恋姫無双小ネタ集 その3
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【その1】水曜愛の劇場 『紫苑さん』

 

 ??? オープニングテーマ

 

 ずんちゃちゃ ずんちゃちゃ ← イントロ

 

 酒樽かかえた祭さん♪ 追っかけて♪

 颶鵬を♪ 片手に♪

 駆けてーく紫苑さん♪

 

 雪蓮が笑ってるー♪ (るーるるっるー)

 桔梗も笑ってるー♪ (るーるるっるー)

 星に霞もー♪

 

 他人事じゃない逃げろー♪

 

 ずんちゃちゃ ずんちゃちゃ ← 間奏

 

 年齢聞かれて顔つき♪ 変わったら♪

 取るもの♪ 取り敢えず♪

 そばかーら離れよ♪

 

 曲張比肩ー♪ (んーんんっんー)

 老いてますます盛んー♪ (んーんんっんー)

 いやいやだからー♪

 

 それがダメだってー♪

 

 ちたとてーん ちたとてーん 

 ちゃららららーら ちゃーん ちゃんっ ← 曲終了

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???

 

「さーて来週の『紫苑さん』はー?」

「翠です。って、言うか、ええっ!? もう終わりっ!? 内容はどうしたんだよっ蒲公英!?」

「ん? えーとね、『ちょっと考えたけど、なんにもネタが浮かばなかった』って作者からのメモがあるよ」

「ひ、ひどい……」

「まぁまぁ翠姉さま。どーせこの作者の書くものなんて、全部が全部出オチみたいなもんなんだから仕方ないんじゃない? そんなことより、ほらほら! 翠姉さまには仕事があるんだから、ちゃんとそれやって!」

「いや、『そんなこと』って、結構大事なような気がするんだけど……。まー、良いか!」

「そーそー、悩むだけ無駄だよ姉さまっ! ……脳筋だし」(ぼそっ)

「……なんか言った?」

「う、ううんっ! 私何にも言ってなーい! ささっ、それじゃ翠姉さま、どーぞ」

「お、応っ! それじゃ改めて……翠です。最近、やっと秋らしく涼しくなってきたよなっ! おかげで私の馬たちも元気いっぱいだぜっ!」

「おおっ、良い感じだよ翠姉さまっ!」

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「さて、それじゃ来週は『翠、穿いてない』『翠、漏らす』『翠、子作りする』の三本で……って、ななななななななななんだこれっ!? わ、私は穿いてるし漏らさないし子作りだってしないっ!!」

「えっ!? ……しないの?」

「する。……って、な、なんてこと言わせるんだ蒲公英っ!?」

「ちょっ!? あ、暴れないでよ翠姉さまっ! 姉さまが勝手に言ったんじゃない、もうっ!」

「うっ、そりゃそうかもしれないけど……だ、だいたい紫苑はどこ行ったんだ? これじゃ私の恥をさらすだけじゃないか……」

「あー、紫苑は今酒蔵に侵入した星姉さまたちを追ってるよ。ちなみに『紫苑さん』でも紫苑はほとんどそんな感じみたい」

「歌そのままっ!?」

「うん。それ以外だと、璃々をお昼寝させたり、ご主人様に夜討ち朝駆けかけたりするくらいで」

「いいのかよ、それで……。そもそもさ、この『紫苑さん』って――いったい何なんだ?」

「……さー? たぶん深く考えたらダメな類だと思うよ、それ」

「そ、そっか」

「そーそー。んじゃ、翠姉さまっ? 来週子作り頑張ってっ!」

「♀♂↑↑↓↓←→←→×○×○んがっくくっ!?」

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【その2】『陳宮さん』

 

 ??? オープニングテーマ

 

(セリフ)「…………ちんきゅー」

 

(セリフ)「はぁーい、ですぞ! 恋殿ぉー!」

 

 好き好き好き好き すきっすきっ♪

 恋どのが♪

 好き好き好き好き すきっすきっ♪

 陳宮さん♪

 

 軍略はいまいちだよ 陳宮さん♪ (なんですとー!)

 象棋もいまいちだよ 陳宮さん♪ (な、なななんですとー!?)

 お胸も小さくちんちくりん♪ (もうねねの体力は0なのです……)

 だけど『きっく』は天下一品だよ 陳宮さん♪ (ちんきゅーきーっく!)

 

 ねー ねー ねねサンダー♪ (ちんきゅー稲妻きぃーっく!!)

 軍師? え、軍師? マジ軍師?♪

 気にしない 気にしない♪

 

 望みは高く果てしなく♪

 種馬皇帝とっちめろ♪

 ちんちんちんきゅー ちんきゅーさんっ♪

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 ???

 

「バカ皇帝。な、なんなのです、この歌は?」

「ああ、まぁ気にするな。そんなことより、ほら、ねね。ここに屏風があるだろ?」

「? ふむ、ありますな?」

「うん、それじゃ何が描いてある?」

「何とは……お、お前ねねを馬鹿にしているのですかっ!? そんなの虎の絵に決まっているのですぞっ!」

「よし、その通りだっ! それじゃ、ねね。……我が前で、この虎を見事ひっ捕らえてみせよっ!」

「――は? 突然なにを言い出すかと思えば、ついに頭がおかしくなったのですか? これは絵ですぞ、そんなの無理なのです」

「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………」

「ちょ、なんですかその長いため息はっ!? それにその、残念なものを見る目をやめるのですっ!?」

「いいか、ねね。天の国のすごく賢いお坊……いや、軍師がな、ちょうどねねくらいの年齢のときに同じことを言われたんだ。そしてその軍師は見事、その問いを出した太守をやり込め褒美を貰った」

「ご、ご褒美、ですか……?」

「うむ。そしてその子供軍師は後に、大軍師として世の人に称えられたというっ!」

「だ、大軍師っ!?」

「ああ! ……さて、ねねよ。これがどういうことか、わかるかな?」

「む、むむむむむむむむっ……! これは、いや、しかしですな……くっ、おいお前っ! 幾つか質問があるのですぞ! 謹んで答えるが良いのです!」

「ん、なんだ?」

「さっきの口ぶりと話の内容からすると……これはようするに、虎を捕まえるのが主眼ではなく、お前をやり込めれば良い、ということですな?」

「……う、しまった。少し余計なこといっちゃってたか。ちんちくりんでもさすがは軍師。うん、まぁ、そういうこと」

「ち、ちんちくりんは余計なのですっ! で、もう一つ。ご、ご褒美も……く、くれるのでしょうな?」

「ああ、もちろん。俺を上手くやり込められたらね。そうだな……恋と三泊四日の温泉旅行なんてどう?」

「れ、恋殿と、温泉っ!?」

「そう。いつだったか、俺と一緒に麗羽や白蓮たちが見つけたとこなんだけど、今は整備されて湯治場みたいになってるんだ。雰囲気も良いし食い物も――って、ああ、そーだ。ねねが無理だったら俺が恋と行こう! そうだ、そうしよう!」

「なっ!? そ、そんなの許しません、許しませんぞっ! 恋殿と温泉はねねが行くのです! お前の問い、答えてやろうではないですか!」

「……えー? やるの?」

「なんでちょっと残念そうなのですっ!? み、見ていろーこの種馬皇帝めー! お前に吠え面かかせて、恋殿も温泉も大軍師も、全部ねねがいただきなのです!」

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 ???

 

「ほー? これは……屏風を縄で縛ったのか」

「そうですぞっ!」

「で、これからどうするんだ?」

「ふふふふふ……どうって、あとはお前がこの屏風の虎を出してくれれば良いだけですぞ?」

「えっ?」

「ふ、ふふふふふっ! お前がねねに言ったのは、『この虎を捕らえみろ』ってことだけなのです。まー、ねねにかかればこの虎程度、捕らえるのは造作もないのですが? さすがに絵から出すことはできませんからな? 捕らえろ、と言ったからには、お前が出せるのではないですか? んん、んんっ? どーなのです、出せるのですかっ? 出せないのですかっ?」

「む、むぅ……」

「ふははははーー! 出せない? 出せないのでしょうっ!? ……やー、やー、それでは仕方ありませんなぁっ! これではいくらねねでもこの虎を捕らえるのは無――」

 

「……なぁ、ねね。『この虎』、ホントに出してもいいのか?」

 

「――理って、えっ? ……ですぞ?」

「あのさ、この絵の虎だけど。――普通の虎じゃ、ないよね?」

「は、はぁ、それはまあ白い虎……白虎ですな。そんなの一目でわかったのですぞ。しかし現実にならともかく、絵の題材としてはそれほど珍しくもな……あ、れ?」

「ふ、ふふふ……。どうやら気づいたようだな、ねねよ?」

「こ、これっ! この、この虎っ! まさか!?」

「ふはははっ! ――そう、この『白虎』は何を隠そうシャオのお供『周々』だ! ちなみに絵は冥琳に描いてもらった! 美周郎さんってば絵も上手い! 吃驚だな!」

「な、なんですとーーーっ!」

「はっはっはっ! ……そしてこちらにいらっしゃるのが、絵のモデル『周々』さんご本人です」

 

『がうっ(よう、お嬢ちゃん)』

 

「な、なななななっ、な・ん・で・す・とーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!?」

 

「さてと。それじゃねね。捕らえてみてくれ。ああ、それとどうやら周々さん。待機してもらってる間にお腹が減ってしまったらしいんで。……頑張れよ、ねね?」

 

『ぐるるっ! がるるる、がるるるるるっ!(おいおい、腹なんか減ってねぇって御遣いさんよ。アンタさっき餌くれただろうに? ……まーお嬢ちゃん、せっかくだし少し遊ぼうぜー!)』

 

「ひっ、ひっ……ひぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーですぞーーーーーーっ!!?」

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 ???

 

「やー、良い湯だなぁっ! なぁ、ねね?」

「寄るな、なのですっ! な、なぜねねがお前と二人で温泉になど来なくていけないのですかまったく……ぶくぶくぶく」

「はっはっは! まぁほら、残念賞みたいなもんだよ。結局周々を捕まえられなかったわけだし」

「あんなの捕まえられるわけないのです! 本気で食べられるかと思って肝をつぶしたのですぞ!」

「あー、そうだよなぁ。すごかったもんなぁ、涙やら涎やらその他の液体やら――ふー、さてさて……」

「お、おまっ、よ、寄るなと言ったはずですぞっ!? 何普通に近付いて……や、やぁ、ちょっ、ど、どこ触っているのでっ……ああっ!?」

「んー、ねね? 結局食べられちゃうわけだが……」

「う、上手くもなんともないですぞっ!? ……れ、恋殿ぉーーーーーーー!!」

「はっはっは!」

 

                                   ――終劇っ!

 

【以下、コメント返し】

 皆様ありがとうございます。

 

<ゆぎわさん

 紫苑さんの父母が桃香と愛紗とは……考えてませんでした。

 だってほら、歳――あ、なぜか震えが止まりません。なにやら弓で狙われている気がすごくするのでこの辺で。

 

<グリセルブランドさん

 ゆぎわさんも書いてくださりましたが、同僚はやはり……そうなるでしょうかねー。

 で、上司も漢女で……そんな会社、嫌過ぎるw

 

<Satisfactionさん

 どーもですwww

 実は「紫苑さん」の方も元々は音々音で考えてたんですが――

 「肉まんくわえた恋殿 追いかけて 張々にまたがり 駆けてーく 音々音ちゃん」みたく。

 しかし面白がっていただけ変えてよかったなと思います。

 

<Summonさん

 ねねはね、可愛いんですよそりゃもう。

 ちっちゃくてちょっと残念な感じがすごくたまらないのです。

 どこかにねねと一刀がいちゃいちゃするだけのSSとかないでしょうかね……ないかなw

 

<ホームベースさん

 ――勝ったwww

 今回のは書いてて自分でも面白かったです。

 「なにやってんだ俺」って感じがしないでもないですが、気にしない、気にしない イェイ♪ です。

 

<殴って退場さん

 ふむむ、その配役はなかなかグッドかと。

 あと、ペットはもちろん美以ですねw

 そしてお隣には桔梗さんが住んでいて、犬小屋に焔耶を飼っている(?)

 か、完璧だっ!

説明
元ネタ?
……はて?

そんなこんなな小ネタ集ですが、よろしければどうぞ。
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1984 1707 20
コメント
サ○エさんの家族の配役でいけば、カツオが蒲公英、ワカメが亜莎、若しくは流琉、タラちゃんが璃々という配役かなwww。(殴って退場)
ねねの報われなさが何だかかわいいですよね。面白かったです。(summon)
笑いが止まりませんでしたwwww(ミドラ)
「北郷くぅ〜ん、帰りに飲んでいかぬぁ〜い?」  紫苑さんは一刀の捜索願いを出して終了(グリセルブランド)
サ○エさん=紫苑さんなら、夫が一刀 会社の同僚は・・・ さらに、親は桃花&愛紗 性格上父が愛紗か。美髪公ww(ゆぎわ)
タグ
恋姫 無双  蒲公英 音々音 一刀 

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