光が止み其処に現れたのは

銀髪の美女だった……

｢これは……｣

｢さぁ、犯罪神よ……この身体に乗り移るが良い……｣

｢これが犯罪神様の新たな器……｣

｢そうだ……｣

マジェコンヌはそれを聞くと一目散に入って行った

そして……

｢体がしっくり来るな……｣

｢おぉ……犯罪神様！おめでとうございます！｣

｢うむ！有り難う、マジック……｣

｢勿体無き、お言葉……｣

｢でわ、犯罪神マジェコンヌよ……先程の言葉忘れるなよ……？｣

｢分かっている！｣

｢犯罪神様？ 何がですか？｣

｢それがだな……｣

マジェコンヌはマジックに訳を話した

マジックは最初は驚いたが賛成をしてくれた

｢例え犯罪神様が世界崩壊を止めたとしても

私は貴方様に、お仕えしたいのです……｣

｢マジック……我は幸せ者だな……お前の様な家臣が居て

我は誇りに思うぞ！｣

｢有り難うございます……｣

｢それから犯罪神よ……我から四つ程プレゼントをしておいた……｣

｢プレゼントだと？ 何だそれは？｣

｢一つ目は貴様をこの世界の最高神にしておいた……｣

｢何だと！？｣

｢二つ目は神力を無限にしておいた……｣

｢お前はどれだけ規格外なんだ……｣

｢三つ目は不老不死にしておいた……｣

｢最早驚かん……｣

｢四つ目はこの世界の魔法を全て使える様にしておいた

でわ、主人格の事を頼んだぞ……｣

｢あぁ……任せろ！｣

｢我はいつも貴様達の事を見ているからな……

何か主人格にしようとすれば……殺すからな？｣

｢分かっている……｣

｢それから……おい、貴様｣

｢ん？ 私か？｣

｢そうだ、最初に主人格は貴様と出会った……

貴様が持っていた鎌を見て気絶したのだ……｣

｢成程な……｣

｢其処でだ……貴様を人間の姿にする｣

｢何！？｣

｢その方が今よりも美しくなるぞ……？｣

｢……｣

｢決まりだな……｣

命はマジックに手を向けて光を放った

カッ！キィィィィン……

光が止むと其処には肌の色が灰色ではなく

ちゃんとした肌色だった

尖っていた耳も丸くなり

頭と背中に付けていた機械的な物もなくなっていた

｢これが私……｣

｢うむ、似合っているぞマジック！｣

｢有り難うございます！｣

｢貴様もついでに不老不死にしておいた……｣

｢感謝する……｣

マジックが始めてマジェコンヌ以外に感謝をした……

其処にブレイブ・ザ・ハードとリンダが来た……

｢む！？ 誰だお前たちは！｣

｢マジック・ザ・ハード様……？｣

｢リンダか……｣

｢その姿は……｣

｢丁度良い所に来たな、お前達……話を聞け｣

｢｢？｣｣

マジェコンヌは訳を話した

二人は始めは納得出来なかったが渋々納得した

｢貴様達も姿を変えるか……｣

｢｢何だと？｣｣

命は二人に向かって光を放った

そして現れたのは……

ブレイブは魔界戦記ディスガイア2のアデルの髪を黒くした感じである

貧しい子供達の悲憤で出来たブレイブは固体として成り立っていた

無論マジックも同じである

リンダはそのままの容姿で耳は丸く肌の色は灰色ではなく人間と同じものだった

｢これが俺の新しい姿……｣

｢これが私……？｣

｢貴様等も主人格の事を頼むぞ……

もし、悲しませたりしたら……分かっているな？｣

｢｢あぁ！｣｣

｢ではな……次会う時が殺される時じゃない事を祈るぞ……｣

｢｢｢｢分かっている！｣｣｣｣

｢ふっ……なら良い……！｣

キィィィィン……命の髪は黒から白色になり

張り詰めた空気が無くなっていた……

4人は変わる事を決意したが本当に変われるのだろうか……