真・恋姫†無双〜2人目の天の御使い〜 第20話 英次は力を求める!?
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俺が特訓を始めて1ヶ月が経とうしていた。

英次「・・・・・・」

真琴「そうそう、そのまま氣を保って」

 俺はようやく氣を出せるようになった。

英次「・・・・っ・・・・っ・・・」

 氣を練ると言う作業は思ったより辛い。氣は体力と言うより精神を使うみたいだ。

英次「ぶはぁーはぁ・・・はぁ・・・」

真琴「うーん氣を出せるのは出せるんだけど、コントロールはまだまだね」

英次「はぁはぁ・・・くそ」

 悔しくて、奥歯をギュッと噛む

真琴「焦っても氣の扱いはうまくならないよ。氣の扱いは出せるようになったら後は慣れだから」

英次「それはわかっているけど、1ヶ月で出せるだけってこれじゃ意味がないじゃないか!」

 うまく行かない苛立ちから真琴にあたってしまう

真琴「そ、そうなんだけど」

 俺は焦っていた。たぶん次の戦いが連合軍との戦い。時間もない。

〜3日前〜

 

英次「詠?居るか?」

 俺は詠に用事があり部屋の前に来ていた

詠「居るわちょっと待ちなさい」

 相変わらずの口調である。少しはデレるかと思ったんだけど、やっぱり一刀だけなのか・・・残念

詠「入っていいわ」

英次「あいよー」

 俺は一言言ってから入る

すろと、たくさんの書類に囲まれている詠の姿を見る

英次「すごい量だな」

詠「これぐらいどうって事ないわ、それより何よ?」

 詠はこちらに目もくれず書類と向き合いながら言う。

英次「あぁ、実は欲しいものがあって・・・」

と俺が言い出した瞬間一部の書類が崩れる。

詠「もう、この忙しいときに」

英次「片付け手伝うよ」

 俺が何気に拾った書類に目が止まる

英次「な・・・何だよこれ」

詠「それは!」

 詠は慌てて俺が書類を取り上げる

英次「何だよその内容は」

詠「これは・・・」

 書かれていた内容こうだ。

今すぐ帝を解放しろ。さもなくば反乱とみなし攻める

英次「何だよ。この内容は!俺たちは帝を一時的に保護しただけ・・・・はっ」

 ここで気がつく。もしかして、恋姫の世界の連合軍との戦いのきっかけって

帝の保護したから、それで権力を握っていると思われて、面白くないら袁紹が戦い仕掛ける為

諸国に嘘の内容の書類を送って・・・

詠「これはこれからちゃんと使者を送って言うわ。心配しないで」

 詠は目線を落とす。たぶん、今までも何回かやり取りしたんだろうな。それでも同じ返事しか返ってこない

そういう事だろうな。って事はあの戦いが近いのか

 

あの戦いでは誰も死なずにそれぞれ違う国行く。だけど、俺が居る事でそれがズレる可能性も

華雄さんはどうなるかわからないけどね。

勝つ事が出来なくても・・・何とか守りたいな。俺の目的もわかるけど、でもみんなを死なせたくないし

ここに居るのは俺の仲間なんだから。

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〜現在〜

 

真琴「最近の英次焦ってるよ?何かあるの?」

 心配そうに俺に語りかける。

英次「いや、別に」

 そうだ、まだ確実に決まった訳じゃない。真琴に言う事じゃないな

真琴(英次嘘言ってる。何かあったんだ。焦らなきゃならない事が)

 両手で頬をパンパンと2回叩く

英次「走りこみ行って来る」

 そうだ。切り替えて行こう。

真琴「英次ー!」

英次「何だよ?」

 真琴は笑顔で

真琴「今日から倍走ってね。そろそろ慣れてきたと思うから」

 くっそーあいつ容赦ないな。

英次「くっわかったよー!!やってやる!ちくしょー!」

 

俺は走り終わって、素振りをして休憩してると

霞「頑張ってるか?」

華雄「調子はどうだ?」

恋「・・・・・・」

 そこには董卓軍の武将が集まってきた

英次「どうしたんだ?」

霞「いやいつも一緒の相手やとつまらんと思ってな」

華雄「貴様の能力は一応聞いた。まぁよくわからないがな。後は私がもう1度貴様と戦いたいのだ」

恋「英次・・・・強くなる為には色んな人戦ったほうがいい・・・・・」

 みんな、俺の為に集まってくれたのか、ありがたい。

真琴「私一人で十分ですけど?」

 真琴は不満みたいだ。

霞「英次が強くなる為には色んな相手と戦った方がええねん」

 相変わらずあの2人は仲悪いな。火花が見えるぞ

英次「真琴そう言うなよ。せっかくだしみんな俺の相手お願いできるかな」

霞「よっしゃ、任せとき」

華雄「手加減はせんぞ」

恋「(コク)」

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まずは霞からのだ

霞「刃は引いてあるから安心してええで」

英次「俺のも刃は引いてあるぞ」

霞「そうなん?」

英次「これが鍛冶屋に同じ物を作ってもらったんだ。重さも同じだぞ」

霞「なら、英次も遠慮せんとかかってこいや」

英次「応!」

 

英次「はぁ・・・はぁ・・・」

霞「こんなもんか、あと2人居るからな」

 結果はまったくいい所なし、神速と言われる意味がわかる。

能力を使わなければほとんど見えない。だけど少し手加減してくれてるのはわかる

打ち合い中も色々アドバイスしてくれた。踏み込みが足りないとか、手の返しが遅いとか的確だったな

 

華雄「次は私だ」

英次「お願いします!」

 

 結果は、先ほどと一緒だけど、手加減はなかった。さずがと言うか何と言うか

当てることをしなくて寸止めしてくれた。でも何回寸止めされたんだろう?10では足りないよな

打ち合い中のアドバイスとしては・・・1つだけ「気合が足りない」らしい。

 

そして少しだけ休憩してから恋だ

 

まぁ結果だけ・・・・・・・

 

ボロ負けは言うまでもないけど、俺は恋の強さに正直びっくりした。

まるで底が見えない。真琴もそうだったんけど、俺がある程度強くなるたび

真琴は底が見えなくなってくる。恋にもそれを感じた。

言ったら悪いが、霞や華雄さんにはそれを感じなかった。真琴が言うには

真琴「強さがわかるのは、英次が強くなってる証拠だよ」

そうは言うが悔しい。強くなれないのは・・・

初めて・・・この世界に来て初めて、この世界を恨んでしまった

 

恋「・・・・大丈夫?」

そう言って恋は手を差し伸べる。それを掴んで立ち上がる。

俺はジッと恋を見て

英次(これが最強って呼ばれる飛将軍呂奉先か)

 

強くなりたい。誰よりも強くなりたい。

強くなりたい!どんな強い力が来ても守れるぐらいに

説明
20話です。
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コメント
成長・・・焦りは仕方の無いことだ。(スターダスト)
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真・恋姫†無双 新堂英次 主人公らしくなってきた 

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