魔法少女リリカルなのはA’s〜記憶を失くした魔導師〜第十五話
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三者SIDE

ある鳴海市の場所・・・・・・

 

とある少女とその家族が住む場所・・・

 

少女は足が不自由で家族と一緒に住んでいる。

 

「シグナムいつもありがとうな」

 

「いいえ。主はやての為ですから」

 

主はやてと言われる車椅子に座っている少女がシグナムと呼ばれた女性に風呂に入れてもらって感謝をしていた。

 

ここは八神はやてという少女が一人で住んでいたが、突然現れたシグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラのヴォルケンリッターと生活をしている。

 

はやてとシグナムが楽しく話していると、ヴィータが慌ててはやて達の所に来た。

 

「は、はやて!!」

 

「慌ててどうしたヴィータ」

 

ヴィータが慌てて来たのをシグナムが聞いた。

 

「さっき外で音がして出てみたら全身から血を出して男が倒れてる!!」

 

「ほんまか!?ヴィータ!」

 

ヴィータからそう聞いたはやてはシグナムに車椅子を押してもらって外に出た。

 

「はやてちゃん!」

 

「シャマル!その人は大丈夫なんか!?」

 

はやてがそう聞くとシャマルは

 

「少し厳しいですけど大丈夫です・・・」

 

「そっか〜。ザフィーラ、その人を部屋に運んでえな」

 

「うむ」

 

ザフィーラは言われたとおり、血だらけで倒れていた彼を部屋まで運んだ。

 

それから、交代で彼の面倒を見た。

 

三者SIDE END

 

「・・・ここはどこだ・・・?」

 

俺は窓から差し込む太陽の光で起きた。

 

起きたのはいいが知らない部屋だった。

 

俺は立とうとすると全身に痛みが走った。

 

「があぁぁぁあああ!!」

 

俺は痛みに耐えられずに叫んでしまった。

 

俺が叫んでからちょっとして部屋の扉が開いた。

 

「なんや!?突然叫び声が聞こえたけど!」

 

そこから入ってきたのは車椅子に乗った茶髪のショートカットの少女がいた。

 

「・・・き、君は?」

 

「あ、うん。自己紹介するわ。うちの名前は八神はやて。あなたの名前は?」

 

「俺の名前は・・・春兎・・・」

 

「春兎か。待って、それが名前だったとしても、苗字は?」

 

「苗字?」

 

「うん。苗字」

 

はやてちゃんがそう言って俺は自分の苗字を思い出そうとしたが、思い出せない。

 

いや、名前と年齢、そして魔法・・・俺が魔導師だということはわかる。だけど・・・だけど・・・

 

「思い出せない・・・。ダメだ。思い出そうとしても思い出せない・・・・・・」

 

「まさか・・・記憶喪失なんか?」

 

「・・・たぶんそうなんだろうと思う。ははは・・・なんでこんなにも冷静でいれるんだ・・・?」

 

俺はそう言いながら部屋の天井を見上げた。

 

すると、はやてちゃんが近寄ってきた。

 

「春兎君って呼ばせてもらうけどええな?」

 

「ああ・・・」

 

俺がそう言うとはやてちゃんが手招きしてきた。

 

俺は手招きされた通りに近づくと、すると俺の首に手が回ってきて俺を抱きしめた。

 

「我慢せんでええよ。泣きたいんなら泣けばええよ」

 

はやてちゃんはそう言った。すごく優しく俺を包んでくれた。

 

俺は、その瞬間泣いた。

 

十四歳だということを忘れて。

 

十分して俺は、落ち着いて俺ははやてちゃんに感謝を述べた。

 

「傷の手当てをしてくれてありがとなはやてちゃん」

 

「それなら、シャマルに言ってえな。傷の手当てはシャマルがしてくれたんよ」

 

はやてちゃんはそう言って扉まで行って、シャマルと言った人を呼んだ。

 

名前からして女性だろうな。

 

俺がそう思っていると、とてもマイペースや天然という言葉があてはまりそうな調子の金髪女性がきた。

 

「なんですか?はやてちゃん?」

 

「うん。春兎君が傷の手当ての事を感謝したいって」

 

はやてちゃんがそう言うと金髪女性が近寄ってきた。

 

「お礼なんていいですよ。でも、なんであんな格好で倒れてたの?」

 

「わからない。思い出そうとしても思い出せないんだ」

 

俺がそう言うと金髪女性がちょっとだけ困ったような顔をした。

 

「いいですよ。それにこれから少しずつでも思い出して行こうと思いますし」

 

「そっか〜。あ、自己紹介がまだでしたね」

 

金髪女性は自己紹介をしてくれた。

 

「私の名前はシャマルって言います。傷の手当てが得意でーす!」

 

「そうですか。なら今度は俺ですね。俺は春兎です。よろしくお願いします」

 

俺は、首だけでお辞儀をした。

 

「いいですよ!お辞儀なんて!」

 

シャマルはそう言った。

 

「でも、俺としてはなんだがしないと気がすまないような気がするんだ」

 

そう言って、頭を上げた。

 

「わかりました。痛む所があったら言ってね」

 

そう言ってシャマルは部屋から出て行った。

 

「おっとりした女性だね。シャマルは」

 

「そうやね〜。それとどこも痛くない?」

 

「ああ。だいぶさっきよりかは良くなったと思う」

 

「そっか〜それならよかったわ〜」

 

はやてちゃんがそう言ってから、俺とはやてちゃんは何も喋らなくなった。

 

だが、数分してはやてちゃんがさきに喋った。

 

「なあ、ほんまになんにも思い出せへんの?」

 

「ああ。なにも思い出せない」

 

「そっか〜。なら記憶が戻るまでここにすまへん?」

 

はやてちゃんはそう言った。

 

俺は少しだけ悩んだ。ここを出たとしても俺は行きだれるかもしれない。だったらこのご好意に甘えなくてはどうする。

 

「そうするよ。これから頼むよはやてちゃん」

 

「うん!」

 

はやてちゃんはそう言った。元気良く笑って。

 

「あ!そんなら、他のみんなを紹介するよ!」

 

はやてちゃんはそう言って、部屋から出て行った。

 

それから数分もせずに戻ってきた。

 

「えっと紹介するわ!こっちはシグナム、この子はヴィータ、それと、この狼はザフィーラってゆうんよ!あとさっき自己紹介したシャマルや!これがうちの家族や!」

 

はやてちゃんがそう言ってから、最初に紹介された、ピンクのポニーテイル女性が改めて自己紹介してくれた。

 

「紹介されたとおり、私は、シグナムだ。よろしく頼む」

 

「はい。俺は春兎です。こちらこそよろしくお願いします」

 

次に、赤い髪で二つの三つ編みの幼女みたいな子が言った。

 

「ヴィータだ。よろしくです」

 

「ああ。春兎だ。よろしく。」

 

そして、今度は蒼い狼が前に出て来たと思ったら「ザフィーラだ。よろしく頼む」と喋った。・・・喋った!?

 

「狼が言葉を発している・・・」

 

「やっぱりそうなるわな〜。まあ、少しずつ慣れればええよ」

 

はやてちゃんがそう言った瞬間今度は、男の人になった。

 

「うわぁ!!」

 

俺は驚いた。うん、これを驚かないってどうかしてる。

 

「ははは・・・。ザフィーラは人間の姿もなれるし、さっきの狼の姿にもなれるんよ」

 

「そ、そうなんだ・・・」

 

俺が驚いていると、はやてちゃんが四人の中心に車椅子で移動して俺にこういった。

 

「ようこそ!八神家!」

 

俺はすごく、温かい気持ちになった。

 

「ああ。こちらこそよろしく!」

 

 

 

 

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影&マナカさん

「「あとがきコーナー!!」」

 

「始まりましたが、いきなりですが報告かな?A’sに入ってすこし、主人公の状態にあわせてサブのサブタイトルを変更しました。話数としては、前回の続きからです」

 

マナカさん

「また唐突じゃのう」

 

「はい。なんだか、そうしたくなったのもで」

 

マナカさん

「そうか、じゃが春兎は無事じゃったわけじゃが・・・」

 

「はい・・・。記憶を失ってしまいました。神様ですがやっぱり虚数空間には干渉できませんか?」

 

マナカさん

「うむ。虚数空間などはわれわれでも干渉することはできん」

 

「そうですよね〜。おっとそろそろ次回予告に行ってもらいましょう!」

 

マナカさん

「うむ。八神家に迎えられてから一緒に住むことになった春兎。数日たって怪我が完治してから春兎ははやての重大なことをしる。それは一体何なんじゃ?」

 

影&マナカさん

「「次回、魔法少女リリカルなのは〜記憶を失くした魔導師〜お楽しみに!!」」

説明
サブのサブタイトルの変更についてはあとがきに書いてあります!
さあ、春兎に何か異変が・・・
魔法少女リリカルなのはA’s〜記憶を失くした魔導師〜始まります。
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コメント
ええ。あそこは一体どんな風になってんだろうといつも思います(蒼崎夜深)
そもそも虚数空間自体謎ですからねw (クライシス)
やはり、虚数空間は何が起こるかわかりませんからね。そしたらこの考えが・・・。(蒼崎夜深)
闇の書事件に関わるとは思いましたが、まさかの記憶喪失!? それは予想外w  中々やりますねぇ。 こっちも負けてられませんww(クライシス)
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水奈月春兎 リリカルなのは 魔法少女リリカルなのは 記憶喪失 

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