IS<白き天使と赤の騎士>
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空港

 

「やぁ久々の日本だ。さて・・。」

 

学園祭のために千晶が帰国。

その足で駅へ向かい、新幹線でとある場所へと向かう。

 

長野県警

 

千晶は待ち合い室でとある人物を待っていた。

その人物は共に未確認と戦った戦友であり、自分のためにいろいろと動いてくれた恩人。

 

「久川、久しぶりだな。」

「一条さん!お久しぶりです!」

 

千晶は立ち上がり、男性と固い握手を交わす。

彼が千晶のためにいろいろと動いてくれた一条薫。

未確認との戦いを戦い抜けたのも一条のサポートがあったから。

共に戦う事を認めた証・トライチェイサーを託してくれたり、上層部に掛け合い、トライチェイサーをベースにした新型・ビートチェイサーを持ってきてくれたりといろいろとお世話になった。

 

「相変わらず世界を飛び回っているようだな。彼女たちにでも会いにきたのか?」

「はい。今回帰国したのも学園祭があるからです。招待状もあります。」

 

学園祭

 

その言葉を出した瞬間、楽しげに話しをしていた二人の表情が真剣なものに変わる。

 

「・・そうか。もう管轄じゃないから俺は行けないが氷川らには連絡をしておく。」

「・・助かります。俺、世界を回っていて財団Xに怯えている人たちをたくさん見てきました。・・またクウガとして戦う事になるかもしれません。」

「・・それが君の選択なら俺は何も言わない。お前なら間違った使い方をしないだろう。それはそうとどこまで力が戻っている?」

「凄まじき戦士(アルティメット)や黒と赤(アメイジングマイティ)はまだ無理ですけど金の力を使える位には回復しました。」

「金の力はいわばブーストアップみたいな物だ。使いすぎには気を付けておけ。」

 

ライジングはクウガの各フォームの力を増幅する効果があるが持続時間が短い上にそれを過ぎると強制的に白(グローイング)になり二時間は変身できなくなる。

なので使い過ぎに気を付けろと一条は注意する。

一条と話しを終え、新幹線の中で千晶は考えていた。

 

(旅の途中で新たな解読を聞いたけど凄まじき雷神って凄まじき戦士に金の力を着けたものだろうな。まあ0号(ン・ダグバ・ゼバ)を越える怪人はそうそういないから使うことは無いだろ。)

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七芝高校

 

葵が新作のウィザードリングを持ち、昴のクラスにやってきた。

 

「昴、新しいの。」

「お、サンキュー。・・この前のスリープみたいに自身を眠らせるとかじゃないよな?」

「あのねぇ、昴。いつも言ってるけどウィザードリングはあんたが使うまでその効果がわからないの。私はただ魔法石の声を聞きながら加工するだけ。」

「わかってるって。いつも葵様には感謝してますよっと。」

 

昴は軽口を叩きながらウィザードリングを受けとる。

 

IS学園

 

芽衣はシャルとコンビネーションの練習を行っていた。

相手は一夏と鈴のコンビ。

 

「くらえ!」

「わっ!」

「隙あり!」

「ヤバ!」

 

一夏は二人に両手に持ったバスターライフルを放ち、シャルは避けるがそこへ鈴の追撃が襲いかかる。

一方芽衣はシグマシスライフルを放つ。

高エネルギーがぶつかり合い、相殺。

煙が晴れると二人は武器を下ろす。

 

「ここまでね。」

「うん。」

 

鈴とシャルも武器を下ろす。

 

「よぅ、お疲れ!」

「はい、これ・・。」

「芽衣さん、シャルロットさんお疲れさまです。」

「ドリンクとタオルだ。」

 

簪とアリスは一夏ペア、セシリアとラウラは芽衣ペアにドリンクとタオルを渡す。

 

「ふぃ〜。」

「体を動かしたあとのドリンクは美味しいわね。」

「同感。」

「たまにはガンダム同士の模擬戦も悪くないね。AGEシステムもいい経験を積めただろうし。」

「ダークハウンドもなかなかいい性能をしている。私に合わせてあるからすぐに使いこなせた。」

 

八人は楽しく話しをしていると女子が話しかけてくる。

 

「あなたが天海芽衣かな?」

「え?そうだけど何?(三年生か)・・おっと、すいません。」

 

芽衣はタメ口で話しをするが慌てて修正。

見ると肩まで伸びる黒髪をサイドテールにしてあり、目が赤く、雰囲気はおっとりとした三年生がいた。

胸は楯無くらいある。

 

「無理に敬語じゃなくていいよ。私は久方。久方莉乃。あなたが倒した国家代表の久方美奈子の義妹。」

「・・敵討ちにでも来たのですか?」

「違う違う!」

 

芽衣が睨みを効かせると莉乃は手をブンブンと振り、頭を下げる。

 

「織斑くんや鳳さんも義姉がごめんなさい。BSAAや祖国の事を悪く言って。(・・あれ?私以外にもこの感覚を持っている子がいる?)」

「せ、先輩!頭を上げてください。僕が突っかかったようなものですから。(この感覚・・まさかXラウンダー?先輩かな?)」

 

莉乃が頭を下げた事に慌てる芽衣は頭を上げるように言う。

その際、芽衣と莉乃はXラウンダーの感応を感じた。

 

「織斑くん、天海くん、鳳さん、本当にごめんね。義姉は今の風潮と国家代表に鼻をかけて男の子やスポンサーにワガママ放題やっていたの。私はそんなことしないから。・・私はね、ISがなかったら男の子も女の子も関係ないと思う。それにね、織斑くんは織斑くんにしかなれないと思うの。」

「へぇ・・。」

 

莉乃は傲慢な義姉と違い、良識的な言動を持っているようだ。

ここにも織斑千冬の弟としてではなく、織斑一夏として見てくれる先輩女子がいることに軽く感激する一夏。

莉乃はさらに話しを続ける。

 

「私はコツコツ頑張って代表候補の資格を掴んだ。ゆくゆくは国家代表になって日本に男女平等を呼び掛けるつもりだった。義姉はそんな私を妬ましく感じたのかな。企業代表を決める試合で義姉は私の使った打鉄に細工をしたの。」

「どんな細工を施されたのですか?」

「・・銃本体はあるけどカートリッジの弾丸が抜かれていたの。急いで残りの武器も確認したけどハンドガンとかも全部抜かれてた。私が使えるのは近接ブレードのみ。私は織斑先生みたいにブレードだけで太刀打ちできる技量もない。結果は惨敗。」

「はあ、まさかの細工って。」

 

美奈子は莉乃の打鉄に細工を施し、試合後にバッシングを仕掛け、莉乃の地位を引き下げた。

 

「試合前に点検ができてないとか危機管理ができてないとかの罵声を浴び、それでも諦めずにここまで来たの。」

「そうなんですか。」

「私は義姉と違ってBSAAの活動は賛成してる。何にでも命は一つしかないし、ISで化け物を退治できなくても脱出ルートの確保とかできると思うし。」

 

莉乃はBSAAの活動に好意的で仮面ライダーに助けられた事もあるらしい。

 

「その仮面ライダー・・確かブレイドだったかな。剣崎一真さんと知り合いなんだ。」

「へぇ。剣崎さんとね。」

「あれ、知り合い?」

「はい。」

 

仮面ライダーカリス・相川始は仮面ライダーブレイド・剣崎一真と共に戦った。

しかし統制者を欺くために剣崎はキングフォームを酷使してジョーカーとなり、バトルファイトは継続。

しかしバトルファイトを裏で操っていた黒幕を倒し、束が発見したある方法で二人は人間に戻りつつある。

 

「うん、もう時間だから帰るね。ガンダム持ちの後輩と話せて楽しかったよ。」

「こちらも楽しかったです。またいつでも来てください。先輩なら歓迎しますよ。」

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アリーナに通じる通路に出た莉乃はポツリと呟いた。

 

「・・彼らなら私の事をちゃんと見てくれるかも。私はかつてウィルスを射たれ、適合して身体能力が異常向上しちゃったんだよね・・。」

 

かつて莉乃は実験でウィルスを射たれた。

それにより身体能力の異常向上が発生。

ウェスカーに少し劣るが高い身体能力とXラウンダーの能力を身に付けてしまった。

 

「ふう、まあ過ぎた事を悩んでも仕方ないよね。この能力と向き合っていかないと。・・うん、負けずに頑張るぞ!」

 

莉乃は気合をいれアリーナをあとにしようとする。

 

「・・・!?(ドクン)何!?」

 

莉乃はXラウンダーの感覚で攻撃を察知、それを避ける。

 

「ほう、今のを避けるとは。さすがはXラウンダーといったところか。」

「篠ノ乃さん・・?」

 

そこにいたのは箒。

箒は刀を構え、莉乃に襲いかかる。

 

「篠ノ乃さん、私が何をしたの!?」

「貴様が欲しいのだ!天海を・・鳳たちを殺し、一夏を手にいれるための力を得るためにな!」

 

箒の攻撃を避け続ける莉乃。

莉乃は攻撃せず、箒の隙を伺っている。

 

「ちょこまかと・・!」

「・・ここ!」

 

箒は大振りの攻撃に打って出るが莉乃はそれを避ける。

莉乃はわずかな隙を見逃さず、素早く箒の懐に入り込み・・。

 

「・・ごめんなさい。」

「・・ガァ!」

 

箒の腹部に掌底を当てて吹き飛ばす。

吹き飛んだ箒は壁に激突。

 

「はぁはぁ。し、篠ノ乃さん!大丈・・!?」

 

呼吸を整えていた莉乃は箒の元に駆け寄ろうとするが・・。

 

「ふぅ、なかなかやりますね。先輩。見た目にそぐわない力をお持ちのようですね。」

 

箒は何事もなかったかのように立ち上がる。

莉乃はそれに恐怖を覚える。

 

「あ、ああ・・。何で・・?キレイに入ったはず・・?」

「でもここまでだ。大人しく私たちの・・。」

 

ガシャーン!

 

窓ガラスが割れ、中に入ってきた人物は両手に持った銃を撃つ。

 

「な、何だ!?」

「先輩、伏せて!」

 

莉乃は頭を伏せる。

混乱する箒の持つ刀が弾き飛ばされ、刀を持っていた箒の手が赤くなる。

 

「動くな!・・箒さん、いくら特殊なゴム弾とはいえ僕はあなたを撃ちたくない。大人しく退いてもらいたい!」

 

その人物は芽衣。

両手の銃を箒に突きつける。

 

「く、天海・・!」

 

状況が悪くなった箒は刀を回収して逃げる。

 

「ありがとう、天海くん・・あれ?」

「先輩?」

 

立ち上がらない莉乃を不思議に思う芽衣。

 

「腰・・抜けちゃった・・。」

「あ〜。」

 

恐怖が過ぎ去り、安堵した莉乃は腰を抜かしていた。

それを察知した芽衣は莉乃をおんぶして部屋に戻る。

 

BSAA

 

「クリス・・。」

「束さんも探しているけど見つからないよ〜。」

 

クリスが行方不明になっていた。

束も捜索しているが見つからない。

クリスは一体どこへ・・?

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このクウガは大爆発がありません。

 

代わりに疲労困憊になります。

 

久方の妹・莉乃。

 

サイドテールにしたスタイルのいい先輩で大人しく、控えめで良識的な言動を持ってます。

 

しかし実験でウィルスを投与され適合、異常な身体能力とXラウンダーを身に付けました。

 

普段はそれを隠して生活しています。

 

箒が彼女を狙うわけとは?

 

感想待ってます!

説明
久方の妹現れる。

その妹は・・。

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コメント
バイオ6のクリスの展開だ><(yosiaki)
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インフィニット・ストラトス IS クウガ 久方の妹 箒襲撃 

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