魔法少女リリカルなのは〜原作介入する気は無かったのに〜 第五十話 勇紀の居ない現状と長谷川家の面々の思い
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 「((この星|エルトリア))に来てもう一週間か…」

 

 魔獣退治やグランツさんに頼まれた研究材料なんかを取って来たりしつつ、他の隊員がこの星に飛ばされていないか探している俺。

 未だにあの時、現場に居た隊員の誰一人とも出会う事が無い。

 これはもう俺以外この星にはいないと考えてもいいのではないか?

 ((拒絶観測|キャットボックス))を使って飛び、上空から下を見ながら俺は思案する。

 

 「地球に帰る手段も無いし、どうしたものか…」

 

 『このままだと一生この星で過ごす事になるんじゃないか?』と考えてしまう。

 実はこの一週間の間、この世界から地球やミッドに転移魔法で転移出来ないか試してみた事がある。

 この世界がどれ程次元が離れた世界かは分からないが『超長距離転移を行うか、転移を繰り返して星々を飛んでいけば帰れるのでは?』と思い、実行したが出来なかった。

 この星の何処かへは転移が出来るのに他の星への転移は何故出来ないんだろうな?

 必死に考えたが疑問は解けず…。

 結局転移による帰還は諦めざるを得なかった。

 …まあ、帰る手段としては無い事もないんだが。

 この先、キリエが『((永遠結晶|エグザミア))』を求めて『過去の地球』に行く時が来る。それに便乗させて貰えば地球に帰還する事が出来る。

 …といってもこれは本当に最終手段だな。この方法で帰って『過去の地球』から((時空航行|ラグナロク))を使えば『元の時間軸の地球』に戻れるが、その方法だと確実に『砕け得ぬ闇事件』に関わってユーリと一戦交える事になるだろうし。

 

 「過去の時間でこの世界のユーリとはいえ……模擬戦ならともかく、ユーリとは戦いたくないなあ」

 

 いや…ユーリだけじゃない。過去の時間でこの世界のシュテル、レヴィ、ディアーチェ、それになのは達とも何か戦いそうな気がしてならない。

 それに未来から来るヴィヴィオにアインハルト。トーマ&リリィのViVid、Force組とも一悶着起きそうな気が…。

 

 「…うん。出来るだけ正攻法で帰れる手段を見つけなきゃな」

 

 少なくとも未来のキリエが来た時には、未来の俺はいなかったから恐らく何らかの方法で帰れたのだろう。だから『砕け得ぬ闇事件』には関わる事は無いだろうけど、何があって未来は変わるか分からないからな。

 

 「…とりあえずこの世界で出来る事をやりつつ地道に方法を模索しよう」

 

 とにかく何かしらの方法があるだろう。

 諦めるには早過ぎる。

 俺が自分で自分にそう言い聞かせた時

 

 『うんうん。異世界で人助けをしているなんて偉いね勇紀は』

 

 何処からともなく声が聞こえたと思ったら、突然目の前にディスプレイが表れ、俺はギョッとした。

 画面の向こうに映っていたのは…

 

 「神様!?」

 

 俺を転生させてくれた神様だった。

 何で神様が!?というか俺が此処にいる事知ってるなんてどういう事だ!?

 それに今の俺は((拒絶観測|キャットボックス))使ってるのに。神様だから見えているのか?

 

 『いやー…君を((異世界|エルトリア))に飛ばしてからまたゲームに熱中していてね。さっき幼馴染みの神に言われて思い出したんだよ』

 

 『アッハッハー』と画面の向こうでは呑気に笑ってるけど、何か聞き捨てならない台詞を吐かなかったか?

 

 「あの…神様?俺を異世界に飛ばしたってのは一体?」

 

 『ん?君がエルトリアに来る以前に次元震があっただろ?あれは私が起こしたものなんだよ』

 

 はあああああああっっっ!!?

 それって密輸犯を逮捕した時の事だよな!?

 あの次元震引き起こしたの神様だったの!?

 

 「何でそんな事したんですか!?」

 

 まさかまたうっかりとかじゃないだろうな?

 

 『君、もしかして『私がうっかりミスをして次元震を引き起こした』とか思ってないかい?言っとくけど今回はうっかりしてないからね。先程も言った様にゲームをした結果そうなったのさ」

 

 そういやゲームとか言ってたな。

 

 「ていうかそのゲームと今回の一件にどういう関係が?」

 

 『うむ。今、私達神々の住まう神界で大流行しているボードゲームがあってね』

 

 ボードゲーム?人生ゲームみたいなやつか?

 

 『ボードのマスは白紙なのだがコマが止まった瞬間、中央にある水晶に文字が浮かび上がり、その内容を実行しなければいけないんだよ』

 

 ……何か昔、洋画でそれに似た様なゲームをプレイする作品を観た事あるぞ。

 確か『ジュ〇ンジ』だったよな?

 あれは内容を実行…というより浮かび上がった文字の内容が現実になるんだったよな確か。

 

 『そうそうそれだよ。神様版ジュ〇ンジさ』

 

 神様版ジュ〇ンジって……。

 後、何気に心読まないで。

 

 『それで私の止まったマスに浮かんだ文字が『自分が転生させた転生者を異世界に転移させる』という内容だったのでね』

 

 ……おい、まさか。

 

 『そこで君を転移させる事にしたんだよ』

 

 「ふ…」

 

 『ふ?』

 

 「ふざけんなああああああっっっっ!!!!!」

 

 俺は腹の底から声を出し、画面の向こうにいる神様に怒鳴った。

 

 「そっちの勝手に俺や陸士隊の皆は巻き込まれたんかああああっっっっ!!!」

 

 『い…いや、落ち着きたまえ。次元震に巻き込んだのは君だけだよ。そこらへん抜かりはないから』

 

 「そういう問題とちゃうわあああっっっっ!!!!!!!」

 

 それからしばらく俺は怒りに身を任せ、ひたすら大声で叫んでいた………。

 

 

 

 「……つまり、そのゲームが終わらないと俺は地球にもミッドにも帰れないと?」

 

 『はい、その通りです』

 

 あれから画面越しの神様に対し、ひたすらに説教をした俺は一通りの状況を聞き終えた。

 神様版ジュ〇ンジのせいでエルトリアに飛ばされた事、かなりの規模の次元震だったにも関わらず巻き込まれたのは俺だけだという事、神様版ジュ〇ンジの強制力のせいで俺は他世界へ転移出来ないという事、等々…。

 

 「そもそも転生者を飛ばすにも何で俺なんですか?」

 

 この世界には亮太、椿姫、鳴海少将、銀髪トリオと他にも6人の転生者がいるのに。

 

 『君がたまたま任務で外に出ていたからだよ。『偶然起きた次元震に巻き込まれた』っていうシチュエーションが一番違和感なく出来たからね』

 

 『当たり前だ』とでも言わんかの様に言う神様。…マジ殴りてえ。

 

 「…ハア〜。わざわざ次元震なんて起こさなくても他にやりようがあったでしょうが」

 

 『他に?どの様な?」

 

 「例えば俺が『鳴海少将から特別任務を受ける事になった』という事にして今回の内容を実行すれば問題無かったんじゃないかと」

 

 『…………っ!!その手があったか!!』

 

 少し頭を使えば思い浮かびそうなものだが…。

 いや……地上側に所属してる俺が『本局側の上司に命令されて』任務を受けるなんて有り得ないか。

 そんな事実際にされたらレジアス中将を始め、本局批判が更に増大する。

 結果、地上と本局の溝は更に深くなってしまう。

 

 「…やっぱその案は却下の方向で」

 

 『そんな!?』

 

 ショックを受けてる様子だが

 

 「それより俺はいつになったら自分の世界へ帰れるんですか?」

 

 今一番確認しておきたい事を尋ねてみた。

 

 『ああ、神様版ジュ〇ンジはまだ続行中だからね。ゲームが終わるまでもう少しかかるかな』

 

 「そうですか。ちなみにシュテル達はどうしてますか?」

 

 俺は今離れ離れになっている家族の現状を聞いてみる。

 もう一週間も経ってるからな。

 

 『皆気落ちしてるよ。これはシュテル達だけじゃなく、なのは達もだがね』

 

 …だよな。心配掛けてるよな。

 

 「つーかアンタの勝手な理由で家族と友達悲しませる事になったんだから思いきり殴らせて下さい」

 

 転生させてくれた神様とはいえ、俺が殴るのは許されると思う。

 

 『いやいやいや!!暴力はいかん暴力は!!』

 

 「なら俺はこの怒りの矛先を何処に向けろと?」

 

 『私以外の誰かに♪』

 

 「……………………」

 

 『止めて!その射殺す様な視線で私を睨むのは止めて!!』

 

 だが断る!

 俺はただただ睨む。

 

 『わ、分かった!なら、この神様が君の願いを一つ叶えてあげようではないか』

 

 「は?」

 

 突然神様が何か言い出した。願いを叶えるって…。

 

 『君達が転生する際に叶えた時と同じ事をすると思ってくれたらいいよ。さあ、どんなチートがほしいんだい?』

 

 「チートよりも今すぐ帰れるようにして下さい」

 

 この現状で願うとしたらそれ以外有り得ないだろう。

 

 『ゴメン、それ無理。神様版ジュ〇ンジの強制力は私より力が上だから』

 

 即答で返された。ゲームの強制力はそこまで強いのかよ。

 

 「じゃあ、いらないです」

 

 特に叶えたい願いと言われても…ねえ。

 

 『むう…なら保留にしておこう。叶えてほしい願いが思い浮かんだら遠慮無く言ってくれたまえ』

 

 「はいはい。もし思い浮かんだらその時はお願いします」

 

 今の俺には『帰りたい』以外の願いなんて思い浮かばないからな。

 

 『うむ。ではコッチはゲームが終了したらまた連絡しよう。それまではエルトリアでの生活を満喫しているといいよ』

 

 そう言ってディスプレイが消える。

 満喫って…。本当に自分のした事を悪いと思っているのか神様は?むしろ願いを叶えてやったら帳消しに出来るとでも思ってるんじゃないかねえ…。

 

 「……愚痴ってても仕方ないし。他の人が誰も巻き込まれてない事を良しとするか」

 

 それが分かったのは僥倖だった。

 後は神様が早くそのゲームを終わらせてくれる事を祈ろう。

 というか祈る事しか出来ないよなあ………。

 

 

 

 〜〜シュテル視点〜〜

 

 …ユウキが次元震に巻き込まれ、この世界から姿を消してもう一週間。

 その一報は私達が訓練の短期メニューを行っている最中にもたらされたものでした。

 ユウキが同じ隊の者達と犯罪者を現行犯で押さえ、証拠の物品を押収している最中に次元震が発生し、ユウキは巻き込まれたとか……。

 

 「管理局員になった以上、事件に巻き込まれるのは有り得る事だと思っていましたが…」

 

 まさか次元震とは流石に予想外です。

 巻き込まれたのはユウキだけ…。

 

 「ユウキ…」

 

 ここに居ない彼の名前を私は呟きます。

 思い返してみればユウキと家族になってから、彼と長い間離れた事はありませんでしたね。

 

 「今は何処にいるんでしょうか?」

 

 最近はいつも同じ事しか考えていない気がします。

 何処に飛ばされたのか?無事なのか?帰ってこれるのか?

 彼の身を心配するあまり他の事が何も頭の中に入れる余裕がありません。

 それは私だけでなくレヴィ、ディアーチェ、ユーリも同じ様子です。

 

 「…この現状はかなり堪えますね」

 

 ユウキが居ないだけでここまで辛い思いをする事になるなんて…。

 私がかつてマテリアルだった頃にはこの様な感情を抱くなんて思ってもみませんでしたから。

 

 「ユウキ…」

 

 もう一度、彼の名前を呟きます。

 彼と共に生きたい…。

 彼と共に未来を歩みたい…。

 ずっと彼の側にいたい…。

 私にはそれだけで十分なんです。だから…

 

 「早く、帰って来て下さい…」

 

 そう願わずにはいられませんでした………。

 

 

 

 〜〜シュテル視点終了〜〜

 

 〜〜レヴィ視点〜〜

 

 「ユウ、大丈夫かなあ……」

 

 最初に聞いた時は信じられなかった。

 ユウが行方不明になったって…。

 『皆、ドッキリでも仕掛けて僕の事騙そうとしてるんだな』って思っていたけど。

 でもそれはドッキリでもなく本当の事だって知った時は凄く辛かった。

 

 『どうして!?どうしてユウが消えなくちゃならないの!!?』

 

 その時はずっとその事しか考えられなかった。

 ユウがいなくなったのは次元震に巻き込まれたからで別に誰のせいって訳でも無い。

 クロノは『捜索願を本局に提出したから、もし管理世界で見つかったならすぐに連絡が届くだろう』と言ってた。

 でも未だにユウが見つかったと言う連絡は届いていない。

 考えられるのは管理外世界にいるか、管理世界にいたとしても自分から連絡が出来ない様な状態に陥っているかの二通りらしい。

 もし、このままユウがずっと帰って来なかったら…

 

 「ううっ…」

 

 そんなのは嫌だ。

 ユウがいて、シュテるんがいて、ディアーチェがいて、ユーリがいて、メガーヌがいて、ルーがいる。僕のオリジナルであるフェイト達もいる。

 ユウ達と一緒に学校へ通って勉強して…帰ったらルーと遊んだりゲームしたりして自由気ままに過ごす。

 最近は管理局の訓練校にも通って、また色んな事を勉強し始める。

 それがもう当たり前になっていて…それでいてすっごく楽しい毎日をこれからも過ごせると思っていたのに…。

 

 「グスッ…」

 

 僕の目から涙が零れ出す。

 

 「ユウ…早く帰ってきてよ…寂しいよぅ……」

 

 部屋の隅で蹲りながら僕は声を殺して泣く。

 必死に堪えようとしても『ユウがいない』という事実が僕の目からどんどんと涙を溢れさせる。

 ユウの笑顔が好きだ。

 ユウと一緒にいる時間が好きだ。

 もっともっとユウと一緒にいたい。

 ユウと色んな思い出を作りたい。

 だからユウ、どうか無事でいて………。

 

 

 

 〜〜レヴィ視点終了〜〜

 

 〜〜ディアーチェ視点〜〜

 

 ユウキが消えた事は我等だけでなく、子鴉達も皆我が事の様に心配していた。

 全く…こうまで沢山の者に心配掛けるなど帰ってきたら色々言わんといかんな。

 というか我的にはユウキの身を心配してる者の大半が女というのは気に食わんがな。

 自覚せずに次々と……。

 

 「しかも年上、年下、同い年問わずに…」

 

 子鴉達と遭遇する前でさえ、身内のシュテル、レヴィ、ユーリがユウキに惚れていて、厄介だったというのに…。

 

 「わ、我の事だけを見てくれればよいものを…//」(ボソッ)

 

 自室で我はそう呟く。

 しかしその願いも今は叶わん。というかこのままユウキが帰って来なんだら、一生ソレが叶う事が無くなってしまう。

 

 「今頃ユウキも我等の事を心配してくれてるのだろうな」

 

 ユウキは家族の事を誰よりも大事にする奴だからな。レヴィに対しては少々甘いところがあるが。

 いや…我やシュテル、ユーリに対してもレヴィと同じで大抵の事は聞いてくれるし…。

 そのユウキがいないだけでこれ程感じる喪失感。

 いつの間にユウキの存在が我の中でここまで大きくなっていたのだろうな。

 

 「というよりも我にここまで心配させておるのだ。帰ってきたら一つぐらい我の言う事を聞いて貰うぐらいの見返りは求めてもバチは当たるまい」

 

 だから早く帰ってこいユウキ。

 この様な形で今生の別れになるなんていうのは我が絶対に認めんからな………。

 

 

 

 〜〜ディアーチェ視点終了〜〜

 

 〜〜ユーリ視点〜〜

 

 「はあ〜…」

 

 ユウキがいなくても世界は回るんですよねえ。…当たり前ですけど。

 私は自室の窓から空を見上げて溜め息を吐きます。

 時間は既に夜の9時。海鳴市の空は雲一つ見当たらない快晴で、輝いている沢山の星と綺麗な満月が見えます。

 

 「…ユウキはあの星の何処かにいるんでしょうか?」

 

 可能性としては有り得ない事ではないですよね。『ユウキが次元震によって飛ばされた先が何処か?』なんて誰にも分からないんですし。

 

 「…やっぱりユウキが居ないと物足りない…ですよね」

 

 私達を家族として迎え入れてくれ、この2年間共に過ごしてきた彼が突然消えた…。

 その現実は今、私達に重く圧し掛かっています。

 

 「…駄目ですね。どうしても嫌な想像ばかりしてしまいます」

 

 彼が戻ってこれない理由として…

 

 ・虚数空間に落ちてしまった。

 ・次元の狭間に落ちてしまった。

 ・私達みたいに平行世界に飛んでしまって帰る手段が無い事。

 

 …この3つならまだマシな方です。まだ彼が生きている可能性があるのですから。最悪なのは…

 

 

 

 ・彼が何処かで死んでしまった……。

 

 

 

 私達にとって絶対に有り得てほしくない結果。

 勿論、ユウキが死んでしまったなんて微塵も思ってはいません。

 …けど、絶対に無いとも言い切れない訳で…。

 

 「駄目ですね。弱気になってるからこんな事ばかり考えるんです」

 

 頭をブンブン左右に振って今まで想像していた事を振り払う。

 

 「ユウキは絶対に私達の元に帰って来る!そう信じて待っていればいいんです」

 

 自分で自分にしっかりと言い聞かせます。

 ユウキ…私もシュテルもレヴィもディアーチェもメガーヌもルーテシアも…そしてなのは達も貴方を待っているんです。

 だから早く戻って来て下さい。そしていつもと変わらない平和な日常を共に過ごしましょう………。

 

 

 

 〜〜ユーリ視点終了〜〜

 

 〜〜ルーテシア視点〜〜

 

 わたしはいま、ママとおふろからあがってかみをかわかしてもらってます。

 そしててれびをみていると、なかのよいきょうだいがうつっているばんぐみがやっていました。

 

 「ねー、ママ?」

 

 「なーに?ルーテシア」

 

 「おにーちゃんのおしごと、まだおわらないのかなあ?」

 

 てれびにうつっているきょうだいをみてわたしはママにきいてみました。

 

 「そうね。勇紀君は今、忙しいお仕事をしてるから帰ってくるのはもうちょっと先になるわね」

 

 ママのことばをきいてちょっとがっかりします。

 おにーちゃんのおなまえは『ゆうき』おにーちゃんといいます。

 いつもがっこーからかえってきたあと、わたしとあそんでくれて、おいしいおかしもかってくれたり、ときどきいっしょのおふとんでねたりするわたしのだいすきなひとです。

 おにーちゃんだけじゃありません。おうちには『しゅてる』おねーちゃん、『れびぃ』おねーちゃん、『でぃあーちぇ』おねーちゃん、『ゆーり』おねーちゃんという、よにんのおねーちゃんもいます。

 おねーちゃんたちもわたしといっぱいあそんでくれます。ママもいつもいっしょにいてくれます。

 それにくーちゃんやなみおねーちゃん、おにーちゃんたちのおともだちのおねーちゃんたちもみんな、いいひとばっかりです。

 みんなわたしのだいすきなひとたちです。

 さいきん、おにーちゃんはおしごとをはじめました。おねーちゃんたちもおしごとのおべんきょうををはじめました。

 ときどき、おにーちゃんはおしごとででかけるときがあるので、そのときはおうちにかえってくるのがおそくなります。そのときは、おそとでくーちゃんとおにーちゃんとわたしでいっしょにあそべないのがざんねんです。

 でもおしごとでつかれているのにおにーちゃんは、おうちでわたしとおえかきしたり、いっしょにてれびをみたりと、わたしといっしょにいてくれます。

 

 「おにーちゃん、はやくかえってきてほしいな。いっしょにあそんだり、おふとんでねたりしたい」

 

 「…そうね。勇紀君が帰ってきたらお願いしてみましょうね」

 

 「うん!!」

 

 ママはわたしのあたまをやさしくなでなでしてくれます。おにーちゃんやおねーちゃんたちも、よくわたしのあたまをなでなでしてくれます。

 わたしはなでなでされるのがだいすきです。だからおにーちゃんがおうちにかえってきてくれたときには、あたまをなでなでしてもらおうとおもっています。

 

 「ふあぁ…」

 

 ママになでなでしてもらってると、だんだんねむたくなってきました。

 

 「ルーテシア。今日はもう寝ましょうね?」

 

 「…うん」

 

 ママがわたしをだっこしておへやまではこんでくれます。

 おふとんのなかにはいると、おめめがだんだんとじていくのがわかります。

 おにーちゃん…はやくかえってこれるといいのになあ……。

 

 

 

 〜〜ルーテシア視点終了〜〜

 

 〜〜メガーヌ視点〜〜

 

 ルーテシアを部屋で寝かしつけた後、私は一人リビングに戻ってきた。

 シュテルちゃんもレヴィちゃんもディアーチェちゃんもユーリちゃんも相当に現状が堪えているわね。

 無理も無いかしら。私やルーテシアよりも勇紀君と一緒に居た時間が長いんですもの。

 私も彼が行方不明になったとシュテルちゃん達から知らされた時は我が耳を疑ったぐらいだし。

 この事を唯一知らないのはルーテシアだけ。

 ルーテシアにだけは心配掛けまいと皆、あの子の前では普段通りに振舞ってくれている。

 

 「…けれど、幼い娘に嘘を吐くのは辛いわね」

 

 あの子は勇紀君に凄く懐いているから、もし勇紀君が行方不明なんて事を知ってしまったらきっとショックを受けて泣き続けるでしょうし。

 シュテルちゃん達とも口裏を合わせて『勇紀君は今お仕事で遠くへ出掛けていてしばらくは帰ってこれない』と伝えている。

 それを聞いたルーテシアは若干寂しそうにしていた。

 勇紀君は私やゼスト隊長、クイントの命の恩人。彼に発見されるのが少しでも遅かったら今こうしてここにはいられないと思う。

 そうなっていたら幼いルーテシアを一人残し、今みたいな生活を送れなかったでしょう。

 

 「その恩人に対して何も返せないまま別れるのは…ねえ」

 

 彼は私達に見返りも何も求めてはいないけど、私としてはやはり彼には何かしらの形で恩返ししたいと思う。

 だから彼には無事に帰ってきてほしい。

 

 「どうか勇紀君が無事に帰って来れます様に…」

 

 今の私にはただ祈る事しか出来ない。でも祈るだけなら何処でも出来る。

 リビングから見える月に向かって私は目を閉じ、静かに祈るのだった………。

 

 

 

 〜〜メガーヌ視点終了〜〜

 

 「「「ご馳走様でした」」」

 

 「お粗末様でした」

 

 今日も俺が作った夕食(鰤っぽい魚を照り焼きにした)を食べ終え、俺は食器を洗う。

 相変わらず俺の世界の料理はグランツさん、アミタ、キリエには好評で、もう俺がフローリアン家の調理担当になっている。

 食器洗いもパパッと終えた俺は全員分のお茶を用意して皆に配る。

 こうしてのんびり過ごす時間は悪くない。

 

 「…ところで勇紀君。君の知り合いの人達は見つかったのかい?」

 

 ふとグランツさんに尋ねられた。

 そう言えば神様との会話で『俺以外にこの世界には飛んでいない』と聞いた事を言うのを忘れていたな。

 

 「それについては大丈夫です。どうやら俺以外はこの世界に来ていないみたいですので」

 

 「そうなのかい?よく分かったねえ」

 

 「まあ、空飛んで探し回ってましたから。一通りこの世界は回りましたし、街や村には見知っている顔は居ませんでしたので」

 

 実際はそこまで飛び回っていないけどな。この星、少なくとも地球よりは大きいだろう。

 一週間かつ半日の探索で、そこまで見回る事なんて出来ない。

 

 「だから別世界にいるか…巻き込まれたのは俺だけっていう可能性が高いですね」

 

 ズズ〜とお茶を啜り

 

 「だから俺がする事と言えば、元の世界に帰る方法を模索する事ですね」

 

 『ふぅ〜』と一息吐いて言葉を発する。実際には神様版ジュ〇ンジが終わるのを待つだけなんだけどさ。

 

 「「っ!!」」

 

 そんな俺を見るアミタとキリエ。何で驚くよ?

 

 「ゆ、勇紀さん…帰っちゃうんですか?」

 

 「いや、そりゃあね」

 

 「で、でも帰れないんでしょ?」

 

 「うん。だからと言って諦めた訳じゃないけどな」

 

 待つだけの問題だからな。神様のゲームが終われば『他世界へ転移が出来ない』という強制力も失われ、自分の世界に転移出来る様にもなるだろうし。

 地球もしくはミッドの座標設定に関してはダイダロスに任せる事になるだろうけど。

 ただ、俺が『帰る事を諦めていない』というと何か気落ちした様子だ。

 

 「アミタ、キリエ。勇紀君にも私達みたいに帰るべき((場所|いえ))があり、待ってくれている((人達|かぞく))がいる。二人の我が儘で彼に迷惑を掛ける様な事をしてはいけない」

 

 「「……はい」」

 

 返事はするが元気無いな。

 

 「まあ、今すぐにって訳じゃないけどな。それが明日になるか1月先になるか、もっと先かは分からないけど……いずれにせよいつかは帰る事になる。それまではここでお世話になるから」

 

 神様の『もう少し』って感覚が俺達人間と同じかは分からないからな。

 

 「それに俺達はもう友達だろ?もし困った事があったらまた助けにでも来てやるから」

 

 「「……むう〜」」

 

 アレ?二人の機嫌が少し悪くなったけど何でだ?

 

 「ふむふむ。君も随分二人に好かれたみたいだし、どうだい勇紀君?二人のどちらか…もしくは二人を将来君の嫁にでもしてみないかい?」

 

 「「は、博士!!////」」

 

 突如顔を赤くして大声をだす二人がいた。

 

 「何言ってるんですか?二人に失礼ですし、俺なんかより良い相手だってきっと見付かりますって」

 

 「「…うう〜〜……」」

 

 更に機嫌が悪くなっちゃった!?

 

 「ハッハッハ。まあ確かに今の君にはまだ早い話だね(いつの間に二人にここまで好意を抱かせたのか…これは彼の素質なのかねえ?)」

 

 笑いながら興味深そうに俺の事を見てくるグランツさん。

 

 「まあ、『二人のうちどちらか…もしくは二人共嫁に欲しい』と君が言うなら私は二つ返事でOK出すからね」

 

 「二つ返事で…って、そんな簡単に…」

 

 「あくまで相手が『君』の場合だけだよ。これが他の男ならもっと慎重に判断するが君の事はこの1週間で大体理解したつもりだからね。君なら安心して任せられるという訳さ」

 

 グランツさんの返答を聞いて俺は呆れる事しか出来なかった。

 そこまで信頼してくれてるのは嬉しいけどさ。

 第一、『二人共求める事』を認めるって親としてはどうなのさ?

 エルトリアでは一夫多妻制でもあるのか?

 

 「まあ、決めるのは君自身だし強制する気は無いさ。でも二人が生き遅れるのも忍びないし、親としてはやはり心配なのだよ。二人には幸せになって貰いたいからね」

 

 その言い分は親としてはもっともなんでしょうけどね。

 

 「ま、将来の君の『嫁候補』とでも考えてくれたらいいさ」

 

 いえ、二人の意見ちゃんと聞いてから決めましょうよグランツさん………。

 

 

 

 〜〜キリエ視点〜〜

 

 あれから皆自室に戻って私ものんびりとしている。でも…

 

 「うう〜〜〜…////」

 

 博士が言ってくれた言葉をやたらと意識してる自分がいた。

 『エルトリアとは違う世界からやってきた』って言う勇紀。私とお姉ちゃんが『ギアーズ』だっていう普通の人間と違う子供だって知っても(博士が勝手に言っちゃった)、顔色一つ変えずに接してくる男の子。

 彼が来て1週間の間に料理を始めとする家事のやり方を教えて貰ったり、外で遊んだり。

 家の周りには何も無いけど彼のレアスキル?っていう能力で何も無い所から物が出てきたのをこの目で見た時はビックリした。

 それでキャッチボールっていうのをしたり、バドミントンっていうのでお姉ちゃんと競ったりと、勇紀の世界の遊びは凄く新鮮で楽しかった。

 私とお姉ちゃん以外の同年代の子で初めての友達。

 …でも今は((友達|・・))というのに納得出来ない自分がいる。一週間前はこんな事無かったのに。

 逆に博士が言った

 

 『将来君の((嫁|・))にでもしてみないかい?』

 

 この言葉を聞いた時、凄く恥ずかしい…………でも嬉しい気持ちが沸いてきていた。

 このセリフでいつの間にか『勇紀の事を好きになってたんだ』って自覚させられちゃったなあ…。

 なのに勇紀ったら…

 

 『何言ってるんですか?二人に失礼ですし、俺なんかより良い相手だってきっと見付かりますって』

 

 なんて言うんだもん!

 お姉ちゃんも私と同じでこの言葉には不満そうに唸っていた。

 こんなにも可愛い((美少女|わたし))(博士は可愛いってよく言ってくれるから自称しても良いよね?)に対してあの返事は納得いかない。

 ……決めた。

 勇紀は私が絶対に堕としてやるんだから!!

 お姉ちゃんにも渡さない!!

 自分の世界に帰るのが惜しくなるぐらい私の虜にして見せるんだから!!

 

 

 

 〜〜キリエ視点終了〜〜

 

 〜〜アミタ視点〜〜

 

 「はう〜…////」

 

 自室に戻って来た私は自分でも分かるぐらいに顔が赤くなっていると思います。

 原因は博士が言った一言…

 

 『将来君の((嫁|・))にでもしてみないかい?』

 

 これです。『嫁』って『お嫁さん』の事ですよね?

 『お嫁さん』というのは以前読んだ本の知識で知っています。

 確かす、すす、好きになった殿方の元に嫁ぐ事だとか。

 

 「ゆ、ゆゆ、勇紀さんのお、『お嫁さん』ですか……////////」

 

 だ、駄目です。考えただけで頭がフラフラします。

 で、でも全然嫌な気持ちはしてなくてむ、むしろ嬉しいと言うか…。

 

 勇紀さんが家に来たのは一週間前で、私達の親である博士を凶暴な魔獣から救ってくれたらしいです。

 当初は私もキリエも大いに喜びました。初めてのお友達が出来たからです。

 家事もそつなくこなして女としてのプライドが崩れそうになりましたが、勇紀さんの世界の料理や味付けが上手くなる方法など物凄く勉強になる事ばかりで私は彼と一緒に料理を作るのが一日の楽しみになっていました。

 基本、彼は午前中か午後のどちらかに、この世界に飛ばされているかもしれないという仲間の人を探しに行くのですが、それでもお昼前もしくは夕方には戻ってきて、午後から一緒に居る場合は私やキリエと一緒に遊んでいます。

 そして今日の夕食後、勇紀さんが帰る……そう聞いた時は胸に締め付けられるような痛みが襲ってきました。

 …そうですよね。勇紀さんにも家族がいます。そして家族の方々も勇紀さんの身を心配している筈ですし。

 ただ、その後博士が言った言葉に対し勇紀さんは

 

 『何言ってるんですか?二人に失礼ですし、俺なんかより良い相手だってきっと見付かりますって』

 

 なんて言ったんです。

 この一言に私は『むっ!』ときました。

 私(とキリエ)はこんなに動揺してるのに何事も無いかの様にサラッと言った事につい反応してしまいます。見た所、私達と違って動揺したりもしていない様ですし。

 ……何だか不公平です。少しは動揺する姿を見せてくれてもいいと思います。

 それからトントン拍子で話が進み、今は皆自室に戻って冒頭に戻る訳ですが…。

 

 「…よく考えれば勇紀さんにはお世話になりっぱなしですねえ」

 

 私達と遊んでくれたり家事をしてくれたり…。

 それに博士がエルトリアを『死蝕』から救う研究に必要な素材があると言われると、代わりに取って来てくれたり魔獣退治もしたりと、本来なら『ギアーズ』である私達が行う事を彼はしてくれています。

 何だか申し訳無く思います。彼は別世界の人でこの星を救う義理なんて無い筈なのに嫌な顔一つもしないで。

 

 「…このまま彼に甘える訳にもいきませんよね」

 

 ……決めました!勇紀さんが帰った後、私が博士のお手伝いを出来る様に勇紀さんに色々と教えて貰いましょう。

 まずは家事から。そしてあわよくば魔獣退治なんかも出来る様に戦い方なんかも教えて貰って…。

 そう思うと私の心に火が灯り、スイッチが入ります。

 ひょっとしたら反対されるかもしれませんが、気合と根性で押し切ってみせます!!

 明日からの私の行動方針を決めた所で眠気が出始めたので私は布団の中に潜り込みます。

 布団に潜ると一気に睡魔が襲ってきたので私はそのまま意識を手放してしまいました………。

 

 

 

 〜〜アミタ視点終了〜〜

 

-2ページ-

 〜〜おまけ〜〜

 

 〜〜亮太視点〜〜

 

 僕と椿姫は本局の鳴海少将に呼ばれた。

 呼ばれた理由は『この世界で行方不明になった勇紀の居場所を教えてくれる』との事だ。

 鳴海少将のいる部屋に到着し、初対面同士の鳴海少将と椿姫が挨拶をした後、神様から事の顛末を聞いた。

 

 「…つまり勇紀は無事なんですね?」

 

 『ああ、元気にエルトリアで過ごしているよ』

 

 その言葉を聞いて僕と椿姫はホッと胸を撫で下ろす。

 勇紀が無事でいてくれて良かった。

 彼が居ないだけでシュテルさん達や高町さん達は傍から見ても分かるぐらいに元気が無かったからね。

 

 「それで神様。勇紀はいつ帰ってくるのかしら?」

 

 『神様版ジュ〇ンジももう終盤だ。このゲームが終わり次第、彼をすぐ地球に転移させるよ』

 

 「そう…」

 

 それから少し雑談してから僕と椿姫は部屋を後にする。

 …けど部屋を出た後も僕と違い、椿姫の表情は若干曇ったままだ。

 

 「勇紀が心配かい椿姫?」

 

 「ええ、凄く心配だわ」

 

 「でも神様は無事だって言ってたじゃないか」

 

 「……それでも心配なのよ勇紀が…」

 

 椿姫…

 

 「勇紀がエルトリアでちゃんとフローリアン姉妹を堕としているかもう心配で心配で…」

 

 椿姫ぇ…

 こんな時ぐらい純粋に勇紀の身を案じてあげようよ。

 椿姫の一言で僕は溜め息を吐かずにはいられなかった………。

 

 

 

 〜〜亮太視点終了〜〜

 

-3ページ-

 〜〜あとがき〜〜

 

 ルーテシア視点は平仮名ばっかりで読み難いかもしれませんがご了承願います。

 それとキリエの決意もアリサと似た様な文になっちゃいましたがこちらも気にしないで頂けたら幸いです。

 

説明
神様の手違いで死んでしまい、リリカルなのはの世界に転生した主人公。原作介入をする気は無く、平穏な毎日を過ごしていたがある日、家の前で倒れているマテリアル&ユーリを発見する。彼女達を助けた主人公は家族として四人を迎え入れ一緒に過ごすようになった。それから一年以上が過ぎ小学五年生になった主人公。マテリアル&ユーリも学校に通い始め「これからも家族全員で平和に過ごせますように」と願っていた矢先に原作キャラ達と関わり始め、主人公も望まないのに原作に関わっていく…。
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コメント
椿姫の粘着ぶりがいい加減ウザく見えてきた。でも実際、ヒロインの皆さん落ちるの早すぎてほんとにチョロイン化してる気がせんでもない・・・(海平?)
新たなチートは「一夫多妻制」「修羅場回避」「絶倫」あたりだな。ハーレム的に。(匿名希望)
ヒロインたちが心配している中フラグを建てるこの主人公。まあ、本人に建てている自覚なんて無いのでしょうけれど。(chocolate)
まあ、最終的には椿姫も落ちるんだろうな・・・(匿名希望)
椿姫ぇ・・・にしてもルーテシアが可愛いなぁ〜(匿名希望)
原因は神様か!!なにしとる。そして、嫁候補がまた増える。フラグメーカーは伊達じゃない!!(Fols)
心配するな椿姫、ちゃんと堕としてる(人吉善吉)
もしギアーズ組が地球にきたらまたバカ三人組がうるさいんだろうなぁ… (xiel)
なのは達の視点も用意してほしかった(匿名希望)
最早色々ちょろすぎワロタwww(神薙)
なんか、アミタとキリエの嫁入りフラグが立ちましたね。この二人と何時か邂逅する事になる勇紀ラヴァーズが何を起こすのか楽しみです。(俊)
ギアーズもすでに攻略・・・・・・あんたぁ。フラグ√一直線ですねぇ。ホント。(黒咲白亜)
もう堕ちたw(tenryu)
何だかんだで実は心配していた椿姫。だから鳴海少将の所に行ったと勝手に予想(ohatiyo)
最後の最後で台無しだよ椿姫www(氷屋)
堕としているかを心配するかな……勇紀なら堕とすって、判りきっているのに?(FDP)
結構感動してたのに、最後の椿姫で感動が吹っ飛んだww(jun )
椿姫いつも通りwww(カケェ)
↓ Indeed [確かに] / それは、アミタ&キリエが彼にどのようアプローチするか興味深いものになる / だけでなく 彼は神から与えられた願いを どのようそれを使用するかも(deltago)
椿姫はいつもどおりだなwww(エルル)
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