転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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「俺は出掛けるからな」

 

「お兄ちゃ、行ってらっしゃ〜い」

 

「留守番は任せろ」

 

夏休みに入って数日が経ち、今日俺はある場所に向かう。

 

「シェンロン、転移アースラ」

 

【あいよ!】

 

転移魔法を使ってアースラに行く。

 

〜アースラ〜

 

「どうも」

 

「悪いな迎えに行けなくて」

 

「良いッスよ、提督さんも忙しいでしょうし」

 

「まぁ……な」

 

アースラに着いた俺は提督さんの所に行く。

 

「さて早速食事をしに行くか」

 

「ユーノの奴はどうしたんすか?」

 

「アイツなら店で落ち合う事に成ってる、気にするな」

 

「じゃあ行きますか」

 

俺は昨日ユーノから連絡を貰い、提督さんが戦艦の整備の為に一時的に本局(多分管理局の本部とかだろ)に滞在するらしく昼の間だけ時間が空くので前から言っていた、野郎だけで飯に行く事に成った。

 

「そうだ、龍少し寄り道しても良いか?」

 

「良いですけど……」

 

何だ?部下に仕事の引き継ぎか何かか?

 

「失礼するよ」

 

「あ!クロノ提督お久しぶりです」

 

「龍、彼女は本局のメンテナンススタッフ」

 

「マリエル・アテンザです、宜しくお願いします」

 

「どうも沢原 龍っす」

 

そして目的の部屋に入ると眼鏡を掛けた女性が居た。

 

「貴方が沢原 龍さんですね!」

 

「…まぁ」

 

挨拶をすると行きなり詰め寄ってくる…何なんだ

 

「龍…怒らずに聞いてくれ」

 

「それは話の内容によります」

 

提督さんが気まずそうに話掛けてきた…成る程俺に用が有るのか

 

「実は貴方のデバイスを少し見せて頂きたいと思いまして…」

 

「?…シェンロンをか?」

 

【?!!】

 

「はい!私も貴方となのはちゃん達の模擬戦を見させて頂いたのですが……貴方のデバイスに興味が有ります、あの大出力、それに耐えるフレーム…是非知りたいんです」

 

この人はどうやらシェンロンを調べたいらしい…まぁそんな事なら

 

「別に良いですよ……はい」

 

「では!お預か【ちょっと待てや!!ゴルァ!】きゃ!」

 

「……何だ、シェンロン」

 

マリエルさんにシェンロンを渡そうとしたら、シェンロンは魔力の竜に成ってキレる。

 

【相棒が解剖されようとしてんだぞ?!ちょっとは渋れ!てか断れ!!】

 

「メンテナンスなんてした事無いんだ、良い機会だろ」

 

【ふざけんな!!俺は検査が大嫌いなん「黙れ」……はい】

 

ったくギャーギャー言いやがって

 

「じゃあお願いします」

 

「はい!お預かりします」

 

「それじゃあ改めて食事に行くか…龍」

 

「そうッスね」

 

そして俺と提督さんは予約していると言う店に向かった。

 

〜ミッドチルダ・首都クラナガン〜

 

「へぇ〜……ここがミッドか」

 

「龍は来るの初めてだったか?」

 

「そりゃそうでしょ」

 

「ハハハ!そうだな……悪いが観光案内は出来ないぞ?時間が限られてるからな」

 

「別に頼んでねぇッスよ」

 

俺は提督さんとミッドチルダの首都に行き歩いて移動する。

 

「観光案内は今度フェイトにでも頼んでみようか?」

 

「いやいや……」

 

何言ってんだ、この人は?

 

〜数十分後〜

 

「龍、久しぶりだね」

 

「よぉユーノ」

 

ユーノは先に店に居たので、直ぐに店の中に入り席に着く。

 

「そう言えば龍、もう直ぐ誕生日なんだってな」

 

「……ハラオウンから聞いたんすか?」

 

「まぁな」

 

料理を注文し終わって少し雑談する事に成るが、提督さんが俺がもうすぐ誕生日というのを言う…知っているのは八神の誕生日に参加した奴等だけだしな

 

「へぇ〜そうなんだ、おめでとう龍」

 

「おう」

 

「所でクロノ……この間押し付けてきた「食事の時に仕事の話は止めないか?」おい!!逃げるな!」

 

ユーノは俺におめでとうと言った後に提督さんを睨む…よっぽどの量を押し付けられたのか?

 

「それよりも「僕の話を聞け!」龍に知らせて置く事が有るんだが」

 

ユーノを完全に無視して提督さんが俺に話をしようとする。

 

「何すか?」

 

「夏休みに入った日に聖にデバイスが返却されて、王神の監視も終わったんだ」

 

「それで?」

 

「あの二人がまた何かしてきたら直ぐに連絡してくれ」

 

「龍、本当に気を付けた方が良いよ?あの二人、なのはやフェイトに近付く男に片っ端から喧嘩売ったり威嚇したりしてくるし、龍が魔導師だってバレたら模擬戦を申し込んで来る可能性も有るからね」

 

「その通りだ……お前の実力なら心配は要らんだろうが用心しろ」

 

「俺はあの二人の前で魔法を使うつもりは有りません」

 

「そうか…」

 

提督さんの話は、あのバカにデバイスが返却されて監視も終わったから気を付けろと言う事だ…あの二人が幾らバカでも魔法を使える事が解ったら、流石に転生者って解るだろうしな

 

「前から聞きたかったんだけど、何で龍はそこまで魔法を使いたがらないんだい?」

 

「魔法は不安定な力だからな」

 

「「?」」

 

俺が質問に答えるとユーノと提督さんが不思議そうな顔をする。

 

「もし……何かしらの理由で魔法が一切使えなく成ったら、魔導師は普通の人間だ…いや動揺して普通の人間よりも弱い存在に成るかもな」

 

「言ってる意味が良く解らんな、高ランク魔導師ならAMFの中でも魔法を使える、魔法が使えなく成るなんて基本的に無いぞ?」

 

「…もしって言ったでしょ?もし魔法が急に使えなく成ったらって話です」

 

「む…まぁもしそんな状況に成ったら魔導師は殆ど無力な存在に成るだろうな」

 

「確かに魔法が使えなく成ったら、僕は力なんて全く無いし戦闘じゃあ役に立た無いから、もしそうなったら怖いかな?」

 

そして俺の言葉に提督さんとユーノは取り敢えず納得する。

 

「後、魔法に頼り過ぎるのが個人的に余り好きじゃ無い…肉体的な力だけで十分だし」

 

「「…」」

 

その後注文した料理が来たので食べ始めたんだが…

 

「所で龍、最近なのはやフェイトとはどう?」

 

「龍、その…何だ、フェイトとは仲良くしてくれているか?」

 

何故か、高町やハラオウンの事ばかり聞かれた。

 

「さて…じゃあ本局に戻るとするか」

 

「龍、もし良かったこれから無限書庫に来ないかい?中々面白い所だよ」

 

「書庫か…良いぜ、特に予定も無いからな」

 

飯を食い終わって、提督さんは仕事に俺はユーノと一緒に無限書庫という所に行く事に成ったので、取り敢えず転送ポートまで行く事に成った……が

 

「皆様!危険ですので避難して下さい!!」

 

転送ポートが有る次元港に近付くに連れて何か知らねぇが大勢の人が必死で逃げていた。

 

「何の騒ぎだ?」

 

「行ってみるか」

 

「そうだね」

 

提督さんとユーノは走って、俺は歩いて次元港の中を進む…嫌な予感がするが……どうでも良いか、野次馬程度に成り行きを見守ってれば、警察……じゃなくて管理局の奴等が何とかするだろ

 

「ここから先は危険だから入って来るな」

 

「時空管理局提督クロノ・ハラオウンだ」

 

「?!し!失礼致しました!」

 

「気にするな、それより何の騒ぎだ?」

 

「実は現在次元港が次元犯罪グループに占拠されて、数十人の一般人が人質に成ってしまっているのです」

 

「「なっ!!」」

 

……ほらな、やっぱり面倒な事が起きてやがった。

 

「犯罪者グループの構成員と要求を教えてくれ」

 

「では、指揮官の所へ」

 

そして提督さんは指揮官の所へ案内されるので俺とユーノも付いていく。

 

「おらぁ!!それ以上近付いたら人質を一人づつ殺すぞ!」

 

「全員その場で待機指示が有るまで動くなよ」

 

「ナカジマ三佐!」

 

「ん?何だ」

 

クズ(犯罪者)の怒声が響く中、三佐?と言う人の所へ案内される…三佐……階級何だろうが凄いのかどうか解らねぇな…今度調べるか?

 

「どうも時空管理局提督クロノ・ハラオウンです、勝手ながら状況を確認したいのですが」

 

「?!こいつぁ驚いた……一体何でアンタみたいな人が此処に…」

 

「知人と食事をした帰りです…それで状況を教えて貰う事は」

 

「了解…犯罪者グループはデーモンハンド、リーダーは広域次元犯罪者デモン・イーラ」

 

「あのデモンか!オーバーSクラスの力を持つ!」

 

提督さんが驚く…そんなに凶悪な犯罪者なのか?

 

チラッ

 

そして俺はエントランスホールに居る中で斧のデバイスを持って偉そうにしている奴を見る、恐らくリーダーだろうが……対した事なさそうだな

 

「どうした!!さっさとこっちの要求を飲んでロストロギアを渡せ!」

 

痺れを切らしたのか再び下っぱが怒声を上げる。

 

「ナカジマ三佐、要求したロストロギアと言うのは?」

 

「数ヶ月前にアンディウラの奴が所持していたロストロギアだ」

 

「「何だって!!」」

 

三佐さん…言いにくいな、三佐で良いか…三佐の言葉に提督さんとユーノが驚く…アンディウラ…………誰だ?

 

「何処から漏れたか解らねぇが、アイツ等はDランク魔導師のアンディウラがあの高町二等空尉とハラオウン執務官を苦しめ、聖、王神三等空尉を倒した事を知ってるのさ」

 

……あ〜…アンディウラってアイツか…

 

「成る程ね、Dランク魔導師ですら管理局のエース級を倒せる様に成るロストロギアをSランク魔導師が手にしたら…」

 

「止めるのは至難の技だ」

 

「だが人質を助けるにしても犯罪者全員Aランク以上の魔導師だから隙がねぇ」

 

そして提督さんと三佐はロストロギアを渡さず人質を傷付けず助ける方法を考えるが…

 

「いつまでも待たせんじゃねぇぞ!!」

 

「娘に何をするんですか!!」

 

「お母様!」

 

「後1時間以内に用意出来なければ、このガキを殺す!」

 

「止めて!!娘を返して!返して下さい!!」

 

結界に閉じ込めてる人質の中から子供を引っ張り出して脅迫してくる、母親は結界を叩き娘を返してと叫ぶ。

 

「…仕方無い、本局に連絡してみよう」

 

「すまねぇな、ハラオウン提督」

 

「……」

 

「?!ちょっと龍!何処に行くんだ!」

 

「「な!!」」

 

そして俺は無意識に人間のクズ共に向かって歩き出す。

 

「管理局は動くな!!」

 

そして俺を止めようと管理局員が数名動き出すがクズの声で停止する。

 

「あのガキは何だ?」

 

「見たところ只のガキですぜ」

 

「魔力も全く感じませんし」

 

「おいガキ!そこで止まれ!!」

 

「……」

 

そして俺は足を止める…距離は約100m位か。

 

「俺達に何か様か?」

 

「今すぐその子を離せ…そうすれば俺はお前等に手を出さねぇ」

 

{は?}

 

俺はクズ共に聞こえる声量で質問に答える。

 

{ハハハハハ!!!}

 

「何言ってんだ?あのガキ」

 

「頭可笑しいだろ!」

 

「俺はお前等に手を出さねぇ……ヒューヒューカッコイイね〜!」

 

バカ笑いしながら、口々に俺をバカにしてくるが……そんな事どうでも良い

 

チラッ

 

「う……うぅお母様ぁ…」

 

クズの片腕に捕まってる親から引き離された子供を見るが今にも泣きそうな顔をしている…小さい…彩羽と同い年位だ……

 

「その子を離せって言ってんだ!人間のクズ共がぁ!!」

 

気分が悪い……髪の毛も声も全然違うが……彩羽が捕まってるみたいで怒りがドンドン込み上げてくる

 

「おいあのガキを殺せ!見せしめだ!」

 

そしてリーダー格の男の声で犯罪者が全員集まる…14〜5人って所か

 

「おっと!管理局の奴等は動くなよ!」

 

「動いたら女の子の方を殺すからな!」

 

そして全員がデバイスを俺に向けて砲撃を撃とうとする。

 

「言っとくがお優しい管理局の奴等みたいに非殺傷設定なんてしてねぇぞ!」

 

「死ねぇえええ!ヒャッハー!!」

 

そして砲撃が俺に向かって飛んでくる。

 

{きゃああああ!!}

 

{逃げろーーーーー!!}

 

「「龍!!!」」

 

捕まってる人質、管理局の局員、提督さんとユーノの声が聞こえる…さて面倒くせぇが……

 

「M0…」

 

やるか…

 

「ROOM!!(空間)」

 

バシュュュュウ!!!

 

「な!何だ」

 

「魔法が消え……」

 

「!!おい何やってんだ、結界が消え「神速……」は?」

 

俺は動揺しまくってるクズの中の一人、女の子を右腕で捕らえてる奴の所へ移動する。

 

トン…

 

「虎砲……」

 

ズボォ!!!!

 

「が!!」

 

ドサッ

 

{何!!}

 

鎧のバリアジャケットをぶち抜き、クズ1が倒れる前に俺は女の子を引っ剥がす。

 

「あ……あぅ」

 

ポン

「ここでじっとしてろ…」

 

現状を把握出来てない女の子の頭を撫でて……

 

ギロッ

「直ぐに終わる」

 

クズ共を見る。

 

「この野郎!!……な、何で魔法が使「おらぁ!」ガフッ!」

 

「このガk!ゲフッ!!」

 

「何やってんだ!さっさと殺せ!」

 

「「「は!はい!」」」

 

そしてクズ2に神速の飛び膝蹴りを顎下に叩き込み、近くに居たクズ3を富嶽で吹き飛ばすと、リーダー格に言われ三人の剣のデバイスを持った奴等が斬りかかって来る。

 

「死ねやぁ!!」バキッ!「ガッ!」

 

パシッ

「……おい」

 

最初のクズ剣士1を剣が振るわれる前に踵落としで瞬殺し剣を掴む。

 

「チャンバラごっこに付き合うつもりは無いぞ…」

 

「ふざけ!」バキッ!

「おらぁ!」バキッ!

 

「御神流……薙旋」

クズ剣士2と3を薙旋で秒殺する…秒殺って言っても殺しては無い

 

「に…逃げ「れると思ってんのか……」ひっ!」

 

ゴキッ!ブゥン!!バキッ!

 

逃げ出そうとした何人目か解らねぇが、クズの右腕をへし折りながら背負い投げをして頭に蹴りを入れる。

 

「……雷」

 

ドサッ

 

「どけ!俺が殺してやる!」

 

「…」

 

そしてリーダー格の男が斧型のデバイスを構え突っ込んでくる。

 

「オラァァァァ!!」

 

ブゥン!!

スカッ!

 

「どうした……当たってねぇぞ」

 

「この……!!」

 

斧を難なく避けて俺は空中前方回転しながら左足の踵をリーダー格に叩き込むが……

 

ガキィ!!ピシッ!

 

「そんなもんが当たるかぁ!!」

 

「……あっそ」

 

斧のデバイスで受け止める…潔く一発目受ければ良いのによ

 

バキィィィィ!!!

「は?」

 

「斧鉞……」

 

ドゴン!!

 

俺は直ぐに残った右足の踵でデバイスを壊し、そのままリーダー格の頭を踵を使って地面に叩き込む。

 

「さてと……ん?」

 

ガシャーン!

ブロロロロ!!!

 

残ったクズを始末しようとしたら入口から2tトラックが突っ込んで来た。

 

「そのガキを引き殺せ!!」

 

トランシーバーみたいな通信機を持ったクズが声を上げる…逃走用か……面倒くせぇなぁ

 

「スゥ…………龍波!!!」

 

〜ユーノ視点〜

 

今僕らの目の前では信じられない光景が広がってる、たった一人で魔法も使わず犯罪者グループを一掃し…

 

ズザザザザザザ!!!!!

 

突っ込んで来たトラックのタイヤを…切り裂いて?強制的に停止させたんだから

 

「あのボウズは何者だ……」

 

「三佐、早く確保を」

 

「おぉそうだった…全員突入!犯罪者を確保しろ!」

 

ナカジマ三佐の指示で局員が犯罪者を確保する中、僕とクロノは龍の所へ向かう…龍にやられていない犯罪者も流石にあんなもの(トラックを止めるの)を見せ付けられて、放心状態だから確保するのに時間は掛からないだろう

 

「「龍」」

 

ポリポリ

「…提督さん、これ隠蔽出来ます?」

 

「無理だな」

 

「そうッスか……はぁ最悪だ」

 

頭を掻いてクロノに流石に無駄な願いを言う龍はため息を吐く。

 

「あの!!」

 

「「「?」」」

 

そして後ろから女の人の声が聞こえ僕らは振り返る。

 

〜龍視点〜

 

やっちまった……流石に提督さんも隠蔽は無理だって言ってるし…でもまぁ魔法は使って無……いや寧ろ魔法使って無い方が可笑しいのか?

 

「あの!!」

 

「「「?」」」

 

自分が仕出かした事にため息が止まらない所へ後ろから女性の声がしたので振り返る。

 

「娘を助けて頂き、ありがとうございます!!」

 

振り返ると、さっきまで人質に成っていた女の子とその母親が居た。

 

「いや……お礼を言われても困るんですけど…」

 

「龍、照れなくても良いのに」

 

「別に俺は「あのお兄さん…」ん?」

 

ユーノに冷やかされると母親の後ろから女の子が前に出てくる。

 

「助けてくれて……ありがとうございます」

ペコッ

 

「…………はぁ…どう致しまして」

 

小さな体で大きな感謝を込めて御礼を言う女の子…まぁ悪い気はしねぇな

 

「さてと龍、君には事情聴取に来てもらうよ」

 

「はぁ…解りましたよ」

 

そして俺は提督さんとユーノが弁解するからと言ってくれるので事情聴取を受ける事に成ったが…そういやぁ

 

「さぁ私達も帰りましょう」

 

「………龍…お兄さん」

 

「ほら!はぐれちゃ駄目よ…」

 

あの女の子…

 

「アインハルト!!」

 

何て名前だ?…まぁ良いか、もう会う事も無いだろうし

 

〜その日の夜〜

 

〜クロノ視点〜

 

「ふぅ……」

 

「お疲れ様クロノ君」

 

「ありがとうエイミィ」

 

今日の事件の大まかな資料を確認し終えるとエイミィがお茶を持って来てくれたので一息付く。

 

「大変だったね、折角の休憩だったのに」

 

「僕は現場に居合わせただけだ、何もしていない…全く彼には驚かされてばかりだ」

 

「龍君の事?」

 

「あぁ」

 

「魔法を使わずにS級次元犯罪グループを叩くなんて信じられないよね」

 

「……あぁ」

 

エイミィの言った事もそうだが……本当に信じられないのは、デモンを含めた犯罪者が魔法を使わなかった……いや使えなくなっていた事だ…だが

 

「そんな事が可能なのか」

 

「クロノ君?」

 

「すまない、何でもない」

 

「そうだ!マリーが話したい事が有るって待ってるんだった!」

 

「そう言うのは早く言ってくれ」

 

そう言う所は昔から変わらないな…全く

 

そして僕はエイミィと一緒にマリーの所へと向かった。

 

「やぁ待たせてすまない」

 

「あ!クロノ提督、エイミィ先輩」

 

「マリーどうしたの?通信じゃ話しにくい事って」

 

「はい…実は今日見させてもらった沢原 龍さんのデバイスなんですが…見てください」

 

マリーの待つ部屋に入ると、神妙な面持ちでマリーが龍がなのは達と模擬戦をした映像とデバイスの映像が移し出させる。

 

「先ず通常の右腕だけにデバイスが装着されてる時は至って普通のデバイスと変わらないんですが、このアルトロンと呼ばれた両腕にデバイスが装着された時…沢原 龍さんの魔力消費量が格段に減ってるんです」

 

「どういう意味だ?」

 

僕はマリーの言った事が解らずに聞き返す。

 

「これは推論何ですが、このアルトロンと呼ばれる状態の時は魔力が2乗化していると思われます」

 

「「!!」」

 

マリーの言葉に僕とエイミィは驚く。

 

「魔力の2乗化なんて出来るの?!!」

 

「理論上は可能なんですが、やるにしても2乗化に耐えるなんて戦艦クラスの強度が必要です…生身の人間が扱える様な代物じゃ有りません」

 

「「…」」

 

「他にも奇妙な点は沢原 龍さんのデバイスのフレームが聖 剣さんと王神 帝さんのデバイスと同じ物と言うのも解りました」

 

「どういう事だ!!」

 

「詳しくは解りません、後はデバイスの中にブラックボックスが有りましたが、これは見ることが出来ませんでした」

 

「「……」」

 

「クロノ提督、エイミィ先輩……こんな事言うのアレ何ですが…あの人」

 

龍…君は一体

 

「本当に人間……何ですか?」

 

何者なんだ…

 

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神様の雑談…のコーナーです〜

 

まさかM0にあんな使い方が有ったなんて………魔法が使えなく成ったら、あの世界で肉体的に沢原 龍さんに勝てる人は居るんでしょうか?

 

てか、あの人は魔法を使いたがらないから、今回はこんな感じでしたが…相手をM0で包んで自分は魔法を使えるとかも出来るんじゃ………怖いです〜

 

では、ゴッドスマイルでリリカル☆マジカル、さよならです〜

 

そう言えば、助けた女の子ですが……確か原作キャ…

 

 

説明
第五十一話…その子を離せって言ってんだ!人間のクズ共がぁ!!
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コメント
今回デバイス渡したのはちょっと軽はずみすぎるような。 それは流石に無理っしょ。>>黄金闘士とタメ (tububu12)
ここでアインハルトとフラグか‥‥以外に速かったな。(匿名希望)
M0を管理局は認めず消したいと思うのかどうか…魔法絶対主義のようなものですからね、管理局世界は。。0○(助けた女の子ですが……確か原作キャ…ッツアイの三姉妹の1人とか!! ナゼカスマンw)(ゆぎわ)
皆様!毎回沢山のコメントありがとうございます!アインハルトに付いて何ですが、vividでなのはが23歳、アインハルトは中等科一年生13歳、今はなのは達が中学三年生でvividの約8年前位なのでアインハルトは5歳位という設定にさせて頂きます。それでは失礼します。(7-11店員)
いやいや黄金闘士て(汗)。特典でサイヤ人のような肉体だった気がするけど、生身で光速は流石に無理では?てか青銅でマッハ1だけど生身でマッハ超えるなら神速いらないでしょう。(hikage961)
龍の正体が危うくなってきたよ(呑兵衛)
心配は要らんだろうが要人しろ⇒用心 止めるのは指南の技だ⇒至難 さてと龍、君には事情聴衆に来てもらうよ⇒聴取 ユーノが弁解するからと言ってくれるので事情聴衆を受ける事に成ったが⇒聴取   >肉体的に沢原 龍さんに勝てる人  黄金闘士とタメはれるか? (黄金拍車)
なのはたちが中学3年ということは、StS4~5年前、ViVidからは10年くらい前って計算で、ViVidの時中等部2年だから14~15歳ということで、幼いながら生まれてはいますね 多少の誤差はあるでしょうが…… それよか、また龍くんはフラグを建ておったよww(神余 雛)
魔力の2乗って・・どこの西暦の武力介入者なんやwww(古手雅樹)
未確認なので、勘違いだったら恐縮なんですが、この当時アインハルトって生まれてます?PT事件の10年後がStrikers、その4年後がVivid、その2年後がForceだったかと。(Rinks)
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