、他もこうで、デバイスはあやつは接近戦が得意じゃったから両手剣に片手剣でよいか。あと中距離と遠距離用に杖と二丁銃でよいか。さて、名前も考えてくれといったがどんなものが良いか。そういえば、なのはの世界に子供が出来ない夫婦がおったか、その変わりに多くの捨てられた子供を養子にして育てておるか。こやつらにしよう。私からのささやかな贈り物じゃよ。

 

さて、名前は<水奈月 春兎>よいか。春兎・・・いい名前を考えたものじゃ。

 

ふぅ〜説明は手紙に書いておくか。あと、その両親達にも手紙を送るか。

 

それでは、新しい人生を楽しめ春兎。

 

私も仕事に戻るか。最近はですくわーくしかしてないからのう。たまに見るか。

 

みすをしないようにしなくてわの。

説明
今回はプロローグ2ですが何故か神様が子供なのか子供じゃないのかわからない!春兎が他の転生者とは違ってすごくまとも〜
それじゃどうぞ!
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