或る夢
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灰の海

 

汚れた砂浜

 

荒れる風

 

テトラポッドから紙飛行機

 

波に攫われて

 

波に飲み込まれ

 

破れた地図を砂浜に

 

壊れた夢を瓶詰に

 

海に流してさようなら

 

きつい潮風に吹かれながら

 

ボロボロに風化する精神

 

余計な物まで剥がれたら

 

剥き出しの感情を隠さずに

 

錆び付いた兵隊を拾い上げ

 

前を向いて帰ろう

 

したたる雫をそのままに

 

いつもと違う家路を

 

地図のいらない道を

説明
詩です。
感情のままに書いた感じの作品ですが、割と気に入ってます。
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コメント
[夢双]さん>寂しい雰囲気の中に、前向きな感じを読みとって貰えれば。 コメントありがとうございました。(零)
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