IS 世界を守る者 EP48 縁・日・真・実
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篠ノ之神社。

 

そこの近くでは夏祭りが行なわれていた。

 

また、IS学園の生徒の姿もちらほら見えた。

 

そこにジンヤ達も居た。

 

アリスはたこ焼きを食べていて、ヨゴシュタイン、ヒラメキメデス、キタネイダス、ケガレシアは射的屋に挑戦していた。

 

なお、一夏と鈴は着物姿で綿飴や林檎飴の食べていた。

 

2人のラブラブさに何人か砂糖をはいている人が居た。

 

ジンヤの服装は黒い和服に師であるカブキから貰った月のマークがある旧式な傘を持っていた。

 

そして、ジンヤは箒と会った。

 

箒は髪をロングヘアにしていて、赤い着物を着ていた。

 

「む、ジンヤか」

 

「よ、箒。コレ」

 

ジンヤは箒の手に金と銀の鈴が一対になっている赤い紐を渡した。

 

「これは…」

 

「そう、キミのIS紅椿だよ。ちゃんと直したよ…今度は力に飲み込まれないでね」

 

そう言うと、ジンヤは後ろを向くと、歩き出した。

 

「ジンヤ!神社から少し離れた森からは花火が良く見えるぞ!」

 

箒はジンヤにそう言うと、ジンヤは右手を上げて去った。

 

そして、ジンヤは神社から少し離れた森へ向かった。

 

ジンヤは空を見上げた。

 

すると、森の奥からジンヤに向かって声がした。

 

「久し振りね、ジョン」

 

そして、森の奥から現れたのは金髪に黒のビジネススーツを着こなした美女だった。

 

「…シェリル・ライトニング」

 

「そう、愛しのシェリル・ライトニングよ♪」

 

シェリルは笑みを浮かべて言うと、ジンヤは音叉剣を取り出して、警戒した。

 

「財団X日本支部の実働部隊の隊長様が何のようだ?」

 

ジンヤがそう言うと、シェリルは笑いながら言った。

 

「元だよ…少し前に止めたんだよ。それにしても不思議だね…本来ならジョン、貴方は14歳しか生きられない筈なのに…」

 

シェリルの言葉にジンヤの脳裏にある映像が浮かんだ。

 

燃え盛る街、泣きわめく人々、死が降り注いでいく。

 

そして、失う大切な人。

 

「………今の僕は神崎ジンヤだ、ジョンじゃない」

 

「そっか…私と貴方は最強の兵士を生み出す『恐るべき子供達計画』で龍吉お父さんと真理子お母さんの血から生まれた姉弟。私は優性遺伝を貴方は劣性遺伝を受け継いだ…姉弟じゃなくて私は1人の男として愛するよ…ジョン」

 

シェリルはジンヤに近付くと、ジンヤにそっとキスをした。

 

すると、ジンヤはシェリルの額にデコピンした。

 

「いたっ!」

 

「嬉しいけど、ジョンじゃなくてジンヤだ」

 

「頑固ね?気を付けて、織斑千冬がIS委員会と結託しているわ」

 

「それぐらい分かっている…」

 

ジンヤはそう言うと、シェリルは言った。

 

「イカれているわ…仮面ライダー以外にもアメリカのスーパーヒーロー達を捕獲する際に人質や殺人をしても許されるって…後、IS委員会にヒドラの残党が紛れているわ」

 

「ヒドラだって!ヒドラは第二次世界大戦でキャプテン・アメリカやアメリカ軍に壊滅されたんじゃ…」

 

ヒドラ。

 

それは第二次世界大戦で世界征服を目論んだ悪の組織。

 

組織名は神話に登場する水蛇の怪物から取られている。

 

何故ヒドラの名を組織名に使ったのか。

 

それは『頭を1つ切り落とされても、そこに2つの頭が生える』。

 

つまり、ヒドラという組織は不滅という意味で付けられた。

 

「…シェリル、お前はどうするんだ?財団Xから追われるぞ」

 

「お姉様と呼びなさい、財団Xから退職金を貰ったから生きるよ」

 

シェリルは右手にある指輪こと待機状態のISと左手にあるおとめ座のマークがあるホロスコープススイッチを見せた。

 

「それじゃあ、明日を行きなさい。お姉様との約束よ♪」

 

そう言うと、シェリルは去った。

 

そして、ジンヤは屋体へ向かった。

 

そして、屋体でお好み焼きを買って食べていると、セシリアとラウラに会った。

 

「あ、セシリアにラウラ」

 

「あ、ジンヤさん。大切な話がありますけどよろしいですか?」

 

「?良いけど…」

 

「嫁よ…誰かを好きになった事が有るか?」

 

ラウラの言葉にジンヤの頭の上に?マークが浮かんだ。

 

「なにそれ?」

 

「まあ、少し言葉を選ぶべきだったな…」

 

「要するに言いたかったのは…例え、戦場でも愛は芽生えますか?」

 

セシリアの言葉にジンヤは真剣に言った。

 

「例え、どんな状況でも、どんな時代でも人は…人を愛する事ができる筈だ。ただし…」

 

すると、上空に花火が破裂した。

 

「愛を享受したければその人を守り抜く事」

 

「それが貴方の人を愛する事ですか…」

 

「戦場でも愛は芽生えるか…確かにそうだな」

 

2人がそう言っていると、ジンヤは空を見た。

 

「明日から学校か…」

 

そこに一夏、鈴、アリスが来た。

 

「ジンヤ、どうしたの?」

 

「ああ、明日から学校と思ってな…」

 

「パパ、綿飴♪」

 

アリスはジンヤに綿飴を渡した。

 

「ありがと、アリス」

 

「どういたしまして♪」

 

すると、一夏は先程のジンヤと同じ様に空を見た。

 

「明日から学校か…」

 

そして、呟いた。

 

「俺の夏休み、終わっちゃったな…」

 

「なんかその台詞、一夏が言うと、物凄く哀愁漂うわ…」

 

「そうかもな…」

 

明日から学校が始まる。

 

そこで何が起きるのか…

 

それはその時、分かる。

 

 

説明
どうもギアルです。

次回から2学期編が始まります。

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コメント
あれ?この場合ミスターフリーズとかのバットマンの悪役キャラはどちらの陣営になるのだろうか?(yosiaki)
正義のヒーロー・IS学園の生徒VS悪の組織・IS委員会の構図・・・ ISサイドに関しては少し劣勢気味ですが・・・これがどう影響するか・・・(デーモン赤ペン)
うわー><遂にアメリカ映画の悪の組織の登場か!まさに光に属する者達VS闇に属する者達の構図が浮かびますね^^:(yosiaki)
タグ
IS インフィニット・ストラトス BSAA 恐るべき子供達計画 ジョン 愛の定義 

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