魔法少女リリカルなのはStrikers 〜蒼き剣聖〜
[全1ページ]

 

 

 

 

 「ふわぁ〜〜〜〜・・・・もう朝か」

 

 はやてに貸してもらった部屋で寝ていた刹那は起き上がり、体を伸ばした

 

 「エクシアは当分かえって来ないだろうし。カブトの整備でもするかね」

 

 刹那は立ち上がり、着替えるとノックオンが聞こえた

 

 「どうぞ」

 

 「失礼するです〜〜」

 

 ドアが開き、妖精サイズの少女が入ってきた

 

 「君誰?」

 

 刹那が尋ねると

 

 「初めまして私はリインフォース・ツヴァイと言います。はやてちゃんから刹那さんの案内を申し付けられてきました。よろしくお願いします」

 

 「こっちこそよろしくな。え〜〜と長いからリインって呼んでもいいか?」

 

 「いいですよ。他の皆さんもそう呼んでますし」

 

 「それじゃあ、食堂に行きたいから案内お願いできるか」

 

 「はいです」

 

 刹那はリインに食堂まで案内してもらった

 

 

 

 「そういえば、この施設はそんなに人がいないな。少数精鋭部隊なのか?」

 

 食事をとりながら刹那はリインに尋ねた

 

 「いえ、六課が始動するのは1週間後なんです」

 

 「なるほど。だからそんなに人がいないんだな」

 

 「はい」

 

 刹那が納得していると

 

 「刹那君隣いいかな?」

 

 トレーを持ったなのは、フェイト、はやてが声をかけてきた

 

 「別に構わないぞ。てーか、なんではやては赤飯なんだ?」

 

 刹那ははやてのトレーに乗っている赤飯を見て尋ねた

 

 「私もなんでか解らへんのや。おばちゃんが持ってきてくれたんやよ」

 

 「でもよ赤飯って言ったら何かいいことが有ったときに食べるものだろう?なんかいいことあったのか?」

 

 刹那が聞くと

 

 「う〜〜〜ん、何かあったかな〜〜」

 

 はやてはここ数日のことを思い出していた

 

 実はこの赤飯、昨日の刹那とはやての一部私情を見ていた医務官が頼んで作って貰ったのだが、はやてはそんなことを知らないでいる

 

 

 

 

 

 朝食を食べ終えた後、なのは、フェイト、はやてはデバイスルームに行きフェイトの補佐でありデバイスマスターのシャリオ・フィーノのからの報告を受けていた

 

 「駄目です。強固なプロテクトが掛かっていて重要なところが全く閲覧できません」

 

 シャーリーは機械の中に納められている待機状態のエクシアを見て言った

 

 「そんなに強固なのシャーリー?」

 

 フェイトが尋ねると

 

 「はい。これだけのプロテクトを解除するとなると一か月はかかりますよ」

 

 「そ、そんなになんか」

 

 それを聞き、驚いたはやてはエクシアに話しかけた

 

 「エクシアって呼んでええかな?」

 

 『どうぞ』

 

 「聞いてたと思うけどどうしてそんな強固なプロテクトをかけとるんや?」

 

 『マスターの指示です』

 

 「刹那君の?」

 

 『はい。それとこれは貴方たちを信用していないということではありません。あくまで念のためにということなので。私の重要なところは見せられませんが、先日のマスターの戦闘データならお見せできますが、どうします?』

 

 エクシアが尋ねると

 

 「お願いするわ」

 

 はやてはエクシアに頼んだ

 

 『解りました。では、』

 

 エクシアから先日の刹那の戦闘映像が映し出された。なのは達はそれを見て驚いた、刹那の戦闘技術もそうだが、AMFを張ったガジェットをいとも簡単に斬り裂いたことにも、そして一瞬にしてガジェットを破壊してしまったことにも

 

 「な、何やこの戦闘能力。正直言ってありえへんで」

 

 「ど、どんな生活を送ったらこんな力を手に入れるられるの!?」

 

 『マスターはバウンディハンターとして多くの犯罪者と戦闘をし捕まえてきました。勿論相手は非殺傷設定を使っていないので一瞬でも油断すれば死んでしまうというリスクもありましたけどね』

 

 驚いているはやて達にエクシアが刹那のことを少し教えた

 

 「あの〜八神部隊長」

 

 「どうしたんやシャーリー?」

 

 「今思ったんですけど、刹那さんのBJ噂されている『蒼天の剣聖』のに似ていませんか?」

 

 シャーリーは映像を止めて刹那のBJを指さしながら言った

 

 「言われてみれば確かに似てるね」

 

 「でも、『蒼天の剣聖』の素顔を見た人はいないんだよね?もしかしたら似せて作ったのかもしれないよ?」

 

 フェイトがそう言うと

 

 「そこん所はどうなんやエクシア?」

 

 はやてはエクシアに尋ねた

 

 『そこはお教えできません。知りたいのでしたら、私ではなくマスターにお聴きください』

 

 「・・・・・・・」

 

 エクシアにそういわれ、はやては何かを考えた後、とあるところに通信を入れた

 

 

 

 

 

 その頃刹那は

 

 『あばよ〜〜〜とっあん〜〜〜!!』

 

 KEDに記録されていた映像を見ていた

 

 「おぉぉぉ、刹那さん凄いです。はやてちゃんから逃げ切るなんて、リインだと直ぐに捕まってしまうです」

 

 「あの時はKEDのおかげで逃げ切れたのさ。俺一人だったら捕まって説教されてたな」

 

 KEDの整備をしながら刹那はリインと話していた

 

 「後は、ここをこうしてっと・・・・・・・うし、終了」

 

 KEDの整備が終り、刹那は椅子に座り一息ついた

 

 「刹那さん、今はやてちゃんから連絡が入って訓練スペースの方まで来てほしいそうです」

 

 「あいよ」

 

 刹那は立ち上がりリインに案内され訓練スペースに向かった」

 

 

 

 「ごめんな〜刹那君、行き成り呼んでしまって」

 

 訓練スペースにつくとなのは達がおり、はやてが代表して刹那に謝った

 

 「別に構わねェよ。それで、俺に何の用だ?」

 

 「いやな、エクシアから刹那君の戦闘データを見せてもらって興味が湧いたからな、直接刹那君の戦いを見てみたいんよ」

 

 はやてにそういわれ

 

 「(どういうことだ、エクシア?)」

 

 『(戦闘データだけならいいかと思い彼女たちに見せました。勿論見せたのは先日のガジェットとの戦闘だけです)』

 

 「(それで俺の戦闘が見たいだなんて言ってきたのか)」

 

 刹那はエクシアの言葉に説明に納得した後

 

 「いいけどよ、こんな何もないところでやるのか?」

 

 了承した

 

 「ふふふふ、甘いで刹那君。コンデンスミルクより甘いで〜〜。シャーリー」

 

 「はい」

 

 はやての隣にいたシャーリーがパネルを操作すると、海に巨大なビルが立った

 

 「おいおい、何だこれは?」

 

 「これぞ、六課最大の特徴の訓練場や。ビルの他にも森の中等様々な地形を出すことも可能や」

 

 「はぁ〜〜〜」

 

 刹那は技術の進歩に感心していた

 

 「それで、なにと戦わせるんだ?」

 

 刹那が聞くと

 

 「刹那君の相手はガ・・・・・」

 

 はやてが何かを言おうとしたが

 

 「私だよ」

 

 その前にフェイトが自分が戦うといった

 

 「はぁ〜〜(さっきの映像でフェイトちゃんの戦闘好きに火がついてもうた。まぁ、シグナムじゃないだけましやな)」

 

 はやてはため息を吐き、ここにいない自分の家族の一人を思い出した

 

 「それじゃあこれは返しておくね」

 

 なのはは刹那にエクシアを渡した

 

 フェイトは既にデバイスを起動させており、訓練場に向かっていた

 

 「俺たちも行くか。エクシア」

 

 『start up』

 

 刹那もエクシアを起動させると、訓練場に向かった

 

 「待たせたな」

 

 フェイトのいる位置まで飛んできた刹那はフェイトに謝った

 

 「ううん。それじゃあ」

 

 「始めるか」

 

 二人はそれぞれの獲物を構え・・・・・

 

 「おぉおおおお」

 

 「はぁあああああ」

 

 ぶつかった

 

 

 

 

 「凄い、フェイトさんのスピードについていけている」

 

 モニターで二人の戦いを見ていたシャーリーは驚いていた

 

 「シグナムさんと同等、ううんそれ以上の剣筋だね」

 

 「せやな、シグナム以上の剣の使いはいないと思っとったけど、上には上がいるもんやな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はあああああっ!!」

 

 「っく!(シグナムの一太刀と同等・・・ううんそれ以上の重みだ)」

 

 刹那の一太刀を受け止めたフェイトはそのまま弾き飛ばされていしまった

 

 「プラズマランサー・・・ファイヤ!!」

 

 フェイトはすぐに体制を立て直し、刹那に電気を帯びた魔力弾を放った

 

 「・・・・っふ!!」

 

 刹那は襲いくる魔力弾をすべてエクシアで叩き落とした

 

 「ターン!!」

 

 フェイトの合図で叩き落とされた魔力弾が方向を変え再び刹那に襲い掛かった

 

 『road cartridge』

 

 エクシアから弾薬が排出されると小規模の竜巻が刀身を覆った

 

 「ストームスラッシュ」

 

 そしてその場で一回りしながらエクシアを振るい、向かってきた魔力弾を全て両断した

 

 「はぁあああああっ!!」

 

 いつの間にかフェイトが刹那の上におり、大鎌となったBDを振り下ろそうとしていた

 

 刹那はそれを紙一重で躱し、最小限の動きでフェイトの後ろをとった

 

 「はぁっ!!」

 

 そして、後ろからエクシア(剣の平)でフェイトを攻撃した。が、

 

 『protection』

 

 BDが張ったプロテクションで攻撃が当たらなかった。刹那は障壁ごとフェイトを蹴り飛ばしたあと、エクシアをライフルモードにし

 

 「スパイラルショット」

 

 フェイトに向かって螺旋状に回転した魔力弾を撃った

 

 フェイトはバリアを展開し魔力弾を防御したが。刹那の放った魔力弾はバリアを突き破ってきた

 

 「(バリアブレイク能力付の魔力弾!?)」

 

 フェイトが驚いている隙に、刹那はエクシアをソードモードに切り替えると

 

 「蒼波刃」

 

 エクシアを振り上げ、魔力でできた衝撃波を飛ばした

 

 フェイトはそれを躱すと、今出せる最速の速さで刹那の後ろに回り込みBDを振り下ろしたが、刹那はそれを籠手で受け止め弾き飛ばすと、振り向き後ろ腰にあるサーベルの柄を抜き

 

 「戒刀乱魔!」

 

 エクシアと魔力刃の二刀で舞うようにフェイトに攻撃し、吹き飛ばした

 

 「おまけだ」

 

 『road cartridge』

 

 弾薬が排出され、蒼い光が刀身を包んだ

 

 「天翔竜刃波!!」

 

 エクシアを振りぬくと、竜の形をした魔力が放たれた。フェイトはシールドを張って防御したが、シールドを破り竜はフェイトに直撃した

 

 「やべぇ、少しやり過ぎたか?」

 

 刹那が冷や汗を流していると、軽く気を失ったフェイトが地面に向かって落ちて行った

 

 「クロックアップ」

 

 『clock up』

 

 刹那はエクシアを左腰にマウントさせるとクロックアップでフェイトの落下ポイントに移動しフェイトを受け止めた

 

 「う、ううん」

 

 フェイトが意識を取り戻すと

 

 「大丈夫か?」

 

 刹那の顔がものすごい近くにあった

 

 「う、うん」

 

 「少しやり過ぎたごめんな」

 

 刹那が誤ると

 

 「気にしないで」

 

 フェイトは笑って返すと

 

 「ふむ」

 

 「どうしたの?」

 

 刹那の表情が気になったフェイトが聞くと

 

 「いや、かわいいなっと思ってな」

 

 刹那がそう言うと

 

 「か、かわいい!?わ、私が!?」

 

 「ああ」

 

 刹那が笑って言うと

 

 「////」

 

 フェイトは顔を赤くし、さらに自分がお姫さま抱っこされているのに気づき顔をさらに赤くした

 

 

 

 

 「・・・・・・・・」

 

 はやては無言でフェイトを抱えている刹那を見ていた。気のせいかはやての体から黒いオーラが見える

 

 「(な、なのはさん。は、はやてちゃんが怖いです!!)」

 

 リインは念話でなのはに話しかけた

 

 「(そ、そうだね。一体どうしたんだろう?)」

 

 なのはもはやての発するオーラに冷や汗を流していた

 

 「(・・・・・・なんなんやこの気持ちは?フェイトちゃんを抱っこしている刹那君を見てるとなんかイライラしてくる)」

 

 はやては無言のまま画面に映る刹那をただじっと見ていた。その気持ちをはやてが知るのはもう少し先である

 

説明
第04話
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
6787 6440 4
タグ
リリカルなのはStrikers 転生者 テイルズ スパロボの技等多数 

白の牙さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com