リリカルなのは 〜勇気の魔導師と電子の獣〜
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 フェイトを連れてアースラに戻ってきた太一達はそのまま、ブリッジに向かった。その時、アースラの局員がフェイトを拘束しようとしたので、急所(男の)を攻撃し撃沈させた

 

 「お疲れ様なのはちゃん。それと、貴方がフェイトさんね?初めまして」

 

 ブリッジに着くと、リンディがなのはに労いの言葉をいい、フェイトに挨拶をした。太一は写っていた映像を見ると複数の局員がフェイトの家に乗り込んでおり、広い部屋で椅子に座っていた女性を囲んでいた

 

 『プレシア・テスタロッサ、貴方を拘束させてもらいます』

 

 局員の一人がそう言うと、残りの局員がカーテンの後ろに有る部屋に向かった。その時、プレシアの表情が変わったことに太一が気が付いた

 

 「(・・・・何だ、今の表情は?)」

 

 疑問に感じた太一だが、映った映像を見て驚いた

 

 「あ、あれは、フェイト!?」

 

 映像にはフェイトと瓜二つの女の子が大きめのカプセルに入っていた

 

 「・・・・・え?」

 

 フェイトはその映像を見て驚いていた。周りを見るとなのは、ユーノ、アルフ、アグモン、ガブモン、ブイモンも同じだ

 

 『私のアリシアに触らないで!!』

 

 驚いていると、プレシアが局員達を攻撃した。プレシアの放った紫色の雷でその部屋に居た局員全員が戦闘不能になった

 

 「ア・・リ・・・シア?」

 

 フェイトはとぎれとぎれで言った

 

 『もう駄目ね・・・時間が無いわ。9個のジュエルシードでアルハザードに行けるか解らないけど・・・もういいわ・・・・もうすべてを終わらせる。この子を無くしてからの時間も・・・・身代わりの人形を娘扱いするのも』

 

 「っ!?」

 

 その言葉を聞いてフェイトは驚愕した

 

『聞いているんでしょフェイト?人形とは貴方の事よ。アリシアの記憶を与えてあげたのに、似ているのは見た目だけ、役に立たない私の人形』

 

 「人・・・形?どういうことだ」

 

 『最初の事故の時にね、プレシアは実の娘、アリシア・テスタロッサを亡くしているの。彼女が最後に行なっていた研究は、使い魔とは異なる、使い魔を超える人造生命の生成。そして、死者蘇生の秘術。『フェイト』って名前は、当時彼女の研究に付けられた開発時のコードネームなの』

 

 エイミィが悲しげな声で言った

 

 『その通りよ。だけどダメね、ちっとも上手くいかなかった。作り物の命は所詮作り物・・・・失ったものの代わりにはならないわ。アリシアはもっと優しく笑ってくれたわ。アリシアは時々我侭も言ったけど、私のいう事をとてもよく聞いてくれた」

 

 その言葉を聞いて、太一は震えていた

 

 「太一?」

 

 『アリシアは・・・・いつでも私に優しかった・・・・・フェイト、やっぱりあなたはアリシアの偽者よ。せっかくあげたアリシアの記憶も、あなたじゃダメだった・・・』

 

 「やめて・・・やめてよ!!」

 

 その言葉を聞いてなのはが泣きそうな顔で言った

 

 『いいことを教えてあげるわフェイト。私は貴方の事が・・・大っ嫌いだったのよ!!』

 

 その言葉を聞いてフェイトの目から光が消え、座り込んでしまった

 

 「「フェイト!!」」

 

 アルフとブイモンがフェイトに駆け寄り、フェイトの身体を支えた

 

 「ふ・・・け・・・るな」

 

 「太一さん?」

 

 太一は小さな声で呟いた。その言葉を聞き取ったユーノが質問してきたが、太一はそれを無視して叫んだ

 

 「ふざけるなっ!!」

 

 それと同時に魔力が解放され、ブリッジに激しい衝撃が走った

 

 「フェイトは人形じゃない・・・・れっきとした人だ!痛がったり、泣いたり、悲しんだり、喜んだりする。俺達と何一つ変わらない・・・人形なんかじゃねえ!!」

 

 太一は画面に映っているプレシアにそう叫んだ

 

 「太一が切れた」

 

 アグモンは太一が切れたことに驚いた

 

 「アストレア・・・今すぐ俺をあそこに転送しろ!あの女をぶっ飛ばさねえと俺の気が済まねえ!!」

 

 太一がそう言うと

 

 『・・・・・了解しました』

 

 太一の足元に転移魔法陣が現われた

 

 「フェイト・・・・」

 

 太一はそっとフェイトを抱きしめた

 

 「俺は信じてるぜ、立ち直り、前に進むってことを。・・・アストレア」

 

 『転移!!』

 

 フェイトにそういった後、太一はアグモンを連れてプレシアの所に向かった

 

 

 

 太一が転移すると、そこには大量のロボットとナイトモンがいた

 

 「・・・・・お前ら・・今の俺は気が立ってるんだ」

 

 アストレアを起動させ、太一はゆっくりと歩き出した。アグモンもすでにウォーグレイモンXへと進化しており、いつでも攻撃できる態勢でいる

 

 「近すぎ過ぎて・・・・やけどしてもしらねぇぞ!!」

 

 魔力を身にまとい纏い、太一とウォーグレイモンは傀儡とナイトモンの大群に突っ込んだ

 

説明
第13話
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コメント
この場にアギトがいれば金髪になって完璧なんですけど、残念ながらいないんですよね〜これが(白の牙)
某野菜人の王子と人参を改造したような名前の人と同じセリフですねw髪が金色になればマジ最高ですがw(ドラグ)
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