「悪ノ娘」
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〜悪ノ娘〜

 

 

 

 

 

この物語は、とある王国の幼い王女様のお話。それでは、一緒に見て行きましょう。

 

 

 

 

 

むかしむかし

 

とある王国に、まだ14歳のとても綺麗な王女様が暮らしていました。

 

しかし、王女様はとてもわがままで、王国は王女様に振り回されていました。

 

お金が無ければ、

 

「民から集めればいいわ」

 

ご飯が無ければ、

 

「民が我慢すればいいのよ」

 

逆らう臣下がいれば、

 

「私の言うことを聞かないなら粛清してしまえばいいのよ」

 

王女様はいいます。

 

「さぁ、ひざまずきなさい」

 

王国は衰退し、民は衰弱し、人々は王女を恐れました。

 

 

 

王女は暴君「悪の娘」と呼ばれるようになってしまいました。

 

しかし、そんな王女様もやはり女の子。

 

王女様は海のむこうに住む王子様を、子供ながらに愛していました。

 

王女様とその王子様は婚約関係にありました。

 

臣下たちも、いつかはこの王子様と王女様が結婚すると思っていました。

 

けれど、そう簡単にはいきませんでした。

 

王子様は、王女様の隣国「緑の国」の緑の髪の村娘に一目惚れし恋をしてしまいました。

 

そして、王子様は婚約を破棄してしまいました。

 

わがままだった王女様は、嫉妬も大きかったのです。

 

婚約を破棄されてしまった王女様は嫉妬に呑まれてしまい、言いました。

 

「緑の国を滅ぼしなさい」

 

隣国は攻め滅ぼされ、緑の髪の娘は殺されてしまいました。

 

幾多の家が焼き崩れ、幾多の命は奪われました。

 

苦しむ人々が、悲しむ人々がいるなか王女様は言います。

 

「あら、おやつの時間だわ」

 

 

 

とうとう民も怒りをあらわに、悪の王女を倒すべく立ち上がりました。

 

王国で、民の反乱がおこったのです。

 

民を率いるのは赤い鎧をまとった娘でした。

 

兵達も反乱に対抗しましたが隣国を攻め滅ぼしたばかり、王宮はどんどん制圧されていきました。

 

赤の娘は玉座にたどり着き、王女様「悪の娘」の前に立ちます。

 

そして民たちは可愛く可憐な王女様を捕えようとしますが王女様は言います。

 

「この、無礼者!」

 

王女様はついに捕えられたのです。

 

 

 

悪の娘は処刑されます。

 

時間は午後三時。

 

王女と呼ばれた少女は一人牢屋で何を思うのでしょうか。

 

ついに終わりの時はやってきました。

 

教会の鐘が終わりを告げるために鳴ります。

 

しかし、王女様は民衆に目もくれずにこう言います。

 

「あら、おやつの時間だわ」

 

研がれた刃が、王女様の命を絶ちました。

 

 

 

王国に住む人々は少女が消えた後も彼女のことを語りました。

 

人々は言います。

 

『嗚呼 彼女は正に悪ノ娘』

 

 

 

どうでしたか?

 

これにてこの物語は終わり。

 

あなたがこの話をどう思うかはわかりません。

 

しかし、何か思うことはあるでしょう。

 

そして、自分ならと考えることもあるのではないでしょうか。

 

いつしか誰かが書く物語を、一緒に待ちましょう。

 

物語は、まだまだ、人々の心にそれぞれの個性をもってあるのだから。

 

 

 

 

〜END〜

 

 

説明
今回は「悪のP」さんの「悪ノ娘」を自分なりに文章にしてみました。

駄文ですが許してください。

もし問題があったら消そうと考えてるものです。

感想、訂正、注意、警告・・ありましたらお待ちしております。
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コメント
thule さんコメントはありがたいですか意味がわかりません(鎖紅十字)
タグ
駄文 深く考えたら負け 悪ノ娘 

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