真・恋姫†無双〜2人目の天の御使い〜 第12話 呂布と陳宮の真名!?
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俺は都に着いた。そしてまずは月たちに報告しようと思い月の城に向かった

 そこで待ち受けていたのは、霞の抱きつき攻撃だった

霞「心配したんやで〜!!」

英次「むぐぐぐー!(苦しいー!)」

 胸で息が出来ない。俺は必死に霞の肩を叩くがまったく通じない

英次(やばい・・酸素・・酸素・・何とかこれから抜け出さないと)

 

 死因:胸で窒息死

 

って事になりかねない。だがどうやっても抜け出せない。このまま死を覚悟した時

詠「霞!いいかげんにしなさい」

霞「うひゃ・・そ、そないに怒らんでも」

詠「い・い・か・ら新堂から離れなさい」

霞「へーい」

 霞がゆっくりと離れる

英次「ぶはーー!!すぅーはぁーすぅーはぁー死ぬかと思った・・・」

 必死に空気を吸い込む

霞「んな大袈裟な」

英次「アホか!本当に死にそうだったぞ!」

詠「でも嬉しかったんでしょ?」

英次「そりゃまぁ・・・」

詠「死ね!」

 詠が持っていた竹筒を投げて俺の顔面に当てる

英次「ぐは・・いってぇぇぇ何するんだよ詠」

詠「うっさい!」

月「詠ちゃんヤキモチ焼いているの?」

詠「ばっ違うわよ」

霞「何やぁ〜詠も抱きつきたかったんか」

詠「あぁーもう違うって言ってるでしょ。それに服は何よそれ?」

英次「あぁ、曹操の所に居る、天の御使いに貰ったんだよ」

詠「そうなの?・・・・まぁいいわ」

霞「なんやぁ〜男にもヤキモチかぁ〜」

詠「うるさいわね!違うって何回言えばわかるのよ!」

霞「にゃはははは」

 

 このやりとりを見て自然と笑みがこぼれる。

あぁ帰ってきたんだと思ってしまう。そしてここが居心地がいい。

それと同時に于吉の言葉も思い出す

 

于吉「大切な人を守る為には人を斬らなければならない時があります。それがこの世界なのです」

 

大切な人を守る為か・・・

 

華雄「新堂、その剣はなんだ?」

英次「あぁこれか、知り合いに貰ったんだ」

詠「知り合いなんてアンタいるの?」

英次「まぁな」

 于吉の事を話すわけにもいかないからな。ここら辺は濁すしかないよな

英次「それで俺が倒れている間に何か変わった事とかないのか?状況が把握出来てなくて」

詠「そんな事だろうと思ってたわ。説明してあげる」

英次「あぁ助かる」

 

詠「先日、黄巾党が3万が都に攻めてきたわ。その時私たちは違う所で黄巾党を討伐中だったのだけれど、恋が残っていてね3万人を1人で撃破してくれたわ」

英次「はい?もう一度お願いします。1人で何人を相手にしたって?」

詠「3万人よ」

英次「ん?300とかの間違いじゃなくて?」

詠「ええ」

英次「・・・・マジかよ」

 呂布・・いや恋ってそんなに強かったの?

詠「それからアンタは恋にお礼言った?」

英次「ん?何で?」

詠「はぁ?何も聞いてないの?アンタ最初に華雄と戦ったとき倒れる直前に華雄の攻撃から守ってくれたの恋なのよ。知らないの?」

英次「聞いてませんが??」

詠「はぁ〜何やってるのよ、借りをそのまま何て最低よ」

英次「うぐ・・ちゃんとお礼するよ」

霞「まぁ気にせんでもええんちゃう、恋の場合そんな事でいちいちお礼言われとうないやろし」

英次「いやいや、それでも助けてくれたんだし、ちゃんとお礼するよ」

 それから黄巾党の話などして

 

英次「なるほどね、黄巾党もいよいよ大詰めって事か」

詠「ええ、諸国の人たちが色々潰してくれてるのよ。えっと・・これぐらいかしらアンタに言うことは」

英次「そっか・・んっと」

 俺は周りを見渡す

英次「呂布って何処にいるんだろう?」

霞「この時間なら昼寝ちゃうか?」

英次「昼寝って何処でしてるんだろう?」

霞「わからへん。そこら辺におるんちゃうか」

英次「そっか、探してみるよ」

 俺はそのまま玉座を後にした

詠(天の御使いに会ったのね、そりゃそうか。でも新堂はどう思ったんだろう?同じ境遇の人が居る所に行こうとかおもったのかしら・・・考えすぎよね、こうして戻ってきたわけだし)

詠が少し難しい顔して考え込んでいると

月「詠ちゃん・・謝らなくてよかったの?」

詠「・・・・まぁ今度にするわよ」

 詠は顔真っ赤にして答える。月は少し笑って

月「そっか」

詠「何で笑ってるのよ?」

月「別に〜」

 詠をからかうのが面白いと思ったのがこの日だったのは詠は知らない

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俺は恋を探す為城の中を歩き回り、兵や給仕の人たちに呂布を知らないかと聞きまわり

 見つけたのが城の中庭の見つけにくい場所だった

英次「やっと見つけた、いつもここで昼寝してるのかな」

 隣には犬が寝ていた

英次「ふむ・・ここで起こすのは悪いよな、出直すか」

 俺はこの場を立ち去ろうと思い、振り向こうとしたら、恋が目を覚ます

呂布「・・・・・・・」

 ジッとこちらを見ている

英次「えっと起こしちゃった?」

呂布「・・・・(フルフル)」

 首を振ったって事は否定か

その時グゥーとお腹の音がなる

英次「あはは・・お腹すいているのか?」

呂布「(コク)」

 ふむ・・言葉ないってのは結構寂しいな。でも意思疎通は出来てるし

英次「それじゃこの前のお礼にご飯おごってあげるよ」

呂布「・・・・・???」

 あれ?何か不思議な顔されてるけど、覚えてないのか?

英次「えっとほら華雄さんの攻撃から俺を守ってくれたでしょ」

呂布「・・・・・・・・・・・・!!(コクコク)」

 間がなげぇぇぇぇ!あれかどうでもいい感じだったのかな?

英次「ほら、そのお礼にどうかな」

呂布「・・・・・・・・」

 あっ困った顔してる。うーむ、何か言葉が足りないのかな

英次「あの時は俺が怪我せずに助かってるし」

呂布「・・・気にすることない」

 おおおおお!言葉を言ってくれた。何だろうこのこみ上げてくる嬉しさは

英次「好きな物いくらでもおごってあげるよ」

呂布「!!・・・・・いく」

 おおお!おkしてくれた。

英次「それじゃお金持ってくるから待ってて、すぐ戻るから」

呂布「(コク)」

 俺は走って部屋へと戻った

 

そして俺は走っている途中で

英次(あれ?俺って何か地雷踏まなかった?・・・・まぁいいか)

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俺は財布を持って恋と街へと出掛け・・そして

呂布「肉まん・・かご一杯に・・・」

店主「へい、まいど」

英次(・・・お金足りるかな、全財産持ってきたんだけど、あと半分もないよ?)

 

恋は最初にラーメンを食べもちろん1杯じゃなく4杯、しかも大盛り、そして餃子もたっぷり食べ

それから肉まんを今買っている

英次「あのさ、そんなに食べれるの?」

呂布「(コク)」

 即答ですか・・まぁでもこれで満足してくれれば何とかお金足りるはず

英次「さて、これで満足したかな?」

 俺が声をかけると、恋は俺の袖を引っ張って

呂布「あれ・・・」

 恋が指指したのが

英次「桃まんか、なるほど」

 デザートと言う感じらしい。恋はそのまま店に行き

呂布「かご一杯に」

 それってデザートなの?かご一杯ってそれだけでお腹一杯になりそうなんですが

そして恋は桃まんも全部食べ

英次「・・・・・お腹一杯?」

呂布「(コク)」

 うん、この笑顔見れればいいか。お礼も出来たし

英次「さて帰ろうか」

 その時後ろから足音が聞こえ

陳宮「ちんきゅ〜キック!!!!」

英次「あぐあぁ」

 後ろからの衝撃に耐え切れず吹っ飛ぶ

陳宮「恋殿を毒牙にかけようとするもの死あるのみ」

英次「あがが・・背中がぁ・・・」

 俺はうずくまり背中の痛みに耐える

呂布「ねね・・そんな事したら駄目」

陳宮「恋殿〜」

英次「い、いきなり何するんだ!死ぬじゃないか」

陳宮「死ねばいいのです」

 こ、こいつ詠2号か!

呂布「だいじょうぶ?」

恋が手を差し出す

英次「ありがとう」

恋の手を握って立ち上がる。

英次(もっとゴツゴツした手かと思ったけど、思ったより小さくて柔らかい)

陳宮「む?邪悪な気配」

 陳宮が目をキラーンと光らせ、助走をつけ

陳宮「ちんきゅ〜・・・」

 キックが出される前に恋が音々の頭を抑えた

呂布「・・・めっ」

陳宮「うう〜恋殿〜」

 陳宮は涙目になっている

英次「だいぶ背中の痛みも取れてきた・・呂布はこれからどうする?帰るのか」

呂布「(フルフル)」

英次「あぁ帰らないのか」

呂布「違う・・・恋・・・真名は恋」

英次「えっ?真名って預けてくれるの?」

呂布「(コク)」

英次「そっか・・ありがとう、あずか・・・ごはぁぁぁ」

 後ろからの衝撃に何とか耐える

 

陳宮「恋殿の真名をそう簡単に渡さないのです」

英次「空気読めよ!そこは別に突っ込みいらないだろ」

陳宮「うるさいのです」

呂布「恋の真名預ける・・受け取って欲しい」

陳宮「うう・・・恋殿だけ預けえるなんて・・・仕方ないのです、ねねの真名も預けてやるのです

真名は音々音なのです」

英次「あぁふたりとも改めてよろしくな」

 

こうして俺はやっと全員の真名を預かることになった

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〜その頃真琴は〜

 

特訓が続いていた。于吉が出す人形相手にずっと戦っている

于吉「何て飲み込みが早いのでしょう」

 于吉が驚くのは無理もない。いくらここが他の世界より時間が進むのが遅いとはいえ

ここに来てから3ヶ月で恋姫たち武将級まで成長している。

 真琴の現段階の強さは桔梗と同じぐらい。

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あとがき

 真琴の強さを桔梗ぐらいってしたのは桔梗って恋姫の中で中級ぐらいの強さじゃないかなって思ったからです。

説明
呂布と陳宮の真名を預かるシーン
 陳宮出番少ない・・・もっと出番増やさないと・・・
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コメント
いや・・・桔梗って確か・・・紫苑と同等クラスじゃなかったけかな?(スターダスト)
英次くん 「(恋の食事代で)破産しましたよ〜今日は〜(意気消沈)」  霞 「ウチが養ったるから(ゲス顔)」(グリセルブランド)
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