超次元ゲイムネプテューヌ music  & Goddedss 3
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重厚なる黒の大地 ラステイション レストラン「排気ガス」

 

 

「・・・おい。なんでこのレストランなんだ?名前から心配なんだが・・・」

 

おもわず冷や汗をかきながらここまで連れてきた少女アイエフに尋ねる

 

「あー・・・ごめんなさいね。ここしか調べがつかなかったのよ。なんだか最近携帯の調子が悪くて・・・・」

 

「いや、訳有りならいい。とりあえず入ろう」

 

「悪いわね・・・」

 

カランカラーン

 

「いらっしゃい・・・」

 

・・・おい、何だこの店の空気は、排気ガスではないがめちゃくちゃ重いぞ・・・?

 

「・・・これは予想以上だわ・・・ごめんなさいね」

 

「ま、まあ、もう入ってるからな・・・席に着こう・・・はぁ」

 

「こちらメニューになります・・・」

 

「あ、ありがとう・・・」

 

それにしてもここの店員はなぜこんなにも元気が無い・・・?

 

「・・・まあいい。それで?話があるんだろ?」

 

「ええ。私たちが子供だから教会のクエストを受けさせてもらえなかったのは、覚えてる?」

 

「ああ。子供だからって言ったら俺もたいして変わらないんだがな・・・」

 

「あなたは実績があるからね。それで相談なんだけど、私達が町でクエストを探したら、シアンって言う人が募集してたの。

でもやっぱり子供だからって言われて・・・」

 

「ラステイションは景気が悪いからな、失敗されたくないんだろうな・・・で、今の流れからすると、

俺に同行してほしいって感じか?」

 

「話が早いわね、助かるわ。要約するとそういうこと。・・・あと、景気が悪い理由は知ってる?」

 

「いや、そこまでは」

 

「そう、じゃあギブ&テイクね。この相談を受けてくれるならたいしたことじゃあないけど私の持ってる情報をあげるわ。」

 

ふむ・・・みたところアイエフは諜報員だけあって情報の信憑性は高そうだな。

 

「兄、こんなことしてる暇あるの?」

 

「お前は黙ってろ。それにどうせしばらくはお前を連れて行かないからちょうどいい。」

 

「え・・・あれ本気だったの?」

 

「当たり前だろう。アイエフ、その相談、ひきうけた。」

 

「ふぅ、引き受けてくれなかったらどうしようかと思ったわ。それじゃあ、情報ね。

ここではアヴニールっていう会社が中小企業の仕事を取って行ってるらしいわ。」

 

ということはここの空気もそれにつられて、ってことか?

 

「なるほどな。きty「それでそれで!私たちはアヴニールを倒そー!って決めたんだよ!」・・・」

 

「ねぷ子・・・静かにしててって言っておいたわよね・・・?」

 

「だってだって!あいちゃんばっかり話してずるい!私たちにも話させてよー!」

 

「そうですぅ!あいちゃんばっかりずるいですぅ!」

 

ふたりがぎゃーぎゃー騒ぐ・・・アイエフがやれやれといった風で頭を振る・・・苦労してるんだな・・・

 

「はぁ・・・まあいいわ。それで、引き受けてくれるのよね?」

 

「ああ。・・・っと。こっちの自己紹介がまだだったな・・・申し訳ない。」

 

「気にしてないわ。それで?あなたのお名前は?「夜雀」さん?」

 

その厨二病めいた名前はあまり好きじゃないんだけどなぁ・・・

 

「それは皮肉か?ま、気にしてないがな。さて、俺の名前だが俺はアルヴィン。アルヴィン・クルスニクだ。で、こっちが弟分のトーマだ。」

 

「あ・・・っト、トーマ・N・キルです。よろしくおねがいします。」

 

「ご丁寧にありがと。さっきも言ったけど私はアイエフ。で、こっちのうるさい子達が・・・」

 

「コンパですぅ!」

 

「ネプテューヌだよ!」

 

「「二人合わせて・・・!」」

 

「コン「ネプくぁwせdrftgyふじこlp ・・・ってねぷねぷ!打ち合わせと違うですぅ!」

 

「コンパだってー!」

 

きゃいきゃい喧騒をしだす二人・・・

 

「おい・・・大丈夫なのか?」

 

「あはは・・・大丈夫よ。ちょっと待ってね」

 

なんだ・・・?アイエフの背後に何かが・・・!

 

「二人とも・・・ちょ〜っと外でお話しましょう・・・?」

 

「え?どうしたのあいちゃん・・・なんか怖いよ?」

 

「ねぷねぷ・・・!逃げるですぅ!」

 

「え!?待ってよコンパ!なんでなんで!?」

 

カランカラーン

 

「こら!待ちなさい二人とも!」

 

カランカラーン

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「行くぞ、トーマ」

 

「うん・・・」

 

席を立った俺たちに忍び寄る影・・・!!アヴニールの刺客か!!

 

「あのー・・・」

 

・・・店員だった

 

「な、なんですか?僕たちもう帰りますけど・・・」

 

「ご注文は・・・?」

 

・・・何も頼んでねぇや

 

「・・・トーマ。後頼むわ」

 

ダッ!カッカッカッ・・・

 

カランカラーン

 

「え・・・?ちょっ!兄!まtt「何も頼まないんですかそうですかこの不景気に冷やかしにきたんですねそうなのならばこちらにも考えがありますこのことを然るべき機関に報告したあとあなたを「あ、あの!」なんですかご注文ですか?」

 

「・・・スマイル下さい、テイクアウトで・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

重い空気がさらに重くなった!トーマはすばやさが下がった!

 

「テイクアウトはできませんがわかりましたスマイルですね」

 

(!?・・・いけるか!?)

 

ニコ・・・(憤怒の笑み)

 

「・・・失礼しましたぁぁぁ!」

 

カランカラーン

 

「またのお越しをお待ちしておりますあなたを料理する準備をしてね・・・くけけけけけけk」

 

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「兄!酷いよ!見捨てないでよ!」

 

「見捨ててなんかいない。あの場を任せられるのはお前しかいないと思っての行動だ。よくやった。ミッションコンプリートだ」

 

「やるせない・・・!」

 

「それより、あいつらは先に行った。追うぞ」

 

「うぎー!まってよ!」

 

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「あ、きたきたー!遅いよー!」

 

「遅くなったな、お嬢様方?」

 

「気にしてないわ。・・・そのお嬢様ってのやめてくれる?壁があるみたいだから。」

 

「ええー!?なんかカッコイイのにー!」

 

「はは、ネプテューヌには好評のようだがアイエフには不評のようだな。よし、アイエフ。これでいいか?」

 

「ん。オッケーよ」

 

「アル!いつかまた呼んでね!」

 

「私もお願いしますですぅ!」

 

「ん?構わんが・・・アルってのは俺のことか?」

 

「そだよ!アルヴィンだからアル!」

 

アル・・・か。

 

「まあ好きなように呼べば良いさ。また今度な。」

 

「はいですぅ!」

 

「はーい!」

 

「おーい・・・?」

 

おっと、見たことの無い人だな。もしかしてこの人がシアンか?

 

「ああ、ごめんなさいね。シアン。この人が私たちの同行者、アルヴィンよ。」

 

「アルヴィン。アルヴィン・クルスニクだ。」

 

「ああ、あんたが。あたしはシアン。この町で小さな町工場をやってる」

 

「それで、シアン。同行者を連れてきたからクエストを受けさせてくれるのよね?」

 

「ああ。そういう約束だからな。」

 

「ありがとう」

 

「そういうわけだ。会って早々だが、詳細はこの子に話してある。詳しいことはこの子に聞いてくれ。」

 

「ああ、了解した。」

 

「んじゃな。頼んだぞ」

 

シアンは足早に去っていった。

 

「それで?クエストの詳細は?」

 

「ええ。交易用の道にモンスターが出るようになって、それを何とかしてほしいってことらしいわ。」

 

「ふむ。簡単そうだが・・・ひとつ言い忘れていたことがある。いいか?」

 

「なにかしら?」

 

「俺が同行するといっても、全員の面倒を見切れるわけじゃない。もとからトーマは置いていくつもりだから、こっちで2人か3人で留守番をしててもらう。いいか?」

 

恐らくネプテューヌあたりが不満を言うんだろうな・・・

 

「ええー!?二人と別れちゃうのー!?やだー!」

 

だろうな・・・

 

「ネプ子。文句言わない。忙しいところ付き合ってくれてるんだから・・・」

 

「そういってくれると話が早い。早速だがついてくるメンバーを選出してもらっていいか?

アイエフのいったとおりこっちも忙しい身でな。そうそうに済ませたいからな。」

 

「むぅ・・・誰が行くのー?」

 

「んー・・・コンパとネプ子をおいていくと心配だし・・・おもにトーマ君が。」

 

「えっと・・・僕は平気ですけど・・・」

 

「ああ。まだこの子達とは短いからね・・・それと、敬語じゃなくて良いわよ?」

 

「あ、そうですか。・・・と、そう?わかったよ。」

 

「で?どうするんだ?」

 

「そうね・・・じゃあ、私たちの中で一番実力のある・・・ネプ子。頼める?」

 

「私ー?いいよー!美少女ひーろーネプテューヌにお任せあれー!」

 

「よし。んじゃ、俺とネプテューヌだな?トーマ、お前は俺らが戻ってくるまで二人を守れ。いいな?」

 

「う、うん。わかったよ・・・」

 

「よし。ネプテューヌ。1時間後にダンジョンの入り口に集合で良いか?」

 

「えー?一緒に行けば良いのに?面倒じゃない?」

 

「準備があるだろ?」

 

「あ、そっか!でも準備を一緒にすればいいよね!」

 

「え?でも・・・」

 

「ゴーゴー!」

 

ちょ、引っ張るなって・・・!

 

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「さて。二人も行っちゃったし。私たちも一応準備しておきましょ?」

 

「はいですぅ!トーマ君もいくですよ!」

 

「あ、えーと。呼び捨てでいいよ?年もあまりかわらなさそうだし・・・」

 

「そう?じゃ、いくわよ。トーマ」

 

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「さて、んじゃ。回復とかの準備をするか。ネプテューヌ。いいか?」

 

「んー・・・その「ネプテューヌ」ってのどうにかならないかなー?堅苦しいよー!」

 

「そういわれてもな・・・まあ、このクエストが終わってからな。で、武器とかは平気か?」

 

「うーん。一応見ておこうかなー・・・どっちだっけ?」

 

「こっちだ。いこう」

 

「はいはーい!」

 

 

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「さて。実際についたな。ネプテューヌ、腕に自信は?」

 

「ありありだよー!もうなんでもお任せあれって感じー?」

 

「そこまで言えりゃ世話ねぇな。・・・っと。きやがったな。」

 

へっ・・・お待ちかねって感じだな

 

「グルルルルゥ・・・」

 

「おー!?私の出番だねー!?」

 

「そうだな・・・やれるだけやってみろ。実力もみたいしな。・・・それに、お前のことは俺が守ってやる」

 

「え・・・?」

 

ん?なんだか様子が変だが・・・

 

「おい、大丈夫か?」

 

「へ?・・・う、うん!大丈夫だよー!

 

「?・・・まあいいか。後始末は任せろ!」

 

「う、うん!よーし!いくぞー!」

 

そう言いながらネプテューヌが突撃していく。それに応じて狼のようなモンスターも吼える。・・・ってかモンスターは狼形が多いのか?

 

「えーいっ!」

 

ネプテューヌが刀を左に大きく振り抜く。狼は油断していたのか左前足を切られた。

 

「グオゥ!」

 

「逃がさないよーっ!」

 

下、左斜め上に切り裂く。そのままぐるっと円を描くように回転する。

 

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄むだぁーっ!」

 

右足と左足で交互に蹴りを叩き込んでいく。

 

「グゥ・・・ガッ」

 

「これは決まったんじゃない!?いっけぇー!デュアルエッジーッ!」

 

力を溜めつつ大きく叩き切る。終わったか?

 

「グ、グギャアア・・・」

 

そんな悲鳴を上げながら絶命していった。ふむ。実力は十分のようだな・・・

 

「次回も!私の活躍に乞うご期待!」

 

そういいつつこっちにピースサインをしてくる。ふっ・・・

 

「口だけじゃないみたいだな。」

 

「当たり前じゃないかー!もしかしたらアルより強いかもねーっ!」

 

「それは聞き捨てならないな・・・よし。次の敵は俺がやろう」

 

「ふふーん!私には勝てないよー?」

 

「まあ見とけって・・・お、ちょうど良く同じ形態のやつだな。」

 

「グガアアアーーー!」

 

さっきのより勇ましいな。ま、関係ないが。

 

「な、なんか強そうだね!手伝おうか!」

 

「おいおい、俺がやるって言ったろ?いくぜ!」

 

自分の手に光を集めてそれを握りつぶす。本来こうやるんだがこの間は銃器を刺しておく召喚だからな。前回とは違う。

 

「来い。ヴァイスヘイン」

 

握りつぶされた光が晴れたらそこには前回同様禍々しい剣があった。

 

「えぇー!?何今の!?かっくいいーー!」

 

はは。始めてみたらその反応かもな。

 

「あとで説明してやるよ。いまはこいつだ!」

 

そういいつつおれは突っ込む。先手必勝だ!

 

「ふっ!はぁっ!」

 

左下に切り込みながら体を回して回し蹴りだ!

 

「ガッ!グォッ!」

 

「あばよ!ヴァリアブルトリガー!」

 

通常とは違う炸裂したら火が吹き出るタイプの弾丸を撃ち込む。

 

「グォ・・・ゥ」

 

燃えながら狼は絶命した。こんなもんだな。

 

「・・・うわー。すごーい・・・」

 

「まだまだお前には負けないぜ?」

 

「よーし!負けてられないぞー!」

 

ダーーーーッ!

 

「おいおい・・・俺をおいていくなよ・・・」

 

タッタッタッ・・・

 

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「うわぁ!?」

 

ちっ・・・鳥型のモンスターか!あんまやりあったことが無いみたいだな、翻弄されちまってる!

 

「下がれ!」

 

「アル!?」

 

ガキン!!ヴァイスヘインとネプテューヌを切り裂こうとしてたモンスターの爪が火花を散らす。

 

「邪魔なんだよ!」

 

バン!さっきのヴァリアブルトリガーをヴァイスヘインに撃つ。するとヴァイスヘインが燃え上がる。

 

「うわわ!剣が燃えてる!?」

 

「クエーーー!」

 

「喚くな!終わりにしてやるからよ!」

 

敵を切り上げながら自分も空中に舞い上がる。消えろ!

 

「我流で悪いな!・・・紅蓮剣!燃え尽きろ!」

 

空中で切り払い剣を急降下しつつ敵諸共地面に叩きつける。それと同時に地面から噴火のように炎が吹き出てモンスターを焼き尽くす。

 

「ふぅ。っと、ネプテューヌ!怪我は無いか!?」

 

「へ、う、うん。アルが庇ってくれたから・・・」

 

「そう、か。ネプテューヌに怪我が無くて良かった。」

 

「へぅ・・・」

 

「ん?顔が赤いけど、大丈夫か?」

 

「ねぷっ!?だ、大丈夫だって!」

 

ねぷっ・・・って

 

「なんだ?ねぷっ、って。可愛い悲鳴だな」

 

「か、可愛い!?・・・も、もう!早く行こうよ!(可愛いなんて言われたことないよーっ!ああーっ!ぜったい私いま顔赤いー!)

 

「ん?おう、進むか!」

 

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「ふぅ。ネプテューヌ、少し休むか?」

 

「そうだねー。ちょっと疲れたから休むー!」

 

そういうとネプテューヌは洞窟にぺたりと座り込んでしまう。おいおい・・・

 

「んなことしたら服汚れるぞ?ほら。俺の上着でよければ敷いとけ。」

 

「え!?それはアルに悪いよー!」

 

「別に良いさ。少なくとも今は仲間だろ?」

 

「んー・・・じゃあ使わせてもらおーかなー?」

 

そういうなり俺の上着の上に座り込むネプテューヌ。

 

「ふぃー!ちょっと強いねー・・・疲れちゃった!」

 

「まあ戦い続きだからな。少し長めに休もうか。」

 

「いえーい!休憩休憩ー!」

 

俺もネプテューヌから少し離れたところで壁に寄りかかる。ふぅ。一人ならまだ行けるんだが、守りながらだとすこし堪えるな・・・

 

「ねぇねぇ!なんでアルは私たちに協力してくれてるのー?」

 

「ん?どうした?急に。」

 

「なーんか気になっちゃってー!」

 

「たいした理由じゃないが・・・まあ情報もらったしな。」

 

「え?それだけー?」

 

「ああ。」

 

「つまんなーい!もっとなんか無いのー?こーんな美少女軍団なんだからもと下心とかさー!」

 

おいおい・・・

 

「下心って何だ下心って・・・まぁ可愛いのは認めるが、そんなのは持ち合わせてないぜ?」

 

「えー?そうなのー?(真顔で可愛いとか言わないでよー!きゃー!)」

 

「ああ。・・・お前らも何で俺らに助けを求めたんだ?」

 

「え?あいちゃんが「夜雀は困ってる人には優しいって噂だからきいてみましょう」って!」

 

「何だその噂は・・・ったく。誰が優しいんだっつの・・・」

 

「アルだよー!優しいじゃーん!」

 

「はいはい・・・よっし。そろそろいくか?」

 

「おーけー!元気百倍だよー!」

 

「そのようすなら平気だな。行こう」

 

「おー!」

 

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「っと・・・ボス格か?」

 

「ギャアアアアアア!!!」

 

中型のドラゴンのようなやつだ。あまり大きくないため俺なら時間はかかっても倒せるな。

 

「おおー!強そうだねー!よーし!わたしの本気を見せちゃうぞー!」

 

そういうとネプテューヌは何かをしようとする。

 

「何する気だ?」

 

「変身!」

 

は?

 

「いっくよー!」

 

「・・・変身中の攻撃は、ご法度だからね?」

 

そして光がその場を包む。幾度かset up という声が響いたかと思うと・・・

 

 

 

 

 

そこには・・・凛々しい女性が立っていた。

 

 

 

 

「へ?あれ?」

 

「アル。何をボーっとしてるの。行くわよ。」

 

「えっと、ネプテューヌは?」

 

「私がそうよ。」

 

はあ!?

 

「いやいや!いくらなんでもそれは・・・」

 

「じゃあ戦いを見てなさい。それでわかるわ。」

 

「・・・あー、悩んでてもしゃーねぇか。いくか!ネプテューヌ?」

 

「なぜ疑問系なのよ・・・くるわよ。」

 

「グオルガァ!」

 

ドラゴンはそう叫んだと思うと火球を吐き出してきた。

 

「よっと!いくぜ!」

 

ダダダダダダダッ!

 

一気に近づきながら・・・手に光を集める!そんで・・・握り、潰す!

 

「来い。スサノオ」

 

光が晴れる。俺の手には、日本刀を多少短くしたような剣が二本握られていた。

 

「援護するわ!」

 

ネプテューヌと名乗る女性が銃を発砲する。二発中一発が目に当たったらしく、ドラゴンは叫ぶ。

 

「グガアアア!」

 

「続けていくか!」

 

ドラゴンの元についた俺は交互に剣を振っていく。

 

「ふっ!はぁっ!だらぁっ!」

 

左、右、右回転を交えながらの回転切り。まだまだ!

 

「グギャアア!」

 

「鳴時雨!」

 

剣を逆手に持ち替え目に留まらぬ連撃を叩き込んで、蹴り飛ばして・・・!

 

「轟臥衝!」

 

剣をくるくると回しながら飛び込み切り。剣を叩き付けた衝撃で岩が砕け散り敵に刺さる。

 

「私にもやらせなさい!」

 

あぶなっ!

 

「突撃すんなっての!」

 

「この剣なら・・・!」

 

力を込めたまま剣を突き刺す。そのまま驚異的なスピードで引き抜いたかと思えば次のモーションに入る。

 

「情けはいらないわね・・・遊びで戦ってるんじゃないの。」

 

先ほど見たデュアルエッジと同じモーションの攻撃を繰り出す。・・・だが

 

「なんだこの威力の違いは・・・」

 

先ほどとはダンチの威力だ。連打してれば勝てそうなくらいに。

 

「今のうちに交代ね。アル!」

 

「ちょっ・・・急にかよ!」

 

戸惑いながらも一気に距離をつめる!くらえ・・・!

 

「鳴時雨!」

 

先ほど同様に逆手に持ち替え連撃。だけど今度は蹴らずに・・・!

 

「襲爪!雷斬!」

 

切り上げから切り下げのコンボ。切り下げると同時に稲妻のおまけだ!

 

「グッ・・・ググオオオ!」

 

「まだまだ元気そうだな!倒し甲斐がある!」

 

「動かないで」

 

また銃で発砲する。傷に入ったようでドラゴンが苦しそうにうめく。

 

「グルガアアア・・・・!」

 

「アル!遠慮は要らないわよ」

 

「任せとけって!おらよ!魔神剣!双牙!」

 

以前トーマが使ったのと同じ技を使う。俺のは剣だが。

 

「いい加減飽きるか!?悪いな!鳴時雨!」

 

もう三回目だがもう一度鳴時雨を放つ。今度は蹴り飛ばすぜ!

 

「闇よ!閃闇裂破刃!」

 

両手の剣で敵を連続突きすると同時に先端から闇のエネルギー波を飛ばし、最後に突進突きから×を描くように切り払う!

 

「どうだ!?」

 

「グッ・・・ゴギャアアア!」

 

ちっ・・・やけになってやがる!

 

「ふん。止めを刺してあげるわ!」

 

「気をつけろ!見境なくなってるぞ!」

 

「逆に言えば後が無いってことよ!!」

 

俺も行くか・・・!

 

「いきます!」

 

ネプテューヌ・・・が剣を振るう。いまだ!

 

「あわせるぜ!轟臥衝!連続で決めろ!」

 

「言われなくても・・・!遅いっ!」

 

「こんなんでどうだ!」

 

二人でラリーをつなぐように連続で叩き込んでいく。

 

「これで決めるわ!」

 

離れたほうがよさそうだ・・・な、っと!

 

「これが私の必殺・・・全力で行くから、覚悟して」

 

そう呟いたかと思えば目にも留まらぬスピードで空中を駆け抜けて敵を切り裂いていく。

 

「アル、合図をしたら決めて頂戴。」

 

「はいはい・・・やってみるさ!」

 

「いい返事よ。はあぁ!」

 

地面に急降下して一筋の閃光となり敵を貫く!

 

「今よ!」

 

「へっ!覚悟しやがれ!」

 

急上昇、急降下の突きを敵にあて一歩退く!

 

「駆け抜けること雷光の如し!」

 

地面を縦横無尽に駆け抜けて敵を切り裂く!決める!

 

「獣皇雷迅剣!」

 

俺が止まると同時に稲妻が降り注ぐ。

 

「グ・・・グオ・・・グガアアア・・・」

 

ドサッ・・・そのまま、ドラゴンは息絶えた。

説明
3話目ー!

コメントは自分の作品に自分でコメントする形で返せばよろしいのでしょうか?誰か教えてほしいです!

関係ないですが、コラボっておもしろそうですねー!
新参者の私は言い出す勇気も無いですけど!

今回はいつもより長いと思います!
駄文で戦闘描写書いてたら楽しくなっちゃって・・・

では!
アルヴィン「はじまるぜー?」
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コメント
>柏中ロージュ&ミヤウエ 様 コメント感謝です! まぁおっさんでも構いませんよ(笑)大人っぽいって言い換えればそう言うことですから(笑)私なんかの作品で力になれたら嬉しいです♪(東の和菓子屋さん@蒼)
ウチは前半を見てアンチャのネイト兄貴の声が・・・後半は力ちゃんと洋画の見すぎなのか青年のはずのアルヴィンが壮年のオッサンに見えるようなCVしか出てこない・・・、戦闘シーンって間を持たすの小説じゃちと大変と感じるので勉強させていただきます。(柏中ロージュ&ミヤウエ)
>リアルではおぜうタイプ 様 またまたのコメント感謝です!感謝感激雨あられ! 元から戦闘を頭の中で考えるのが癖で(ゲーム脳じゃありません。決して。)形にしてみたいと思って書き始めた部分ありますからね 汗 駄文ですが。コメントの件、感謝です!よろしければまた見てください!(東の和菓子屋さん@蒼)
すげぇ…この小説、戦闘が長いぞ・・・うちは割かしあっさり終わるのに……。戦闘描写がわからないとあっさり終わるもんだし、良く分かってる人なんやな……。あ、コメントはこのコメント欄で返すのが今の所一般的(?)かと。(リアルではおぜうタイプ@復帰)
>風音ツバキ 様 コメント感謝です! なるほど!私もそうしようと思います! いつか言わせます!(笑)頑張って行きますのでよろしければまた読んで下さい!(東の和菓子屋さん@蒼)
良いのかどうかは分かりませんが、そういう方のほうが多いですね。しかしアルヴィン…台詞が杉田さんボイスで再生される(笑) いくぜフルボッコ!とマジンセンコウダーン!が好きだったなぁと思い出すキャラでした。これからも頑張ってください!(風音ツバキ)
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