恋愛観
[全1ページ]

「そういえばさ、あんたってどういう子が好みなのよ?」

「何だよ急に」

「いや、あんた彼女いないじゃない? だからどうなのかなーって」

「うっせえ、大きなお世話だ」

「まあまあ、そう言わずにさ」

「……そうだな。対等な人がいいかな」

「というと?」

「いや、何か相手に対して引け目を感じたりするのは嫌だなって。お似合いじゃないとかは他人の目線にしてもさ。後はお互いに気を張るのも駄目だな。そりゃ優しく接したりとかはするんだろうけど、お互いに見え張ったりとか、あれしてこれしてって注文が多くなるのはちょっとな。なるだけ自然体がいいな、お互いに」

「ふーん」

「何だよ、聞いた割には全然興味なさそうだな」

「いやさ、それ好みの子というよりも、理想的な恋愛関係何じゃないのかなって」

「……言われてみればそうだな」

「好みよりも展開を語っちゃうなんてね。だからあんた彼女出来ないのよ」

「うっせえ。そういうお前はどうなんだよ」

「ナイショ」

「かわいくねえからやめろ」

「女はね、ちょっとくらい秘密が多い方が魅力的なのよ」

「ああ、そうなると俺は秘密が多い女は勘弁だな」

「さいですか」

「まあ、そもそもそういう事を気にしているようだから、お前には彼氏が出来ないんだろうな」

「うっせえ」

 

説明
会話だけで話になるのかどうか、思いついたので即興で、またしても二人のやり取り←ここまで言い訳
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
267 265 1
タグ
オリジナル 掌編 

codamaさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com