真・恋姫†無双〜2人目の天の御使い〜 28話 何でもありの世界!?
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そして一方その頃真琴たちは

 

真琴「英次!何処!?」

 真琴を先頭として捜索部隊が結成され、英次の捜索に出ていた

真琴(英次の氣を感じるこの辺りなんだけど)

 氣で感じられるのはある程度の場所だ。完璧に位置を読むにはそれなり氣の扱いになれないと

出来ない。真琴はまだそこまでのレベルに達していない

 

 

真琴「捜索範囲を広げるよ」

兵士「これ以上は無理ですよ。先ほど斥候の報告にもありましたが

連合軍がこの近くで陣地を張っているんですよ」

真琴「うー・・・」

 真琴はかなり不満そうだが、これ以上連合軍に近づく事は危ないのわかっている

 

英次が居なくなったのに気がついたのはなんと・・・音々音だった

 その日は主力戦力(英次以外)は玉座にて今後の話し合いをする予定だったが

恋がその話し合いを忘れており、音々音が必死に探していた時に

偶然英次を発見。声をかけようとするが、何かを必死で追いかけているようで

ものすごい速度で走り去った

 

真琴「まったくねねがもっと早く連絡すれば私がすぐに追いかけたのに」

 

音々音が報告したのが恋見つけ、玉座に連れてきてからだった

 

真琴(もしかし連合軍捕まったのかな)

 

真琴「ちょっとあのさ」

 副隊長を呼び

真琴「私ちょっと連合軍の陣地へ偵察行って来るね、後はみんなをまとめて帰っていいから」

副隊長「えっ?ちょっと本城様!?」

 その声を無視して真琴は連合軍の陣地へと向かう

 

そして英次は・・・

英次「捕虜って言っても俺動けないから関係ないんだけどね」

 布団に寝ている俺はついつい独り言を言ってしまう

捕虜だが、危険な目、または拷問などをしないらしい。どうやら一刀が言ってくれたらしいが

華琳は元々する気がなかったように思える

 ただ、俺が気になるのはやっぱりあの暗殺者の言葉・・・一刀様って一刀だよな・・・

英次「う〜ん・・・・う〜ん」

 さっきからこの事が気になって仕方ない。だが一刀が悪者って感じじゃないし

英次「月を連れ去った奴らの事も気になるし・・・何がどうなってんだ・・・」

 

俺が首を横に向けるとそこには于吉が居た

 

英次「う、于吉か(小声」

于吉「ええそうですよ」

英次「いやもう少し声を小さくしたほうが(小声」

于吉「大丈夫ですよ。この部屋と外との空間を遮断してますから」

英次「ん???」

于吉「まぁ理解しなくてもいいです。見つかりませんから安心してください」

英次「お、おう」

 

于吉「悩んでいるようですね」

英次「悩んでいるってか俺が知らないことばかり起きて困ってる」

 

 于吉がふむと言って、顎に手を当てる

 

于吉「我々も今の起こっている事を調査していました。それで連絡をしようと思ったんですが

ずいぶんと酷いことになっていますね」

 

英次「まぁ・・・」

 あいまいな返事をする

于吉「まずは説明します。この世界の異変について」

 

于吉「この世界は外史と言うのは説明しましたね、外史は人の夢によって成り立っていることも

そしてこの世界は北郷一刀の夢なのです」

英次「あぁそれは聞いた」

 

于吉「そしてこの世界には闇があります、私の人形がそれに触れ暴走しました。その事も

話ましたよね?その闇と言うのが北郷一刀の悪の部分なのです」

英次「悪の部分?」

于吉「そうです。悪とは人が誰しも持っているのもです。良心の塊の人間なんていません。

そして悪の部分が大きい人間には外史は作れません。

そして今この外史を仕切っているのが悪の北郷一刀なのです。

狙いはあなたを排除もしくは殺す事です」

 

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英次「何で?」

于吉「あえて言えば私たちです」

英次「どういう事だ?」

 

于吉「本来人の夢に介入したり改ざんしたりはしないのですが、今回は特例なのです

勿論、北郷一刀本人に承諾は受けていますが」

英次「承諾ってどうやって?」

于吉「それは突っ込まないのがよろしいかと思いますよ」

 

笑顔だ・・・笑顔で言ってる。これ以上の追求はやめたほうがいいな

 

于吉「さて話を戻しますが、本来外史はその人の物です。

外史を終わらせようが、続けようがその人次第」

英次「ほぇ〜」

 

于吉「ですが今回は特例で改ざんが認められました。そして北郷一刀も承諾してますが

悪の部分の北郷一刀がそれを良しせずあなたを排除しようとしています」

 

英次「ふ〜ん」

 

于吉「我々もまだ原因がわからずちゃんと説明出来ないのが心苦しいのですが

勿論何かわかったらきちんと報告します」

 

 

英次「なら俺はどうしたらいい?このまま外史を繋げる為に頑張れいいのか?」

 

于吉「ええ、勿論です。お願いします」

 

英次「そうか、俺は俺のやり方でやらせて貰うがな」

 

于吉「わかりました。それから少しだけ氣で回復しますね」

 于吉は俺の胸に手を当てて氣を送り込む

于吉「さて私は行きますね。気をつけてください。我々の希望なのですから」

 

 

そして于吉はそのまま消えた

 

英次「希望ね・・・俺は普通の人間なのにな、でもやると決めたんだ」

 決意を新たに・・・考え込む。先ほどの話をまとめてみよう

 

于吉の話をまとめると

悪の一刀が俺を排除もしくは殺そうとしてるっと

 

 

英次「ふむ・・・俺が危険なんだな・・・・もう考えるのやめよう」

 考えれば考えるほどマイナスなイメージしか浮かばない

 

 

 そして真琴は・・・連合軍陣地のすぐ近くまで来ていた

真琴(やたら警備が厳しい。英次の気配は・・・居た!やっぱり捕まっていたんだ。

ここまで近いと正確な位置も把握できるね・・・曹操の所!?)

 

 真琴が英次の氣を見つけたのは曹操の所からだった。

真琴は陰氣功(いんきこう)と言う技を使った

 

 陰氣功(いんきこう)とは氣の3つの特徴うちの1つだ。

氣で体を包み込み気配を消す事。よほどの武人(愛紗、春蘭レベル)でも2メートルまで

近づかないと気がつかない

 これを使うには氣の繊細なコントロールが必要となり、長時間使う事は出来ない

真琴で言うとこれを使えるせいぜい1〜2分ほど

 

真琴(これで見つからないはずまずは英次の所まで行く)

 

 

真琴は音を立てずだけど素早く、近づくが・・・・

 

真琴(えっ?あれって確か・・・夏候惇・・・春蘭じゃない)

 春蘭は英次の居る場所の入り口に居た。

これではさすがの真琴も近づけない

 

真琴(う〜・・・悩んでる場合じゃないよね。戦略的撤退)

 悩んでいる時間はなかった。陰氣功の時間は短い。そうなると、引き返すしかないのだ

真琴は連合軍の陣地から出た所で陰氣功が切れる

 

真琴「はぁ・・・はぁ・・・陰氣功はまだまだ扱いきれないね。戻ろう」

 そのまま帰っていった。

余談だが、帰ったら詠が鬼の形相で真琴に説教され、真琴は半泣きなったらしい。

説明
28話です。
 もう何でもありの世界になりそうです
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タグ
真・恋姫†無双 何でもありの展開 ご都合主義 本城真琴 新堂英次 

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