IS〈インフィニット・ストラトス〉 〜G-soul〜
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まだ日中の熱を帯びているか、わずかに暑い夜空の下を歩く二人の影。一夏と箒である。

 

「確か…あの林で落としたんだな?」

 

「あ、ああ」

 

懐中電灯を手に進む一夏の横にぴったりとついて歩く箒。彼女は意気込んでいた。

 

(ひ、昼はどうなるかと思ったが、まだ私に運は向いている!)

 

結局、昼のサバイバル訓練は大して一夏と接することができなかった箒はそれはそれは後悔していた。だが天が見かねたのか、最後のチャンスが舞い降りてきた。このドッキリイベントである。

 

見事一夏とイベントに参加する権利を獲得した箒は、『落し物を拾ってくるのを忘れたから一緒に取りに行ってほしい』と適当な理由をつけて一夏を外に誘い出していた。

 

(ここが正念場だ。頑張れ私!)

 

心の中で小さな自分が自分を応援している。

 

「なあ…明日、明るくなってからじゃダメなのか?」

 

「え?」

 

しかしそんな箒とは対照的に、一夏は乗り気ではなかった。

 

「だって気味悪いぜ。さっきも空耳かもしれないけど誰かの悲鳴っぽいのが聞こえたし…」

 

「そ、それは…」

 

(瑛斗め、どれほど怖がっていたのだ…! 一夏が怖がってしまっているだろうが!)

 

瑛斗に若干理不尽な憤りを覚えつつも箒は一夏に思いとどまらせるために動いた。

 

「だっ、ダメだ!」

 

「ええ?」

 

難色を示す一夏の手を強く握ったのだ。

 

(こ、ここここれくらいしなければ!)

 

「すぐに必要なのだ! 早く取りに行かなければダメだ!」

 

ずいっと顔を近づける。自分でもわかるほど顔は赤くなっていた。

 

「そ、そんな大事ならなんで落としたまま忘れたりしたんだよ。ってか、その落し物ってなんなんだ? いい加減教えてくれよ」

 

「それは…」

 

箒は思いもよらない問いかけに少々たじろいだ。

 

(ここで下手な嘘をつけば帰ってしまう可能性が高い………)

 

箒は生まれてからこれまで嘘をつくのが苦手であった。つけはするが大体はすぐにばれてしまう。

 

(それだけは絶対に回避しなくては!)

 

けれども、脳をフル回転させて一夏を誤魔化す嘘を考えた。その間は一秒にも満たないだろう。

 

「で、なんなんだ?」

 

「わ、私が落としたのは…」

 

「落としたのは?」

 

「…ナ――――――」

 

 

「ヒャーッハッハッハッハ!!」

 

 

「「!」」

 

箒が口を開く前に甲高い笑い声が大気を震わせた。

 

「な、なんだ今の?」

 

「わ、わからん…」

 

二人が周囲を警戒する。その時…

 

「うわっ!?」

 

一夏の身体が浮き上がった。

 

「一夏っ!? きゃあっ!?」

 

直後に箒の身体も一夏同様宙に浮く。

 

「な…なんだ? 何かに掴まれてる!?」

 

一夏は宙に浮いたままもがくが、無駄に終わる。

 

(こ、こんな仕掛けまで…一体誰が?)

 

箒も自分が固い何かに掴まれて物理的に浮いている現状に驚いていた。他の女子たちがなにか仕掛けを用意しているのは知っていたが、詳しいことは聞かされていない。だからこんなことをされるとは夢にも思ってなかったのだ。

 

「おわあっ!?」

 

一夏の身体がぐるりと向きを変えられて箒に背中を見せる形になった。

 

「一夏!」

 

箒が一夏の名を呼ぶと箒の前で異変が起きた。目の前に顔が現れたのだ。

 

(瑛斗―――――!?)

 

「………………」

 

目の前に現れた瑛斗はウインクを一つするとまた風景に溶け込み、箒と一夏を林道に運び入れ、そっと地面に下ろした。

 

「な、なんだったんだ…」

 

「……………………」

 

一夏は驚きつつも、ふぅ、と息を吐いて汗を拭った。

 

(なぜかは知らないが、瑛斗も一枚噛んでいるのか…ならば!)

 

「行くぞ一夏!」

 

「おわっ」

 

離れた手をもう一度掴み、箒は進みだす。

 

「……………」

 

そんな二人を林道の入り口で見つめる瑛斗は、自身を包むGメモリー《シェラード》のステルスフィルムを解除して(計画通り…)とほくそ笑んだ。

 

「俺だ。ターゲットは無事入った」

 

通信回線を開き、次の仕掛け人に情報を送る。

 

『了解よ。めっちゃくちゃに怖がらせてやるんだから!』

 

ツインテールのキョンシーがモニターの向こうで意気込む。

 

「おう、頼んだぜ」

 

短い通信を終えて、瑛斗はもう一度薄く笑みを浮かべた。

 

「さあ、思いっきりビビり倒してもらおうじゃないか…!」

 

数分後、男女の悲鳴が林に木霊した。

 

 

・・・

 

・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

 

「はあ…はあ………ビックリした…」

 

一夏は木に寄りかかってどっと息を吐いた。

 

「ゾンビも怖かったけど、キョンシーとヴァンパイアはなんだったんだ。マジな殺気を感じたぞ」

 

道に入ってからというもの、円月刀を振り回すキョンシーと模擬弾を込めたスナイパーライフルを携帯したヴァンパイアに襲われたり、暗闇から突然ゾンビが現れるなど恐怖体験の連続であった。

 

「い、一夏。大丈夫か?」

 

そんな一夏と林の中を進む箒は心配するように声をかけた。

 

「なんとかな。お前こそ大丈夫か? 結構怖がってたみたいだけど」

 

「ば、馬鹿を言うな! 私がこんなことで怖がるなど―――――」

 

「あ、足元に虫が」

 

「きゃあっ!?」

 

箒はその場を飛びのいて一夏にしがみつく。

 

「へっへっへ。嘘だよ」

 

「なっ…!? ふ、ふざけるのも大概にしろ!」

 

「と言いつつも離れないあたり怖がってるんだな」

 

「〜〜〜〜っ! 馬鹿者!」

 

 

バシッ!

 

 

「ってぇ! 叩くやつがあるか!」

 

「ふんっ! 自業自得だ!」

 

ぷいっと一夏から顔を逸らす。だがその腕は一夏の腕に絡んでいる。

 

(………こうして、コイツの近くに立つのはいつ振りだろう…)

 

これまでも何度か傍にいることはあったが、その時とは違う胸の高鳴りを感じた。

 

(もう少し顔を寄せたら…き、キスが、できそうだ……)

 

いつかもそんなことがあった。そう、去年の夏頃にも。

 

(もしかしたら…今なら……)

 

「一夏――――――」

 

「…それにしても、みんな気合い入ってるな」

 

「え?」

 

「ラウラたちが言ってたイベントって、このことだろ?」

 

「あ…」

 

どうやら一夏は感づいたらしい。

 

「お化け屋敷的なやつだよな。いやぁ、本物顔負けの怖さだ」

 

まあ、本物にあったことないけど。と一夏は続けた。

 

「あ、もしかして俺がさっき聞いた悲鳴って瑛斗のだったのか?」

 

「う、うむ…おそらく」

 

「大分ビビってたんだな、アイツ。やっぱりお化けとか怖いんだ」

 

そう言って笑う一夏の顔に、箒は一層鼓動が速くなるのを感じた。

 

(考えてみたら…今、私は一夏と二人きり……)

 

周囲をさりげなく見渡すが、人の気配はない。

 

 

―――――――夜の森はね…人を大胆にするのよ――――――――

 

 

(…………………)

 

楯無の言葉が脳裏をよぎったところで、箒は弾かれるように動いた。一夏の手を引いて道を外れる。

 

「ど、どうした? ここらへんで落としたのか?」

 

一夏はきょとんとしている。

 

「一夏…」

 

「な、なんだ?」

 

箒は一夏の両肩に手を乗せて、一夏の目をじっと見つめた。

 

「箒?」

 

だが自分の方が耐えきれなくなって目を逸らす。

 

(なにを躊躇っている! ここで動かなければいつ動くというのだ!)

 

小さい自分が心の中で叱咤してくる。

 

「……そ、そうだ、楯無さんが悪いんだ。楯無さんがあんなことを言うからだ…」

 

ぶつぶつと小声でつぶやいてから、もう一度一夏の目をまっすぐ見据える。

 

「楯無さんが、なんだって?」

 

「い、一夏…聞いてくれ」

 

「お、おう」

 

「私は…その……」

 

(どうした! 言え! 言ってしまえ! いつかは景気づけに水を飲んだ途端意識が飛んだが、今回は違うはずだ!)

 

「お、お前のことが――――――!」

 

 

「おやおや? そこにいるのは誰かな?」

 

 

「「!?」」

 

繁みの奥から人の声が聞こえた。声のした方に顔を向けると、シルエットが見えた。

 

長い髪をたなびかせ、『ウサ耳』をのせているような頭の影。

 

「おお! いっくんと箒ちゃん!」

 

そして底抜けに明るい声。

 

箒の姉であり、ISを中心とする社会を築き上げた張本人。

 

「姉さん…!?」

 

「束さん!?」

 

「いぇーす! 束さんだよー! ぶいぶい!」

 

篠ノ之束であった。以前会った時と同じように物語の登場人物のような服装である。

 

「こんな夜に二人でなにしてるのかなー? あ! もしかして!」

 

束はそのまま箒に近づいて一夏から引きはがした。

 

「…そっかそっかー、箒ちゃんも大胆なことするねぇ………」

 

小声で声を潜めて耳打ちしてくる束に箒は小声で返した。

 

「…一体何しに来たのですか! いえ、そもそもどうしてここに?」

 

「…箒ちゃんがいるところなら、たとえ火の中水の中、あの子のスカートの中だって行くよー……」

 

「ふざけないでくださいっ!」

 

箒は束から離れた。

 

「おっとっと、相変わらず元気だね箒ちゃんは。束さん嬉しいー」

 

「あなたは!」

 

「あ、あのー?」

 

取り残されていた一夏が呼びかけてくる。

 

「ど、どういう状況なんだ? ってか、束さんはどうして?」

 

「よくぞ聞いてくれたねいっくん。実はね、ここら一帯の地下には私の秘密基地があるんだよ」

 

「ひ、秘密基地?」

 

「そう。まあでも、引っ越し作業も終わったしお払い箱さ」

 

束の言っていることがいまいち理解できなかった二人に、束は背を向けた。

 

「おいでよ。教えてあげるから」

 

束の後ろを着いて歩くと、川原に辿り着いた。

 

「よいしょ」

 

束が川の流れの傍に近づいてしゃがみ、石に手を触れた。

 

 

ガコッ

 

 

すると束の前の地面に穴があいた。

 

「ここが入り口。他にもいろんなところにあるけどね」

 

「地面に穴が…」

 

「………………」

 

驚く一夏と無言を貫く箒。箒の方を見てから束は小さく笑い、自分の衣服に手をかけ、脱ぎ始めた。

 

「っ!?」

 

「た、束さん!?」

 

流石の箒も驚いて表情を強張らせる。

 

「この入り口は束さんが身体を洗う時に使う川への入り口だったのでーす♪」

 

驚く二人をよそにあっという間に下着姿になる束。そして川の中に足を踏み入れた。

 

「夏は暑いよねぇ。風呂よりも冷たい川の方が気持ちいいよー」

 

スイスイと川を泳ぐ束を呆気にとられながら見ることしかできない二人。

 

「ほらほら〜背泳ぎ〜」

 

川の流れが月の光を乱反射させてシルエットしか見えないが、束の女性的な体つきは一夏にはしっかり見えていた。

 

「い、いったい何がしたいんだ…?」

 

「………………」

 

そのまま束の泳ぐ姿をぼんやり眺めていると、地面に開いたままだった穴から人が出てきた。

 

「束さま、川で体を洗うならちゃんとタオルを持っていかないとダメじゃないですか」

 

「…子供?」

 

「女の子だ…」

 

「おー! くーちゃん気が利くぅ!」

 

束は泳ぐのをやめて川岸まで来た目を閉じた少女に近づいた。

 

「そこに置いておきますよ。ところで、男の人と女の人の声が聞こえたのですが、誰かいるのですか?」

 

「うんいるよー。いっくんと箒ちゃん」

 

説明されると、ワンピースの少女は手を叩いた。

 

「ああ! 織斑一夏様と篠ノ之箒様ですね。初めまして」

 

ペコリと頭を下げてくる少女に一夏も答え、そして束に問いかけた。

 

「は、初めまして。束さん、この女の子は?」

 

束は背を向けて身体をタオルで拭きながら答えた。

 

「この子はくーちゃん! 束さんはくーちゃんのお母さんなのです!」

 

「…! ふざけないでください!」

 

我慢の限界を迎えた箒は束に吠えた。

 

「いきなり現れて、この子供の母親!? あなたはどこまで人をバカにしたら気が済むんですか!」

 

「ほ、箒。落ち着けって」

 

「一夏は黙っていろ! 私は姉さん! あなたに聞いている!」

 

「……………」

 

束は答えようとしない。だが下着姿のまま箒の前に立った。

 

「答えてください…!」

 

「…箒ちゃん、憶えてる?」

 

「何をですか…」

 

「私がまだISを発明する前。まだ箒ちゃんが小さった時……」

 

束は自分の脇腹に濡れて張り付いた髪を取り、箒に見せた。

 

「あ……」

 

箒は一歩怯えるようにして後ずさった。

 

(なんだ?)

 

一夏は箒が壁になる形で見ることができなかった。

 

「忘れません…忘れられるわけがない!」

 

「そっか。よかった……」

 

束は箒の横を通り、くーに近づいてタオルを手に取った。

 

「………………!」

 

箒は口を一文字に結んだまま動けない。

 

「じゃあね、二人とも」

 

束はそのまま地面に開いた穴に歩き出す。

 

「待ってくれ! 束さん、あなたは何を考えているんですか!」

 

一夏が束を呼び止めると、束は一夏に振り返った。

 

「いっくん、もうすぐこの世界は変わるよ」

 

「え…?」

 

「いっくんの近くにいる人が、その鍵だよ」

 

「俺の…近くに?」

 

「そう遠くはないね。もうすぐ、もうすぐだね」

 

「い、一体何の話なんです! 束さん!」

 

「いくよ、くーちゃん」

 

「はい」

 

一夏の問いに答えることなく、束は穴の中へ降りて行った。

 

「束さん!」

 

もう一度一夏は束の名を呼んだが、返事はなかった。

 

「織斑一夏様…」

 

後ろに立った少女が一夏に声をかける。

 

「お願いします。どうか、束様の邪魔をしないでください。束様には束様なりの考えがありますので」

 

「君は………」

 

一夏が言う前に少女は一礼し、束の後を追うように穴の中へ入っていた。同時にその穴は塞がれ、大小様々な石が敷き詰められた川原の一部になった。

 

「………………」

 

嵐のような出来事を終えて、一夏はふと箒の方を見た。

 

「ほう――――――」

 

呼びかけようとしたが一夏はそれをやめた。箒の目から涙が落ちたからだ。その拳を硬く握り、身を震わせている。

 

(こんな箒の姿…見たことがない……)

 

いつもの箒からは想像がつかないようなその後姿の小ささに、一夏は胸の痛みを感じた。

 

「一夏…帰るぞ」

 

そして箒は涙を拭うと、ポニーテールを揺らして踵を返した。

 

「あ、おい」

 

一夏は早足で進む箒の後ろを追う形になる。しばらく沈黙が続いたが、一夏は意を決して声をかけた。

 

「…大丈夫か?」

 

「気にするな……」

 

箒は短くそう答えると、また黙り込んだ。

 

(気にするに決まってんだろ…)

 

そう胸中でつぶやいたところで、携帯にメールが来た。

 

「瑛斗から…?」

 

瑛斗から届いたメールを開いて文面を見る。

 

《魑魅魍魎がスタンばってるんだが》

 

「あ」

 

そこで思い出した。自分たちがドッキリにかけられていることに。

 

「箒、瑛斗が待ち構えてるみたいなんだけど…」

 

「すまないが…気が乗らない」

 

「え、けどよ」

 

「本当にすまない……みんなにも、伝えておいてくれ…」

 

「箒!」

 

追いかけなければ、と思った時には、箒は駆けだしていた。

 

「箒…」

 

「どうしたんだ? あいつ」

 

いつの間にか横に頭に斧が食い込み、矢が突き刺さった頭だけ小道具満載ゾンビメイクの瑛斗が立っていた。

 

「うわっ!? 瑛斗!?」

 

「…メールの直後に驚かそうと思って来てみれば、いったいどうした?」

 

「……実は」

 

一夏は瑛斗に説明を始めた。その十数分後、イベントは瑛斗の号令のもとに終了となるのだった。

 

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瑛「インフィニット・ストラトス〜G−soul〜ラジオ!」

 

一「略して!」

 

瑛&一「「ラジオISG!」」

 

瑛「読者のみなさんこんばどやぁーっ!」

 

一「こんばんは」

 

瑛「さて、本編ではいきなり篠ノ之博士が出てくるわ箒がブルー入るわで大変なことになってっけど、こっちは平常運航でいくぜー!」

 

一「おー!」

 

瑛「今回の質問は〜と、えーカイザムさんからの質問! ラウラに質問です! 尊敬するドイツの歴史上の人物は誰ですか? だとさ」

 

一「ラウラいないぞ?」

 

瑛「いないなら来てもらうまでさ。というわけで! 本日はこの方!」

 

ラ「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。よろしく頼む」

 

一「おお、いつの間に」

 

ラ「もうそこで出番待ちをしていたのだ」

 

一「あ、そうなの?」

 

瑛「さあさあ質問に答えてもらいましょうかねちなみにカイザムさんはチュートン騎士団のシプラントとフリードリヒ2世だそうな」

 

ラ「ふむ、ドイツには様々な功績を遺した偉人が大勢いる。相対性理論を発表したアインシュタイン博士や音楽家のベートーヴェン、童話で有名なグリム兄弟などもいるぞ」

 

一「教科書とかで見たことあるな」

 

瑛「俺もアインシュタインの写真見たことあるぞ。あの舌出したやつ」

 

ラ「お前たち…もう少し事前に知識をつけておくというのは無かったのか?」

 

瑛&一「「無かったな」」

 

ラ「息を合わせて言うことではないぞ」

 

瑛「はっはっは。さて答えてもらいましょうか。ラウラが尊敬するドイツ史上の人物は誰だ?」

 

ラ「むぅ、これといった人物はいないが…」

 

一「え? いないの?」

 

ラ「ああいや、そういうわけではないが、誇りあるドイツの偉人たちはそのどの人物も尊敬に値するのだ。その中から選ぶなど無礼にも思える」

 

瑛「そういうもんなの? 一夏」

 

一「俺に振るなよ。まあ、でもラウラが言うんだから、そうなんじゃないか?」

 

瑛「ふーん。じゃあ、ラウラの愛国心に触れたところでエンディングだ」

 

 

流れ始める本家ISのエンディング

 

 

瑛「今日はドイツの話だったな。偶然だけどドイツの人に歌ってもらったぞ」

 

一「す、すっげえガタイのいいオッサンだな」

 

瑛「なんでもドイツの軍人さんだとか」

 

一「そうなんだ。ラウラ知ってる?」

 

ラ「い、いや、見たことはないな」

 

瑛「まあいいさ。それじゃあ!」

 

一「み、みなさん!」

 

瑛&一&ラ「「「さようならー!」」」

 

???「わがドイツの医学薬学は世界一ィィィ!」

 

一「うわっ! まだこっちが言い終わってないのに被せてきた!」

 

瑛「アレが言いたいだけだと思うんだ俺は」

 

ラ(…?)

 

説明
夜の森に涙は落ちる
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コメント
鈴に質問です!!中国の方では昆虫を食べる風習があるそうですが、鈴の生まれ故郷には昆虫を食べる風習はありましたか?あったとしたら鈴の好きな昆虫(食用で)は何でしょうか?(カイザム)
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