仮面ライダー 打ち砕け! 暗黒魔術師の野望 4
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本郷猛、三悪党を撃退するのこと

 

 

その頃、本郷猛こと仮面ライダー一号はタコガラスを追って今だ時空

 

の中をサイクロンで走っていた。

 

仮面ライダー一号

「タコガラスめ。かなり前の過去にいったな。どこにいこうとしているんだ。」

 

その時ライダーの目の前に眩しい閃光が輝きだす。

 

仮面ライダー一号

「あれは出口か?」

 

出口まで向かう彼だったが、光が晴れるとそこには・・遥か彼方を見渡せるような大陸

 

があった。しかし出口に出たと同時に彼は慌て始める。

 

仮面ライダー一号

「何っ!? 空・・・うわあああああああっ!」

 

そう出口はその大陸を見渡せる空と繋がっていたのだ。

 

どうやら後を着いてきた事に気付いたタコガラスが細工を施していたようである。

 

仮面ライダー一号

「くそっ!・・・・サイクロオオオオオオオオオオオオオン!」

 

一号は咄嗟にレバーを廻して、サイクロンに内蔵されていた翼を露出させる。

 

仮面ライダー一号

「ジャアアアアアアアアアンプ!」

 

すると落下の速度はどんどん遅くなっていき、そして最後にそのまま地面に

 

着地した。

 

仮面ライダー一号

「危なかった・・・・タコガラスめ・・・せこい前をしてくれる」

 

(ボシュン!)

 

彼はこの姿のままだと目立つと判断したのか変身を解除し、本郷猛の姿に戻り

 

本郷猛

「(まずはここはどこなのか調べなくてはいけないな)」

 

そう考えた結果、彼は付近を模索することにした。そしてその成果は意外にも早く訪れた。

 

三人の人影を見つけたのだ。三人組も気付いたらしく、こちらへと歩いてくるのが分った。

 

向こうの三人組が近づくにつれ、三人の容姿がはっきりと見えてくる。

 

一人は如何にも小悪党と言った顔つきで口ひげが生えた中年男。

 

一人は背丈の低い、少し鼻が尖がった男。

 

一人は凡庸そうな、肥満の巨漢。

 

そして注目すべきは、三人とも頭に黄色の布をつけている事であった。

 

本郷猛

「(なんだあいつら…初めてみる格好なのに昔中国に関する歴史

書で見たような気がするな)」

 

ある程度、近づいた所で問うとした矢先、三人組の真ん中にいる中年が声をかけてきた。

 

兄貴

「おい、兄ちゃん。見た事無え格好してんな。まぁ、いい。死にたくないなら身包み全部置いていきな。」

 

中年の男が突然そんな事を言い出し、何のつもりだと聞こうとした時、その男の合図で

 

兄貴

「やっちまえ!」

 

手下の男二人は剣を構え自分に斬りかかってこようとしたが、本郷はとっさに二人の

 

男の攻撃を避けた。

 

そして、背丈の低い、少し鼻が尖がった男が再び、斬りかかってきた時、剣を振りかざ

 

してきた手を受け止め地面にたたき付けた。

 

本郷猛

「とおっ!」

 

チビ

「ぐえっ!」

 

そして本郷は次に斬りかかってきた肥満の巨漢の攻撃をよけると、後ろに回り

 

急所にチョップをする。

 

本郷猛

「ふんっ!」

 

(ドガッ!)

 

デク

「がはっ!」

 

デクは痛みを感じる前に地面に倒れこんでしまう。

 

そして、今度は3人のリーダー格と思われる中年の男が自分の前に立ちふさがった。

 

兄貴

「へえ〜兄ちゃん中々やるじゃあねえか。益々仕留めがいがあるぜ!」

 

今度はその男が自分に斬りかかってきたが、本郷は攻撃をかわし、そして

 

男の攻撃を受け止めると、そのままカウンターのパンチを喰らわす。

 

本郷猛

「とおっ!」

 

兄貴

「があっ!?」

 

中年の男は目の前の男の人間とは思えない力に耐えきれずひるんだ時、

 

連続で腹部を殴られ、完全に抵抗できなくなった時、背後に回った本郷に

 

動きを封じられてしまう。

 

兄貴

「つ、強い!なんだよお前・・・」

 

本来なら本郷はこの三人を完全にKOしていただろうが、聞きたい事があったので

 

手加減していた。しかし手加減したとはいえ、3人は立っているのがやっとのようである。

 

本郷猛

「さあ、答えろ!何故俺を殺そうとした!? お前たちはゲルショッカーの

刺客か!」

 

兄貴

「ぐ、苦しい・・・げ、げるしょっかー? そんなの知らねえよ!」

 

チビ

「俺たちはてめえから金目の物を頂こうとしただけだよ!」

 

デク

「そうなんだな・・僕たちはそのゲル何とかとは関係ないんだな」

 

3人は何かこの男に誤解されていると思ったのか、必死に自分達は

 

そのゲルショッカーとは関係ないただの悪党だと猛に伝える。

 

本郷猛

「そうか・・・。だがお前達は俺の命を狙った事に変わりはない。

これ以上痛い目に遭いたくなかったら・・・・とっとと失せろ!」

 

本郷は動きを封じていた中年の男を手下二人に投げつける。

 

二人は投げつけられた兄貴に直撃し、そのまま地面に倒れこみ、

 

そして起き上がると・・・・

 

兄貴

「くっ!・・・逃げるぞお前ら! こいつやばい!」

 

チビ

「分かってますよ!こんな奴相手にしていたら命がいくつあっても足りない。」

 

デク

「お、覚えているんだな〜!」

 

三人はそのまま全速力で走り去っていき、やがてその姿は見えなくなってしまう。

 

本郷猛

「捨て台詞を吐いてにげるなんてどうやら奴らはただのチンピラだったようだな。さて

と・・・・いるのは分かっている。其処に隠れている奴ら出てこい!」

 

??

「ほう?我々の存在に気づくとは見事です。」

 

本郷が指を指した茂みから少女の声がして、そして3人の少女が姿を現そうとしていた。

説明
タコガラスを追って時空の中をサイクロン号で走り続ける仮面ライダー一号。
果たしてタコガラスの目的は何か!?
そして時空の壁を越えたとき、その世界の命運をかけた
彼とゲルショッカーの戦いが始まろうとしていた。
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コメント
残念ながら違います。 次回出てくるのは蜀ルートのあの三人です。(T−REX)
この状況で出てくるのは星、稟、風の三人だろうな。知らなかったとはいえ、生身の人間が改造人間に戦いを挑むとは・・・。まあ本郷なら改造前でも勝てる気がするな。(BLACK)
タグ
仮面ライダー 真・恋姫†無双 本郷猛 アニキ チビ デク 黄巾党 襲撃 撃退 サイクロン号 

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