司馬日記21
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6月1日

仲徳様に呉蜀の特異なぷれいについて御報告した。

流石種馬のお兄さん大概のプレイは実施済みですねー、まぁ風とキャラ被りしてる人さえいなければどーでもいーですがと呟かれながら報告書に目を通されていた。

おおよその設備は合同塾の増築棟に盛り込み済みだが、ぷれい用に部屋の鍵を追加するようにとの指示を受けた。竣工までに変更が間に合うだろうか。

 

6月4日

士季が、警備部に周泰殿に代えて蒋欽殿が配属されたと言っていた。周泰殿が全治一ヵ月ほどの急病となり、その間の代理だという。ついこないだまで明命さんピンピンしてたんですがねぇ、と士季が首をかしげていた。

周泰殿と言えば先日の件を公達様に報告しなくては。

 

6月7日

夏季の服飾展示会の下打ち合わせが終わり、帰ろうとしたところ展示室が一室増えて四室になっている事に気がついた。 室の案内板を見ると甲乙丙に加えて璃という室が出来ていた。

 

はてと思い、中はきゃあきゃあと妙に騒がしい室の入り口近くで談笑されている人々を見たところ、馬騰殿、劉表殿、向朗殿、陳桂殿、朱治殿、凌操殿、全j殿に黄忠殿であった。所属もばらばらで特に親しいと言う事も聞いた事が無い人々が集っている事に違和感を覚え、暫く考えたところまさかという思いと共にある共通点に気づき、背筋を冷たい汗が流れた。

 

呆然とその方々を見ていると、「紫苑さま、璃々ちゃんが胸の寸法が合わない様なので見て頂けませんか」と言いながら室から出てきた人物が伯達姉様だったのを見て眩暈した。

 

姉様その部屋で一体何をと声をかけようとすると後ろから子孝様に肩を掴まれ、いいからほっときなさいと耳打ちされた。更に中から

「やだやだ私も!ごすろり透け透けぱんつじゃなきゃやだー、ねーお母さーん!」

と言う声にしようが無いなあの馬鹿娘はと言いながら室内へと消えていく馬騰殿を見ながら、自分でも分かる掠れかかった声でしかし、と申し上げたが「あれ貧乳党どころか王様達だって介入出来なかったのよ、ヘタに関わると最悪首まであるから手ェ出さないでよね」と言われながら引きずられるようにして会場を後にした。

 

その日の自宅での夕食では六女、七女の恵達と雅達が機嫌良く伯達姉様と談笑しており、八女の幼達が不貞腐れきった表情をしていたのを見て私は何を言えば良いのか判らなかった。

 

…悪い想像が当たらない事を切に望む。

 

6月11日

上司である公達様に先の周泰殿の証言について報告し、三国事務会議で真偽の確認が必要ではとの意見を具申したところ、三国会議で変態プレイを公開処刑とかあんたホント一刀様絡むと鬼ねと半眼で言われた。

加えて、「子敬さん呼んで、孫権様経由で今後やめさすのと一回飛ばしで話しつけとくからそれで勘弁してやんなさいよ」と言われ、一刀様への粗暴な行為が無くなるようでしたらそれで宜しいかと思いますと答えた。

 

また元直に厳顔殿から依頼された張任殿の件について相談したところ、彼女は有能であるがどうしても桃香様の下では無理そうなので王都直轄に出向は良い案だと思う、との事だ。近々に劉備様に御相談することとした。

 

6月15日

元直と共に劉備様に張任殿の異動について打診したところ、残念そうであったが御諒解頂いた。あわせて、張任殿と親しい劉璋殿らも蜀所属のままでも王都に異動させてはどうかという御意見を頂き、元直は楊懐殿と高沛を候補に挙げ検討するという。

この件は元直に引き継ぐ事とした。

 

6月20日

夏季の服飾展示会が行われた。

今季は特段の種別は無く、多様な展示が行われた。倶楽部活動という合同塾の課外活動用制服が多く展示されていた他、姜維は少し歩けば下着が見えてしまうような警備部の制服もどきを着せられており、叔達は『丙』の間でそんないかがわしい服の看護師が居てたまるかというような出で立ちだった。

私は例の白い水着を着た。下着では無いので前回ほど恥ずかしくはない…と思いたかったが、今回は妙に視線と『ほらあれがお風呂で』『川に入ると』等とひそひそ話す声を感じた。一応姿見の前で確認してから出てきては居たので、特段おかしい所は無い筈だが。

 

先日気になった『璃』の間は閉められており、『酉の刻より。一刀様及び関係者以外立ち入り禁止』の札が掛けられていた。酉の刻(18:00)以降と言うことは甲乙丙の展示が終わった後だ。

…………気になる。

 

6月29日

合同塾の増築棟が落成した。

元々は下級・中堅官吏の研修を主目的とした建設であったが、武芸鍛錬や、各国子女の教育の為の教室や会議室、工廠分室等が追加され、山岳を含んだ極めて広大な校庭も整備された。

財政規模、行政の事務量共にうなぎ登りではあったので事務室・会議室の増加は有難い。

 

7月1日

本日付で一刀様直轄の御生活指導及び管理係の任を解かれ、同じく直轄総務室付きとなった。一刀様の御生活が安定し、また王都に関わる事務量が増加した為と辞令にはあったが、御生活の生の字が『性』と誤記されていた。皆業務繁多ではあるが辞令の文字くらいは正しく書いて欲しいものだ。

室長は月様、副室長が詠様で、蜀からは元直ら、呉からは子敬らが配属された。

魏の総務部との兼任を外して頂けないか公達様にお願いしてみたが、馬鹿言わないでと一蹴されてしまった。

総務部に異動されて来た子丹御嬢様と、同僚や士載の頑張りに期待したい。

 

説明
その後の、とある文官の日記です。
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コメント
↓ホントだ…自分で言ったことが実現したのに複雑な気持ちにしかならないよ……(悠なるかな)
↓気が付いてたけど、あえて見て見ぬふりをしていた………………というか、していたかったですorz(メガネオオカミ)
・・・それはそうと、司馬日記19での悠なるかなさんの言った「璃々ちゃん自重」のタグが本当に追加されてしまった・・・。(T.K69)
『璃』の間……。なんかもうダメっぽいなこの国。チョロ達さんは早くその水着で一刀と一緒に海に行けばいいと思うよ?(ミドリガメ)
『璃』の間…とうとう逝っちゃいましたか…www(ノД`)(ぶひ)
『璃』の間に関してしかコメントが無いんだがwwwwwwしかしまともにコメしようとしたらそこか明命のことしかないという(アルヤ)
『璃』の間…ゴクリ さわらぬ【自主規制】に祟りなしってね 故人はわかってるなぁ(呂兵衛)
『璃』の間……さわらぬ神に祟りなし、だな……。そして明命、いと哀れ……(TOT)(メガネオオカミ)
「璃」の間……うん、見なかったことにしよう。あとチョロ達さん、「性」の字はそれでいいんですよwww(ロンリー浪人)
18:00からあく「璃」の間・・・やばそうな匂いが(゜Д゜;;)(T.K69)
『璃』の間で何があったのか…知りたいような知ったら戻れないような……(悠なるかな)
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恋姫無双 仲達 司馬懿 璃々ちゃん自重 保護者自重 

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