真・恋姫†無双〜2人目の天の御使い〜 第14話 張譲との対決!? 前哨戦偏
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俺が宮殿に連れられて来て一夜が明ける

英次「しかし、一夜明けたけど、月に会う方法はまったく思いつかないな」

 ベットの上に座り、腕を組んで考える。

何より扉の前には兵士が2人、食事も部屋に運ばれる。トイレも必ず兵士2人がついてくる

窓から出ようと思ったけど、窓の傍にも兵士が2人か

英次「どうやって出るんだよ・・・強引に倒して脱出するか?いやいや月の場所がわからないし・・・」

 まずは月を見つけるのが先だな

俺が考えを巡らせていると、扉が開き

張譲「失礼しますよ」

 張譲が入ってきた。こいつの顔見ると何故かムカツク。

英次「何の用だよ」

張譲「何の用?あなたはここに連れてこられた理由を忘れたのですか?帝に会わせる為ですよ」

英次「知ってるよ。帝に会わせないのかと思ったんだよ。ただ天の御使いの威光が欲しいだけと思ってな」

 すると、張譲が笑い出し

張譲「あははは、そんな事ありませんよ。天の御使い殿は疑り深いですね」

 この野郎・・・よくもそんな事が言えるな。

張譲「さあ、帝がお待ちですよ」

 俺は張譲に連れられて、宮殿の謁見の間に入る

すると張譲は頭を下げ、帝に報告する

張譲「天の御使い殿を連れて来ました」

帝「うむ」

 あれが帝?ものすごく幼い女の子だ。あんな人が霊帝と呼ばれる人物!?それに、何だあの目・・・光がない!?

張譲「天の御使い殿、帝の前ですよ、頭を下げてください」

英次「・・・・俺の世界では帝に頭を下げる習慣はないから下げない」

張譲「何を!?」

帝「よいよい。天の国ではない習慣であれば、それでよい」

張譲「はっ。帝がそうおっしゃるなら」

 

帝「天の御使いよ。このまま朕の元に居てはくれんか?」

英次「何故です?」

帝「何故?張譲よ。何故なのだ?」

張譲「帝の代わり私がお答えしよう」

 おいおい、俺は帝に聞いてるのに張譲が答えるか。こりゃ本当に操られてるな。帝はお飾りの人形だな

張譲「今、漢は腐敗している。そしてそれを再興する為天の御使い殿の知識を貸していただきたい。

帝はその為にここに居て欲しいと願っておられる」

 それは建前か。やっぱり天の御使いの威光が欲しいって事だな。たぶん・・・こういう駆け引き苦手なんだよな

もっと直接言ってくれればいいんだけど、宦官か・・・俺の世界の政治家や官僚と変わらないな・・・・

この世界でもこう言う奴らが民たちを苦しめるのか、1000年、2000年経っても人は何も学ばないのか

英次「断る」

帝「う〜む。本当に知恵を貸してくれんのか?」

英次「知恵を貸すのはいい。でもここに留まることはしない!」

 俺はその言葉を張譲に向かって言った

張譲「・・・・・そうですか?おっと、そういえば董卓殿もこちらに来ていただいていたのです」

 すると月が後ろの入り口から入ってくる

英次「月!!」

 俺は月を方をみると、月の後ろには2人の兵士が居る

英次「っ!?(護衛の兵士?いや違うな)」

 あれは、護衛じゃなくて見張りって事だな。

月「英次さん、帝に協力してください。私もここに残りますから」

英次「えっ月何を言ってるんだ?」

月「お願いします(ニッコリ)」

英次「月・・・」

 目に光がない・・・帝と一緒だ。

俺は張譲を睨み

英次「張譲・・・・」

張譲「ふふふ・・・」

 何かをされたんだ。月があんな事言うわけない。せめて月に普通の意識があれば

張譲「まぁすぐに答えをださなくてもよろしいですよ。ゆっくり考えていただいても」

 勝ち誇ったように言う。

俺は歯を食いしばり、拳を強く握ることしか出来なかった

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そして俺は部屋へと戻った

英次(くっそー。月には会えたけど、月に何をしたんだ?妖術とかか?何か月を元に戻す方法があれば

あー考えても方法浮かばない)

 

〜謁見の間にて〜

張譲「くくく・・・天の御使いか、これをうまく使えばさらに私の権力は増す。そうすれば漢をもっと自由にできる」

???「あまり調子に乗るな」

張譲「おお、于吉ではないか」

于吉?「ふん、俺は俺の目的の為に協力しているに過ぎない」

張譲「新堂英次を殺す事だったな」

于吉?「そうだ、その為に貴様にあの術を教えたのだ」

張譲「くくく・・・この術で帝を操り、董卓を操り、そして新堂英次を操る。そして権力が私に集中したらもう天の御使いなど

必要なくなる。その時に貴様に渡してやる。そうしたら好きにすればいい」

于吉?「・・・・そうだな。うまく行けばな・・・・」

張譲「ふん。私が失敗すると思っているのか。根回しは完璧だ。計画は失敗しない。それに仮に董卓を連れて行っても

すでにあいつは私の人形だ。どうする事もできない。ふふふふ・・・あははははは!」

 

 こう言う会話を聞いていると失敗するフラグにしか聞こえないと言う突っ込みをしてはいけない。

 

〜そして場所は戻り、英次の部屋〜

英次「ああああ〜!もう!頭の中がグチャグチャだ」

 俺はベットに飛び込む。

英次(はぁ〜こんなに頭使ったのは、高校の受験以来だ。普段使ってないから、知恵熱出そうだ)

 何とかしなくちゃ・・・何とかしなくちゃ・・・・何とか・・・・

英次「何とかしなくちゃ・・・誰か知恵かしてくれないかな?」

 って誰も居ないのに答えてくれるわけないよな・・・

???「よし、私が英次の力になってあげよう。困ったときは私に頼りなさい」

 不意に声がした。この声は真琴だ。

俺はベットにうつ伏せになりながら

英次「とうとう、真琴の声の幻覚まで聞こえるとなると、俺の脳は限界を超えたらしいな。真琴がここに居るはずないからな」

真琴「ちょっとちょっと英次それは酷いんじゃない?ちゃんとこっち見てよ」

 あれ?何か変だな。俺の声に反応して声が返ってくる?

俺は起き上がり声のする方に向くとそこには真琴が・・・

真琴「元気?英次」

英次「ま・・・真琴?」

真琴「そだよ」

 真琴は笑顔で答える。

英次「ううう・・・真琴ー!」

 俺は真琴に飛び込む

真琴「きゃっ。ちょっと英次?いきなり嬉しいけど、ちょっと恥ずかしいよ」

英次「真琴ー真琴ー」

 嬉しい・・・心が折れそうだったから、どうしたらいいかわからなくて、誰かに助けて欲しくて

真琴「ちょっと英次・・胸・・・顔を埋めて、左右に頭揺らさないで、あ・・うくっ・・だ、駄目だって・・・」

真琴(駄目・・・このままだと本気でやばい・・・)

 真琴は俺の肩を掴んで

真琴「ちょっと落ち着いてって!」

英次「はっ!?す、すまん。嬉しくて・・・・」

真琴「もう・・・でも抱きつかれたのは嬉しかったな・・」

英次「ん?何か言った?そういえば、その格好は・・・・」

真琴「似合う?」

 そういってその場で回る

英次「制服だよな、しかもフランチェスカの」

真琴「そうそう、于吉がこれがいいよって言って用意してくれたんだ」

英次「それにその腰にあるのは2本の刀?にしては短いような」

真琴「小太刀って言う武器だよ。小太刀二刀流なんちゃって」

英次「・・・・漫画かよ」

 真琴の腰には2つの小太刀がある、鞘は白色

英次「俺と一緒なのかな?」

真琴「ん?一緒?」

 俺は真琴に自分の刀を見せる

真琴「本当だ。一緒だね。私の刀も刃の部分白いし」

英次「だな」

 何か意味があるのかな?今は気にしても仕方ないな

英次「それよりも、今の状況を」

真琴「そうだった。説明してくれる?」

英次「あぁ・・・」

 

 

 

〜説明中〜

 

 

真琴「へぇ〜なるほどね」

 真琴は頷き

真琴「ならさ、その董卓ちゃんを助けよう」

英次「いやだからさ、月の場所がわからないんだよ。助けたいんだけど」

真琴「へっ?気配でわかるでしょ?」

英次「ナニヲイッテルノカナ?」

真琴「あれ?于吉に特訓受けなかったの?」

英次「特訓?」

 俺は会話の食い違いに戸惑う

真琴の説明では、正史と外史の狭間、俺が最初に于吉に会った場所で特訓したらしい

 そしてそこでは時間の過ぎ方が遅く、そこで5年ほど特訓したらしい

しかもあそでは怪我をしても2分で回復する、体力は5分休めば全快するらしい

さらに外史に来たら5年の時間は過ぎてなく外史の時間しか過ぎてないって事になるし、強さは特訓したものを引き継ぐ。

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英次「・・・・・ご都合主義だな・・・」

真琴「ん?何それ?」

英次「いや、みんなの言葉を代弁したんだけどね」

真琴「ん????」

 

英次「んで、月の場所はわかるのか」

真琴「えっと・・・あれ???」

英次「ん?どうした?」

真琴「ごめん、董卓ちゃんの気配今まで感じた事ないからどれかワカンニャイ(´・д・`)ゞ」

英次「・・・・・」

真琴「そ、そんなに冷たい目で見なくてもいいでしょ」

英次「はぁ〜また最初に戻ったな」

真琴「董卓ちゃんを見つければいいんでしょ。なら私に任せてよ。見つけてくるから」

英次「出来るのか?」

真琴「楽勝だよ。気配を消して移動すればいいだけだし、それに見つかっても声を出される前に倒すしね」

 笑顔だ。あれ?真琴ってどれくらい強いんだろう?

英次「あのさ〜真琴ってどれくらい強いの?」

真琴「ん〜この世界の呂布より少し強いぐらい?って于吉が言ってたよ」

英次「ふ〜ん恋より少し強いね・・・・・・・・はぁ!?」

 俺はあまりの事に驚きを隠せない。恋より少し強いだと!!恋って3万人を退けたんだぞ!それより少し強いって

どんだけ強いんだよ・・・

 于吉の野郎!俺にも特訓してくれてもいいじゃねぇか!!俺だけこんなリスクの高い能力だけなんて!

くそ!今度会ったら絶対に抗議してやる

 

英次「なら真琴頼む」

真琴「任せてよ。英次の力になる為に強くなったんだから」

英次「えっ・・・・」

真琴「んじゃちょっと行って来る。それと英次は私が戻ってくるまで静かにおとなしく待ってるんだよ」

 真琴は窓を静かに開けると、一瞬で姿が見えなくなった

英次「おいおい・・・兵士いるんじゃ?」

 俺は気になって窓の外をみると、普通に兵士が立っている。

英次「・・・・突っ込んだら負けのような気がする」

 静かに真琴を帰りを待つことにした

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あとがき:正史と外史の狭間での説明補足です

時間の経過は外史で1日過ぎるのに対して狭間は10ヶ月とかそれぐらい。

 ドラゴンボールの精神と時の部屋と思ってください

しかし、外史に来たら狭間での時間は戻り、年齢も飛ばされた年齢になる

 

例:19歳で狭間→5年特訓24歳→外史に飛ぶ19歳に戻る

 

そして強さはそのまま引き継ぎます。強くなってコンテニューみたいな感じです

それと何故5年で強くなれたのか?それは・・・ご都合主義だからです

説明
ご都合主義全開です。
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コメント
スターダスト様>2Pの文章はミスです。すいません;(ネロっち)
2pで5年が3年になっていて、文章も少し分かりづらいです。 突っ込んだら負けだ突っ込んだら負け・・・というよりもご都合主義前回だなおい・・・あ;(スターダスト)
タグ
真・恋姫†無双 新堂英次 張譲 ご都合主義 真琴 

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