真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #67
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〜 第67話 †黄巾党首魁† 〜

 

 

無事に冀州(きしゅう)着き、張3姉妹達と合流し

司馬懿(しばい)と会議という名のお茶しながら

今後について話し合った

今ある集結地点だとまず【3姉妹の歌と踊り】が見れない

その為元々廃城があり、都市であったこの場所を改修することにした

幸いすでに5万人近くの人が居た為、3姉妹の為の舞台を作り

官軍に備えるという事を伝えると突貫工事で皆やってくれた

中央に巨大な舞台を作り

周りを平坦な更地にして、残った石材やら木材は壊れかけた城壁などの修復に回し

城門も東西南で立派な門にした、北は出るとすぐに森の中なので門は作っていない

これでちょっとした攻撃じゃびくともしない堅牢な監獄の出来上がりだ

後は邪魔にならないように北に食料庫を作り、そこから配給するようにした

そうこうしてる内に、時は流れ徐々に各地に散らばってた黄巾賊も集結し

今では8万人ほどに膨れ上がった

司馬懿曰く、まだ増えるとのことこの地の先が【視えた】んだろう

幸いまだまだ備蓄もあるし、官軍や諸侯達も自分の庭で精一杯のようだ

3姉妹も定期的に歌や踊りを見せることができてるから問題無いみたいだ

 

 

そんなある日一つの伝令が俺の元にやってきた

この拠点から南に行った所で

こちらに合流しようとした奴等が官軍に攻撃されて捨てられた砦に立てこもったようだ

官軍の数はおよそ8千

俺は1万ほど連れて援軍に向かった

この時に司馬懿ととう艾(とうがい)の二人は漢中(かんちゅう)へ

張3姉妹も俺と一緒に秘密裏に連れてきた

仙術による幻影で姿は違って見えるそうだ、仙術本当に便利すぎるわ

 

 

 

援軍に駆けつけると、砦が攻撃されていたが

こちらの姿を確認した官軍は一目散に逃げていった

俺たちが追撃を始めると一部の官軍だけが反転してこちらに攻撃してきた

旗は・・・紺碧の【張】旗・・・張遼(ちょうりょう)だ

 

 

「ウチが張文遠や!!【神速】の用兵術とくと味わいや!」

 

 

決死の突撃といわんばかりの速度でこちらへ向かってくる

即座にこちらは反転し砦まで逃げる

なんとか被害が出ずに砦に立てこもる

それを見て、張遼は少し離れた場所に陣を張った

そして、数日の睨み合いが続くと

南と北から曹操(そうそう)と孫策(そんさく)の部隊がやってきた

 

 

さて・・・どうしよう?

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俺は変装という仙術をしてもらい

官軍の陣地に潜り込む

どうやら、曹操と孫策の二人がこちらにやってきて会議するようだ

それならばと堂々と俺は会議が行われる場所の受付と警護を強奪した

 

天幕の入り口で準備をしてぼーっとしていると兵士が誰かを連れてきた

桃色髪に褐色の肌・・・孫策か

隣に居るのは黒髪に眼鏡をかけた褐色肌・・・周瑜(しゅうゆ) の二人だ

天幕に来た二人に俺は話しかける

 

 

「お手数おかけしますが、こちらの竹簡に署名をお願いします」

 

「え〜めんどくさ〜い・・・冥琳(めいりん)御願い〜」

 

「はぁ〜・・・全く雪蓮(しぇれん)貴方ときたら・・・」

 

 

ぶつくさと文句を言いながら書名をする周瑜

俺はそれを見ながら、立派に成長したな二人ともと感慨に耽っていると

 

 

「ねぇ、君?」

 

 

孫策に急に声をかけられた

 

 

「なんでしょうか?」

 

「私と会った事ないかしら?」

 

「いえ、自分は一度も会った事ございません」

 

「そう・・・?私の勘も鈍ったかな〜」

 

「雪蓮どうした?」

 

「ううん、なんでもないわ早く中に入りましょ」

 

「他の方が来られるまでゆっくりとしてください」

 

 

頭を下げて中へ誘導する・・・焦ったわ

流石孫策、母親譲りの勘は半端無いね

背中に嫌な汗をかきながら深呼吸して気持ちを落ち着ける

つーか何でもないとか言っておきながらこっそりと俺に間者をつけたな

ったく面倒な事だ

 

次に兵士と一緒にやってきたのは張遼だ

 

 

「張遼様、すでに孫策様がご到着なされています」

 

「そうか、おおきに・・・」

 

 

そう言いながら俺の顔をじ〜っと見てくる張遼

 

 

「あの、何か自分の顔についてますか?」

 

「ん〜・・・自分、ウチの部隊にずっとおった?」

 

「なっ!?張遼様、いくら自分が影が薄いからってあんまりですよ!」

 

 

内心焦りながら、泣き出す真似をする

 

 

「すまんすまん!あんまり見た事無い顔やったからつい・・・な?

 堪忍して〜な!な!」

 

 

両手を合わせて、めんごめんごと謝ってきたので一応許す振りをした

 

 

「次はそんな事言わないでくださいね?

 憧れてる張遼様にそんなこと言われたらもう立ち直れませんよ」

 

「なんや自分、嬉しい事言ってくれるやないか!」

 

 

俺の背中をバンバンと叩いて天幕の中に入っていった

ふぅ〜・・・いやほんと心臓に悪いな

おかしいなちゃんと仙術かかってるハズなのにな?

何故だろうと頭を捻った

 

最後に到着したのは曹操だ

兵士に連れられて・・・うん、人数多いな?

6人ほどの団体で曹操がやってきた

少しばかり身長が伸び、威厳を醸し出す金髪くるくるの曹操

赤を基調とした服を着て曹操の右側に立つ夏候惇(かこうとん)

先日も会ったばかりの青を基調とした服を着る夏候淵(かこうえん)

この3人は分かるが

残り3人を見て俺は正直驚いた

だってなぁ・・・

緑を基調とした服を着て、その子がいる場所だけ光輝くような雰囲気の劉備(りゅうび)

その横に黒髪にキリっとした瞳で主を守る刀となっている関羽(かんう)

そして・・・

全身光り輝く学生服を着た、腰に刀を差した男・・・

 

 

【北郷一刀(ほんごうかずと)】

 

 

天の御使いが目の前にきたのだから

 

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あとがきっぽいもの〜

 

ようやく登場!皆が求めし天の御使い様です

彼はどのような人物になるのでしょうね?

現状で言えることは成長させていこうとは思っていますが

自分の力量を考えるとなんとも言えない部分が多いですねー・・・

後、黄巾の乱はちゃんと冀州で終わらせるので今回の戦闘では終わりません

あくまで御使い紹介用のイベントだと思って頂ければ・・・

 

そんなわけで御使い登場に頭を悩ませる駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

 

インフルエンザ猛威振るいすぎ・・・皆様もご注意をっ

説明
この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
苦手な人はご遠慮ください
大丈夫な人は駄文にお付き合いください

毎回の閲覧・支援・コメント感謝感謝です!
黄巾党編もいよいよ大詰め・・・かも?
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コメント
クラスター・ジャドウさん>余りモノには福があるんですよっ(tokkey)
…ふ〜む、遂に北郷一刀が今作品に登場したか…。主人公は既に、呉の重鎮達や曹操達とそれなりに繋がりを持っているから…。余り物理論じゃないけど、一刀は蜀√になるのかねぇ?(クラスター・ジャドウ)
h_766_tさん>一体種馬さんと何がっ!?(tokkey)
不知火観珪さん>孫堅様は・・・もうちょっと出番は後かと!関係については善処しますっ(tokkey)
やんさん>万能というか原作設定+αなので・・・うん、白ちゃんやばいですねw(tokkey)
東文若さん>一応この外史の起点ですからね!主人公体質持ちです(tokkey)
種馬は早急に始末すべし(紅)
最新作に追いついたようです! ボクは孫堅さまが気になります 種馬くんとは仲良くやっていただけるとうれしいです(神余 雛)
噂の種馬さん(笑)確か万能設定のハズ・・・白危うし(笑)(やん)
種馬来た〜!!白くん不味いんじゃね(笑)(東文若)
タグ
真・恋姫無双 ご都合主義 チート オリ主視点 

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