cross saber 第10話
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第10話〜Invisible mind〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【sideイサク】

「ナイスだ、ハリル!! 下がってろ!!!」

 

イサクは限界を越えた状態で奮闘した少女を讃え、すでに剣技の準備が整いゴゥと燃えるように光る片手剣を手に走り出す。

 

すれ違いざま、ハリルにもう一度称賛の笑みを送ると、彼女も何か吹っ切れたような澄んだ笑顔で応えた。

 

本当によく頑張ってくれた。 だから次は俺の番だ。

 

イサクは必死にもがいた末にようやく立ち上がった亜獣を睨み、心の内で叫んだ。

 

ーーもうよけらんねぇぞ。 ガードしたとしても……ブチ抜く!!!

 

そして、気合共にその技の名前を言い放ち、剣を振るった。

 

「《((蒼狼|そうろう))》!!!」

 

瞬間、目の前の世界が青白い光の中に消えた。

 

血しぶきが舞う光景も、鼓膜を切り裂く断末魔も、何もない。

 

ただ一時の閃光の中に、全てが吸い込まれた。

 

その光はまるで昇天する獣の魂を送るかのように空へと駆け上がり、弔うかのようにゆっくりとその輝きを失っていく。

 

それを見届けたイサクは剣を一振りすると、背に吊った鞘に収めた。 そして眼前の光景を一瞥する。

 

後に残ったのは大きく抉れた地面。 亜獣の痕跡は塵一つ分も見当たらなかった。

 

「……?」

 

だが、イサクは((それ|・・))を見つけて首をかしげた。

 

視線の先にあったのは今にも消え入りそうな微小な炎。 ただ、目を引き寄せるだけの異質さを漂わせていた。

 

それは不気味な緑色の火を灯し、赤黒い肢体があったその場所にゆらゆらと浮いていたのだ。

 

 

 

 

 

 

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コポコポと水泡が弾ける小さな心地よい音が静かな空間に響き渡る。

 

ちなみにここはイサクの家。

 

家というより部屋と言った方が適切なのではないかと思うほどの狭さではあるが、ベッドとこぢんまりした丸テーブル、そして台所をたまに使う程度のイサクには充分だ。 ただ、さすがに三人は辛い。

 

というのは、今ここには家主のイサクだけでなく、マーシャとハリルもいるのだ。

 

オット、なにもやましいことはないぞ。 俺はしっかりわきまえてるし、もし仮に襲おうとしたら逆にけちょんけちょんにされて全治五ヶ月の大怪我だ。

 

今のこの状況にはちゃんとした理由がある。

 

先刻の亜獣との闘いが終わり、三人は都市の救助員と研究員が到着するのを待ってからその場を離れた。

 

マーシャとハリルは軽い手当てを受けただけで、精神高々しく「他の人達を診てあげてください」と言って丁寧に断って来たのだがさすがに疲れたらしく、どこかで休もうということになり、結局一番近場のイサクの家にくることになってしまったのだ。

 

イサクは渋々了解したのだが、ハリルは顔を真っ赤にしてなにやら訳のわからないことを言いながら気を失ってしまってたので、マーシャとイサクで家まで運んだ。 彼女は今、顔を赤く染めたままベッドの上でちょこんと俯いている。 ……なぜ正座?

 

マーシャは食器類の小汚さに愚痴を言いながら台所で湯を沸かしている。 ご丁寧に温度まで計りながら茶葉の量を何度も調整している。

 

ここだけの話、マーシャのつくる紅茶は口では言い表せないほどうまい。 どんな魔法かはわからないが、彼女にかかればスーパーで大特価で売っている茶葉だって二、三ランク上の品に早変わりしてしまうのだ。 ただ、そんな品しか用意してないとしばらく機嫌が悪くなるので、イサクの家には“マーシャ接客用”のお高めの茶葉が常備されている。

 

ーー結構な出費なんだよな……。

 

イサクがそんなことを考えていると、トレイに不揃いのカップを三つのせたマーシャが台所から現れた。

 

「お待たせ。 できたわよ」

 

即座にハリルが先程までの様子からは想像できない俊敏さでイサクの向かいに着席した。

 

マーシャはそのハリルを、座りながら強引にイサクの方へ押しのけた。

 

ーー何なんだよ、一体。

 

イサクが二人の奇妙な行動に疑念を抱いたのも束の間、それはテーブルの上に置かれたカップに吸い込まれて消えてしまった。

 

イサクの飾りという概念一つない質素るなティーカップが、高貴な王宮の杯の様な雰囲気を放っているように感じた。 ゴクリと唾を飲む間も惜しんで手を伸ばす。

 

「いただきますっ」

 

早口で儀礼を済ませてカップを口に運ぶ。 だが、熱い紅茶をも凍らしうるマーシャの絶対零度の視線がそれを阻んだ。

 

美味を味わうのを先送りにするか、殺されるか。 ………うん。 諦めよう。

 

イサクは結局マーシャの教え通り、“香りを味わう”とやらから始めることにした。

 

しかしいつになっても、この動作の意味がイサクには理解できない。 香りというのは口に入ってから味を引き立たせるものだというのがイサクの自論なのだ。

 

ハリルはその辺のことはしっかり学んでいるので、カップに顔を近づけていかにも満足そうに鼻を動かしている。 ただ、その瞳がキラキラと輝きながら、透き通った手中の湖面のみを凝視していることから、香りなど味わってないことが丸分かりだ。

 

ふと、以前にマーシャが「本当の意味でティータイムを理解してるのは、レイヴンとカイトだけだわ」と言っていたのを思い出す。 確かに、若干堅物な感じのあるあの二人が昼下がりに優雅に茶を啜っているのは絵になることだろう。 イサクとハリルでは……考えるまでもないか。

 

やがて、上品にカップを回しながら香りを楽しんでいたマーシャが顔を上げ、呆れたように肩を上下させると、やれやれといった感じで言った。

 

「まったく…。どうぞ、頂いてください」

 

それが言い終わるのを聞く前には、二人は一気にカップを傾けていた。

 

熱い液体が喉を通過し、少し遅れて香りと共に程よい甘さが広がる。 そして腹部に到達した熱がすぐさま身体を温め、安心感と幸福感をもたらした。

 

美味しすぎて、うまいと前に身体が勝手に液体を体内へ流し込む。

 

カップの中身は一瞬の内に空になってしまった。

 

「ふぁ??…」

 

ほぼ同時に飲み終えたハリルが幸せそうに目を細めながら間延びした声を漏らした。

 

イサクとマーシャは目を見合わせて思わず笑う。

 

それに気付いたハリルは顔を真っ赤にして慌てると、空になったカップに目を落としながら頬を膨らませた。

 

「ふふふ……。 ハリルちゃんの可愛さがあればどんな争い事だってすぐに止んじゃいそうね」

 

「ああ、そうだな。 ハリルを見てるとこっちも幸せになる」

 

マーシャの言葉にイサクも同感の意を述べると、ハリルが弾かれたようにピクッと反応し、途切れ途切れイサクに問うてきた。

 

「イ……イサク君。 それってつまり……」

 

「ん? そのまんまの意味だぞ?」

 

「はぅ……」

 

「?」

 

全くもって噛み合わない話にイサクは首をかしげ、ハリルは口をすぼめて黙り込んでしまった。 この時マーシャが「この、ド鈍感」と低く毒づいたのは、イサクには聞こえていなかった。

 

そうして、イサクとハリルが二杯目の紅茶を腹に収めたと時だった。

 

「コホン」

 

まだ一杯目の三分の一も残しているマーシャがジトッとした視線でイサクに語りかけてきた。

 

その意味を見てとったというか待ち構えてさえいたイサクは軽くドヤ顔を見舞ってわざと重そうに腰をあげた。

 

マーシャの言いたいことをセレブのおばさん風に要約すると、「お茶菓子はまだかしら?」という事になる。

 

ただ、先の茶葉の件同様これもいつも通りなので、こちらの準備も万端だ。

 

イサクは半分鼻歌まじりに台所の棚の一番上に隠してあった高級バームクーヘン(およそ3500円)を、宝物でも扱うかのように慎重に手に取り二人のもとに運んだ。

 

相変わらず値の張る品物だが、以前にマーシャが来訪した時に何も出すものがなく、台所の奥に眠っていた賞味期限の定かでないクッキーを出したらそのクッキーさながらにボロボロにされかかった経験を思えば……プラマイゼロだろう。

 

そんなことを考えながら、イサクは質素な木材のテーブルに似つかない高級感溢れる黄色を基調とした包み紙を破れないようにゆっくりと剥がし、あらわになったベージュの箱を開く。

 

綺麗な流線を描き、森の大樹の年輪を彷彿させる茶の線を内に引いた見事なバームクーヘンがその姿をさらした。 さらに、お高くつくだけのことはあるか、その表面は艶のある白銀のシロップのようなものでコーティングされていた。

 

「うおぅ……」

 

「わぁ」

 

「んん……」

 

イサクとハリルは思わず息を飲み、マーシャは「中々ね」と言うかのように小さく感嘆の声を漏らした。

 

正直言うとここまで不安だったのだが、喜んでもらえそうで良かった。

 

いつもの胃袋をどこぞの戦士風に要約すると、「お菓子の貯蔵は十分かぁ!?」となる程、“質より量”なハリルも、今回は質の良さで納得してくれるだろう。

 

だって、俺が切り分け終えるのを、横でよだれを垂らして待ち構えているんだから。

 

「ハリル。 よだれ垂れてる」

 

「ひゃ!?」

 

指摘してやると、彼女は今日だけで十回近く見せたであろう赤面を悲鳴と共に再度発動させると、両頬に手を当てて目を固くつむってしまった。

 

その様子に微笑みながらイサクはナイフを動かし、値段のわりには少々小さいように感じられるバームクーヘンを綺麗に六等分に切り分けた。

 

そして、一つずつそれぞれの皿に配り分けてから二人を一瞥すると、両の手を合わせて厳粛な風を装って言った。

 

「んじゃ、どうぞいただいてください」

 

本当ならイサクは客二人が口をつけるのを待ってから食べるべきなのだがどうしても我慢ならず、銀製のフォークを動かして一切れを口に運んでしまった。

 

固まったシロップが、シャリッと小さな音を立てて砕け、それがフワフワとした生地と混ざり合って絶妙な食感を生み出した。 歯を動かすたびに小気味良い音が響き、思わず深呼吸をしてしまうような、レモネードの爽やかな風味が口を駆け抜けた。

 

しばらく口の中に留めておきたいという願望も叶わず、その欠片はトロリとと喉を通過してしまった。

 

「……っぅま」

 

イサクは微かに呟き美味の余韻に浸ってからマーシャに目を向ける。

 

満足げに顔を綻ばせながら一口目をゆっくりと味わっていた彼女はイサクに伺われているのに気付くと、こちらを軽く睨んだあとに鼻をフンと鳴らして言った。

 

「まあ……あなたにしては上々なんじゃないの?」

 

それを聞いてイサクはホッと安堵の息をつき、今度は隣のハリルに感想を求めた。

 

「なあ、ハリル。 お味のほどは……」

 

聞き終える前に、イサクの口は大きく開かれたままで停止した。

 

なぜなら、数秒前にはそこにあったはずの高級バームクーヘンが跡形もなく消失していたからだ。

 

ーーあれ? どこいった?

 

見るとそこには、深い森の奥の木暮でひっそりと隠れ生きるリスの如く、頬をぷくりと膨らませて一心に口を動かしているハリルがいた。 目尻をとろんと下げ、これ以上幸福そうな顔が存在しようかと思うほどに微笑んでいる。

 

「………」

 

すると、何かを感じ取ったのか、彼女が不意にこちらに目を向けた。 二人の視線がピタリと合い、一時の沈黙が流れる。

 

「……………」

 

イサクの苦笑いから即座に状況を理解した彼女は、必死の抵抗のつもりか、言い訳にもならないことを口をモゴモゴさせたまま慌てて言った。

 

「ホッ、ホームフーヘム、ヒヘヒャッハ!! (バ、バームクーヘン、消えちゃった!!)」

 

もはや驚きも呆れも湧いてこず、イサクはその可愛らしい抵抗に一種の愛おしさを感じながら優しく言った。

 

「ハリル。 とにかく口の中のバームクーヘンを胃の中へ消してから話そうか……」

 

さすがに無駄なあがきだと自覚していたらしく、すんなり聞き入れた彼女は、せめてもと味わうように二十秒近くかけてゆっくりと飲み込むと、恥ずかしそうにポツリと言った。

 

「ごめんなさい。 ………おいしかったです」

 

「ん。 遠慮すんなよ」

 

イサクは軽く返事を返し、新しいバームクーヘンを一切れその皿に乗せる。

 

ハリルは少しの間申し訳なさそうに見つめていたが、やがてもそもそと口に運び始めた。

 

そして、イサクとハリルが紅茶をそれぞれ三杯、バームクーヘンを二切れと三切れずつ腹に収め終えると、どちらもおかわりさえしていなかったマーシャが打って変わって真剣な口調で始めた。

 

「さて……」

 

 

 

 

 

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【side マーシャ】

イサクとハリルが落ち着いたのを確認したマーシャは本題に入るべく、静かに切り出す。

 

「さて……」

 

だがそこで、一つの微小な音がそれを邪魔した。

 

「スー……。 スー…」

 

「………」

 

見ると、ハリルが小さな寝息を立てながら首を揺らしている。

 

「ハリ……」

 

マーシャは起こそうとしたが、言い終える前に口をつぐむ。 なぜなら彼女の頭がまるで測ったように隣のイサクの肩に寄りかかったからだ。

 

ーーそっか……。 今日は頑張ってくれたもんね。

 

そう思ったマーシャはイサクが彼女の頬をつねろうとしてるのを止め、ついでに親友に最大限のお節介をしておいた。

 

……まぁ、簡単に言えば、イサクに彼女を膝の上に載せておいて欲しいと頼んだのだ。 つまり、膝枕。

 

最初は不思議そうにしていた彼だったが、頼み込むとなんら嫌がることなく実行してくれた。

 

横たわるハリルの顔がテーブルの陰に隠れてしまっていたため、その様子が見れないのも歯がゆいと思ったマーシャはテーブルを壁際へ片付けた。

 

そして出来上がったのが今のこの状況。 マーシャは笑みを浮かべ、熟睡中のハリルに語りかける。

 

ーー今日は私を護ってくれてありがとね。 これは私からのささやかなプレゼントね?

 

そうしてから心をすぐさま切り替えると、イサクに向き直り真剣な口調で始めた。 案外ハリルが寝てくれたのは好都合だったかもしれない。

 

「さて、今日の亜獣のことだけど……」

 

話の内容が分かっていたのだろう、彼の表情はすでに先程までの穏やかさを失っていた。 これまた好都合と、続ける。

 

「あれってきっと、レイヴンの言ってた“進化”ってやつよね?」

 

「多分な……。 俺も驚いた」

 

彼はいかにもという感じで両手を上げた。

 

「もし……」

 

マーシャは続けようとしたが、一瞬言い淀む。 口にすることがその最悪の予測を実現に近づけてしまう気がしたのだ。

 

だが、彼はマーシャの心中を見透かしたように落ち着いた声でそれを換言してくれた。

 

「あれを“進化”とするならば、これからの奴らの強さは恐ろしいものになるんじゃないか。 そうだろ?」

 

マーシャは小さく頷く。 すると、今まで自分の中に溜め込んでいた不安が、咳がきれたように溢れ出した。

 

「やっぱり怖いな、私。 これからあんなのと闘わなきゃいけないなんて思いたくない」

 

「ああ……。 そうだな」

 

彼が慰めるように静かに言ってくれた。 そして、何か自分に言い聞かせるように呟く。

 

「だからこそ、俺は強くならないとな……」

 

そこに思い詰めた様な雰囲気を感じ取ったマーシャは、わずかに彼の方へ顔を近づけて問うた。

 

「ねえ、イサク。 ……何か隠してない?」

 

「えっ? ……っとー」

 

今まで落ち着いていた彼に突然焦りが現れた。

 

「悩んでることがあるんだったらはっきり言って。 私にだって受け止めるくらいはしてあげられるわ」

 

マーシャは彼の瞳をしっかりと捉え言及する。

 

イサクは根が本当に優しいから、自分の苦しみを抱え込んでしまう。 レイヴンもそうだ。 だからいつも二人の側にいて、護られてばっかりの私は、自分にできること、二人の支えにならなければいけないと思っている。

 

「マーシャ」

 

彼が呼びかけてきた。 見るとそこには、いつもの優しくて、儚くて、強い彼の笑顔があった。

 

「ありがとうな。 でも、今は……」

 

そこまで言うと彼は静かにマーシャを見つめる。

 

マーシャは彼の言いたいことを理解して頷いた。

 

「うん。 分かった」

 

ーー彼がいつか話すと言うのだから、その時を待とう。

 

マーシャの一言でその話題は終わり、ほとんど話すこともないまま夕方を迎え、お茶会はお開きとなった。

 

ちなみに、「それは私の牛丼ですっ!!」という奇妙な叫びと共に目を覚ましたハリルは、状況を理解すると再度赤面し、気絶してしまった。

 

結局は全員明るく笑っていた。

 

マーシャは、こんな幸せな日々が続いている幸運を深く実感した。 そして、やっぱり護りたいなと強く思った。

 

きっとイサクもそうだったのであろう。

 

 

 

 

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=剣技説明=

 

◯《蒼狼》/イサク

剣に集中させた膨大なエネルギーを剣戟と同時に前方へ放つ。 攻撃範囲は前方八十メートルに及ぶ。

 

 

 

 

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《あとがき》

さて、ここで一旦cross saberは一区切りです。 次回の投稿は二週間後になりますが、これからもよろしくです。

 

皆さんのおかげで、一話の閲覧数も作者的には物凄く嬉しい100を越えましたし、次回は10話ほどに渡って大きく展開するので、(?編)みたいに名前をつけたいと思います。

名付けて cross saber『聖夜の((小交響曲|シンフォニア))』編。

テーマは「激動」

お楽しみに!!!

 

 

 

説明
ついにイサクの剣技《蒼狼》が発動です。
その威力、ご覧あれ。

ただ、WBCの井端の究極のシーンを見ながらの執筆で、文字を打つ指が熱くなりました!! いや、本当に。

コメントもお待ちしております。


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タグ
微恋愛 友情  バトル オリ主 cross saber 

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