リリカルなのはの世界に転生・・まぁ、なるようになるさ
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  あれから9年、各地を移動していた一真は海鳴市に戻ってきた

 

 「あれから9年経てってのに、あんまり変わってないな」

 

 一真はベランダから町を見渡していた

 

 「ここが前に桜が住んでいた町なの?」

 

 「ああ。まぁ、桜は小さかったからあんまり覚えてないかもしれないけどな」

 

 「桜〜〜、一真〜〜。夕飯まだかいな〜〜?ワイ、腹ペコで死にそうや〜〜」

 

 町を眺めていると、ライオンのぬいぐるみが飛んできた

 

 「もう、ケロちゃんはさっきお菓子食べたでしょう?」

 

 「桜の言うとおりだケロ助。少しはユエみたいに手伝え」

 

 一真がそういうと

 

 「そんなこと言うたって、ワイ小さいから物運べんへし」

 

 「・・・小物ぐらいは運べるだろう?少しは働け・・・・そうじゃないと今日の晩飯、お前抜きな」

 

 「な、なんでそうなるんや!?」

 

 ケロ助ことケルベロスが驚愕していると

 

 「働かざる者食うべからずだ。因みに今日の夕飯はハンバーグステーキだ」

 

 「よっしゃ!!頑張って働くでぇ!!」

 そういいケルベロスは小物を運び出した

 

 「元気な奴だ」

 

 「違うよ、ただ食い意地があるんだけだよケロちゃんは」

 

 桜の言葉に苦笑いしながら一真は荷物の荷解きを始めた

 

 「さて、荷解きも終わったことだし。隣の人たちに挨拶でもするか」

 

 「うん」

 

 「ユエ、ケロ助が菓子食べないように監視しておいてくれ」

 

 「解った」

 

 一真はユエにそういい、桜を連れて引っ越しのあいさつ回りを始めた

 

 「ここで最後だな」

 

 一真はベルを鳴らし、暫く待っていると

 

 『はい、どちら様でしょうか?』

 

 インターホンから声が流れた

 

 「今日引っ越してきた如月です。一応挨拶をと思いまして」

 

 『ちょっと待っててください。今、行きますから』

 

 声が途切れ、ドアが開かれると、金髪の美少女がやってきた

 

 「どうも、先ほど挨拶した如月一真です。こっちは妹の・・」

 

 「如月桜です。よろしくお願いします」

 

 自己紹介をし、桜をお辞儀をした

 

 「フェイト・T・ハラオウンです。こちらこそよろしくお願いします」

 

 「ご両親はいないんですか?一応、挨拶だけでもしておきたいんですが」

 

 「すいません、母はいま仕事で出かけているので」

 

 

 「そうだったんですか。じゃあ、日を改めてまた来ます。それと、つまらないものですけど、どうぞ」

 

 一真は持ってきた石鹸セットをフェイトに渡した

 

 「あ、ご丁寧にありがとうございます」

 

 「それじゃあ、これで」

 

 「さようさなら〜〜」

 

 一真はそういい、自分達の家に戻った

 

 

 

 挨拶を終え、夕飯を済ませた一真は、冬弥と電話で話していた

 

 『じゃあ、無事に引っ越しは済んだんだな』

 

 「ああ、何に問題もなくね」

 

 『そうか、安心した。俺はそろそろ仕事に行かないといけないから切るぞ』

 

 「解った。気を付けて」

 

 冬弥との電話を終えた一真は、最後に挨拶したフェイトの事を思い出していた

 

 「(ゼオンの話だとあの子も確か主人公の一人だったな。まさか、同じマンションだとは予想外だぜ)」

 

 夜の街を眺めながら考えていると

 

 「(まぁ、なるようになるか)」

 

 夜空に瞬く星々を見て一真はこれからのこと考えた

 

説明
第02話
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