【ユニット】やぐ
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説明

続けて投稿します。今回はもう18枚増やした、やぐら(48枚組)です。

30枚組とはうってかわって、正方形の面がどばっと増えました。ゆえに、構造的には一番脆い立体です。トスもレシーブも厳禁。それでも一般的なユニット折り紙に比べればまだ頑丈ですけどね。
逆に言えば、一番組立てやすい立体とも言えます。構造が脆いということは歪みやすいということなので、ユニットをはめ込みやすいのです。
コピー用紙版の時に予告しましたが、48枚組は二種類の立体がつくれます。なので、写真の前半と後半で違う立体になっております。

(写真前半四枚)
この立体は、半正多面体に属する「斜方立方八面体」もしくは「小菱形立方八面体」もしくは「切頂菱形十二面体」もしくは「同相双四角台塔柱」と呼ばれます。
名前が四つもあります。何が何だかわかりませんね。私もです。詳しく知りたい人はググってください。

形状としては、立方体、もしくは正八面体の頂点と辺を削ぎ落としたような形状です。
かなり大柄になりますので、中々の迫力。ただ正方形が多いので、30枚組と比べるとスカスカ感もあります。

(写真後半四枚)
こちらは、前半と違ってシンプルに「ミラーの立体」と呼ばれるそうです。しかしまあ世の中にはシンプルな物事を敢えて難しくする人々がいるので、「疑斜方立方八面体」、「ひねり切頂菱形十二面体」、「異相双四角台塔柱」などとも呼ばれるそうです。
一見、前半の立体と同じに見えますが、よく比べてみると、立体の一部が45度ひねられた形になっています。構成する辺、頂点の数、面の形状と数すべて同じなのに不規則な配列になっている非常に不思議な立体です。

半正多面体の分類に含むこともあり、含まないこともあるそうで、じっと見ていると何だか気分が悪くなってきますが、それがまたこの立体の魅力ではないでしょうか。


ユニット:「やぐら」
使用枚数:48枚
完成形状(前半):斜方立方八面体、小菱形立方八面体、切頂菱形十二面体、同相双四角台塔柱
完成形状(後半):ミラーの立体、疑斜方立方八面体、ひねり切頂菱形十二面体、異相双四角台塔柱
頂点の数:24
辺の数 :48
面の数 :26
面の形状:正三角形8、正方形18
製作個数:1個+12枚組1個

お気づきの方もおられるかもしれませんが、写真に写っているユニットの総枚数は、常に60枚になっています。12×5、24×2+12、30×2、48+12、といった具合です。
これは、最初に全部つくったユニットを分解して各立体に組み立てたからです。
次回は、やぐら究極の形、「やぐら(60枚組)」をご覧にいれます。
実は60枚組も、組み方は二種類あります。
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ユニット 多面体 やぐら 折り紙 

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