IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 絆を得たものと全てを守ろうとする者ーThose who acquired bonds, and those who try to protect all ー
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 時は過ぎて週末。

(髪、変じゃないかな?もう一回見ておこうかな。)

 約束の四十五分前、シャルロットは既に到着しておりそわそわしながら待っていた。

「ん・・・・・・・・」

 シャルロットは髪をちょんちょんいじりながら小さくう泣き声をあげた。

(なかなか決らないな〜。)

 そんなことをしていると二人の外国人男性が近寄ってきた。

「ねえねえお姉ちゃん。俺らと遊びに行かない?」

「た〜のし〜よ〜。」

(うわ〜。メンドクサイのきた〜〜。)

 シャルロットがあいて二人を振りほどこうと手を出そうとしたときであった。

「ちょっといいかな?」

 突然一人の日本人男性が話しかけてきた。

「ああっ!テメエなんかあんのか、アン?」

「君たちがしていることは日本で言う「ナンパ」だよ。」

「知るかっ!」

 外国人男性の一人が日本人男性に殴りかかってくる。だが日本人男性は外国人男性に背負い投げを喰らわす。

「てめえ!」

 もう一人の外国人がナイフを取り出し刺そうとする。

「あ、危ない!」

 シャルロットが声を掛けた瞬間でった。外国人男性の腕が掴まれた。その掴んだ人のは一夏だ。

「一夏!」

 一夏はそのまま小手返しをした。

 

「は〜い。日本ではナイフを持っていたら護身用とは言えど『銃刀法違反』になっちゃうからね〜。」

 妙におちゃらけな警察官が二人の外国人を連行する。

「大丈夫か、シャル。」

「う、うん。その人が助けてくれて。」

「そうですか。ありがとうございます。」

「いいよ。たまたま通りかかったところに困ってそうな女の子がいたから。」

「お名前を聞いてもいいですか?」

「弧門。弧門一輝。」

「!ちょっといいですか!」

 一夏は弧門に近づき小声で話しかけた。

「な、何!?」

「あなたもデュナミストでしたよね。」

「!まさか君が!」

 一夏は頷いた。

「憐が言っていた子は君か。」

「ええ。でも確かTLTに所属しているって話じゃあ・・・・・・」

「もう解散されたよ。あれから七年が経つよ。五年前からビーストの出現がぱったり途絶えてね。必要ないから僕らは今こうしているんだ。」

「そうですか。」

「そろそろ時間だ。じゃあね。」

「あ!そうだったんですか。すいません呼び止めて。」

「別に迷惑してないよ。」

 と、そこへ一人の女性が来た。

「弧門!」

「凪!」

 弧門は凪に歩み寄った。

「どうしたんだ?」

「さっき人助けしてね。」

「そうだったんか。じゃあ行くぞ、市役所に。」

「ああ。じゃあね、一夏君。」

 弧門は手を振って凪と市役所に向かった。

「一夏、何の話してたの?」

「ちょっとな。それより鈴は?」

「なんか来れなくなったみたいだよ。」

「マジか!じゃあ二人で周るか?」

「ええっ!!」

「なんかまずかったか?」

「う、うんうん!そんなことないよ!」

「そっか。じゃあ行こうぜ!」

「う、うん!」

 

(お、落ち着かない・・・・・まさか一夏と二人っきりなんて思ってもみなかったよ・・)

 シャルロットは一夏との急なデートに内心混乱していた。

(よ、よく考えればチャンスだよね!うん!)

「ね、ねえ一夏!あそこ見ない!」

 シャルロットが何も考えずに指差した方向はランジェリーショップであった。

「さ、流石にあそこは・・・・・・・・」

 一夏は顔を赤める。

「ゴ、ゴメン間違え・・・ん?」

「ど、どうした?」

「あそこに・・・・」

 シャルロットが指差す方向には蘭の姿があった。

「お〜い、蘭。」

「い、一夏さん!!」

 蘭は手に持っていた下着を自分の後ろに隠した。

(ど、どうしてこんなところに!確かあの人は・・・・・)

 蘭は下着をもとあった場所に戻して一夏に近づいた。

「お、お久しぶりです一夏さん。」

「学園祭以来だな。」

「ところで隣にいる人は・・・・確か・・・・」

「シャルロット・デュノアだよ。あの時は自己紹介していなかったね。」

「あ、はい。私五反田蘭です。よろしくお願いします。」

 二人ともお辞儀をした。

「あっ!蘭、ケータイ持ってるか?」

「は、はひ!」

 思わず声が裏返ってしまった蘭。そのままデータの転送を行ってもらうと画面には・・・

「これって・・・・」

「今月行われる『キャノンボール・ファースト』の特別指定席。前に見たいって言ってたろ。」

「は、はい!ぜひ!」

「あいにく一人一枚だけしか配れないんだ。」

「だ、大丈夫です。私の友達みんな中継で満足するタイプですから!」

「へえ、そうなんだ。」

「あ、あの一夏さん!」

「ん?」

「い、一緒に回ってもいいですか?」

「ああ。」

 蘭、シャルロット、一夏の三人はその後買い物をした後に一緒に食事をした。

 

説明
約束の時間の45分前、シャルロットは髪をいじりながら待っているとそこへ外国人男性二人がナンパしてくる。そこへ一人の男性が。
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コメント
そう言えば気になってたな、でもやっぱりNight Raiders は出ないんですか・・・・(i-pod男)
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