夕暮れ 〜夜がざわめく時間〜
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夜が始まる。帰りたい…でも、帰れない。

 

途中で会ったお姉さんは、女豹のようだった。

『ここから先は大人の時間よ?良い子は家に帰りなさい。』

そういったかと思うと、通りすがりの男を爪で捕らえていた。

 

私は呟く。「…女豹のようなお姉さん。さよなら。」と。

そして、裏通りを抜けると、車がピューと通り過ぎた。

ポチが角を左右に振ってワン・ワンと鳴く。

「いいよ。媚を売らなくても。餌をあげると急に態度が変わって角で壁に突進するくせに…。」

それで怒られるのは私。

 

さようなら、今日。さようなら、私。

 

説明
2011年05月頃の作品。
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落書き帳 単眼 2011 

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