魔法少女と竜と漆黒の狂戦士と A's編 空白期 第十話
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    翌日早朝 ミッドチルダ 時空管理局地上本部

 

 

 

ボース 「よく来てくれた、ユンカース一曹。話はジェイルから聞いているぞ。」

 

 

     時空管理局地上本部にいるボース・ブランドー少将の執務室に零冶は来ていた。ボース少将は体格が良く、スキンヘッドだった。

 

 

零冶  「はい。これからよろしくお願いします。」

 

 

     零冶は丁寧にお辞儀をする。

 

 

ボース 「はっはっは、そんなに堅くなることは無い。それに、その話し方が苦手なのもジェイルから聞いているぞ?楽にしたまえ。」

 

 

零冶  「ではそのように・・・。それで、俺はどうすればいい?」

 

 

ボース 「うむ・・・。先ず君は表向き、私直属の部下ということになっている。肩書きは特別戦技教導官、配属は第4陸士訓練学校だ。

     まぁ・・・君の受け持つ訓練生は扱いが難しい奴や暗い事情の奴等ばかりだ。それに君は最年少の教導官だから

     いろいろ揉め事があるかもしれん。気をつけてくれたまえ。」

 

 

零冶  「ああ。なるべく穏便に済ませるさ。」

 

 

ボース 「頼むよ。場所はここだ。すぐに入学式があるから早めに行くといい。」

 

 

零冶  「分かった。それでは失礼する。」

 

 

     零冶はその場を後にし、訓練学校へと向かった。

 

 

ボース 「彼があの黒澤零冶・・・か。第一級捜索指定ロストロギア“闇の書”を単身で屠り、強力な龍を複数召喚する特異なスキル。

     彼なら今の管理局を変えられるやもしれんな・・・。」

 

 

 

 

     場所は変わって第4陸士訓練学校、そこで入学式を終え、零冶は早速自分の受け持つ候補生達が集まっている部屋に向かっていた。

 

 

零冶  「・・・教導自体は初めてでは無いが・・・大丈夫かな?」

 

 

     零冶は心配になっていた。

 

 

     ・・・・・・・自分の事では無く、候補生が耐えられるかどうかをだ。

 

 

     そして、部屋に到着すると、入ったいった。そこには30名の少年少女が席に着いていた。

 

 

     そして、入ってきた零冶を見て全員が動揺する。教官にしてはあまりにも若すぎるからだ。

 

 

零冶  「静かにしろ!」

 

 

     零冶の一喝で皆は黙った。

 

 

零冶  「本日付でお前達を担当する教官になったゼロ・ユンカース一曹だ。見ての通り歳は若いが、実力はあると自負している。

     これからよろしく頼む。」

 

 

     何人かは訝しげに見ていたが、零冶は気にした風なく言う。

 

 

零冶  「それでは班を決める。班は2人1組でA〜O班の分ける。この班は寮の班と同じで、これからの生活で共に過ごす相棒だ。

     お互いに信頼関係を築くことが大切だぞ。それでは名前を呼ばれた奴から返事をしろ!A班キャシー・フェリル、

     ルイン・ヴォルテック!」

 

 

2人  「はい!!」

 

 

     2人が立ち上がって返事をする。キャシーは身長が高く、ピンクブロンドを腰まで伸ばしたおっとりした女の子だ。見た感じ

     天然っぽい。

     ルインは燃えるような紅い髪を肩まで伸ばし、髪とは相対的に瞳が蒼く、つり上がっている。かなり気が強うそうだ。

 

 

零冶  「次!B班、ジュドー・ベルカス、ユーリ・ブラウン!」

 

 

2人  「はい!!」

 

 

     ジュドーは金髪にソバカスといったあまり目立たない容姿をしていた。身長は平均レベル。ユーリは茶髪をツンツンに立てて、

     体型もしっかりしている。身長は160cmほどだ。

 

 

零冶  「次!C班、ミュー・レイストン、ギンガ・ナカジマ!」

 

 

2人  「はい!!」

 

 

     ミュー・レイストンはチンクみたいに小柄、髪は翠でショートヘア、黒縁メガネを掛けている。

 

 

     そして、俺の目的であるギンガ・ナカジマ。ギンガは母親と同じ蒼い髪でストレートに伸ばしていた。

 

 

零冶―――あいつが俺の義妹・・・・か。

 

 

     零冶は本人に気付かれないように観察した。そして、最後まで呼び終えた。

 

 

零冶  「今から自分達の部屋に荷物を置いてくるように!訓練は明日から行う。今のうちに親睦でも深めておけ!では、解散!」

 

 

     そうして零冶は部屋を出て行くと、訓練生も自分たちの荷物を置くために動き出す。その際、零冶の事について話題になった。

 

 

訓練生1「・・・ねぇ、どう思う?」

 

 

訓練生2「ユンカース教官のこと?う〜ん・・・正直、不安なんだなぁ。」

 

 

訓練生3「本当に実力があんのか?あいつ。」

 

 

訓練生4「お、おい。教官に向かってアイツはまずいぞ!」

 

 

訓練生3「別に今はいないからいいじゃん。だけど、お前も疑問に思うだろ?」

 

 

訓練生4「まぁ・・・確かにそう思うけど・・・。」

 

 

訓練生3「どうせコネで教官職に就いただけだって。実力なんかありゃしないよ。」

 

 

     と言う風にあまり好印象では無かった。しかし、悪口だけでも無かった。

 

 

ルイン 「・・・私はルイン・ヴォルテック。これから一年間よろしく頼む。キャシー。」

 

 

キャシー「あらあら、私はキャシー・フェリルですよぉ。こちらこそよろしくお願いしますねぇ。」

 

 

ルイン 「で、キャシー。教官の事・・・どう思う?」

 

 

キャシー「教官ですかぁ?う〜ん、可愛いと思いますよぉ?」

 

 

     天然少女キャシーは少しズレたことを言う。

 

 

ルイン 「い、いや・・・そうじゃなくて、実力があるかどうかを聞いてるんだが・・・?」

 

 

キャシー「そんなの分かりませんよぉ。」

 

 

ルイン 「え?」

 

 

キャシー「だってそうでしょぉ?私達は教官の実力を実際に見たことないんですものぉ。でも、あの方は教官。私達は命令を聞いていれば

     いいのですぅ。」

 

 

     見た目に反して最もな事を言うキャシー。ルインはそんなキャシーを見て少し驚いた。

 

 

ルイン 「あ、ああ。そう・・・だな。」

 

 

     一方、ジュドー達は・・・

 

 

ユーリ 「よう、俺はユーリだ。これからよろしくな!」

 

 

ジュドー「うん、僕はジュドー。こちらこそよろしくね、ユーリ!」

 

 

     ユーリはニッコリと笑って挨拶した。

 

 

ユーリ 「で、お前はあの教官どう思うんだ?」

 

 

ジュドー「教官?う〜ん、確かに僕たち同じだけれど・・・一応教官だしね〜。従うしかないと思うよ?ユーリは?」

 

 

ユーリ 「俺か?俺は実力を疑ってはないが一度戦ってみたいな。どれぐらい強いのか実感してみたい。」

 

 

ジュドー「そっか。それじゃ、早く部屋に行こっか?」

 

 

ユーリ 「おう!」

 

 

     最後にギンガ達。

 

 

ギンガ 「私の名前はギンガ・ナカジマ。これからよろしくね。」

 

 

ミュー 「あ、は、はい!よ、よろしくお願いしましゅ!あぅ・・・・噛んじゃいました。」

 

 

ギンガ 「ふふ、そんなに緊張しないで。これから仲良くしましょ?それよりミュー、あなた・・・あの教官の事、どう思う?」

 

 

ミュー 「ふぇ?教官ですか?・・・・・・これは私の推測ですけれど、多分私達がいくら束になっても勝てないと思います。」

 

 

     ミューは真剣な表情で言った。

 

 

ギンガ 「え?どうしてそう思うの?」

 

 

ミュー 「教官を見ていて気付きませんでした?教官、全ての動作に無駄な動きが無いんです。それに、オーラといいますか・・・

     覇気のようなものを感じ取れたんです。多分、相当な修羅場をくぐり抜けてますよ・・・。」

 

 

ギンガ 「そ、そんなに・・・?」

 

 

ミュー 「はい・・・。だから命令に従わないと痛い目に遭うと思います。」

 

 

     そう話しながらギンガ達は教室を出て行った。しかし、そこに4人の訓練生が残っていた。

 

 

 

??? 「ふんっ!何が教官ですか!どっからう見ても私達と同じぐらいではありませんか!」

 

 

??? 「ええ。私達に命令するなんて・・・本当にウザイわ。」

 

 

??? 「一度痛い目に遭わせてやろうか?」

 

 

??? 「お?いいねぇ。ちょっとボコったら大人しくなるんじゃね?」

 

 

     この4人組は今年の訓練生の中でも魔力資質が高く魔導師ランクAAやAAAに匹敵し、それなりに実力がある者達だった。

     故にプライドが高い。

 

 

     一番初めに口を開いたのは金髪を背中までのばし、瞳はブラウンで目はつり上がった如何にもお嬢様という感じの女の子、

     エリス・ノーレッジ。

 

     次に相づちを打ったのがエリスと同じ班のバライカ・カーマイン。髪は黒くて背中まで伸ばし、瞳は紅い。2人はD班だ。     

 

     

     次の2人組は男子で、ヘンリー・ダグラスとキール・ランギーニ。ヘンリーは茶髪をスポーツ刈りした感じで、瞳は黒い。

     キールは金髪ツンツン頭で瞳は青く、いかにもヤンキーな感じであった。この2人はG班だった。

 

 

キール 「明日の訓練で実力を確かめたいって言ってボコったらいいじゃん。」

 

 

ヘンリー「2対1でか?」

 

 

バライカ「まさか。1対1に決まってるだろう?」

 

 

エリス 「あのような卑しい者に複数で挑む事ありませんわ。1人で十分ですわ。」

 

 

キール 「はっ!なんだか楽しくなってきたじゃん!」

 

 

     そして4人組は教室を後にした。

 

 

 

 

 

     翌日、訓練学校 グラウンド

 

 

 

     零冶含め、訓練生はグラウンドに集合していた。

 

 

零冶  「これより訓練を始める!先ず初めに言っておくが、俺のは実践を重視した訓練だ。よって基礎訓練よりも模擬戦や組み手などの

     時間が多い。この内容は校長にも許可は取ってある。覚悟しておけ!」

 

 

     訓練生は動揺しているが、零冶は構わず続けようとした。

 

 

零冶   それでは今から「きょうか〜ん。」ん?お前はG班のキール訓練生だな。どうした?質問か?」

 

 

     零冶が訓練を始めようとしたら、キールが手を上げて言葉を遮った。

 

 

キール 「あのー、俺たちは初めに教官の実力を見たいんですけどー?」

 

 

ヘンリー「ああ。やっぱり上の実力は見ておかないとな。」

 

 

バライカ「つまり、私達と模擬戦をして頂きたいのですよ、教官殿。」

 

 

エリス 「まさか見せられない訳ではありませんよね?」

 

 

     そこへヘンリー、バライカ、エリスも賛同した。周りを見ると、他の訓練生も頷いていた。

 

 

ロキ  『へぇ・・・ちょっと調子乗ってるんじゃない?零冶。』

 

 

     そこへロキが零冶に話しかけた。

 

 

零冶―――ああ、ロキか。そうだな・・・。多分、俺が気にくわないんだろうな。まったく、大分待たせてくれたな。

 

 

     零冶はニヤリッと笑みを浮かべた。実は零冶は彼女達の事で、ボースから報告があった。故にこうなることを予期していたので、

     いつ来るか楽しみにしていたのだ。

 

 

零冶  「いや、いいだろう。それで他の奴も納得するだろうしな。それではデバイスを用意しよう。少し待ってろ。」

 

 

エリス 「その必要はありませんわ。私達、持参していますので。」

 

 

     そう言って4人はデバイスを取り出した。レイピア、バライカがナックル、ヘンリーは二丁拳銃、キールが槍だった。

     いずれもストレージデバイスだが、支給品よりも高性能だった。

 

 

零冶  「なるほど・・・最初っからそれが目的だったか。」

 

 

キール 「はっ!たりめぇだろ!誰がお前なんかの命令に従うかよ!」

 

 

     そこでキールが本性を表す。

 

 

エリス 「そういうことですわ。少しばかり痛い目に遭ってもらいますわよ?それでは先ず、私からお相手させて頂きますわ。」

 

 

     そう言ってエリスは前に出たが、

 

 

零冶  「1人1人相手するのは面倒で時間の無駄だ。お前等全員で掛かってこい。それと、俺はデバイスを使わないでやろう。」

 

 

4人  「なっ!?」

 

 

     零冶は全員で相手にすると言った。

 

 

エリス 「ちょっと!私達をバカにしていますの!?」

 

 

バライカ「ムカツクわね。」

 

 

キール 「嘗めてんのか!?あ゙あ゙!?」

 

 

ヘンリー「バカか?」

 

 

     当然4人はバカにされたと思う。

 

 

零冶  「うだうだ言ってないで早く来いよ。それとも・・・4人で相手する癖に怖いのか?」

 

 

     そして零冶はさらに挑発する。

 

 

キール 「てめぇぶっ殺してやる!!」

 

 

零冶―――ふむ、多少は早いが・・・所詮ガキの付け焼き刃か。

 

 

     ついにキレたキールが零冶に突っ込んで突きを放つ。それを零冶は半歩退くだけで躱し、お返しに蹴りを叩き込んで

     3人の所へ飛ばしてやった。一瞬の出来事に皆は動揺する。

 

 

キール 「なっ!?がっ!!?」

 

 

ヘンリー「キール!?」

 

 

零冶  「言っただろう?全員で掛かって来いと。遊んでやるよ・・・雑魚ども。」

 

 

     そこへ零冶が再び挑発する。

 

 

エリス 「もう我慢出来ませんわ!!覚悟しなさい!!」

 

 

バライカ「後悔するんだね!!」

 

 

     エリスとバライカの2人が突っ込んできた。そして、飛ばされたキールも零冶に再び攻撃を仕掛け、ヘンリーは援護射撃を

     開始した。

 

 

エリス 「せやあああ!!」

 

 

バライカ「はあっ!!」

 

 

     初めにエリスがレイピアで高速の突きを繰り出す、零冶はそれを全て躱し、右から来たバライカの拳をバックステップで躱す。

 

 

キール 「今度はさっきみたいにいかねぇぞ!!」

 

 

ヘンリー「落ちろ!」

 

 

     そしてキールが薙ぎ払い、突きの攻撃を繰り出す。それすらも零冶は簡単に躱し、ヘンリーの援護射撃も紙一重で躱す。

     そのまま4人の攻撃を零冶は躱し続けた。

 

 

キール 「クソッ!!なんで当たんねぇんだよ!?」

 

 

ヘンリー「っく!」

 

 

エリス 「ですが、避けるだけでは勝てませんことよ!!」

 

 

バライカ「このまま押し切ってやるわよ!」

 

 

     4人は零冶に擦りもしない事に苛立ちを覚え始めた。そして、零冶は躱すことに飽きていた。

 

 

零冶  「遅ぇよ。欠伸が出るくらい遅ぇ。いい加減、避けるのも飽きたし、そろそろ終わらせるか。」

 

 

     そして、零冶は突きを繰り出したキールの攻撃を躱し、懐に潜り込んで、

 

 

零冶  「影忍流暗殺術、鴉の舞。」

 

 

キール 「な!?は、速っ・・・があっ!?」

 

 

零冶  「飛翔!」

 

 

     零冶はキールを真下から蹴り上げる。

 

 

零冶  「天襲!」

 

 

キール 「ぐはっ!!」

 

 

     そして、宙に浮いたキールを蹴り落とし、

 

 

零冶  「地裂!!」

 

 

キール 「ぐぅ・・シ、シールド!」

 

 

     ドゴンッ!!

 

 

     地面に叩きつけられたキールに空中から加速、踵落としを決め、キールの周りの地面がひび割れる。

 

 

     そして、キールは白目を剥いて倒れていた。一応零冶は加減した上に、キールもシールドをギリギリで張ったようで

     骨が折れていない様だった。

 

 

ヘンリー「キール!?」

 

 

零冶  「人の事を心配している場合か?」

 

 

ヘンリー「なっ!?」

 

 

     そして零冶は間髪入れずに縮地を使ってヘンリーに肉薄する。

 

 

零冶  「くたばれ。」

 

 

     零冶はヘンリーの腹部に蹴りを叩き込んで飛ばす。そして、縮地を使ってヘンリーの後方へ素早く回り込み、同じように

     蹴りを叩き込む。

 

 

ヘンリー「がっ!ぐあっ!がはっ!?」

 

 

     それを何回も繰り返し、最後に蹴り上げてヘンリーは倒れた。

 

 

バライカ「う、嘘だわ・・・一瞬で2人が・・・。」

 

 

エリス 「そ、そんな・・・。」

 

 

     残りの2人はヘンリーとキールが一瞬で倒されたことに恐怖した。そして、

 

 

零冶  「闇槍弐式、((影襲|えいしゅう))!」

 

 

バライカ「え?あっ!うああああああ!!!」

 

 

     零冶の目の前に魔方陣が展開、その中から大量の闇の槍が射出されてバライカを襲う。一応かすり傷で済ませてある。

 

 

エリス 「バライカ!?そんな・・・デバイスも無しにこれ程の魔法を!?」

 

 

     エリスは驚愕した。デバイスの補助も無しにこれ程の魔法が使えるのはSランク魔導師でもない限り無理だったのだ。

 

 

零冶  「闇槍参式、影の陣。」

 

 

     そして、零冶は自分の周囲に闇の触手を20本ほど展開し、

 

 

零冶  「捕らえよ!」

 

 

     一斉に触手がエリスを襲う。

 

 

エリス 「え?きゃあ!?は、離しなsひぃっ!!?」

 

 

     4本の触手はエリスの手足を拘束し、残りは鋭利な刃物となってエリスに触れるか触れないかのところで静止した。

 

 

エリス 「あ・・・ぁあ・・・・ぁ・・。」

 

 

     エリスは恐怖で声が出なかった。もし、零冶が寸止めしなかったら今頃串刺しになっていた所だったからだ。

 

 

零冶  「これで解っただろう?お前達と俺では格が違う。伊達に教官などやってない。次は無いぞ?」

 

 

エリス 「あ・・・ぁ・・ぁ。(コクコクコク)」

 

 

     エリスは必死に首を縦に振った。そして零冶はエリスを解放し、見学している奴に告げた。

 

 

零冶  「お前達も解っただろう?教官に逆らうとコレより痛い目に遭わせてやるから覚悟しておけ!!」

 

 

全員  「りょ、了解!!」

 

 

零冶  「さて、こいつらを医務室に連れて行かなきゃならん。3人は俺と来い。残りは俺が来るまで全員腕立てをしていろ!!」

 

 

全員  「了解!!」

 

 

    そして、零冶はエリスの所へ歩いた。他の3人は訓練生3人が運んでくれた。

 

 

零冶  「立てるか?」

 

 

エリス 「・・・え?あ、いえ・・・その・・・。」

 

 

     どうやらエリスは立てないらしい。よく見ると足に怪我をしていた。恐らくさっきの闇の触手が当たってしまったのだろう。

 

 

零冶  「ふむ・・・仕方ない。」

 

 

エリス 「ふぇ?きゃっ!?」

 

 

     零冶はいつものごとくお姫様抱っこをした。

 

 

零冶  「嫌かもしないが少し我慢してろ。運んでやる。」

 

 

エリス 「え、あ・・・ありがとう・・・ございます///」

 

 

     そして、医務室に連れて行くときにエリスは零冶に謝った。

 

 

エリス 「あ、あの・・・教官。申し訳ありませんでした。」

 

 

零冶  「なに、気にするな。お前達の気持ちは解らんでも無いからな。だが、次は無いぞ。分かったな?」

 

 

エリス 「はい・・・。」

 

 

     そうして、零冶はエリスを医務室に連れて行き、訓練に戻った。

 

 

     その後に訓練生はナンバーズ程では無いが、零冶にしごかれて全員が真っ白に燃え尽きていた。

 

 

 

説明
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コメント
ロキ 『あ〜あ、今度はZEROさんが食べられちゃった・・・。ま、いいか。』(クライシス)
鎖紅十字さん。 なるほど、確かにその手がありましたね!(クライシス)
キール君とやらが突っ込んできたとき蹴り返すんじゃなくて脚ひっかけて転ばして辱めた後に蹴り返したほうが面白かったんじゃないかと思います(鎖紅十字)
「ロキ先生ーーまた零冶が女の子を落しt・・・・・(その後の言葉を聞いた者はいない)(神帝)
こりゃ最年少教導官としてレイジ君のファンクラブ出来ちゃうだろうな〜まったくどんだけ女の子の心を弄べb、がふ!?うごぉ、が・・ぶれば!  そしてその場には真っ赤に染まった肉塊があるだけだった(肉塊は竜がおいしくいただきました)(鎖紅十字)
ロキ『あらら、余計なこと言うから・・・・。それにしても本当に節操が無いよね、零冶は。』  零冶「うるせぇ。好きでやってんじゃ無いんだよ!」(クライシス)
氷屋さん、その危険性は高いですねw(クライシス)
「おお!ロキ先生オッスオッス!ロキ先生聞いてくださいよ、また証拠にもなく零冶がまた女の子を落として、もうとうへ・・いや零冶何を向けてるんだい?やめてくれ、こっちに向けるんじゃ・・ぎゃああああああああ」(古手雅樹)
あれですね・・・堕ちちゃった生徒さんたちが写真とか撮って広めなきゃいいですな、巡り巡ってなのは達とこいった日にゃO☆HA☆NA☆SHIされますよwつかギンガ→スバル&ゲンヤ→はやてって図式が浮かぶwww(氷屋)
ロキ『やあやあ、最近作者が手を抜いていてね〜。中々出られなかったんだよ〜。』 作者「すいません・・・。」(クライシス)
actさん、O☆HA☆NA☆SHI!だけでは済まないような気が・・・・。(クライシス)
わ―フルボッコだ―(棒) ロキさん、お久しぶりです。久しく見てないなと思ったんですよ。そして零冶はさくっと堕とすし。もうどうしよう(汗)(Hydrogen)
また一人零冶の虜にwww しかし、零冶の辞書に自重という言葉がない様な気がするぞwwwなのは達に女の子を次々と堕としていると知られたらO☆HA☆NA☆SHI!だぞ act(act)
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