仮面ライダー 打ち砕け! 暗黒魔術師の野望 32
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装甲怪人ワニマジロ Bパート

 

 

(ル・ル・ル〜ルルルルッ!『アイキャッチ 新二号』)

 

少年仮面ライダー隊本部。 一文字と滝は正体を現した敵ワニマジロと

 

にらみ合っていた。

 

一文字隼人

「まさか、改造人間だったとはな・・・」

 

滝和也

「なんてせこい奴だ! 子供の姿で俺達に近づき不意を突こうとするなんて!」

 

ワニマジロ

「俺様の正体を見破った事は褒めてやろう だが、てめえらではこの俺様には勝てない! かかれっ!」

 

すると・・

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!」

 

どこに潜んでいたのか戦闘員達は姿を現し、滝と一文字に襲い掛かってきた。

 

彼らは襲い掛かる戦闘員達に向かっていく。

 

一文字隼人

「セアッ! セアッ!」

 

(バシッ! バシッ! バキッ!)

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!」

 

一文字は襲い来る戦闘員を殴り払い、

 

滝和也

「おらっ! ふんっ!」

 

(バシッ! バシッ!)

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイイッ!」

 

滝は戦闘員を蹴り飛ばしていく。

 

ワニマジロ

「チッ! 役立たずどもが! 覚えていろよ!」

 

ワニマジロは外に出ると本部の前に止めてあった車に乗り込み

 

逃亡を図った。

 

一文字隼人

「待てっ! 滝 ここは任せたぞ!」

 

滝和也

「分かった!」

 

一文字はそういうと外までいき、バイクでワニマジロの乗った車を追跡し始めた。

 

奴にとって有利な場所に誘い込まれているとはしらずに・・・・

 

(ブオオオオオオオオン!)

 

ワニマジロ

「グワングワングワン! 追ってきているな・・・ようしこのまま、湖まで

案内してやる」

 

そして湖に着くと、車から戦闘員、そしてワニマジロが降りてきて

 

一文字隼人に襲い掛かってきた。

 

一文字隼人

「セアッ! セアッ!」

 

一文字隼人は襲い来る最初の戦闘員の攻撃を受け止め、カウンターを

 

決める。

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイイッ!」

 

そして、次に襲ってきた戦闘員の攻撃も受け止め、地面に叩き付けた。

 

一文字隼人

「はっ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!」

 

今度はロッドを持った戦闘員が襲い掛かってきたので、その戦闘員の攻撃を

 

受け止める。

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!?」

 

一文字隼人

「ふんっ!」

 

そして武器を取り上げ、次々襲い掛かってきた戦闘員達をなぎ払っていった。

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイイイイイイイイッ!」

 

そして、戦闘員をあらかた倒すと、ワニマジロと戦う為、変身することにした。

 

一文字隼人

「フンッ!」

 

(ピュイイン!)

 

彼は両腕を右の方向に水平に出し、ポーズをとる

 

そしてゆっくりと弧を描きながら、両腕を今度は左側に持って行って

 

左手の拳を天に向け、右手を左に向け拳を握る。

 

そしてそれと同時に彼の腰に真紅のベルトが現れ

 

一文字隼人

「変・・・身ッ!」

 

するとベルトに描かれていたライダーマークのシャッターが開き

 

中から風車が顔を現した。

 

一文字隼人

「トオオッ!」

 

それと同時に彼は高く跳び上がり、ベルトの風車から出る凄まじいエネルギーを

 

浴びると仮面ライダー二号に変身して、着地した。

 

(ピュイイン!)

 

(挿入曲:ライダーアクション)

 

ワニマジロ

「変身しやがったか! だが、それでいい 油断されてあっけなく倒されては俺様の性能をテストした意味がねえからな!」

 

仮面ライダー二号

「やはり、あの事件は貴様の仕業だったのか! なぜ子供の姿で俺に近づいた!?」

 

ワニマジロ

「決まっている! 仮面ライダーの弱点は心の優しさだと分かったからだ!

グワングワングワン!」

 

仮面ライダー二号

「心の優しさだと?」

 

ワニマジロ

「そう・・・子供の姿ならお前も疑う訳がないと思ったが、まさか見破られるとは

な・・・ますます殺しがいがある!」

 

仮面ライダー二号

「人の優しさを踏みにじるとはっ! ならますますお

前の様な邪悪な怪人を見過ごすわけにはいかない!」

 

ワニマジロ

「グワングワングワン! ならかかってこい!」

 

ワニマジロが挑発すると、二号はワニマジロに殴りかかっていく。

 

仮面ライダー二号

「セアッ! セアッ!」

 

しかし

 

(ボゴッ! ボゴッ!)

 

仮面ライダー二号

「なっ!?」

 

なんと装甲が堅いからか攻撃が効いていないみたいだ。

 

ワニマジロ

「なんだ? 蚊でも止まっていたのか?」

 

仮面ライダー二号

「なんて堅い装甲だ 俺のパンチが効かないっ!?」

 

ワニマジロ

「今度は俺様の番だ! グワングワングワン!」

 

(ゴオオオオオオオッ!)

 

仮面ライダー二号

「ハッ!」

 

なんと口から火炎放射をワニマジロは吐き出し、二号は間一髪攻撃を回避する。

 

そして・・・

 

仮面ライダー二号

「セアッ! セアッ!」

 

(バシッ! バシッ!)

 

ワニマジロ

「グワワワン!」

 

ワニマジロに連続蹴りをくらわせ、ダメージを与えていく。

 

仮面ライダー二号

「フンッ! フンッ!」

 

(バキッ!バキッ!)

 

そして二号ライダーはパンチでワニマジロの関節部分を狙うが・・

 

仮面ライダー二号

「うっ!? ここも堅い」

 

ワニマジロ

「甘いぞ! そこを狙うことも既に想定済みだ!

そして、受けてみろ! 対ライダー用に生み出した俺の必殺技を!」

 

仮面ライダー二号

「何ッ!? 必殺技だと!?」

 

ワニマジロ

「そうだ グワワアアアアアン!」

 

ワニマジロはいきなり仮面ライダーの様に高くジャンプすると、空中で球体になり、

 

彼に向かっていった。

 

ワニマジロ

「砲弾スクリュウウウウウボオオオオオオオル!」

 

仮面ライダー二号

「はっ! フンッ!」

 

(ドゴオオオオオオオオオオン!)

 

ライダーは何とか攻撃を交わしたが、衝撃でダメージを負い、そしてワニマジロが

 

攻撃してきた地点には巨大なクレーターができていた。

 

もし直撃していたら、身体がバラバラになっていたかもしれない。

 

仮面ライダー二号

「な、なんて威力だ・・・」

 

ワニマジロ

「ちっ! もう一度おみまいしてやる! グワングワングワン!」

 

仮面ライダー二号

「何のっ! トオオッ!」

 

ワニマジロとライダーは同時に跳び上がり、ワニマジロは砲弾スクリューボール

 

の体制にそしてライダー二号は怪人の技を破り、自身のもつ最強のキック

 

を放つ為に空中で回転しだす。

 

ワニマジロ

「砲弾スクリュウウウウウボオオオオオオオル!」

 

仮面ライダー二号

「ライダアアアアアアアアア・卍キイイイイイイイイイイイック!」

 

(ドゴオオオオン!)

 

それぞれの技が空中で激突し、激しい爆発が起こった。

 

そして・・・・

 

仮面ライダー二号

「うわあああっ!」

 

何と二号が力負けし、そのまま後方にあった湖に落ちてしまう。

 

ワニマジロはその場に立ち、勝利の雄叫びを上げ始めた。

 

ワニマジロ

「グワングワングワン! 勝ったぞ! 仮面ライダー二号はこの俺、

ワニマジロが倒したぞ! 後は暗黒魔術師のいる世界までいき、本郷

猛をこの俺が始末してやる そういえば、奴はショッカーの大幹部ど

もを復活させたらしいが、果たしてライダーなんかに倒された負け犬

どもが役に立つのか?」

 

ワニマジロはそういうと、車に乗り込み、ゲルパー薬のある工場までいった。

 

その場に誰もいなくなると、湖からライダー二号が上がってきた。

 

そして彼は本来の姿、一文字隼人に戻る。

 

一文字隼人

「行ったな・・くそっ・・・なんて奴だ ライダー卍キックも効かないなんて

あのまま戦っていたら俺は完全に倒されていた・・・それに奴の話からどうやら

本郷の奴は無事のようだが、ショッカーの大幹部達がその世界で復活したとしたら、

本郷が危ない!」

 

一文字はそういうと一度本部へと帰ることにした。

 

その頃滝から事情を聞いた立花藤兵衛とライダーガールズ、そしてナオキ、ミツルは

 

驚愕した顔をしていた。

 

立花藤兵衛

「まさか、あの坊やがゲルショッカーの改造人間だったなんてな・・・」

 

ナオキ

「ごめんなさい会長。僕達がしっかりしていればこんな事には・・」

 

ミツル

「まさか罠だったなんて・・・」

 

ナオキとミツルは落ち込む。無理もない。罠だと気づかず、ゲルショッカーが

 

少年を追いかけ回していると通報したのは自分達なのだから・・・

 

ユリ

「あらナオキ君達は悪くないわよ。悪いのはナオキ君達を利用したゲルシ

ョッカーよ」

 

滝和也

「それよりも心配なのは隼人の方だ 化け物を追って外に出たが

あいつは無事なのか・・」

 

その時、本部に一文字がずぶ濡れの姿で入ってきた。

 

(ガチャン・・・)

 

一文字隼人

「やあ皆。無事か?」

 

チョコ

「隼人さん!? ど、どうしたのよ? ずぶ濡れになって!」

 

立花藤兵衛

「一体何があったんだ?」

 

一文字隼人

「恐ろしい敵でしたよ。あのワニマジロって言う怪人。 途中で仮面ライダー

が助けに来てくれましたが、奴の砲弾スクリューボールの前ではライダーのライ

ダーキックも歯が立ちませんでした」

 

滝和也

「何ッ!? ライダーが負けた!?」

 

ナオキ

「じゃあライダーは死んじゃったの?」

 

一文字隼人

「いや死んじゃいない。俺もライダーも死んだふりをしてなんとか助かったんだ」

 

隼人からそう言われると

 

ミツル

「よ、良かった」

 

ナオキ

「もう〜びっくりさせないでよ〜隼人さん」

 

一文字隼人

「それよりもおやっさん。」

 

立花藤兵衛

「何だ?」

 

一文字隼人

「これからすぐにワニマジロの後を追います。どうやら奴の行く世界には

本郷がいるようです。」

 

立花藤兵衛

「何ッ!? 猛は無事だったのか!?」

 

一文字隼人

「ええ・・・どうやら奴らはその世界でショッカーの大幹部達を復活させたらしい

んです。 本郷を助けにいかないと」

 

滝和也

「何だって!?」

 

立花藤兵衛

「奴らが!?」

 

一文字隼人

「ゲルパー薬もショッカーの大幹部が行う計画に必要なんでしょう 手遅れになる前に何としても止めなくては・・」

 

滝和也

「俺もいくぞ!隼人」

 

一文字隼人

「いや滝。お前はここに残れ」

 

滝和也

「け、けどよ!」

 

一文字隼人

「お前までいなくなったら戦う力のないあの子達がゲルショッカーに狙われる可能性がある あの子達を守れるのはお前だけなんだ」

 

一文字は少年ライダー隊のナオキとミツルをみる。確かにライダーがいなくなった

 

らまっさきに少年ライダー隊の少年がゲルショッカーの標的にされるかもし

 

れない。

 

事実、ゲルショッカーにとって少年仮面ライダー隊は仮面ライダーの次にやっかい

 

な存在なのだから。

 

この子達を守れるのは滝と立花藤兵衛だけだった。

 

一文字隼人

「計画を阻止したら、すぐにこの世界に帰ってくる。頼む滝・・・おやっさん」

 

一文字は滝に深々と

 

滝和也

「・・・分かった 隼人」

 

立花藤兵衛

「死ぬなよ。必ず生きて帰ってこいよ」

 

一文字隼人

「はいっ! おやっさん 滝 皆 行ってくる」

 

一文字はそう言うとそのままバイクで△△山まで向かう。

 

そこではワニマジロの指揮の下、ゲルパー薬を積んだ物と思われる

 

箱を戦闘員が運んでいたのだ。

 

ワニマジロ

「早くしろよ!これはゾル大佐と地獄大使の『怪人塾』

計画に必要な物だ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!」

 

その様子を隼人は隠れた場所でみていて、敵の目的を知る。

 

一文字隼人

「やはり、ゲルパー薬は何かの計画に必要な物だったのか

それにゾルと地獄大使だとっ!? ワニマジロの言う通り奴ら

別の世界で蘇っていたのか? それに『怪人塾』とは一体・・・

そうか・・奴らの計画が何か分かった!」

 

一文字はそういうとこっそりと戦闘員に近づき、そして・・・

 

一文字隼人

「フンッ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!?」

 

戦闘員は何が起こったか理解できず、そのまま気絶すると一文字に覆面と服を

 

はぎ取られてしまう。

 

一文字隼人

「悪いな。ちょっと貸してもらうぜ」

 

一文字は戦闘員に化けると、ワニマジロの所までいき、整列すると

 

ワニマジロが何か説明をしだした。

 

ワニマジロ

「いいか戦闘員ども! 俺様達はこれから、暗黒魔術師のいる世界までこの

ゲルパー薬を運び出す。これから暗黒魔術師が向こうの世界に続く扉を開く。

俺様達はそこを通って向こうまでいく。これは『怪人塾』計画に必要な

ゲルパー薬だ。もし、これが使い物にならなくなったらお前達の命はない。

それだけはいっておく」

 

(バリバリバリッ!)

 

その時、彼らの前の空間に穴が開く。どうやらこれが扉のようだ。

 

ワニマジロ

「よし! 出発だ!」

 

ゲルショッカー戦闘員

「ギイッ!」

 

戦闘員はワニマジロの案内の元、その穴へと入る。その中に一文字がいるとも知

 

らないで・・・

 

果たして一文字はゲルショッカーの野望を阻止できるのか?

 

そしてワニマジロのいう『怪人塾』とは一体なんなのか!?

 

つづく

 

我らの仮面ライダーを狙うゲルショッカー三国時代支部が送った次なる使者

は催眠怪人イルカリラ ゾル大佐と地獄大使は暗黒魔術師の計画に従い、この

怪人を使って子供達に殺人教育を施そうとしている。果たして仮面ライダーはこの

計画を阻止し、子供達を助けることができるのか! 次回「イルカリラ 恐怖の怪人

塾」にご期待下さい。

説明
戦闘員から追われていた少年元慈を助けた一文字隼人と滝和也。
しかしそれは少年に化けた左慈の罠であった。危うく罠にかかりそうになるが、一文字と滝はその少年が敵である事に気づき、そして左慈は怪人ワニマジロとしての正体を現すのであった。
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コメント
いいえ、うちは基本的に昭和ライダーをベースにしておりますので、V3は最初から正義の味方として登場させます。(T−REX)
俺も話に聞いた程度ですが、NEXTだとV3はショッカーに改造された人間で最初は悪人で終盤あたりでようやく正義に目覚めただったかな(BLACK)
NEXT仕様といいますと・・・・?(T−REX)
隼人も行くか。しかしそうなるとV3はNEXT仕様になるのか?(BLACK)
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仮面ライダー 真・恋姫†無双 一文字隼人 滝和也 立花藤兵衛 少年仮面ライダー隊 ライダーキック ゲルショッカー ゲルパー薬 左慈 

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