魔法少女リリカルなのはAfter ダメ人間の覚悟
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アリサ「じゃぁ多数決の結果、騎士役は井上 透に決定したわ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・は?俺?

 

ハルカ『あぁ選ばれた理由なら大体見当は付いてると思うけど、去年の体育祭でやったアノ訳の分からない競技に出たことが理由ね』

 

呆然とする俺にハルカが念話で話し掛けてきた、どーやら前のあの忌わしき体育祭でやった競技で俺が普通の中学生らしからぬ動きを見せたことによりこんなメンド―な役を押し付けられたらしい。

 

透『・・・・・・のぉ、これってどんな話になるんじゃったっけェ?』

 

ハルカ『アンタちゃんと聞いときなさいよ、完全オリジナルって感じで一国のお姫様が永遠の眠りについてしまい、そのお姫様の騎士が眠りを覚ますための旅に出て方法を探し、それでお姫様は目を覚ましハッピーエンドって感じよ』

 

またベタな話になったのぉ・・・・、って誰がコレを脚本するんじゃ?俺は咥えとった爪楊枝を落としそうになりながらそんなことを考えとった。

 

え?爪楊枝?いつから咥えとったかって?そんなもん・・・・・・・・・いつからじゃろ?確か・・・・・中学2年の頃じゃったっけぇ。

 

佐藤「まぁオヤッさんなら納得かな」

 

透「じゃけぇオヤッさん言うなや」

 

そう俺がコレを咥えだしてしばらくして、クラスメイトの何気ない一言により俺は学校の連中に『オヤッさん』だの『旦那』なんて言われる始末。

 

アリサ「それじゃぁ脚本は・・・・すずかとはやてでいいのね?」

 

はやて「ええで」

 

すずか「うん」

 

まぁある意味妥当じゃろう、アリサに並んでの秀才のすずかと、ガキの頃ずっと図書館におって本を読み漁とったはやてなら適任じゃろうな。

 

アリサ「語り部は「私やる」ハルカ?・・・他に誰もいなければいいけど」

 

シ〜〜〜〜〜〜〜ン

 

アリサ「じゃぁハルカに決定ね、頼んだわよ」

 

ハルカ「任せて・・・・・・っしっ!」ボソッ

 

なんかハルカが小さくガッツポーズしとるように見えたのは俺の気のせい?『写輪眼』持っとるのに。

 

アリサ「それじゃぁ最後に・・・・あ〜・・・・・・・お姫様役を「はいっ!!!!」・・・・になるわよねぇ」

 

アリサが最後になった『姫役』のことで立候補者を聞いてみると、なんとハルカ以外の女子全員が挙手をしとった・・・・・・ちなみにアリサもの。

 

アリサ「ハァ・・・・・やっぱりこーなったのね・・・・じゃぁどーするか決めないとね」

 

ちなみに他の男子はすでに配役は決まっており、もう作業に入るって感じじゃった。

 

透「時間掛かりそうじゃなぁ・・・・・俺とか暇じゃなぁ・・・」

 

お姫様役はそれから1時間くらいしてから決まった、俺がトイレに行っとる間に決まったらしい、誰に決まったか誰も教えてくれんかったけど。

 

それからは本番までは結局誰がお姫様役なのかは誰も教えてくれず、俺は俺で王子役の練習をさせられていった。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・

 

 

そして本番当日、場所は体育館で行われることとなった。

 

ガヤガヤガヤガヤ!

 

佐藤「おぉ!超満員だぜ!・・・・主に男が多い気がするんだがよぉ」

 

透「マジか・・・何か緊張してきた」

 

ハルカ「アンタ緊張なんかするタマ?」

 

透「いやまぁ人並みにはするじゃろぉよ」

 

ハルカ「大丈夫だって、アンタ何気に演技上手かったんだから、心配しなくても大丈夫だって!」

 

透「・・・そーか?」

 

ハルカ「そーよ・・・・・あ、それとちょろっと脚本変わるかもしれないから、そこら辺アドリブでヨロ!」

 

透「ハァ!?何それ!?」

 

ハルカ「あとコレも持っておきなさいよね」

 

透「ってコレ俺のデバイスやんけぇ!?何でコレをお前が持っとんじゃ!?」

 

ハルカ「あ、始まるわよ!ほら行った行った!」

 

透「ちょっ!・・・・おまっ!!」

 

司会『それではこれより、3年2組による劇、『愛闘巡り』です!それではどうぞぉ〜〜』

 

あれ?そがな題名じゃったっけェ?ってデバイスどーすりゃぁいいんじゃ?!えぇい!適当にポケットに入れとこう・・・・・。

 

ブゥーーーー!!っとお決まりのブザーと共に幕が上がっていく、ちなみに俺の衣装は『名探偵コナン』に出てきた黒騎士みたいな感じなのを着ていた。

 

ハルカ(語り部)『これは、とある国のお話・・・・その国には一人の王子がおりました、王子の名は『シン』、シン王子はある事で悩んでおりました。それは隣国の姫が呪いで永遠の眠りについてしまった事でした・・・』

 

シン王子(透)「あぁ、隣国の姫が永遠の眠りにつくとは・・・・彼女の笑顔が見れないとは私には耐えられない!父上になんとか探せるよう頼んでみよう!」

 

ハルカ(語り部)『シン王子は王である父親に呪いを解く方法を探すように頼みました、しかし王は兵や専門家等に調べるよう言っても分からないといいました・・・王子は酷く落ち込みました』

 

シン王子(透)「詳しい者でも分からぬとは・・・・・一体どうすればいいのだ!・・・・・・そうだ聞いたことがあるぞ、確か遥か西にある泉があり、その水にはどのような病や呪いを打ち消す効果があると聞いたことがある、これに賭けてみるしかあるまい!私自身が探しに行こう!早速父上に進言しよう!!」

 

ハルカ(語り部)『王はそんなシン王子の熱意を感じ、旅に出ることを許可しました。そしてシン王子は西にあると言われる泉に向かいお供と一緒に旅をすることになりました』

 

は?お供?俺そんなん聞いとらんのんじゃけど、誰が出て来るん一体?

 

ハルカ(語り部)『お供としてついてくるのは、シン王子親衛隊の『ヴォルケンリッター』と呼ばれる精鋭部隊です!!』

 

シン王子(透)「ブッ!!!」

 

ハァ?!シグナム等が!?っていうかコレクラスの出し物としてやる演劇なのに何で外部の人間のシグナム等が出て来るん!?

 

俺が混乱しとる間に舞台袖からシグナム達が出てきた・・・・・・・しかも戦闘態勢であるバリアジャケットを着て。

 

ハルカ(語り部)『桃色の髪を束ねた剣士、彼女の名はシグナム!王子の住む国を侵略する敵国の軍の1個大隊をたった1人で潰したと言われる英雄!!人は彼女の事を『烈火の将』と呼び讃えてるとか』

 

シグナム「なっ!そ、そんな風に呼ばれた『続いて!!』うぅ・・・」///////////////

 

ハルカ(語り部)『紅い髪を両側に縛った少女、彼女の名はヴィータ!彼女は外見とは裏腹に大きなハンマーを軽々と操り、そん所そこらの大人には負けることは無く隣国にその名は知れ渡っている程!!人は彼女の事を『紅の鉄騎』と呼ぶ!!』

 

ヴィータ「そっ!そんなに怪力じゃねェよ!!」////////////

 

ハルカ(語り部)『金髪が良く似合う彼女の名はシャマル!この『ヴォルケンリッター』の参謀、頭脳ともいえる彼女は医療にも精通しており自国の将・民に慕われている。そんな彼女には『湖の騎士』と『風の癒し手』の二つの異名を持っている!!』

 

シャマル「ぇえ!?そ、そんな誇張しなくてむっ!・・・・・・たたた舌噛んだ『なお彼女はよくドジを踏むことで有名』うぅぅ・・・」////////////////

 

ハルカ(語り部)『そして最後に寡黙が良く似合う男性の名はザフィーラ!彼は過去に王子の国が窮地に立たされた時、たった一人で城門を護り切ったという伝説を持ちその姿はまるで獣・・・・守護獣のようだと言われ、その姿を見た敵国の将から呼ばれた名は『盾の守護獣』と呼ばれるようになったのです!!』

 

ザフィーラ「・・・・・・・・」

 

ハルカ(語り部)『そんな彼女達はシン王子が旅に出る事を知りお供することを告げました』

 

シグナム「え・・・っと、んんっ!!シ、シン王子!わ、我等もお供させて頂きたく思い参上しました!」////////////

 

シャマル「ど、どうか私達も同行させてください!」//////////////

 

ヴィータ「た・・・頼む・・・・・・よ、王子」/////////////

 

ザフィーラ「同行を・・・・・」

 

えぇ〜〜〜〜〜、俺聞いてねぇんじゃけど・・・これどうしたらいいん?ってそーいやぁハルカがさっきなんか脚本変更するみたいなこと言っとったなぁ・・・・・・・コレがそーかい、じゃったらコレ以外にも何かあるかもしれんのぉ。

 

ってかまずはここじゃ、コレ拒否ったらイケン流れじゃろ?ここでただ単に帰したらハルカとかに何言われるか・・・・・・じゃったら。

 

シン王子(透)「・・・・お前達の熱意は了解した、よかろう同行を許可しよう!・・・・但し!これだけは言っておく!お前達は私が死なせない!お前達も我が国、そして私の大切な宝であるのだからな」

 

シグナム「っ!!・・・はっ!了解しました!!」////////////

 

皆を代表してシグナムが答えたんじゃけど、シグナムとヴィータ、シャマルの顔が赤い・・・・まぁこんな人前に出てってゆーのと、俺のクッサイセリフを聞いちゃぁのぉ。

 

ハルカ(語り部)『そして一行は旅に出ました、西にある泉までは約半月は掛かると言われています』

 

えぇ〜っと確かここでまたでるんじゃったよな?

 

ハルカ(語り部)『一行が泉に着々と近付きつつある時、1組の旅芸人が通りがかりました!』

 

ま〜ったアドリブ入れやがったわコイツ・・・・てかハルカオンリーの判断ならはやてとすずかが止めに入るはずなんじゃけど・・・・!って今度は誰じゃぁ?

 

はるか「はぁ〜いっ!そこの旅のお方、私達の芸を見ていかない♪」

 

響「ど、どーか私達の芸を買ってください」///////////////

 

逢「よ、よろしくお願いします」//////////////

 

・・・・・・・・・・・・・・何やってんこの人等。クラスとか学年とか色んな物が違うじゃろ?!・・・・・・・って危ね危ね、あともうちょいで突っ込む所じゃったわ。ここは冷静に、話を聞くことにしよ。

 

シン王子(透)「す、すまぬ、芸を見てやりたいのは山々なのだが何分我々は急ぎの身、あなた方に聞きたい・・・・西にある泉をご存知か?」

 

響「?・・・・っ!!」

 

はるか「??西にある泉?そんなのあったk「はいっ!知っております!!」ひ、響ちゃん!?」

 

シン王子(透)「おぉ、御存じか?して、また遠いのでありましょうか?」

 

響「はい、ですがあと数日行けば辿り着くはずです・・・そうよね?」

 

逢「え?・・・っ!は、はい!そーです!!」

 

はるか「え?え?何何?」

 

シン王子(透)「これはありがたい、では我々はこれで「ちょっとお待ちを!」はい?」

 

響「た、タダとゆーのは虫が良すぎると言いますか、情報を提供したのでその代償をと思っておりますが・・・・」////////////////

 

シン王子(透)(ひ、響先輩!?)

 

はるか(響?!)

 

逢(塚原先輩!?)

 

ハルカ(語り部)『おぉ〜っとここでなんと、旅芸人の一人から何やら要求があるようだが?果たしてその内容とは何なのか!?』

 

響「・・・・・・・そ、その・・・・・私達を・・・」

 

シグナム(むっ!響の奴・・・何を要求するか知らんがそうはさせん!!)「すまないが、我々は急いでいるのだ!要件なら残念だが聞いてる暇がない!」

 

ヴィータ(シグナム・・・成程な)「スマネェがそーゆーこった、そーいった事は他当たれよ」

 

逢「・・・・・で、ですが私達も生きることに必死で!!」

 

シャマル「ごめんなさい!私達もやらなければならない事があるの、それも人命に係わる事なの!」(はるちゃん、響ちゃん、逢ちゃんごめんなさいね)

 

ハルカ(語り部)『これはこれは王子を巡っての女の戦いになってしまうのか!?』

 

ザフィーラ(むぅ・・・・・何故かこのままではマズイことになってしまう感じがする)「王子よ、いかがいたす?」

 

シン王子(透)(俺に振るんかい!?)「そ・・・そーだな・・・・・・・ではこーしよう、あなた方旅芸人には私の国に行ってもらえないだろうか?この件が片付いたら、返事をしよう・・・どうだろうか?」

 

響「・・・わかりました、ではそのように」

 

はるか「???何だか知らないけど、王子♪どうもありがと!チュッ♪」

 

ザフィーラ以外「!!!」

 

ハルカ(語り部)『あぁーっとこれはいきなりの不意打ちだぁ!突然旅芸人の女性からの頬にキスをされてしまった王子!!』

 

シン王子(透)「・・・・・・・・・・・はっ!んんっ!!・・・・では、行くぞ!泉まであと僅かだっ!!」

 

シグナム「・・・・・はっ!」

 

ヴィータ「あぁ・・・・・」

 

ザフィーラ(何やら周囲の空間が重いっ??!!)

 

ハルカ(語り部)『そして一行は泉に到着し、噂の水を入手しようと思ったがそこには何も無く、干上がった跡しかなかった』

 

シン王子(透)「そんな・・・・・一体、どーすればよいのだ・・・・・・・・・くっ」

 

シャマル「王子・・・・・」(はっ!これはいい雰囲気になるチャンス?!)

 

ハルカ(語り部)『そこへ一人の少女が現れる!!』

 

またぁ〜?もうええ加減にしてぇやぁ、どうせ響子とかそんなとこじゃろぉ?

 

響子「お兄様!!」

 

当たりかーーーーい!!!しかも、お・・・お兄様って!?

 

ハルカ(語り部)『なんと彼女はシン王子の妹でした、しかもシン王子は今いる国の本当の王子では無いのです!!なんとシン王子は東にある国の王族にあたる者、戦に敗れたが今いる国の王がシン王子を養子として迎え入れてくれたのです!!』

 

えぇーーーーーっ!??そんな裏設定があったんかい!?しかも響子の格好が死覇装、つまりバリアジャケットを展開しとる・・・・・・てことは何かい?シン王子は日本出身っちゅーことかい?

 

響子「お兄様、会いとうございました!響子は・・・・響子は一日千秋の思いでおりました!!」

 

響子は俺に抱き着いてきた、一体どうすりゃーええのこれ・・・・とりあえず一応流れ的にも会話せんといかんの。

 

シン王子(透)「お・・・・お前は、響子・・・・・・なのか?」

 

響子「はい!私はお兄様の義理の妹の響子にございまする!!」////////////////

 

Oh Shit・・・・・・・・・・・・・・・ここにきて義理の妹かい・・・。

 

シン王子(透)「そ、そー・・・・だったな、して響子よ、お前に一つ聞きたいことがあるのだが」

 

響子「はい、何でしょうお兄様?」

 

シン王子(透)「お前はここの泉の事は知っているのか?」

 

響子「はい、もちろんです・・・・とゆーか私が最後の一つを入手致しました!!」

 

響子はなんかペットボトルに入った水を見せてきた、そこにはちゃんと『ココの水』と表記してあり、隅っこに『byハルカ』って書いてあった。

 

シン王子(透)「そ、そうか・・・・すまないが響子よ、それを私に貰えないだろうか?」

 

響子「はい・・・・・ですがそれには条件がございます!」

 

シン王子(透)「条件?・・・・・・してそれは一体何だ?」

 

響子「それは・・・・私と婚約をして頂きたいのです!!!」//////////////

 

シン王子(透)「それ無理」

 

俺はついつい素の答えというか突っ込みををしてしまい、客も何気に笑ってくれたのが唯一の救いじゃった。

 

響子「あぁ・・・・・お兄様の私を突き放すそのお言葉・・・素敵」/////////////

 

こーゆーキャラの奴等って対応に困るわぁ・・・・。

 

???「何を言ってるんだ!そんなこと許されるわけないじゃないか!」

 

なんか響子の後ろからシャルルが出てきた、そーいやぁシャルルの役って俺の弟って設定じゃったよな?

 

ハルカ(語り部)『彼はシン王子の弟君、シャルル王子・・・兄のシン王子を慕い慕ってここまで一人で来る程シン王子を愛しているシャルル王子』

 

ちょー待てや、慕いまではええけどその後の愛しているはおかしいやろ?

 

シャルル「兄上、そのような珍妙な輩など放っておいて僕と行きましょう!」

 

響子「ちょっと待ちなさいよ!アンタみたいな女みたいな男をお兄様に近付けさせるわけにはいかないわよ!」

 

シャルル「何を言ってるのかな?僕はただ単に兄上と共に将来の為の旅に出ると言ってるんだよ」

 

響子「言ってないわよそんなこと!」

 

あぁ〜どーしよ、この状況・・・・なんか演劇なんぞそっちのけなんじゃけど・・・・・なんとかせんにゃぁいけんのんじゃろうけど・・・・しゃーない。

 

俺は二人に近付き、まず響子の耳元で囁いた。

 

響子「えっ!?と、とお「聞きぃや」は、ひゃいっ!」/////////////

 

シン王子(透)「んんっ!我が妹よ、そなたの想い・・・兄は嬉しく思う、だが私はどーしても行かねばならぬ所があるのだ・・・・妹よ、どうかそれまで私の帰りを待ってはくれないか?」

 

響子「は・・・・・・はぃ〜」//////////////

 

シン王子(透)「そして弟よ、こんな身勝手な私に付いて行こうという気持ちは分かった・・・・しかし、国はどうする?お前まで居なくなっては皆が心配するであろう?私のことは心配するな、どうしてもと言うなら・・・・」

 

俺はシャルルを抱きしめ・・・・・・・・じゃなくてぇ、頭に手を置いて同じ目の高さまでしゃがみオデコを合わせてやった。

 

シャルル「へぁ?!ととととと・・・・とお「分かってくれるか?」ははは・・・・・はい」////////////

 

ハルカ(語り部)『なんと!シン王子はギリギリの行為で荒れ狂う二人を静め、尚且つ退場させることに成功したぁ!!』

 

なんとかこいつ等に俺の名前を言われる前にセリフを挟むことが出来た・・・・なんか客席から黄色い声っぽいのが聴こえて来るんじゃけど・・・・・BLちゃうよ?

 

シャマル「むぅ・・・・・王子!それで肝心の泉はどーなさるおつもりですか?!」

 

シン王子(透)「むっ!確かに、一体どうすれ「そう心配する必要は無い」っ!だ、誰だ!!」

 

ハルカ(語り部)『シン王子は声のする方向を見ると、泉から見目麗しい精霊と妖精、そしてこの森を守護する少女がいました』

 

リインフォース「私はこの泉に住む精霊、汝・・・・この水を欲するか?」

 

リインU「欲するか?ですぅ♪」

 

アルフ「ど・・・・どーするんだい?」/////////////

 

シン王子(透)「・・・・・・・・・・・・・・・まぁ・・・・はい」

 

もうね・・・・なんとなく予想はしとったよ、し過ぎて返事も生返事になってしもうたしね。でも敢えて心の中で言わせてもらいましょう・・・・・・精霊姿似合いすぎじゃ!!

 

リインフォース「そ、それではこちらへ参られよ・・・・・すまぬが手渡しになってしまう」

 

シン王子(透)「んんっ!構いませぬ!頂けるのであれば」

 

リインU(ふふふですぅ♪)「あっ!ついうっかり飛ぶ方向間違えたですぅ!!」

 

リインフォース「えっ!?」

 

アルフ「わわっ!」

 

ハルカ(語り部)『これはどーしたことか!?妖精のミスで精霊と守護少女が王子の下に倒れ込む形になってしまいました!』

 

リインUがまぁこれでもかと言うくらいワザとらしくリインフォースにぶつかり、リインフォースは突然の出来事に対応できずに俺にもたれ掛って来た。

 

シン王子(透)「おっと、大丈夫ですか?」

 

リインフォース「えぇ?!あ、あぁ!」/////////////

 

アルフ「だだ、大丈夫だよ!!」/////////////

 

リインフォースは今の状況にやっと気付いたようで、急いで俺から離れてった・・・・成程、リインUもハルカの刺客として送り込まれたヒットマンみたいなもんか・・・・ナンボ貰ったんじゃ?300円か?

 

リインフォース「んんっ!!・・・えぇでは、これを持って行くがよい!残念だがこれで最後だ、心して持って行け」

 

シン王子(透)「ありがとうございます!」

 

アルフ「き、気を付けてけよ!」

 

リインU「サヨナラですぅ♪」

 

ハルカ(語り部)『やっとの思いで泉の水を入手したシン王子、あとは姫の下に向かうのだが果たして王子は無事に辿り着けるのか!?』

 

もうこの状況を楽しむことが出来ん俺にとっては早ぉ終わるように淡々と演技するしかない・・・・・・ただ気になっとるのは、始まる前に貰った俺のデバイス・・・・・使う場面が来るってことか?

 

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あとがき

 

 

今回はずっとやってました文化祭で演劇をやることにしました、今回は前半パートとしました。

 

そして次回は後半パートとなります、そして後半は透のデバイスの出番が・・・・・・・お楽しみに!!

 

それと今回は連続投稿しようと思っております、長々と申し訳ありません!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第26話 文化祭・・・武闘劇&恋愛劇
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コメント
劇のはずなのに修羅場っぷりがパネェ。(Fols)
これが女の闘いかw(tenryu)
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魔法少女リリカルなのは 転生 恋愛 チート 

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