魔法少女リリカルなのはSts前日譚 ダメ人間の覚悟
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俺は次の研究所に『飛雷神の術』でドゥーエ達が居るところまで飛んだ、じゃけどドゥーエ達は集合場所にはおらんかった。

 

マダラ「?・・・・ハル、ドゥーエ達はどこへ行った?」

 

ハル『ドゥーエ達なら先に中に入って調査をするとのことだよ、元々クアットロ以外の二人は潜入向きだからね・・・・・・だが妙な事にドゥーエ達からの通信が来ないんだ』

 

マダラ「何だと?」

 

通信が入らない・・・・ジャミング・・・なわけがない、現にこうして俺が通信しとるんじゃけぇ、なら・・・・・・通信が出来ん状態になっとるって事か?

 

マダラ「ハル、そっちにチンク達は戻ったか?」

 

ハル『あぁ、みんな無事に戻って来たよ』

 

マダラ「ならば俺は中に入りドゥーエ達と協力して破壊する」

 

ハル『了解した、こっちの事は心配しなくていいよ』

 

俺は通信を切ると研究所の中に入って行った、中からはすでに警報らしい音が鳴り響いていて煙も立ち上っていた。

 

マダラ「これは発見されたと見て間違いないな」

 

俺は研究所内を走りながら観察をしていきドゥーエ達を探して行った。

 

するとある一室から話し声が聞こえてきた、どーやらサーバールームみたいな所らしい。

 

研究員1「おい、アノ侵入者2人あのシャークとウルフ、それとあの3体のキメラモドキと互角に渡り合ってないか?」

 

研究員2「いやよく見てみろ、流石に5対2だぞ?シャークとウルフを相手にしている奴はもうやられる寸前だし、3体とやり合ってる奴も時間の問題だろ」

 

マダラ(2人?ドゥーエとクアットロとセインの内誰かが戦っとるんか?)

 

俺はそのまま部屋に入ると研究員に気付かれる前に2人を気絶させ、中の端末を弄って情報を抜き取りついでにプロジェクトなんかも早目に調べた。

 

マダラ(どーやらここもさっきの研究所と同様に基本遺伝子の研究をしとるようじゃけど・・・・・・ここは他の生物の遺伝子をやっとるんじゃの)

 

中には興味深いのがあり、『人型キメラ』やら『人造移植』等があり、しかも中には『愛玩キメラ』とありそれは自分達がこの隔離されたも等しい施設での色々と溜め込んでいるものを『処理』する為に作った、謂わば自分達為だけの・・・・いかがわしい『色々と遊ぶキメラ』を作っていたらしい。

 

マダラ「・・・・・チッ、アホ共が!」

 

その中にも目を引くものがあり、『特殊融合・変身キメラ』なんてのもあった、しかも最悪な事にこの研究所はあともうちょいで爆発するようセットされとった。

 

なんとかして爆破を止めようとしたんじゃけど外れることは無理じゃった、すると俺は背後に気配を感じたのでヤクモからリコに変え、ハンドガンで振り向きながら構えた。

 

マダラ「誰だ!?」

 

セイン「ひゃぁ!わ、私だよ!セインだよぉ!!」

 

どーやらセインが俺の背後に立った犯人らしい。

 

マダラ「何だお前か・・・ということは今戦っているのはドゥーエとクアットロか?」

 

セイン「っ!?そーだよ!それを知らせに行こうとしてとお・・・・じゃなかった、マダラを見つけたんだよ!」

 

成程ね・・・・・つまりドゥーエとクアットロはセインを逃がす為に囮となったんか。

 

マダラ「ならば早く行くとしよう、ここでの作業は終わった所だ」

 

セイン「そうだね、こっち!」

 

俺はセインに連れられドゥーエとクアットロが応戦している部屋に向かって走っていった、ただ俺はあの研究員が言ったシャークとウルフ等の事を調べ忘れていた。

 

ちなみに行く前にさっきの二人の研究員を『神威』で吸い込んでおいた。

 

俺とセインは闘技場のような場所に着いた、そこにはドゥーエとクアットロがここの研究所が放った生物兵器的な奴相手に苦戦しとった。

 

セイン「ドゥーエ!連れて来たよ!」

 

ドゥーエ「あら、意外と早かったじゃない・・・・・ただもうちょっと早かったら嬉しかったんだけどね」

 

クアットロ「まったく甘ちゃんが二人でのんびりしてんじゃないわよ!」

 

セイン「何ですってぇ?!」

 

マダラ「・・・・・・・・・」

 

俺はドゥーエ達の言葉に答え取る暇がないくらい今は驚いちょる、なにせ目の前にはまさかこの世界でお目にかかるとは思わんかった奴等がおるんじゃけぇの。

 

おそらくこいつ等があの研究者たちが言っとったシャークとウルフなんじゃろぉけど、コイツ等は明らかに『BLEACH』のキャラ・・・・しかもあの十刃の上位の二人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『コヨーテ・スターク』と『ティア・ハリベル』の二人と『ティア・ハリベル』の部下のトレス・ベスティアと呼ばれた、『アパッチ』と『ミラ・ローズ』と『スンスン』、そんで『コヨーテ・スターク』の相方の『リリネット』がおった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハリベル?「・・・・・新たな侵入者か?」

 

スターク?「のようだな、あぁ〜あさっさと終わらしたいんだけどなぁ」

 

ハリベルたちは俺が来たことを知るとドゥーエ達から離れた、一応は警戒しとるってことか?しかもアイツ等の武器は原作同様刀を持っとった。

 

マダラ「・・・・・・大丈夫か?」

 

ドゥーエ「えぇなんとかね、でもコイツ等実験段階らしいんだけど相当強いわよ」

 

クアットロ「私なんてそもそも戦闘向けじゃないんだから、やれっこないわよあんなの」

 

俺はハリベルっぽい奴等をよく観察したら、破面の特徴的な仮面の一部が何処にもなかった、来ている服装も管理局のモノっぽい物を着とるし。

 

マダラ(やはりこいつ等は『BLEACH』と似て非なる奴等か?)

 

俺はここに来る途中で調べた端末であった『融合・変身キメラ』もしくは『人型キメラ』なんてのはコイツ等の事じゃったのかもしれんということを直感した。

 

マダラ(となるとハリベルは『シャーク』でスタークは『ウルフ』になるんか?だが油断は出来ん、クアットロはまだしもドゥーエの戦闘力はハルの話では決して低いものでは無いらしい)

 

俺はドゥーエ達を自分の所まで呼んで、耳打ちした。そして作戦を告げ皆は所定の位置に着いた。

 

ウルフ「・・・・・あー、アンタが俺達の相手って訳か?」

 

マダラ「そうだが、何か不満か?」

 

ウルフ「不満って訳じゃないけど、出来れば俺は戦いたくないんだよな・・・・・疲れるしさ」

 

マダラ「それはこちらも同じことだ・・・・・・が、そっちの奴はそう思ってないようだが?」

 

シャーク「当たり前だ、ドクター達の妨げになるのであれば我々がやらねばならん」

 

マダラ(やはり違うか、俺の記憶が確かならハリベルはこんな饒舌な奴じゃなかったはずじゃ・・・・・っと、そんな悠長にしとれんな・・・・ドゥーエ達のことも気になる、じゃけどコイツ等原作と同じで解放とか出来るんか?)

 

俺はリコからヤクモに変え、一応原作に準拠した斬魄刀を使用することにした。

 

マダラ「霜天に坐せ・・・・『氷輪丸』」

 

俺は『写輪眼』を発動させてまずハリベルを狙い斬りかかった、もちろん非殺傷なんで斬れはせんのんじゃけど。

 

ウルフ「何だぁ?!コレ!」

 

シャーク「剣から氷が出現しただと!?」

 

俺の斬魄刀を見て流石に驚いとった、そこからはどちらも攻防繰り返しの戦闘じゃった、俺が斬りかかるとスターク・・・・・ウルフが受けその隙にハリベル・・・・・シャークが俺に斬りかかる・・・・こいつ等の武器はたぶんアームドデバイスで、非殺傷設定にはなっていなかった、俺がワザと避けるのを遅れ服の部分を切らせたらちゃんと斬られた。

 

それ以降はさっき言ったやつの繰り返しじゃった。

 

シャーク「・・・・このままでは埒が明かん」

 

ウルフ「だな・・・・・・だったらしょーがないか、相棒!来い!」

 

ウルフは突然ドゥーエ達と戦っとる、リリネットでは無く相棒と呼ぶと、リリネットらしき少女はウルフの近くに行きウルフが少女の頭に手を置いた。

 

マダラ(アレは・・・・・・まさか、『帰刃(レスレクシオン)』?!マジで出来るんか!?)

 

 

 

 

 

ウルフ「蹴散らせ『群狼』!!」

 

 

 

 

シャーク「討て『皇鮫后』!!」

 

 

 

 

 

2人は原作同様の格好になっており、ウルフはスタークと同様カウボーイのような恰好でシャークはハリベルと同じ肩にショルダーガードを着け、下半身にはミニスカートを纏い、背中に鮫のヒレを2つ着けた姿となっていたけど・・・・・・なんとも目のやり場に困る格好じゃろうか。

 

しかもドゥーエ達の方も解放しだした、どーやらかなりヤバい状況になってきちょるようじゃった。

 

マダラ(あまり時間は掛けられんか・・・・・・そろそろか)

 

ウルフ「もうアンタ等の負けって事でこのまま引いてくれないか?」

 

ウルフが持っていた銃を俺に構えながら引くことを提案してきた。

 

マダラ「おかしなことを言う、まるでお前達が勝っているかのような物言いだな」

 

シャーク「分からないのか?お前の仲間は既に私の部下が包囲した・・・・・逃げられはせん」

 

マダラ「部下?・・・・・・アイツ等はお前の部下だったのか」

 

ウルフ「さぁもうここには来ないでくれよ、俺だってこーやって迎撃する役目って面倒で嫌なんだよ」

 

マダラ「・・・・・・そうだな、ではそろそろこちらも動くとするか」

 

シャーク「何?」

 

俺がそう言うと突然後ろの方で悲鳴が聞こえた、じゃけどその悲鳴はドゥーエ達のものでは無くアパッチっぽい奴等の悲鳴じゃった。

 

シャーク「お前達!?」

 

ウルフ「!?」

 

ウルフ達がアパッチっぽい奴等の方を見てみると、そこにはドゥーエ達とバインドで拘束されたアパッチ達と、『影分身』の俺が『影縛りの術』を構えとった。

 

ウルフ「・・・・・何でアンタがもう一人いるんだ?まさかアンタ双子ってんじゃ」

 

マダラ「教える義理は無いんだがな、まぁいいだろ・・・・・・アレは俺の分身、しかも実体のある分身だ」

 

ウルフ「実体のある分身・・・・そんなのアリかよ」

 

マダラ「そして先程の言葉、そのままお前達に返そう・・・・・お前達の負けだ」

 

シャーク「部下達を捕まえたくらいで勝った気か?」

 

マダラ「分からんか?俺はまだ本気を出していないと」

 

スターク ハリベル「「・・・・・」」

 

流石にあの2人のそっくりさんなだけある、戦って俺が本気で無い事を察したようじゃ。

 

 

 

 

一方ドゥーエ達は・・・・・・。

 

アパッチ?「クソッ!外せこの!!」

 

ミラ・ローズ?「こら暴れんじゃないよオメェ!」

 

スンスン?「まったく静かにして頂けませんこと?」

 

アパッチ? ミラ・ローズ?「「あんだと!?」」

 

ドゥーエ「・・・・・・捕まってるのにこの余裕って」

 

マダラ(分身)「まぁ実際、このバインドだったら簡単に破れるからな」

 

クアットロ「ふふ〜ン♪でも今なら色々仕返し出来るんじゃない?」

 

クアットロは懐からナイフのようなものを出して、アパッチ達に近付こうとした。

 

アパッチ?「あ?あんだテメェ、動けねぇアタシ達にそんな真似「止めろクアットロ」・・・・は?」

 

クアットロ「何でよぉ?いいじゃない別に」

 

マダラ(分身)「俺達の目的を忘れたのか?そもそもコイツ等にこれ以上手を上げることは・・・・・・・・俺が許さん」ギンッ!

 

俺は・・・・というか分身は仮面越しではあるけど『写輪眼』発動して、クアットロを威嚇した。

 

クアットロ「うぅ・・・・・・・分かったわよ」

 

ドゥーエ「はいはい、クアットロもおふざけが過ぎたって事でいいじゃない」

 

セイン「そ、そーだよ・・・・だからそのおっかない眼・・・・・・止めてよ」

 

マダラ(分身)「分かっている」

 

ミラ・ローズ?「アンタ・・・・」

 

スンスン?「・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

所変わって本体の俺は未だスターク達と対峙しとったけど、俺の本気の一部を見せることにした。

 

マダラ「俺の本気を少しだけ見せてやろう・・・・・・・・卍解、『大紅蓮氷輪丸』」

 

ウルフ「おいおいマジかよ」

 

シャーク「・・・・・・・」

 

マダラ「そっちの女の方は分かったようだな?・・・・やり様によってはお前との相性は・・・・・言わなくても分かるな?」

 

俺が何か言いたいのかシャークは分かったようで、何も語ろうとはしていなかった。

 

ウルフ「なぁ、聞きたいんだけどさぁ・・・・アンタの目的は?」

 

マダラ「今更だな・・・・・俺の目的はすべての研究所を潰す事、そして管理局を潰すことにある」

 

ウルフ「・・・・・それって本当に出来ると思ってんの?」

 

マダラ「出来る出来ないはお前が決める事ではないし、最初から結果を想像しても何も始まらん」

 

ウルフ「そりゃーそーだ・・・・・・・・ハァ・・・・ここまでかな」

 

するとウルフは解放状態を解き、少女と一緒に俺の方に歩いてきた、その時持っていた刀を俺の方に投げ、俺はそれを受け取った。

 

マダラ「・・・・・何のつもりだ?」

 

ウルフ「アンタの勝ちだ、俺は降参だ・・・・俺はアンタにつくよ」

 

ウルフの言葉は俺以外の奴等には驚く光景が広がっとったじゃろうな、皆唖然としていた。

 

シャーク「ウルフお前!あの方達を裏切る気か?!」

 

ウルフ「裏切るも何も、俺は最初からそのつもりだったよ、それに裏切ったのは向こうだしな」

 

シャーク「何を言って・・・・」

 

ウルフ「アンタも気付いてるだろ?この研究所には誰もいないって」

 

シャーク「そ、それは・・・」

 

ウルフ「それにどーせあの人等の事だ、俺達をコイツ等ごとココを爆破させて共倒れを狙ってんだろうさ・・・・・・そうだろ?」

 

マダラ「あぁ、さっきここに来る前に調べたが、事前に爆破されるようセットされていたようだな」

 

シャーク「・・・・・・・・・」

 

ウルフ「俺達は捨て駒だったんだよ、コイツ等と戦うだけ戦わされて一緒にドカンッ!てな、俺はまだ死にたくないからな・・・・アンタはどうするんだ?シャーク」

 

シャーク「わ、私は・・・・・あの方達の為に・・・・」

 

マダラ「まだそんな事を言っているのか?」

 

シャーク「・・・・・何?」

 

マダラ「お前の中でも葛藤があるのは分かる、だがそろそろ自分の意志で行動してもいいんじゃないのか?」

 

シャーク「お、お前は何を言って・・・・・」

 

マダラ「お前の中ではすでに奴等に裏切られたと分かっていたはずだ、でないとお前が先程言った奴等の事を「ドクター」から「あの方達」とはならんはずだ」

 

シャーク「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

マダラ「お前の戦う理由は他にあるはずだ、例えば・・・・・そこに居る奴等、他には・・・・・・・・・今いる実験体たちの為とかな」

 

シャーク「っ!?」

 

マダラ「ここに来る前に簡単だが調べた、ココの奴等は中々腐っていたようだな・・・・・・自分達の性欲などを満たすために作られた物もいたようじゃないか」

 

セイン「嘘・・・・・」

 

ドゥーエ「・・・・・・ハァ、何考えてんのよココの連中は」

 

クアットロ「ヤダヤダ、ホントに」

 

マダラ「俺が説教などというのは性に合わんが、お前の自由にやればいいだろう・・・・・お前達を捨てた奴等は逃げ出し、もういない・・・・・・お前達を縛り付ける者はいなくなった」

 

シャーク「・・・・・・それでも、私は」

 

 

 

 

 

 

マダラ「まだそんな世迷言を言うのか!?『ティア・ハリベル』!!」

 

 

 

 

 

 

シャーク「!」

 

俺は未だ駄々をこねるシャークに業を煮やし、つい『BLEACH』のハリベルの名前を言ってしまった、じゃけどそのことに俺はまだ気付いておらずそのまま喋り続けた。

 

マダラ「お前は誰かに縛られないと生きてはいけない愚かな奴なのか!?そこの『コヨーテ・スターク』は自らの意思で俺の下に来た!!お前の意志・信念とは何だ!?」

 

シャーク「私の・・・・意志・・・・・信念」

 

マダラ「・・・・・・・・信念が見つからないのであればこれから見つければいい、お前はもう自由だからな」

 

俺は先へ進もうと奥の扉の方へと向いた、その時ドゥーエ達の近くにおった分身を解除した。

 

マダラ「もう拘束は解け」

 

ドゥーエ「いいの?」

 

マダラ「構わん、俺達の目的はコイツ等との交戦では無いからな、結果そうなっただけだ・・・・・それにもうコイツ等に戦う意志は無い、いくぞ・・・・ウルフ、だったか?」

 

ウルフ「あぁ」

 

俺とウルフと少女は奥の扉に入り通路を走って通って行った。

 

ウルフ「なぁ、まだアンタの名前聞いてなかったけど、何てんだ?」

 

マダラ「・・・・・・マダラ」

 

ウルフ「じゃーマダラさんよぉ、さっきのアレは何なんだい?」

 

マダラ「アレとは?」

 

少女「恍けんじゃないよ、さっきコイツの事を『コヨーテ・スターク』とか言ったじゃないのさ?」

 

マダラ「(そーいやぁ言ったっけェ?)・・・・言ったが何だ?」

 

ウルフ「いや何って訳じゃないけどさぁ、アレってどーゆーことなんだよ?」

 

マダラ「・・・・・・俺達のアジトに着いたら話す、それよりお前もいいのか?俺に付いて来て」

 

ウルフ「何でだい?」

 

マダラ「お前は元々戦いを好むような奴ではないだろう?なのに俺について来ると言った、言っておくが俺のやろうとしている事は研究所を潰すだけでも1万は軽く超えているんだぞ?それでも付いて来るのか?」

 

ウルフ「あ〜確かにそんなにあるとは思ってなかったなぁ・・・・・だけどよぉ、作られたモンである俺にもちゃんと感情はあるんだぜ?ココにいたドクター達にヒデェ目にあわされたんだ、仕返しくらいはしたいってもんだろ?」

 

少女「アタシ等に色々やったんだ、敵討ちの一つでもしてやりたいんだよ!」

 

マダラ「・・・・・・・・・・勝手にしろ」

 

 

 

 

 

 

シャーク Side

 

 

私は呆然としていた、今まで私は「あの方達」の為と思って戦ってきた・・・・・だが奴の言う通り、心の何処かではもう諦めていたのかもしれないし、私の戦う目的は違っていたのかもしれないが・・・・。

 

アパッチ?「シャーク様・・・・・」

 

シャーク「お前達・・・・・大丈夫か?」

 

ミラ・ローズ?「アタシ等は問題ありません!」

 

ドゥーエ「さっきマダラも言ったようにアンタ達は自由よ、どこへなりとも好きに行くといいわ・・・・・・・ただこれだけは言わせてもらうわよ?」

 

シャーク「・・・・・・何だ?」

 

ドゥーエ「生きる目的が見えないんなら、アイツ・・・・・マダラを見たらいいわよ、アイツにもそれなりの事情って物があるからね」

 

スンスン?「事情・・・ですか、一体何ですかそれは?」

 

ドゥーエ「そこから先はあなた達で考えなさいよ、私達はもう行くから」

 

そう言うと先程の仮面の男と一緒に居た女達は奴を追うように進んで行った、後に残ったのは私と部下の3人だけだ。

 

スンスン?「シャーク様」

 

シャーク「何だ?」

 

スンスン?「ご自分の判断で動かれてよろしいのでは?」

 

ミラ・ローズ?「アタシ達はシャーク様に付いて行きます!」

 

アパッチ?「どこまででも!」

 

シャーク「・・・・・・・・・」

 

この時私は一つの決心をした、だがそれを行動に移す時部下達を危険な目に会わせてしまうかもしれないと思った。

 

シャーク「・・・・・仮にお前達にも危険が伴うかもしれんが、それでも?」

 

3人「はい!」

 

私は部下たちの返答を聞くと初めて自らの足で一歩を踏んだ。

 

 

 

Side Out

 

 

 

ウルフ「なぁマダラの旦那、何してんだ?もう爆破されちまうんじゃ」

 

マダラ「それの解除、出来なくとも時間稼ぎは出来るだろうと思ってな・・・・・それに実験で使われた生物を解放してやらねばならないだろ?」

 

俺とウルフ達は奥にある、研究所の心臓部のコンピュータルームにおる、ここに行けば爆破を何とか出来ると思い来てみたわけなんじゃけども・・・・・・・。

 

マダラ「チィ!やはりここの端末でも解除は出来ず仕舞いか、ならばデータの回収・消滅をやりつつ生き残っている生物を離すぞ」

 

セイン「でも、どこにいるのかわからないよ!?」

 

クアットロ「もういっそ全部開けちゃえば?」

 

ドゥーエ「ダメよ、それじゃ他との処理が間に合わなくなるしただでさえウイルスで消滅している最中にそんなことしたら、ここの機能が停止してしまうかもしれないじゃない!」

 

マダラ「ハル聞こえるか?ここの研究所の詳しい配置を至急調べてくれ、あと解除コードも」

 

ハル『わかった・・・・・・だが解除コードの方は間に合うかどうか・・・・・・』

 

マダラ「なら解除コードだけでも頼む、研究所の配置は俺の方でなんとかする!」

 

ハル『了解だ』

 

ドゥーエ「だけど、どこを開けば」

 

クアットロ「アンタ何か知ってんじゃないの?」

 

ウルフ「悪いが俺は何も」

 

クアットロ「・・・・・・こんな時に役に立たないわね」

 

ウルフ「悪ぅございましたね」

 

セイン「もうこーなったら全部の部屋を「D-4だ」・・・・え?」

 

俺達は声のする方を向くと、シャークとその部下達が部屋の入口に立っていた。

 

シャーク「生きている奴等はD-4とI-9とE-1とY-0だ、他は・・・・・・・死んだもしくは廃棄された」

 

マダラ「・・・・・・・・・何のつもりだ?」

 

シャーク「コレが私の意志で決めた事だ、お前の近くに居れば私の信念と言うものがわかる気がする・・・・・それに」

 

マダラ「それに?」

 

シャーク「お前からは新たな名を貰ったからな・・・・・・・その礼がいつかしたいと思ったからだ」/////////////

 

名前?・・・・・・あー、さっきウルフに聞かれたやつか。

 

マダラ「・・・・・・・・勝手にしろ、それより扉を解放する」

 

俺はシャークが言った部屋を開け、ついでに研究所のすべての扉を開けた、これなら中におる生物も逃げることが出来るじゃろう。

 

マダラ「さて俺達も一旦外へ出るとするぞ」

 

ウルフ「でもよぉ、どーやって外へ出るんだい?」

 

マダラ「全員俺に掴まれ、俺の空間移動で外に出る」

 

アパッチ「お前そんな事出来んのかよ?」

 

マダラ「これだけの人数を同時に移動させるのは初めてだが、問題は無い」

 

すると全員俺の腕やら腰の帯やらを掴んできた、俺はそれを確認すると『神威』で研究所の外へと出た。

 

着いた場所は研究所が見える丘のような場所、俺達はそこからたった今爆発が起こった研究所を見た。

 

ウルフ「本当に移動しちまったんだな・・・・・それより」

 

シャーク「・・・・・・・」

 

マダラ「・・・・未練があるか?」

 

シャーク「いや、ここには私の意志で立っている・・・・・己の道は己で決めると、だから未練などは無い」

 

マダラ「・・・・・そうか」

 

俺はシャークの言葉を確認すると皆から距離を取った、アレを発動させるために。

 

クアットロ「ちょっと、何処行ってんのよ!?」

 

マダラ「少し離れる、お前達も俺から離れろ・・・・・巻き添えを喰うことになるぞ」

 

ドゥーエ「ハァ?何よそれ?」

 

マダラ「言った筈だ、俺の目的は研究所を潰す事・・・・・・残しておいては後々厄介になる、その為に消す」

 

セイン「その消す事と私達がマダラから離れないといけないのと何か関係があるの?」

 

マダラ「今から使用するものの破壊力は想像を絶する・・・・・・使用者である俺ですら吹き飛ぶ」

 

クアットロ「ちょっ!何てモンを使おうとしてんのよ!?」

 

クアットロが言ったのと同時に皆一斉に俺の後ろ・・・・・・しかもかなりの距離を取った。

 

マダラ「・・・・・・では行くぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

マダラ「尽敵螫殺・・・・・『雀蜂』・・・・・・・・からの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マダラ「卍解!!!!・・・・・『雀蜂雷公鞭』!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の右腕にハチの下腹部を模したような照準器付きの砲台が装備された、あの2番隊隊長さんが使用した卍解で破壊力も折り紙付き、俺は照準を爆発が起こっとる研究所に狙いを定めた、爆発は起こっとるがアレは侵入者を追い出す為のものじゃけぇ建物自体は修復可能レベルを保っている。

 

じゃけぇ俺は跡形も無く消し飛ばす為にコイツを使用することにした、もちろんあの中におった生物が十分に逃げだしたのを確認したけぇな。

 

そして俺は金色の蜂の針状の砲弾をミサイルを研究所に向けて発射した、その際俺は反動で後方に吹き飛ばされたんじゃけど途中でウルフとシャークに受け止めてもらい助かった。

 

研究所からは大きな爆発と巨大な衝撃波が起こった、これであそこは跡形も無く消し飛んだ・・・・・・・あそこで研究は二度と出来んはずじゃ。

 

ドゥーエ「・・・・・・規格外過ぎるでしょ」

 

クアットロ「あんなの喰らったら確実死ぬでしょ?」

 

セイン「あんなの喰らいたくないよぉ」

 

ウルフ「ふぅ〜、あぶねぇあぶねぇ・・・・・なんつー破壊力だ」

 

シャーク「それに使用者がこれだけ後方に吹き飛ばされるとは・・・・・・それにかなり消耗するみたいだな」

 

マダラ「ハァ・・・・ハァ・・・・問題ない、さて・・・・・帰るぞ」

 

俺達は本拠地であるハルの居る場所に転移した、これからの事は帰ってじっくりとハル達と話し合わんにゃぁいけんのぉ。

 

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あとがき

 

今回は前回の続きで御送りしましたが・・・・・・どうだったでしょうか?

 

今回出て来た新キャラ・・・・と言って良いのでしょうか?『BLEACH』のスタークとハリベル達を出させてもらいました。キャラも崩壊と言いますか、原作の奴等と性格はかなり違っていると思います。

 

そしてやっと出しました、『雀蜂』と『雀蜂雷公鞭』をやっと・・・・・ですが『雀蜂』は弐撃決殺、絶対殺してしまう物なので『雀蜂』状態では使うことは無いかと思われます。

 

さてさて次回は今回と前回仲間になったGODとスターク達の今後などの話にしようかと思っております。そしてあの空港爆破や狙撃事件なども御送りする予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第5話 鮫と狼と雀蜂
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コメント
主人公、チートすぎww(Fate)
そのうち主人公、藍染化しないだろうな。(;・ω・) 不安だわ(東文若)
やはり管理局の上層部の一部が腐っていれば、末端の研究者まで腐ってましたか……これからも研究施設は潰すみたいですし、仲間がますます増えることに期待です(神余 雛)
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魔法少女リリカルなのは 転生 恋愛 チート 

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