真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #68
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〜 第68話 †3英傑+御使い† 〜

 

 

天の御使い事【北郷一刀(ほんごうかずと】に釘付けなったのも一瞬で我に返る

本能的に悟った事それは・・・

こいつの存在感はまさに【天】ということだ

曹操(そうそう)の覇気・孫策(そんさく)の王風・劉備(りゅうび)の徳質とは違う

そこにいるだけでその存在を嫌でも認めてしまい、気がつけば目で追いそうになるな

現に曹操はなんとか自制できてるが、夏候惇と夏候淵は気になって仕方ないようだしな

劉備達もそのひとつひとつの動作すら見逃さないと言った感じだ

まっ彼を見れた事だけでも収穫としよう

 

 

「お手数かけますが、こちらに署名をお願いします」

 

「ええ、分かったわ」

 

 

先に曹操に署名をしてもらう為に竹簡と書く物を渡す

そちらに記入する為に曹操が近づいて来た所で

 

 

「後1〜2ヶ月でこちらの人数は10万になる

 【例の件】準備はいいか?

 ついでにいうと、食料庫は森側だ」

 

 

一瞬だけ手が止まり、こちらをちらっとみて

 

 

「ええ、何も問題ないわ」

 

 

と署名をささっとして竹簡をこちらに渡す際に一言耳元で

 

 

「あんな男よりも、貴方を絶対私は手に入れるわ白(はく)」

 

「問題無いようですね、どうぞ天幕の中へ・・・

 俺は俺の為にやるだけさ、華琳(かりん)さらに綺麗になったな」

 

 

曹操の行動にドキリとした仕返しに言い返してやった

これまた動作が止まったがすぐに持ち直し

 

 

「春蘭(しゅんらん)秋蘭(しゅうらん)早く行くわよ」

 

「「はっ!」」

 

 

と天幕の中へ入っていった、夏候淵が通り過ぎる際に

 

 

「邑では助かった」 と言っていった

俺バレバレやん・・・

 

 

 

「次の方どうぞ、こちらへ署名をお願いします」

 

 

気持ち切り替えて、劉備達に対応するか

 

 

「分かりました」

 

 

と劉備が笑顔でニコニコと署名しようとするが手が止まり

 

 

「ねぇご主人様、これご主人様の名前で書いた方がいいんじゃないかな?」

 

 

と関羽(かんう)と一緒に少し離れた所に待機してた北郷がこちらにやってくる

 

 

「あー・・・一応俺が一番上になるからそうしたがいいのかな?

 愛紗(あいしゃ・関羽の真名)どうしようか」

 

「この場合どちらでも構わないかと思いますよ、そうであろう?」

 

 

関羽がそういってこちらに投げかけてくる

俺はそれに頷き「どちらでもかまいません」と告げる

 

 

「それじゃご主人様で」

 

「分かったよ」

 

 

そういって筆を取り、竹簡に署名を終えてこちらに渡す時に

俺はとある事を言っておいた

 

 

「天の御使い様に一つだけご忠告してもよろしいでしょうか?」

 

「うん?」

「ほえ?」

「なんだ?いってみろ」

 

「では、大変言い難い事なのですが・・・

 天の御使い様の話は都でも噂されるほど大陸中で広がっております

 今は黄巾党が各地で暴れているおかげで問題視されておりませんが

 我々にはすでに【天】はおられるのです

 それにも関わらず、【天の御使い】などと言われると

 【天】に仇なす人物として処刑されてもおかしくないでしょう」

 

「貴様!ご主人様を偽者と言うか!?」

 

 

関羽が怒り獲物を振り上げる・・・がそれを北郷と劉備が止める

 

 

「ちょ、ちょっと!愛紗ちゃん落ち着いてね?」

 

「愛紗落ち着いて、確かにそう言われてもおかしくないな

 ちょっと軽率すぎたかもしれない、今後は気をつけるよ

 それを気づかせてくれてありがとう、そういうのに疎くてさ」

 

 

と頬を指でかきながら苦笑いをする、そういう仕草もまた似合ってるなこいつ

 

 

「いいえ、こちらこそ出すぎた真似をしてしまい申し訳ありません

 自分個人としては民が笑ってもらえるならそれでいいんですが

 いかんせん下っ端としては嫌でも上の命令に逆らう事ができませんから」

 

 

と頭を下げて謝罪をして、天幕の中へ案内した

北郷が入ると同時に、皆の眼が彼に向く

その様子を一瞬だけ確認して、俺は天幕から出て

俺を監視してる奴を捕らえる事にした、だって動きにくいし

 

 

陣を張っている色んな天幕の脇を移動して、見失いそうになる状態を作り

一瞬振り切って、天幕の裏に隠れて

慌ててやってきたモノに手刀を落として、気絶させた

気絶させた後に気づいたんだが、女の子だ

長い腰ほどまである黒髪に、額に鉢巻というか鉢がねを装備し

背中には身長ほどではないが大きな太刀を背負い

いかにもな黒の忍び衣装(ミニスカ版)を着ていた

どうせこの子も名のある武人なんだろうねとため息を出し

この子を担ぎながら、会議が行われてる場所に戻った

 

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あとがきっぽいもの

 

 

簡単に種馬説明、自分の外史では原作に近い状態にしたいと思ってますが

カリスマ力が上がってる状態にしています。

この他にも後々分かるようにしますが、恋姫勢で一番武人の中で弱い?と言われる

蒲公英(たんぽぽ)よりかはちょっと劣る程度で一般兵よりかは強いという感じです

これは一応設定上の白ちゃんこと龍臣(たつおみ)よりも天才だったという設定上です

後は、3人の気質の言い方に悩みました・・・

華琳(かりん)様の覇気は覇王だからいいんですが、残り二人は違うよなぁ・・・と思い

雪蓮(しぇれん)は王たる風を持つ意味で王風(おうふう)

桃香(とうか)は徳王たる資質を持つ意味で徳質(とくしつ)としました

種馬君はどうしましょうか・・・

まぁ話的にあってもなくても問題は全く無いのでいいんですけどねw

次回は会議乱入から今回の騒動を終わらせたいなと思います

そして、ようやく黄巾の乱が終わる・・・といった展開にもっていけたらいいな・・・

 

スローペースすぎる駄文ですが、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

説明
この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
苦手な人はご遠慮ください
大丈夫な人は駄文にお付き合いください

毎回の閲覧・支援・コメント感謝感謝です!
種馬君は一体どんな感じなのでしょうか?
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コメント
クラスター・ジャドウさん>それに蜀の方が一番一刀君らしい感じがしますので・・・他ルートだと死者出たり本人消えちゃいますから・・・(tokkey)
ふむふむ、やはり一刀は蜀√で決まりか。…まぁ、古代中国で「天」と言えば、普通は皇帝の事を指すからな。外史に呼ばれた末に、皇帝に仇なす不埒者として討伐とかされたら、それこそ話にならんし。(クラスター・ジャドウ)
アルヤさん>現代基準もありますが、一刀が白ちゃんのように海外に行って実戦など行っていたらもっと強かったのですが・・・怠けてたのでちょっと身体能力があがった程度にしていますっ(tokkey)
牛乳魔人さん>一刀小さい頃に一度面識はありますが、その後白ちゃんは海外に行ったので一刀は覚えてないという設定ですっ(tokkey)
あくまで現代基準での天才だから恋姫たちには及ばない、ということですか。たまに恋すら圧倒しますからね一刀君。(アルヤ)
白さん、一刀さんの名前は知ってたけど前世で面識までは無いのかな?「オッス、オラ島津龍臣!一刀、久しぶりだなぁ」とかなんとか(牛乳魔人)
不知火観珪さん>最初から戦える種馬はイラっとしますよねw 秋蘭の場合は華琳様の態度を見て察したという感じです。華琳様は気質を感じ取れる人間なのでというご都合主義ですw(tokkey)
h995さん>誤字指摘ありがとうございますm(_ _)m 書いてる途中に気のが言いやすいかなとか思ってそのままにしてましたっ助かりましたっ(tokkey)
shirouさん>誤字指摘ありがとうございますm(_ _)m  気をつけてたつもりですがこの変換本当に恨めしいですね・・・(tokkey)
くそぅ、一刀くんがハイスペックとか、神は不公平だ!← そんなことはさておき、しっかりとバレてますね白くんww わかる人にはわかってしまうものなんですかね?(神余 雛)
誤字 桃香の徳気と書かれていますが、あとがきからすると徳質ではないかと。(h995)
誤字報告所々北郷>本郷になっています。SS泣かせですよねこの変換。(shirou)
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