真・恋姫†無双 〜我天道征〜 第10話
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注意 本作の一刀君は能力が上方修正されています。

 

   そういったチートが嫌い、そんなの一刀じゃないという方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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≪兄ちゃんとご飯≫

 

【side 季衣】

 

僕と流琉は、兄ちゃん達と一緒に陳留へと行き、華琳様との謁見を行った。

僕達は力を認めてもらい、華琳様の親衛隊の隊長という役職に就くことができた。

その時に、華琳様や春蘭様の真名も許してもらえました。

だけど、あの時に聞こえた華琳様の言葉ってなんだったんだろう?

 

( 「ふふっ。二人とも可愛らしいわね、とても美味しそうだわ♪(ジュル)」 )

 

美味しそうって、どうゆうことだろ? あとで、兄ちゃんにでも聞いてみよう。

 

 

 

今日は、春蘭様が直々に稽古をつけてくれるらしく、朝から訓練場に来ていた。

離れた場所には、華琳様と桂花ちゃんも見学に来ている。

 

「でええええええええいっ!!」 ブオオオオーーーーン!!

 

僕は春蘭様に、渾身の力を込めて岩打武反魔を飛ばす。

岩打武反魔は風きり音をたてながら、春蘭様に向かって一直線に飛んでいく。

しかし春蘭様は、それをよけようともしなかった。

 

ガキーーーーン!!

 

「そ、そんな!」

 

逆に持ってる刀を立てて、それを受け止めてしまった。

そのことに僕が呆けていると、春蘭様がこちらへと向かってきた。

僕はそれに気付き、武器を急いで引き戻そうとしたけど、

 

「遅い!」

「(ガキンッ!)うわっ!」

 

すでに春蘭様が接近していて、刀を振り上げていた。

その攻撃を手に持っていた鎖で防ごうとしたけど、それすら弾き飛ばし僕は転んでしまった。

 

 

春蘭様はそのまま僕に近づき、手を取って起こしてくれた。

 

「甘いぞ、季衣。確かにお前の攻撃は重く強烈で、そこいらの者では、簡単に吹き飛ばせるであろう。

 しかし、大陸は広い。私のように、その攻撃を受け止められる者もいるだろう。

 自分の力を信じることは大事だが、過信してはいかん。」

「・・・はい。」

 

春蘭様の言葉に、僕はさっきのことを思い出す。

確かに春蘭様は、僕の渾身の一撃を受け止めた。

力なら負けないと思っていた僕は、少なからず落ち込んでいた。

 

「お前よりも強い奴は、たくさんいる。だが、お前はまだまだのびる。

 そやつらに負けぬためにも、季衣よ、日々の鍛錬をしっかりと行うんだぞ。」

「はい、春蘭様!」

 

春蘭様の言葉に、僕は元気よく返事をした。

 

 

「お疲れ様。春蘭、季衣。」

「華琳様♪」

「ありがとうございます、華琳様。」

 

僕達の稽古が終わるのを見計らって、華琳様が水の入った竹筒を渡してくれた。

 

「相変わらず、見事な力ね。季衣。」

「でも、春蘭様には敵わなかったです。」

「春蘭も言っていたでしょ。貴方はまだまだ成長するわ。いつか春蘭に追いつく日も来るでしょう。」

「は、はい!春蘭様に追いつけるよう、頑張ります。」

 

僕は華琳様の激励に嬉しくなり、力強くそう答えた。

 

 

「はっはっはっ、その意気だぞ季衣。だが、華琳様の右腕たるこの私だ。そう簡単には、追いつかせんぞ。」

「ちょっと、待ちなさいよ!誰が、華琳様の右腕ですって。華琳様の右腕は、この私よ、私!」

「何だと!華琳様をお守りし、仇名す者を討つ刀たるこの私こそ、右腕にふさわしいだろう。」

「ふん、刀と刀をぶつけ合うのだけが戦じゃないのよ。国の行く末を左右する政も立派な戦い。

 そして、その大事な役目を任されている私こそ、華琳様の右腕にふさわしい人間よ。」

「私だ!」

「私よ!」

 

春蘭様のちょっとした言葉から、桂花ちゃんとの言い争いが始まってしまった。

華琳様はいつものことなのか、呆れた様な顔でそれを見ていました。

 

 

「ふん、春蘭。あなた、北郷に負けたくせに、よくもまあずうずうしくも右腕なんて言えるわね。」

「なっ!」

「か、華琳様。兄ちゃんが春蘭様に勝ったって本当ですか?」

 

桂花ちゃんの言葉に、僕は思わずそのことを質問してしまった。

 

「あら、そういえば季衣は知らなかったわね。

 ええ、確かに一刀は、一度手合わせということで戦って、春蘭に勝っているわね。」

 

僕達も助けてもらったから、兄ちゃんが強いのはわかってたけど、まさか春蘭様より強いなんて思わなかった。

僕がそのことに驚いていると、今度は春蘭様が言い返していた。

 

「くっ、ならそっちこそ、貴様が思いつかなかったすごい案を、北郷が献策したではないか。

 北郷さえ考えつく様な案を思いつかずに、よくあれだけ言えるな。」

「なっ!」

「華琳様?」

「これも本当よ。今、陳留で行われている大規模な政策は、一刀の案によるものが多いわね。」

 

政のことは良くわからないけど、華琳様がここまで言うんだから、すごいことなんだってことはわかる。

僕はその話を聞いて、兄ちゃんがとてもすごい人なんだと感心していた。

 

「じゃあ兄ちゃんって、強いだけじゃなくて、頭も良いんですね。」

「ええ、そうね。あら?じゃあ二人の話を総合すると、一刀が私の右腕ということになるのかしら?」

「「か、華琳様〜!!」」

 

華琳様が楽しそうにそう言うと、春蘭様達は泣きそうになっていた。

 

 

そんな風に兄ちゃんの話をしていると、

 

「おーい、華琳―!」

 

城の方から、ちょうど良く兄ちゃんがやってきた。

 

「あら、一刀じゃない。どうかしたの?」

「ああ、警備隊ついての報告書を持ってきたんだけど、執務室に華琳がいなかったからさ、それで話を聞いたらここにいるって言われてね。」

「あら、それは悪いことをしたわね。」

「別に構わないよ。ところで、春蘭と桂花はなんで俯いてんだ?」

「あ!兄ちゃん、今は・・・」

 

そう言いながら、兄ちゃんは二人に近づいて行った。

僕が止めるのも間に合わず。

 

「「貴様(アンタ)の・・・」」

「え?」

「「せいだーー!!!」」

 

ドグシャ!!

 

「何がーー!!?」

 

兄ちゃんは二人の拳をくらって吹っ飛んでいた。

 

 

「それじゃ、報告書は後で読ませてもらうわ。」

「いつつ、ああ、よろしく頼む。」

 

兄ちゃんは殴られた所をさすりながら、そう答えた。

 

「夕刻頃には終わるでしょうから、それまでは自由にしてていいわよ、一刀。」

「お、マジ? やったね♪」

 

兄ちゃんは急なお休みをもらえたみたいで、とても嬉しそうにしていた。

 

 

(そういえば、僕も午後からはお休みをもらってたっけ。)

 

そう思った僕は、

 

「ねえ、兄ちゃん。時間があるなら、一緒にご飯食べにいかない?」

 

と、兄ちゃんを食事に誘うことにした。

 

「季衣とか。そうだな、そう言えば忙しくて一緒に食事したことなかったな。よし、食べに行くか。」

「本当?やった♪」

 

兄ちゃんと食事に行けることになり、僕は飛び跳ねて喜んだ。

 

 

「あっ、華琳様達もどうですか?」

「せっかくのお誘いだけど、悪いわね。これから少し用事があって、あまり時間がないのよ。」

「私も華琳様と一緒よ。」

「すまんな、季衣。私もこの後、調練の予定が。」

 

僕は兄ちゃんだけでなく、華琳様達も誘ってみたが、みんな用事があるらしく、申し訳なさそうにしていた。

 

「そうですか、残念です。」

「ふふっ、また後で誘ってちょうだい。季衣、今日は二人で楽しんできなさい。」

「はい、華琳様♪」

 

華琳様の言葉に、僕は元気よくそう返事をした。

 

 

 

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そして僕と兄ちゃんは、町へとやってきた。

あたりは昼時ってこともあって、とても賑わっていた。

そしてあちこちのお店からは、美味しそうな匂いが漂ってきていた。

 

「わあー、どのお店も美味しそうだなー。兄ちゃん、早く行こうよ。」

 

僕はそんな中を、どのお店にしようか迷いながら、後ろからついてくる兄ちゃんを急かす。

 

「季衣、そんなに慌てなくても大丈夫だよ。」

「だって、兄ちゃんと初めてご飯食べるんだもん。もう待ちきれないよ。」

「ははっ、それは嬉しいな。よし、今日は俺がおごってやるから、好きなだけ食べていいぞ、季衣。」

「えっ、本当?ありがとう、兄ちゃん♪」

 

思わず僕は、兄ちゃんに抱きついて喜んでしまった。

兄ちゃんも嬉しそうに、僕の頭を撫でてくれた。

 

 

「じゃあ兄ちゃん、ここにしよう。」

 

そういって僕は、よく行っている拉麺屋の前まできた。

そこに着くと、なぜか兄ちゃんは看板を見上げたまま固まっていた。

 

「・・・拉麺、弍楼。」

「どうかしたの、兄ちゃん?」

「いや、たぶん気のせいだ、入ろう。」

 

そう言って兄ちゃんは、僕の背中を押す様にして店の中へと入った。

 

 

「いらっしゃい!お、嬢ちゃん、今日も来てくれたのかい。」

「うん。だってここの拉麺、美味しいんだもん。」

「嬉しいこと言ってくれるねー。今日は兄ちゃんとも一緒かい。まあ、座りな。」

 

店のおっちゃんが元気よく声をかけてきてくれ、僕らはそのまま空いてる席についた。

 

「へえ、結構繁盛してるんだなぁ。」

「ここの拉麺美味しいし、量も多いんだ。ちょっと注文の仕方が変わってるけど。」

「注文の仕方?」

 

兄ちゃんは不思議そうな顔をしていた。

まあ、初めは僕も戸惑ったもんね。

 

「先に僕が注文するから、それを真似してみてよ。」

「あ、ああ。」

 

 

そう兄ちゃんに言うと、僕はおっちゃんに向かって注文をした。

 

「弐楼拉麺特盛、全部ましまし泰山で!」

「あいよ。全部ましまし泰山だね。」

「ねえ、変わってるでって、兄ちゃんどうしたの?」

 

僕が注文をして兄ちゃんの方をみると、なぜか兄ちゃんは頭を抱えて机に突っ伏していた。

 

「頭痛いの?」

「いや、大丈夫だよ季衣。色々な感情に整理をつけていただけだから。」

「?」

 

兄ちゃんはよくわからないことを言っていたけど、体には特に問題ないみたいで、安心した。

 

「じゃあ俺は、弐桜拉麺のヤサイアブラで。」

「あいよ。」

「兄ちゃん、よく別の注文の仕方わかったね。ここにきたことあったの?」

「いや、ないよ。ここには、ね。」

 

なぜか兄ちゃんは、疲れ切った顔をしていた。

本当にどうしたんだろ?

 

 

「あい、おまちどう!」

 

そうしていると、僕達の前に拉麺がやってきた。

僕がそれを食べようとすると、なぜか兄ちゃんが僕の拉麺をじっと見ている。

 

「何、兄ちゃん?」

「季衣。それ、食べられるのか?」

「え?これくらい食べた内にも入らないよ。それより兄ちゃんこそ、そんな量で足りるの?」

「は、ははは、大丈夫。十分すぎるくらいだから。」

 

兄ちゃんは、顔を引き攣らせながら笑っていた。

さっきから、変な兄ちゃんだな。

 

 

僕達は拉麺屋を後にして、また町を歩いていた。

あの後僕は、おかわりを繰り返して、同じのを3杯食べた。

いつも食べているのと同じはずなのに、今日は特別美味しく感じたからだ。

 

(兄ちゃんと一緒だからかな?)

 

僕は隣を歩く兄ちゃんのことを見ながら、そう考える。

なんでかはわからないけど、なんとなくそうなんだということはわかる。

 

 

そんなことを考えていると、またお腹がすいてきた。

 

「兄ちゃん、次はあっちの屋台にいこう。」

「いいっ!?まだ食べるのか?」

「まだまだ入るよ。さあ、早く行こう。」

 

なので、兄ちゃんの腕を引っ張りながら、次の屋台へと向かっていった。

 

 

 

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【side 一刀】

 

あの後俺達(というか季衣)は、屋台を十軒ほどはしごし、その先々で山のように食事をした。

季衣のお腹が満足するのに反して、俺の懐はひもじくなっていった。

しかし、一度おごると言った以上、今さらそれを撤回するわけにはいかない。

それは兄として、なにより男として、格好がつかない。

 

「兄ちゃん、今日はありがとう。」

 

そんな季衣は満足したのか、笑顔でお礼を言ってきた。

 

「どういたしまして。季衣が喜んでくれて良かったよ。」

(まあ、季衣の笑顔が見れたし、これくらい安いもの、なのかな?)

 

俺はそう考えて、自分を納得させることにした。

空になったはずの財布が、妙に重く感じたが。

 

 

「ふあ〜。」

 

お腹が一杯になった俺は、連日の政務疲れもあり、眠気が襲ってきた。

 

「兄ちゃん、眠いの?」

「ん?ああ、お腹が一杯になったら、なんだかね。」

「じゃあ、僕良い所知ってるから、そこにいこう。」

「え、ちょ、季衣。」

 

季衣は俺の手を引っ張りながら、その良い所へと案内し出した。

 

 

町を出て、森に入り、しばらく歩くと、ちょっとした小川の近くにでた。

町から離れたこともあり、とても静かで落ち着く場所だった。

 

「へえー、良い場所だな。」

「訓練の帰りに、たまたま見つけたんだ。」

 

季衣は自慢げにそう答えた。

 

「それじゃ、ちょっと休むか。」

 

俺はそう言って、近くの木に寄りかかるようにして胡坐をかいた。

 

「よいしょ。」

「あの、季衣さん?」

「うにゃ?」

「何をしておられるんですか?」

「僕も休憩♪」

 

なぜか季衣は、俺の足の間に腰をおろし、寄りかかるように背中を預けてきた。

 

「座りづらくないか?」

「ううん、大丈夫。温かくて、とっても気持ちいいよ。」

「ならいいけど、つらくなったら言えよ。」

「ありがと、兄ちゃん♪」

 

季衣が喜んでるならいいかと納得し、そのまま二人でまったりとする。

 

 

その内心地よい風も吹き、だんだんと瞼が重くなってきた。

季衣の様子をみると、

 

「す〜、す〜。」

 

そんな可愛らしい声をだしながら、すでに眠っていた。

俺もそのことを確認すると、瞼の重さに抵抗することをやめ、そのまま目を瞑った。

 

 

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「それで、こんな時間まで季衣を連れ出して、どこで何をしていたのかしら、一刀?」

 

俺は玉座の間で正座をし、華琳達に囲まれていた。

季衣は少し離れた所で、その様子を窺っていた。

 

実はあのまま俺達は熟睡してしまい、目が覚めた時には夜にまでなっていたのだ。

そして夕方になっても現れない俺に、華琳が調べさせた結果が今の状態である。

 

 

「あー、えーと、そのー、何といいますかー。」

 

さすがに、昼寝をしてそのまま寝過ごした、なんていったら大目玉をくらってしまう。

何か良い言い訳がないか必死に考えていたのだが、そんな嘘をつこうとした俺に、天罰が下される。

 

 

「華琳様、兄ちゃんが遅刻したのは、僕のせいなんです。」

「季衣の?」

 

季衣は俺が困ってると思い、なんとか庇おうとしてくれているみたいだ。

その優しさが、逆に俺を地獄に追い込むとは知らずに。

 

「はい、僕が兄ちゃんの上に乗ったまま寝ちゃったからなんです。」

「一刀の上に乗って!?」

(あれ、季衣さん?間違いではないですが、ちょっと言い方がまずいのでは?)

 

季衣の発言に、まわりに何かおかしな空気が流れて行く。

 

 

「季衣よ、それはどういうことだ?」

「兄ちゃんに、お腹一杯食べさせてもらったら、なんか眠くなってきちゃって。」

「腹一杯に、」

「食べさせられた、だと。」

 

さらに答えていく季衣だが、なぜだろう、何か変な方向に勘違いされている気が。

 

「き、季衣。アイツに、ひどいことされなかった?」

「ううん、兄ちゃん優しくて、とっても気持ち良かったです。」

「「「「なっ!?」」」」

(あ、俺の人生オワタ。)

 

その瞬間、俺は死を覚悟した。

なぜなら、震える4人の背中に鬼を見たからだ。

 

 

「季衣、もういいわ。色々辛いだろうけど、今日はしっかりと休みなさい。」

そんな、華琳の優しい声が聞こえる。

 

「?よくわからないですけど、わかりました。じゃあ兄ちゃん、またね。」

「あっ、季衣待ってくれ!この状況をなんとか(バタンッ)・・・・・。」

 

俺が呼びとめる間もなく、季衣は部屋から出て行ってしまった。

俺は扉に手を伸ばした姿勢で固まっていたが、次の瞬間には全身が震えあがっていた。

 

「さて、一刀。何か言い残すことはないかしら?」

「我らも鬼ではない、それくらいの慈悲はやろう。」

 

そこに、4匹の鬼がいた。

 

「え、えーと、せめて釈明の機会を。」

「ふん、つまらない最後の言葉だったわね。」

「ちょっ、ちが!!」

「北郷、死ねえええーーー!!!」

「ぎゃあああーーーーーーーーー!!!!」

 

そして、その日の城には、俺の悲鳴が木霊したという。

 

 

 

 

 

 

 

 

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≪兄様とご飯≫

 

その日、俺は自室で仕事をしていた。

俺の出した天の知識に関する政策も、本格的に動き出した。

行うにあたって、充分な検討を華琳や桂花がしてくれたが、それでも問題は起きてしまうもんだ。

今俺がしてる仕事というのが、その問題に関して、他の天の知識で何か使えるものがないかというものだ。

しかし、政治や経済なんかに詳しいわけでもない俺は、頭から煙を出しながら、竹簡とにらめっこが続いていた。

 

 

そんなことをしていると、あたりはすっかり暗くなり、静まり返っていた。

 

ぐ〜〜!

 

「あー、腹減ったなー。」

 

仕事を始めてから、結構な時間が過ぎており、夕食もまだだったことに気がつく。

 

「でも、この時間じゃちょっと遅いよな。」

 

すでに城の食堂は夕食の時間を過ぎているし、町の方もほとんど終わってしまっているだろう。

こういう時、思わず現代の24時間営業のコンビニやファーストフード店なんかを思い出してしまう。

むこうにいた時は当たり前すぎて気付かなかったけど、この時代に来て初めて、恵まれた時代にいたんだと気がつかされる。

 

 

ぐ〜〜!!

 

と、そんな感傷にふけっていても、やはりお腹は膨れない。

 

「何か、あまりもんでもないかな。」

 

何か少しでも腹に入れないともたないと思った俺は、食料を求めて台所へと向かうことにした。

 

カチャカチャ、カチャカチャ

 

台所に近づくと、すでに誰もいないはずなのに、食器の音がきこえる。

不思議に思った俺が、中を覗き込むと。

 

「流琉?」

「兄様?」

 

流琉が食器を洗っていた。

 

 

「どうしたんだ、こんな時間に皿洗いなんかして?」

「いえ、実は季衣が、いきなり私の料理を食べたいって言い出したので、作ってあげてたんです。」

「なるほど、で今は、その片付け中ってわけね。ちなみに、季衣は?」

 

俺はあたりを見回し、話に出てきた季衣のことを尋ねる。

 

「季衣だったら、食べ終えた後、お礼だけ言って部屋に戻っちゃいました。」

 

流琉はそんな親友のことを、あきれたような声で答える。

 

「ははっ、季衣らしいな。」

「ところで、兄様こそなんで台所なんかに?」

「ん?ああ、実は仕事に夢中になってたら、夕飯を食いっぱぐれちゃってね。で、何か残りもんでもないかなーとか思ってさ。」

「そうなんですか。でも、すでにそういったのは全部片付けられてしまってますよ。」

「えっ、そんなー。」

 

何もないとわかると、さらにお腹が減ってくる。

俺はショックを受け、近くのイスに力なく座り込む。

 

 

そんな俺を見かねたのか、流琉が願ってもない申し出をしてくれた。

 

「あのー、兄様。もし良かったら、私がおつくりしましょうか?」

「えっ、本当?」

「はい。季衣の料理を作った時の材料が余ってますので、それでも良ければ。」

「良い、良い。全然それでOK。」

「おーけー?」

「ああー、大丈夫とか、問題ないってこと。むしろお願いします。」

「ふふっ、はい。それじゃ、少し待ってて下さいね。」

 

俺はそんな流琉の申し出を二つ返事でOKすると、さっきまでが嘘のようにご機嫌になった。

 

 

トントントントン ジュージャッジャッ

 

リズミカルな包丁の音や、炒めものをする音が響き、次第に食欲をそそる匂いも漂ってきた。

流琉の手際はかなり良く、その手は止まることなく、流れるように調理を進めて行く。

俺はそんな流琉に感心しつつ、料理が完成するのをおとなしく待つのだった。

 

しばらくすると、俺の前に美味しそうな湯気を出す、炒飯、青椒肉絲、湯(タン)が並べられた。

 

「うおー、うまそう。いただき「あら、一刀と流琉じゃない。」華琳?」

 

俺がこれから食べようとした時、タイミング良く華琳が台所に現れた。

 

「食事中だったかしら。」

「まあね。そうゆう華琳はつまみ食いに「ちがうわよ。」くるわけありませんよね。」

 

俺の冗談を、華琳は一睨みで黙らせる。

 

 

「この先に資料を取りにいこうとしたのだけど、この明かりがついていたから、気になって覗いてみたのよ。」

「あのー、華琳様。もし宜しかったら、ご一緒にいかがですか?」

「なっ!!」

「あら、いいの?」

「はい、いつもの調子で少し多めに作ってしまったので、残り物のような形で申し訳ないのですが。」

「そういえば、私も夕餉はまだだったわね。匂いや見た目は申し分ないし、それじゃあご相伴に預かろうかしら。」

「はい。それじゃ、すぐに準備しますね。」

 

そういって流琉は、華琳の分の準備に取り掛かり、華琳は俺の隣の席へと腰をおろした。

 

 

「か、華琳。早く資料を取りにいかなくていいのか?」

「急ぎの案件でもないし、誰かを待たせている訳でもないから、少しくらい構わないわ。」

「そ、そうだ。もしかしたら、誰か部屋に訪ねてくるかもしれないぞ。」

「もうこんな時間よ。緊急のことでもない限り、それはないわよ。」

「え、えーと、ああ!こんな遅くにメシ食うとふと「首を刎ねられたいのかしら、一刀?」ごめんなさい。」

 

俺は、なんとか華琳を部屋に返そうと頑張るが、最終的には絶を首に突き付けられることで終了した。

 

 

「一刀、貴方はそんなに私と食事をしたくないのかしら?」

「そ、そんなわけないじゃないですか、華琳様。」

 

こんな美少女と食事ができるのだ、喜ぶやつはいても、嫌がる奴はいるわけがない。

そう、食事を楽しむだけだったらいいのだが、華琳との場合、それだけではすまない。

俺は、ついこの前のことを思い出す。

 

 

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季衣との一件で迷惑をかけたということで、華琳達を食事に連れていくことになったのだが、出てきた料理を食べるや否や。

 

「駄目ね。」

「へ?」

「炒め方が甘いせいで、火の通り方にムラがあるわ。次に味付けね。食が進むように工夫はされているようだけど、そのせいで味が濃く、素材の良さを殺してしまっているわね。」

「なんだと、おめえ!俺の料理にケチをつけようってのか!」

「あわわわ・・・」

 

華琳がその料理に駄目だしをし始め、店主のおっちゃんは爆発寸前になっていた。

 

「あら、駄目な所を駄目だと教えてあげているのよ。これはケチじゃなくて、助言よ。」

「なんだとー!」

「そんなこともわからないようなら、すぐに店をたたんだほうがいいわね。」

「か、華琳!」

「出てけーー!!もう、二度とくんじゃねえぞ!!」

 

とうとう爆発してしまったおっちゃんは、俺達を店の外へと追い出してしまった。

 

 

「ああ、ここ安くて旨かったのに〜・・・」

「駄目な所を、駄目だと教えてあげたのよ。料理人ならそれを受け入れ、精進すべきじゃないかしら。」

「いや、華琳の言ってることはわかるけどさ。もう少し言い方ってもんが。」

「そんな遠まわしに言っても、しょうがないでしょ。」

「その通りです、華琳様。華琳様に感謝こそすれ、怒るなんて勘違いも甚だしいです。」

「ああ、そこも、変に煽るな!」

「さっきの店主め、華琳様になんて無礼を。叩き斬ってくれる!」

「そっちは落ち着け!!」

 

華琳はさも当然のように反省してないし、桂花はそれに同調して煽るし、春蘭に至っては、刀を持って殴り込みにいきそうになってるし。

 

 

「だけど、あの程度の店が多くあるのだとしたら、陳留を治めるこの私の沽券に関わるわね。

 これは、他の店も調査する必要がありそうだわ。一刀、次の店に案内なさい。」

「へ??」

 

俺が春蘭を抑えている間に、そんな話になっており、俺は顔を青ざめさせた。

 

「春蘭、とっとと行くわよ。今日は多くの店を回らないといけないのだから。」

「はい、華琳様!」

 

そういって華琳達は、呆然としてる俺を尻目に、ずんずんと先に行ってしまう。

そんな俺の肩に手を置き、秋蘭が一言、

 

「あきらめろ、北郷。」

 

と、それだけ言って、華琳達の後を追っていった。

 

その後俺は、お気に入りの店など十軒ほど華琳に紹介し、その全てで出禁にされてしまったのだった、

 

 

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今思い出しても、ダメージがでかい。

それだけ、華琳の料理に対する評価は厳しいのだ。

もし流琉がそんな目にあったら、どんなことになるか。

下手したら、村に帰りますとか言いかねんぞ。

 

 

俺は必死に打開策を考えるが浮かばず、とうとう華琳の前にも料理が並べられる。

 

「お待たせしました。どうぞ召し上がってください。」

「ええ、頂くわ。」

(えーい、南無三!)

 

俺はもしもの場合、華琳の口を抑えて、この場から連れ去る覚悟を決める。

その後に、お仕置きがあることも込みで。

 

 

そして俺は、料理を口へと運ぶ。すると、

 

「うっまーーーい!!」

「お口にあって良かったです。」

 

流琉の料理はとても旨く、今までの人生の中でもトップクラスに入る味だった。

俺は夢中で料理を口に運んでいたが、ふと隣の人物が視界に入り、箸が止まる。

その人物は何も言わず、ただ黙々と全ての料理に箸をつけていく。

 

 

ある程度食べ進めると、箸を置き、流琉のことを見る。

俺が息を飲む中、華琳がその口を開いた。

 

「この料理は、すべてあなたが作ったの、流琉?」

「は、はい。」

「素晴らしい腕前だわ。まさかあなたが武だけではなく、こんな才も持ち合わせていたなんてね。」

 

華琳の口から放たれたのは、賛辞の言葉だった。

 

「いえ、そんな。」

「謙遜しなくていいわ、流琉。今後はこっちの分野でも、あなたの力を貸してもらえないかしら?」

「は、はい。私なんかの力でよければ。」

「ふふ、ありがとう。それじゃ、それじゃ、せっかくの料理が冷めてしまわない内に、食べてしまいましょう。」

 

そういって食事を再開する華琳。

俺も最悪の想像が現実にならなかったことに安堵し、流琉の美味しい料理に舌鼓をうつのだった。

 

 

 

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【side 流琉】

 

今私は、兄様と一緒に後片付けをしている。

あの後華琳様は、もう一度私に食事のお礼をしてくれ、そのまま仕事へとお戻りになりました。

 

片付けは私がやるから、兄様も部屋に戻っていいですよと言ったのだが、ごちそうしてもらったんだから、せめてこれ位は手伝わせてほしいと言ってくたので、今はこうして一緒に片付けをしています。

兄様は、こういう所が本当に優しいと思う。

 

初めの頃は、私のことを助けてくれた恩人としかみていなかった。

だけど、一緒に過ごしていくうちに、兄様の持つ優しさや温かさに気付き、少しずつ惹かれていった。

今では、兄様がいるとその姿を、無意識に目で追ってしまう自分がいた。

 

そんな兄様に料理を喜んでもらえ、さらにこうして一緒に片付けをしているのだ、こんなに嬉しいことはない。

私は思わず、顔が緩んでしまった。

 

 

「ん、流琉。そんなに嬉しそうにして、どうしたんだ?」

「えっ?あ、その、お二人に料理を気に行ってもらえて良かったなって。」

 

兄様がいきなり質問してくるもんだから、とっさにそう答えてしまった。

だけど、嘘はついてませんよね。

 

「ああ、あの料理は本当に旨かったな。流琉は気も利くし、将来良いお嫁さんになるよ。」

「え、ええっ!?」

「てか、むしろ俺が流琉のことをお嫁さんにほしいくらいだよ。なんてね。」

「兄様の、お嫁さん。」

 

兄様が最後になんか言っていた気がしますが、その前の言葉で私の頭の中は一杯になっていました。

 

 

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「ただいま、流琉。」

「おかえりなさい、兄様。」

 

家の扉を開け、兄様が帰ってくる。

私はそんな兄様を出迎えるため、玄関に行く。

 

「こら、何度言ったら治るんだ。もう兄様じゃないだろ。」

 

そういって兄様は、私のおでこを指で軽く押す。

 

「ごめんなさい。あらためて、おかえりなさい、あなた。」

「ただいま、お前。」

 

私達は、そんな甘い空気を出しながら、家の中へと入っていく。

 

 

そのまま私は、途中だった料理の続きを行いながら、兄様に質問する。

 

「あなた、先にご飯にしますか、それともお風呂にしますか?」

「そうだな、それじゃ。」

「きゃっ!」

 

いきなり兄様が、私のことを後ろから抱き締める。

 

「先に、流琉のことから頂こうかな。」

「に、兄様。まだ料理の途中だから、危ないですよ。」

「ほら、また兄様って言ってるぞ。」

「・・・あなた。」

 

私は手に持っていた包丁を置き、兄様に向き直る。

 

「愛してるよ、流琉。」

「私もです、あなた。」

 

どんどんと兄様の顔が近づいてくる。

 

・・・る、・・る

 

私は目を瞑って、その時を待つ。

 

・・・るる、るる。

 

あと少しで、触れ合う。

 

「流琉っ!!」

 

 

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「えっ!?」

 

私が目を開くと、目の前には心配そうな顔でこちらをみている兄様がいた。

まわりはもちろん、さっきまでいた台所だ。

そこまで確認し私は、さっきまでのことは全部自分の妄想だと気がつく。

だんだんと我に返ってくると、なんてことを考えていたのだろうと恥ずかしくなり、俯いてしまった。

 

「流琉、大丈夫か?なんか、ぼーっとしてたけど。」

「だ、大丈夫です。」

 

兄様のそんな優しさが、今は心に痛いです。

まさか、あんな妄想をしていたなんて言えるわけもなく、私はさらに俯いてしまう。

 

 

「顔も真っ赤だし、風邪でもひいたんじゃないか?」

「えっ、兄様?」

 

そういって兄様は、私の前髪をかきあげる。

そしてそのまま、

 

「(ピタッ)うーん、ちょっと熱いな。」

(に、に、に、兄様のおでこが、わ、わ、私にーー!)

 

自分のおでこと、私のおでこをくっつけてきたのだ。

 

「あれ?さらに熱があがってきたかな。」

(兄様の顔がこんなに近くに。あれ、これも私の妄想?っていうか、どこからが本当なんだろう?)

 

すでに私の頭は茹であがってしまい、何も考えられなくなっていた。

 

 

「流琉、やっぱり少し熱っぽいぞって、顔も真っ赤じゃないか! 本当に大丈夫か?」

 

兄様がおでこから離れると、私の顔見て、びっくりしていた。

 

「そ、そそそ、そうですね。風邪かもしれないので、これで休ませてもらいますね。兄様、おやすみなさい。」

「あ、ああ、おやす」

 

すでに洗いものは終わっていたため、私は兄様の返事も聞き終わらない内に、逃げるようにその場から離れた。

 

 

そのまま私は自室へ戻り、赤くなった顔を隠す様に、寝台へと潜り込む。

初めこそ照れと恥ずかしさで一杯だったが、だんだん時が経ってくると、嬉しさがこみあげてきた。

 

(ここに、兄様のおでこが。)

 

私はそう思いながら、自分のおでこに手を当てる。

その度にあの時のことを思い出し、顔が綻んでしまうのを止められない。

私は寝るまでの間、何度もそんなことを繰り返し、幸せな気持ちのまま眠りにつくのだった。

大好きな兄様の夢が、見られるように願いながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

-12ページ-

 

あとがき

 

sei 「第10話、季衣と流琉の拠点パートをお送りしました。

   二人とも食のイメージが強かったので、それをテーマに書いてみました。

   食の部分、あんまり関係なくね?というツッコミは置いといて下さいね。

 

   季衣と流琉にの役職については、初めでさらっと書きましたが、原作と同じ華琳の親衛隊にしました。

   決して、設定を考えるのが面倒とかいうのではなく、原作の設定を大事にした結果ですよ。

 

   さてさて、それでは今回のゲストを紹介します。

   今話の主役の一人である、この方に来てもらいました。どうぞ!」

 

 

流琉「どうも、今回のゲストの流琉です。よろしくお願いしますね。」

 

sei 「か〜わ〜い〜い〜♪」

 

流琉「ええっ!?」

 

sei 「あ〜、こんな妹ほしかったな〜。」

 

流琉「せ、sei さん?」

 

sei 「ああ、すいません。少しトリップしてしまいました。

   あらためて今回のゲストは、恋姫の妹にしたいキャラ筆頭、流琉ちゃんでーす。」

 

流琉「え、えーと、それ何ですか?」

 

sei 「え、私の独断と偏見ですけど。」

 

流琉「・・・sei さんに聞いた私が馬鹿でした。」

 

sei 「とりあえず、先を進めましょうかね。」

 

 

流琉「今回は私と季衣の話でしたけど、季衣の話に出てきたラーメン屋さんって。」

 

sei 「ん?ああ、あのお店のことですか。ラーメン屋って考えたら、ふっと思いついた店名です。」

 

流琉「あれって、ラーメン二」

 

sei 「拉麺弍桜です。」

 

流琉「だから、じ」

 

sei 「弐桜です。」

 

流琉「・・・・・」

 

sei 「あれをどう読んだか知りませんが、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありませんから!」

 

流琉「・・・そ、そうですか。」

 

sei 「話題を変えましょうかね。」

 

 

流琉「あのー、私がなんか恥ずかしい妄想してるんですけど、あれって本来稟さんの役じゃ。」

 

sei 「確かに、妄想といったら稟なんですけどね。

   だから過激な表現を抑えたり、鼻血を吹きだして倒れたりなんてしてないじゃないですか。」

 

流琉「で、でも、なんで私なんですか?」

 

sei 「いやー、なんとなく流琉って、ああ言うあま〜い妄想癖がありそうだなーって思って。」

 

流琉「そんなことないです!」

 

sei 「本当に?」

 

流琉「そ、それは・・・。」

 

sei (ニヤニヤ)

 

流琉「あー、もうこんな時間じゃないですか。今回はこれで終わりですね。」

 

sei 「逃げた。」

 

 

流琉「sei さん、次回はどんな話なんですか!!」

 

sei 「そんな必死にならんでも。

   まあ次回は、動きだす黄巾党とその裏に渦巻く陰謀に、一刀達はどう立ち向かうのかって話ですね。」

 

流琉「・・・それって、前回のコメントにまんまありましたよね。」

 

sei 「格好良かったんで、パク、いやいや、引用させてもらいました。内容的にも、ほぼこの通りですし。」

 

流琉「はあー、後で怒られても知りませんよ。」

 

sei 「まあ、なるようになりますよ。」

 

流琉「それでは、次回も兄様の活躍をご期待下さい。」

 

 

 

説明
一刀達の元に、季衣と流琉という新しい仲間が加わった。
そしてここでも、一刀はいつもの種馬ぶりを発揮するのだった。

今回は季衣と流琉の拠点パートです。
まあ、ぎりぎり1週間以内ということで頑張ったかな?
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コメント
アーモンド 様>私は一回だけ行き本編の一刀と同様の注文をした結果、残しました。 ええ、もちろん弐楼にですよw(sei)
あそこのラーメンの量は半端ないですよね.........え?もちろん弐楼のことですよ?えぇww(アーモンド)
鬼神 様>ありがとうございます。頑張りますね♪(sei)
デーモン赤ペン 様>異論なんてありません!ほんとに、こんな妹ほしかったー・・・(sei)
アルヤ 様>まあ、そんな時もありますよ。疲れてたんですね、きっとw(sei)
イマ 様>仲間にした後、拠点を書くという自分のルールのため、こんな形となりました。 流琉は料理人として、季衣ってなんだろ・・・(sei)
ロンリー浪人 様>ああ、ほとんど出てますねw まあ、なんとなくの雰囲気で。(sei)
本郷 刃 様>ですよね♪それは、みんなの総意ですよね。(sei)
デューク 様>まったく、羨ましい限りですよね。そのせいかな、どうしてもオチをいれたくなるのは。(sei)
続き楽しみにしてるッス♪(鬼神)
流琉はいい子、異論は認めん!(デーモン赤ペン)
前回のコメそのまんま、を確認しようとして前回コメしていないことに気が付いた。読んだら基本コメするのに何でだ・・・・・・?(アルヤ)
今回も面白かったです。この拠点part、別に無理して今回入れずにまとめてやっても良かったんじゃ・・・。季衣と流琉は親衛隊じゃなかったら、どんな役職についていたんですかね。(イマ)
……流琉ってかきあげる前髪あったっけ?(ロンリー浪人)
流琉が恋姫で妹にしたいキャラ1位というのはあながち間違いじゃないですよw(本郷 刃)
くそう…一刀め…このすけこまし野郎…いいなぁ…ちくしょう!!…ま、前半は経済、肉体的にざまあww(デューク)
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