現象起こしの転生者 第四十四話
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〜〜廊下〜〜

 

「このあいてる部分はなんだろう?」

 

「さぁ?でも、この部分だけ名前が書かれてないよ?」

 

「端になんか書いてあるぜ?」

 

「何々・・・この部分はサプライズです?」

 

ははは、まさかぶっつけでどれだけ取れるかなんて

俺も大博打に出たもんだよ

 

まぁこれだと今までの物理的破壊じゃなくて

精神的にもだろうしいいか

 

「ははは」

 

「誰かとおったか?」

 

「そういえば補佐がいたよな、兄の方」

 

「しかも笑ってたぜ?」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜〜屋上〜〜

 

 

「・・・・」

 

今日は善吉の選挙の日だ姫ちゃんは向こうの会場だ

正直球磨川先輩が善吉にどうこう言う場面や

TRPGには参加する気が起きなかった、面倒くさそうだし

何よりどうやって介入するのかわからなかったからだ

 

「潰すのも、結局物理的だもんなぁ」

 

もっとこう、精神的な部分で潰してみたかったんだけどなぁ

まぁ今回もめだかと戦うつもりだけどね

俺は球磨川と善吉のに介入しなかっただけなんだぜ?

 

『それじゃあ始めましょうか〜生徒会選挙〜』

 

大刀洗先輩が立つのが珍しいって言うのが

この世界に来てやっとわかったよ、向こうじゃ漫画だから実感薄かったしね

 

「わかりやすい目印だよなぁ、あのアイマスク」

 

『はたらく』ってそのまま書かれてるし

わかりやすいことこの上ない

 

『じゃあ一組目〜女子中学生五人組!

五人で一組の立候補で〜す』

 

「制限時間は五分となりま〜すっだったっけ?」

 

 

まぁしかし

候補生達も

 

「この学園は最低です」

 

当然善吉も

 

「皆でめだかちゃんに勝とうよ」

 

めだかも

 

「私は黒神めだかだ見知らぬ他人のために生まれてきた」

 

皆頑張るなぁ

・・・俺は面倒くさがりだからなぁ

頑張ったことなんてそんなにないぜ?

まぁこの世界じゃ色々頑張ったけども

・・・まぁこの安心院編は正直言うとめだかを潰すことばっかで

退屈だったな

 

『どうも五分ぴったしで〜す

じゃあ最後にみんな気になったであろう空白枠の人だよ〜』

 

・・・誰だったっけ?・・・俺か

何だろう、今までにないくらい低いテンションだ

 

「・・・行くか、『転送』」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「・・・・よう」

 

『はい、最終候補の神谷零君だよ〜』

 

「兄さん!?最近一緒にいてくれないと思ったら・・・」

「あいつ何やって!?」

「・・・男の子ねぇ」

 

「はははごめんなお前ら黙ってて・・・姫ちゃんには本当悪かった

今度デート行くからそれで許してくれ」

 

ザワザワザワ

 

「・・・はぁ、五月蠅いなぁ・・・黙れよ」

 

シーン

 

『はい、じゃあ、零君も五分ね〜、はいマイク』

 

「ああ、どうも」

 

カッカッカッ

 

「随分と足音が響くなぁ・・・静かすぎだろ

まぁ俺が黙れって言ったんだが・・・」

 

ザッ

 

「よう、ご存じ神谷零だ

まぁ実際は小難しい言葉で増量して一時間ほど使いたいのを五分で言うと・・・

 

まず、この学園がクソってのには同意だ

常識外れどころじゃないくらいクソだな

学園生徒全員改造するとか、戦闘で長を決めるとか

学校の危機の時とかお前ら何してたよ?

全校生徒が応援に来たことないだろ

そもそも戦闘で解決することじたいがおかしいんだよ

他の高校じゃありえねーよ

 

まぁ他意見としては

次に俺自身が今までを見て思ったんだがな

恥ずかしくはねーと思うぜ、だって人間だし

相手が年下だろうがなんだろうがそれに頼るのは悪くないと思う

だって、一人じゃ解決できなかったんだからよ

人間がめだかの敵?それは解釈が酷くないか?

自分が弱かったから強い奴に仲間になってもらった助っ人の何が悪い?

助けがなかったから助けてもらうことの何が悪い?

どうしてもほしいものがないから盗まずに普通にもらった、何か悪いか?

これらを否定する奴は、自分を棚に上げてるやつだぜ?

自分は関係ないはなしだからな

 

最後だ、これが一番言いたい

そして今回の選挙になんの関係もないことだ

だって一人の奴に向けて言いたい事なんだ

 

お前のそばにいたのはただの観察対象か?

本当にその程度だったか?

お前が自分で言った言葉を忘れたか?

そいつだけがお前を心配してるんだぜ?

切り捨てるなんてもってのほかだ、

お前は大事だと言っていたものを自分で壊したんだ

 

今回俺はお前と勝負して倒しに来た、わざわざ能力も何もなしで

得意の『小細工』一切なしの勝負に来た

 

まぁ最後を形として取り繕うとだなぁ

 

・・・なったなら仕事はさせてもらう

今までにない学園生活を約束しよう

 

勝つために、よろしく頼む」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

『第百代生徒会選挙開票結果発表〜

わ〜〜パチパチパチ』

 

「・・・」

 

面倒くさい

そんなのより終わったから姫ちゃんとイチャイチャしたい

 

「まさか貴様まで参戦するとわ思わなかったぞ零」

 

そうですか、俺としては当然だぞ

お前を負かすのが選挙での目的だ

 

「善吉、いい勝負だったいつでも受けて立つからまたやろう」

 

お前さん何勝った気でいるの?

結果はまだだから、それ見てからにしようぜ

 

『支持率34パーセント、人吉善吉君でした〜〜〜

おめでとう〜〜〜〜頑張ってね〜〜〜』

 

俺は・・・32か中学は31か・・・

なんでかしらんが接戦だったんだな

中学との方が厳しい戦いだったようだが

 

「ま、まさか二人ともに負けるとわな・・・はは、は

しかも随分とさをつけられたものだ」

 

・・・まぁ後は善吉でいいだろ

めだかとよろしくやってな、安心院は俺がやってきてやるよ

 

「・・・『転送』」

 

 

 

「よう、安心院」

 

「君はまだ安心院って呼ぶんだね

僕のことは親しみを込めて安心院さんと呼びなよ」

 

お前俺にそれ言ったの初めてだぞ

お前は安心院さんじゃなくて妥協して安心院(あじむ)さんだよ

 

「零、お前は面倒くさがりじゃなかったかい?」

 

「何言ってんだよまぐろ、面倒くさいがやったんだよ

今回だけな、自分の憂さ晴らしの為に」

 

「酷いね、めだかちゃんのお兄ちゃんとしては怒らないといけないのかな?」

 

「勝手にしろ、それより安心院だ」

 

「何かな?」

 

「お前・・・なんちゃらリアリティっていう病気なんだって?」

 

「転生者はなんでもお見通しかい?

この僕が世界が漫画だと本気で信じる人間だと」

 

当たり前だ、原作知識舐めるな

ただし何でもは見通せないぞ、俺は普通の人間だからな

 

「ていうか俺からしたら此処は漫画の世界だよ

転生前ではこの世界は漫画だったんだ、俺の知っている通りに、世界が進む」

 

「ふーん、じゃあこの先もお見通しだね

僕はやっぱりこの世界で出来ないことはないんだろう?

やっぱりここは漫画の世界じゃないか」

 

アホ言ってんじゃねーよ

お前にできないことなんざいっぱいあるっての

 

「じゃあ立ってみろよ、何でもできるんだろ?」

 

「いいともそんなことでなにが・・・」

 

立てたらだけどな

 

「!?」

 

「『糸切れ人形(ロックドール)』対象の人物を動きや能力の発動を制限する技だ

さて、お前は今何ができる?」

 

「・・・何もできないね」

 

だろう?

立てないどころか指を動かすことすら不可能だ

自慢の一京のスキルも発動できないもんな

 

「これでもまだ・・・この世界は漫画か?

お前は自殺すらできない『人間』なのに」

 

「・・・・そうだね」

 

「だろ?」

 

「僕は待ったよ・・・こんな時をずっと待ってた」

 

いくつだったっけ?

兆超えてたよな・・・たしか・・・

 

「「三兆四千二十一億九千三百八十二万二千三百十一年と二百八十七日待った・・・」」

 

「流石だね転生者完璧に台詞に被せて・・・僕はまだ死ねないんだね?」

 

「一生、死ねないぜ?『魂生帰結(アンコールライフ)』」

 

「・・・対象が死んだ場合問答無用で復活させる技・・・かな」

 

当たりだよ、君は地球が滅亡しても死ねないよ

まぁ安心院なら地球外の地球っぽい星にでも住みそうだけどな

 

「さて、じゃあお前には此処の生徒になってもらおうか」

 

「へ?」

 

最終的には原作通りがいいしな

 

「規則制限、安心院が一年十三組の生徒に仲間入りする」

 

「・・・」

 

ポカーンとしないでくれるか?

こっちの調子が狂うんだが・・・

まぁいい、決め台詞俺ヴァージョン行くぜ!

 

「世界はチートだらけだ!未来は面倒だらけだ!現実は適当に行けば何とかなる!

そして嬉しいことに生きることは劇的だ!!!」

 

「・・・」

 

「ん?安心院さーん?ポケーっとしてたら悪戯しますよ?」

 

口の端が上がってる?笑うなよ?結構さっきの恥ずかしかったんだぞ

 

「あはははははは!!!」

 

・・・・もう死にたいです

 

「酷いな、お前」

 

「いいじゃないか・・・僕はもう死ぬことが『できない』んだし

それに、嬉しいことに生きることは劇的なんだろう?」

 

うわああああああああああああああああん!!!

僕もう姫ちゃんとイチャイチャする!

安心院が俺のこと弄るから姫ちゃんに慰めてもらうもんね!

 

「・・・帰る、『転送』」

 

「あーあ」

 

へーんだ!いいもんねー

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

とまあそんなこんなで生徒会選挙は終了したわけだ

聖夜祭はその後も問題なく続いた

 

「デートの場所はどこにしようか・・・」

 

「どうせだからダブルデートでいいんじゃないか?」

 

「あっ、いいねそれ」

 

今は創とデートプランの組み立て中だ

この後ダンスパーティがあるらしいからそれの用意で

二人が出てる間に決めようと思ったら創もデートしたかったらしく

こんなことになったわけだ

 

「じゃあどこ行く?」

 

「・・・遊園地!」

 

になった

じゃあ決まったしダンスの方に行くかな

ダンスの話はまた書くかもね・・・

説明
神様と転生した主人公が
めだかで原作に入るお話

※注意※
めだかボックスの二次創作です
キャラ崩壊するかもです
作者は分が苦手です
俺TUEEEE系です
自分的解釈もあります

上記でもよい方以外はバックすることをお勧めします
構わないという方はよろしくお願いします
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タグ
神様がヒロイン 主人公最強 チート めだかボックス 

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