御貢アペンドの挑戦状! 再び見参!・初音ミク 第6話 真犯人は?(犯人当て出題編です)
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(ミク達の宿泊部屋)

 

 ミクとめぐみの“真相暴き”が始められていた。実際の所、現場検証や物証探し、聞き込みがないため、頼れるのは、“最初に刑事さんから説明があった内容”、“持っている暗号文などの資料”だけなので、暴くと言うよりは、“推測”に近いため、深いった内容には出来ないのだが、ミクはそれでも“解いていく余地がある”と考えていたのである。少なくても、“ユキちゃんは犯人ではない”という事を暗号文から無理なく説明する事さえ出来れば、それでいい、そういうスタンスだった。

 

めぐみ:しかしミクさん、正直言って、“私たち”が、これだけ確固たる証拠である“暗号解析結果”を出しちゃったんだから、“解いた解析結果は違います”って言うのは、ちょっと無理のある“逆説的言い訳”になりませんか?

ミク:解析結果には間違いはないミク。でも、“見方”を変えているだけミク。さっき話したとおり、“雪ちゃんが盗んで、絵画をどこかに隠し、警察まで呼んだ上で、誰かに暗号文を解かせて、「実は犯人は私でした。ごめーん」”って言うのが、そのままこの結果から判断出来る内容ミクけど、ミク達がこれから見つけだしていく“新しい見方”は、この暗号文が、誰かが“雪ちゃんに罪をかぶせるために作った”モノ、そういう事ミク

めぐみ:でも、それには“そういう見方が出来る証拠”がないとダメですよね。あるんですか?

ミク:まだ“もやもや状態”だけど、“間違ってない解析結果の文面の違和感”は感じているミク。それをこれから、ミクの考えとめぐみちゃんの考え、二つをサンプルにしていって、推測していくミク

 

めぐみ:じゃあ、行きましょうか

ミク:まず違和感の1つ目だけど、ミクは、“解析文の役割”が引っかかったミク

めぐみ:役割?

ミク:ミク達が解いた“暗号文の解析結果”は、“私は実は○○でした”っていう、“正体明かし“ミクよね

めぐみ:そうですね。間違いないです。“私は雪ちゃんです“って内容じゃなかったら、そのまま解釈する内容でした

ミク:“正体明かし“って、凄く「重要な事」ミクよね?

めぐみ:え!? そりゃ「重要」なんてもんじゃなく、「一番大事な事」ですよ! これを間違えていたら、警察の捜査だけでなく、犯人にも不都合な事が起こっても不思議じゃないです!

ミク:もし作ったのが、めぐみちゃんだったら、自分の正体を明かす時、“名前”はどうやって暗号解析結果の文に出るようにするミク?

めぐみ:え!? そ、そりゃ、大事なことだから、“ゆうきめぐみ”って書きますよ。暗号文で自白するってシチュエーションそのものもおかしいですけど、それでも特定がアヤフヤになるなら、何か他の修飾語を付けて、しっかり“私”である事を特定できるようにしておきます

ミク:めぐみちゃんも“そういう書き方”をする事がわかってよかったミク。ミクも同感ミク。しっかりと“はつねみく“ってわかるように出てくるように暗号文を作るミク。その上で、解析した暗号文を見てみるミク

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The true character of Miku Append is Song Love Snow.

 

***

 

ミク:全部大文字だとわかりにくいから、小文字を使って、わかりやすいように書き直してみたミク

めぐみ:文の通り、御貢アペンドの正体は、歌(うた)、愛(あい)、雪(ゆき)で、歌愛雪(かあいゆき)だ、と・・・・・アレ?

ミク:どうやら“もやもや”は“確証”に変わったミクね。そうミク。解いて出てきた“大事な正体明かし”なのに、漢字1つ1つに分けて、それを“ポピュラーな英単語”に変換して、それで正体を明かしているミク。ミク達は、それを漢字に戻して、雪ちゃんだ、と判断していたミク

めぐみ:これって・・・おかしいです!! こんな書き方じゃ、他の誰か似たような名前とか、英単語の“別の意味”を表す漢字1つに変換して出てきた別人、が犯人にされてもおかしくないです!

ミク:そうミク。この文は、“文意に沿った内容や書き方”がされてないミク。警察だけでなく、事件を犯した犯人にも当然“不具合”が生じるような、アヤフヤな書き方だったミク

めぐみ:なんで“真犯人”はこんな書き方をしたんでしょうか?

ミク:ミクミク、“逆転の発想”ミク

めぐみ:?

ミク:“書いた”んじゃなく、“書かざるを得なかった”んだと思うミク

めぐみ:え!? こんな、ある意味“危険”な事をしなければ行けなかった?

ミク:“書かざるを得なかった”と同時に“この書き方が危険である事も解らなかった”も入っているミクかも。おそらく真犯人は、この書き方を“危険”とも考えてなかったはずミク。「それが当たり前」みたいに把握していた・・・

めぐみ:・・・そこまで言うからには、“こんな事をする人物”にアテがあるんですね?

ミク:この意見交換をしながら、該当者と条件を考えていたミク。条件の方は“警察を交えての説明会と追加捜査”次第ミクけど、該当者はわかったミク

 

ミクはめぐみの耳に近づいて、手を伏せながら、“その該当者”、そして、“その理由”をコソコソっと話した。

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めぐみ:そ・・・・・そんな事って・・・・・・えっと、ちょっと待ってください・・・・・・あ、確かに・・・・

ミク:理由については、私とめぐみちゃんと当事者の自供がないとダメかもしれないけど、“抜き打ち試験”を持ち出してくれば、もしかすると、“ヘマをする”かもしれないミク

めぐみ:・・・・これからどうしましょうか?

ミク:真犯人の次の行動は、“雪ちゃんの調べがある短い時間に、隠されているだろう絵画を入手して、とんずら、することミク。だから”警察と関係者を交えた説明会“を設けて貰うミク。でも、その前にちょっと時間を貰うミク

 

 パコ

 

 ミクはノートPCを立ち上げ、ネットに繋ぎ、何かを調べ始めた。

 

ミク:・・・・うーん・・・・あ、これこれ・・・ふんふん・・・・・・やっぱり・・・・・

 

 10分程度の検索が終わった後、ミクはノートPCを終了し、めぐみに向き直った。

 

ミク:準備万端ミク。内線でメイコさんを呼び出して、“会”を設けて貰うミク

めぐみ:あの、さっき、何を調べていたんですか?

ミク:“御貢アペンド”のソフトの内容と、あと、ちょっとした事ミク。メイコさんにもう1つの頼みがあるから、調べたミク

めぐみ:はぁ

ミク:じゃあ、ミッションスタートミク!

 

こうして、“真犯人突き止め”の最終段階が始まったのだった。

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(午後5時、巡咲庵の談話室)

 

 ざわざわ・・・

 

 部屋には、ネル刑事達だけでなく、鑑識係や他の捜査関係者も数名入った上での“警察側”、それと関係者全員、特に雪ちゃんはどうも学校から直接来たらしく、私服でランドセルを背負った姿だった。

 

 メイコはミクの近くに来て、耳打ちをした。

 

メイコ:ミクさん、一応言われたとおりに集めたし、“アレ”もやってもらったけど、こんな“大事”にしちゃって、ほんと、大丈夫なの?

ミク:暗号関係は100%大丈夫ミク。“アレ”はある意味“出たとこ勝負”ミクけど、大丈夫ミク。メイコさんも“臨戦態勢”で待っていてくださいミク

メイコ:うん。でも“危険な事”だけは避けてね

 

ネル:皆さん、お静かに! これより、当該事件の暗号解読結果と、それに伴う“当局側の捜査説明”をさせて頂きます。では、ミクさん、めぐみさん、お願いします

めぐみ:はい

ミク:わかりました

 

 ミクは説明を開始した。

 

ミク:まず、この暗号文ですが、この中には“日付”という“数値”が隠されている事が、まずわかりました

ネル:“日付”??

ミク:年は、文頭の“<2010年度の生徒紹介、町の話題、行事まとめ>”の通り、2010年、つまり昨年のカレンダーです

ハク:日付の“特定因子”は?

ミク:まず“月”ですが、各行に1〜2個記載されている“丁目”と、“名前”や“案件の内容”です。丁目は、正確には“丁目”と“番地”を足した数が“月の数字”になり、その裏付けとして、“名前”や“案件の内容”、つまり1行目なら“ムツ君”、つまり“1月の別名である睦月”を意味している事がわかり、丁目と1セットで、裏付けに使いました

ネル:な、なるほど

めぐみ:案件の内容は、ネットなどで調べた“各月の別名の意味”から、繋がりを見つけていきました

ミク:その結果、1行に1〜2つの月を表している事がわかりました

めぐみ:次に“日付”で大事な“第何週の何曜日”ですが…

 

 パラ

 

 めぐみはメイコから借りていた昨年のカレンダーをホワイトボードに貼り付けた。

 

ミク:これは、各月のカレンダーを“座標”のように表した表現と、そのまま直接表したモノの2つありました。座標表現は、“前からいくつめ、左からいくつめ”の“教室の机の位置”、それと、“何階の左からいくつめ”という建物の表現、の2つでした

 

 ネルは暗号文のコピーを見返して、頷いた。

 

ネル:た、確かに、そうなっている。

ミク:これが、日付を特定する“因子”です。これに従って、日付を特定している部分を、そのまま日付に変換していくと、結果的にこのような“数字の列”が浮かび上がります。

 

 めぐみはホワイトボードのカレンダーを取り除き、ペンで“結果的に出てきた数字”を書きだした。

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20 8 5

20 18 21 5

3 8 1 18 1 3 20 5 18

15 6

13 9 11 21

1 16 16 5 14 4

9 19

19 15 14 7

12 15 22 5

19 14 15 23

 

ネル:?? な、なんだ、これは?

ハク:まさかこれで終わりとか言うのではないだろうね?

ミク:勿論、これで終わりではないです。この先、2つ目のトリックがあったので、解き明かしました。まず、暗号文の原文のコピーをご覧下さい

 

 全員が当該用紙を眺めた。

 

ミク:この文は、ある一文以外、全部“日本語”で書かれてます。そして英語で書かれた“その一文”、つまり、

 

P.S. Can you solve this mystery?

 

ミク:の、部分、つまり“謎が解けますか?”って意味だけ、英文でした。これは、この数字の列に更なる変換を加えなさい、という意味でもあったのです

ネル:“更なる変換”?

ミク:英語、つまり、この数字は、“アルファベットで何番目の英文字か”という意味だったのです。だからわざわざここを英語で書いていたのです

ハク:そ・・・そんな謎が・・・・・

ミク:暗号文が“箇条書き”で書かれている本当の意味は、最終的に出てくる英文の“各単語”にわけるためだったのです

ネル:なんたること・・・

 

ミク:そして、それをアルファベット積み木等の“順番がわかるモノ”で、数字を英文字に変換していくと、最終的に、この英文が出てきました

 

 カキカキ・・・

 

 めぐみは、出てきた英文をホワイトボードに書き表した。

 

The true character of Miku Append is Song Love Snow.

 

ミク:意味が分かりやすいように、こちらで大文字小文字をそれぞれ変えて置きました。ネル刑事、これはなんだか、わかりますよね。

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 プルプル・・・・・

 

 ネルは、腕をワナワナさせて、ホワイトボードを見入っていた。

 

ネル:わ・・・わからないわけがない・・・・。こ、これは“正体明かし”だ!!!!!!

ハク:ただ、後半がちょっとわかりにくいですね。えっと、“御貢アペンドの正体”は・・・・“SONG”、“LOVE”、“SNOW”・・・

ネル:“歌”、“愛”、“雪”。つまり・・・・・・“歌愛 雪”さん、あなただったんですか!!!!!!!!!!!

 

ユキ:え・え・え・・・ち、違います!!!! 私じゃありません!

ネル:もう逃げられないぞ! ユキを確保しなさい!

 

 ザザ!

 

 ユキはあっさりと待機していた警官に確保されてしまった。

 

ユキ:違います! 違います! 信じて下さい!

ネル:しかしだな、この現物の七面倒くさい“暗号文”を解いた結果、はっきり出てきてしまっては、“違う”という方が無理がありますぞ

ユキ:ぶ、物的証拠はあるんですか! その暗号文の他に! 私は警察の方に、しっかりと“調べられている”んですよ! その結果、“関係なし”って言われていますし!

ネル:しかし、この暗号文の結果では・・・・・・ん? なんだ、そのランドセルに刺さっている“筒”は?

ユキ:これは、学校から持ち帰った“書道”の紙を入れたものです!

ネル:ん〜? こんなもの、“取り調べ”の時にはなかったぞ?

ユキ:これは、取り調べされた日の朝、授業で使うから学校に持っていって、今日、持ち帰ったものですから、取り調べの時は学校にありました

ネル:見落としていたモノだ。鑑識、調べてくれ

 

 鑑識のおじさんが、手袋をして、“筒”をランドセルから取り出すと、中を開けたり、入っていた書道の半紙を取り出したり、筒そのものを調べたりした。その結果・・・

 

鑑識:ネル刑事! 見つかりました! 探していた絵画です!

ネル:なに!!!!

めぐみ:え!!!

???:(ちっ、見つかるのが早かった・・・・計画変更か・・・・)

ミク:・・・・(そういうトリックを使ったミクか)・・・・

ユキ:そ・・・・・そ・・・・・そん・・・な・・・・・私、知りません!

鑑識:巧妙でした。内側の素材と同じ色の薄い段ボールで間仕切りされていて、筒の内側と間仕切り段ボールの間に挟んでありました!

ハク:あげくに“学校”に持っていってあったもの、捜査で見つかるはずはなし、ですか

ネル:もう、逃げることはできんぞ! いくら子供の悪戯だとしても、度が過ぎる! 署でこってりとしかって貰いますよ!!

ユキ:本当に知らないんです! 信じて下さい!

 

 ユキは、激しく泣きながら、訴えかけていた。

 

 めぐみはミクに耳打ちした。

 

めぐみ:ミクさん! なんで動かないんですか! このままじゃ、ユキちゃんが犯人にされちゃいます!

ミク:めぐみさんは、例の人物をしっかり見張っていてミク。これからが本番ミク

めぐみ:ミクさん!

 

ネル:ミクさん、めぐみさん、本当に捜査協力感謝致します。追って、感謝状と謝礼の方を・・・

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ミク:待ってください! “暗号解読は終わった”とは言ってません

ネル:は?

ハク:な、なんなんですか、このタイミングで

 

ミク:暗号そのものの解読は終わりましたが、“暗号文の分析”はこれからなんです

ネル:何を言っているんですか! あの英文が出てきて、それが“最終結論”ではないですか! 他にまだ、この暗号文に、謎が残されている、とでも言うのですか?

ミク:はい。謎というより、“出てきた英文と暗号文の位置づけがおかしい”という事です

ハク:???? 位置づけ????

ネル:おかしいも何も、犯人はこれこれです、ってはっきり書かれているではないですか!

 

ミク:ネル刑事、この暗号文を解析して出てきた“英文”は、どういう類のモノで重要度はどれくらいですか?

ネル:は? そ、そりゃ、これは“正体明かし”、つまり“自白”の類に近いモノで、重要度は、人一人“逮捕”できる位、最重要なモノだ。事件においては、これ以上重要なモノはないですね。しっかりした物証となりますよ

ミク:では、その中でも一番大事な“私はダレダレだ”の“ダレダレ”部分は、なんと記載されてましたか?

ネル:なんとも何も、“SONG”、“LOVE”、“SNOW”の英単語3つ。だれが訳しても、歌、愛、雪の3文字が出てきて、“歌愛 雪”となりますな。おかしいですかな?

ミク:おかしいです

ネル:! どこがですか!

ミク:一番大事な“名前”の部分に、“KAAI YUKI”、“もしくは”YUKI KAAI“、つまり”かあい ゆき“という、”人名の読み“が書かれてないからです。あるのは”英文字3つ“だけ。確かに漢字は、”関係者限定“を行い、”容易に連想“できるものですが、直接”本人の名前“が書かれてあったわけではないです

 

ネル:しかし、捜査では、ここにいる関係者以外、犯行できない事のウラは取れている! それ以外の人物の出入りが無かったのですよ! ソコへ持ってきて、この文章。人物を特定するに十分ではないですかな!?

ミク:刑事さん、そもそも、私たちは、“基本部分”を固定して考えていたんです

ネル:?

ミク:この暗号文は、“ユキちゃんが正体明かしのために用意したモノ”である、そういう考えに固定されていたんですよ

ネル:ま・・・・・・まさか、ミクさん、あなたは、まさか・・・・・

ミク:そうです。この“暗号文”は、“真犯人”によって、ユキちゃんへ罪をかぶせるために使われた“トリックの道具”である、そう言うことです

ネル:な・・・・な・・・なにを言うんですか! 捜査は警察がしているんですよ! 確かに“正体明かし”のコノ文は大事です。しかし、ユキ以外の誰かの犯行だった、なんて、誰が信じるんですか! 彼女のランドセルの筒からは、はっきりした“盗品”まで出てきているんです! ユキ以外の犯行だなんて、聞く耳も持てませんな!

 

ミク:残念ながら、そうは行かないんです。最も大事な部分の「名前」を“英単語で表した”、いや、“そう書かなければいけなかった”、そして、“それをおかしいと思わなかった”、この不可思議な行動をとった、この事件の“真犯人”は、存在するんです

ネル:な・・・なんです・・・・と・・・・・

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ミク:謎は全て解けました。わざわざ解かせる事を前提にした“巧妙な暗号文”を作り、それによりユキちゃんを犯人に仕立て上げ、筒に入れて絵画を安全に盗もうと企てた、“御貢アペンド”を騙る真犯人、

 

 ビシッ!

 

ミク:それは、あなたです!!!!!!

 

(続く)

 

CAST

 

雑誌記者・初音ミク:初音ミク

部下・勇気めぐみ:GUMI

 

温泉宿“巡咲庵”の大女将・咲音 女威子(メイコ):MEIKO

温泉宿“巡咲庵”の女将・巡音 瑠香(ルカ):巡音ルカ

温泉宿“巡咲庵”の若女将・鏡音 鈴(リン):鏡音リン

温泉宿“巡咲庵”の経理担当・鏡音 蓮(レン):鏡音レン

温泉宿“巡咲庵”のパティシエ・工藤海斗:KAITO

温泉宿“巡咲庵”の板長・神威学歩:神威がくぽ

 

タクシー運転手・升太:墓火炉 升太

 

幹清館(かんせいかん)の女将・古河 ミキ(ミキ):miki

幹清館(かんせいかん)の支配人・氷山 清輝(氷山):氷山キヨテル

幹清館(かんせいかん)の見習い女将・歌愛 雪(ユキ):歌愛ユキ

 

旅行者・ソニカ:SONiKA

 

きのこ署のネル刑事:亞北ネル

同上のハク刑事:弱音ハク

同上の刑事の上司・テト:重音テト

 

きのこ温泉郷の休憩所“透音”の主・透音ミリアム(ミリアム):MIRIAM

土産物屋“亜瑠”の主人・大場 亜瑠(アル):BIG・AL

射的&コリントゲーム屋“迫楽”の主・迫楽レオン(レオン):LEON

中華料理屋“大三軒”の3人娘:赤の服アン、緑の服プリマ、白の服ローラ:Sweet・Ann、Prima、LOLA

 

望日郎おじいさん、その他:エキストラの皆さん

説明
☆遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もボカロ小説など、宜しくお願いいたします♪

○ボーカロイド小説シリーズ第10作目の”御貢アペンドの挑戦状! 再び見参!・初音ミク“シリーズの第6話です。
○食いしん坊雑誌記者の初音ミクさんが、またまた探偵となって、謎に挑みます。
○今回も例の温泉郷で事件があったようですが、ちと様子が違うようで…

☆今回と前回は、続いている予定だったのですが、連続だと長すぎるので、分けさせていただきました。
☆今回は“出題”編です。皆さんも推理&裏付けしてみて下さい。ここまで投稿してきた1話〜6話にヒントが隠されてます。
☆盗品は出てきた、暗号も解けた。真犯人はこの中にいる。さぁ、誰なのでしょうか?
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タグ
Vocaloid 初音ミク Append GUMI MEIKO 亜種 AHSボカロ 海外組 

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