麗羽「おーっほっほっほ！あら、あれは一刀さんでは？」

白蓮「えっ？本当だ、おーい！ほんごー！」

一刀「ん？おぉ、麗羽と白蓮じゃないか、買い物か？」

麗羽「えぇ、わたくしをもっと美しく！華麗に！見映えさせる物を探しているのですわ！」

白蓮「そ、そうだったのか？」

麗羽「そうですわ、一刀さんにわたくしをさらに美しくする権利を譲って差し上げますわ！」

一刀「権利？・・・えーと、俺にも手伝えってことか？」

白蓮「あー・・たぶんそうだと思う」

麗羽「おーっほっほっほ！光栄ですわね！」

一刀「俺、麗羽の好みをあんまり知らないんだよね・・」

白蓮「大丈夫だ、私なんかいつも連れていかれるが、いまだに麗羽の好みがわからない」

一刀「猪々子とか斗詩なら知ってるかな・・」

白蓮「ん〜、あの二人なら知ってるんじゃないか？」

一刀「なるほど・・・麗羽、今日は予定があるんだよ、ごめんな？」

麗羽「わたくしの誘いを断るとはいい度胸ですわ！・・まぁ都合が悪いなら仕方ないですわ」

一刀「ごめんな？ってことで白蓮、後はよろしく！」

白蓮「結局こうなるのか・・・」

麗羽「まったく・・・こんなに美しいわたくしの誘いを断るなんて・・」

トントン

麗羽「・・どうぞ」

一刀「よっ、昼間はごめんな？」

麗羽「あら、わざわざそれを言いに？」

一刀「それだけじゃないんだけどな・・・はい、これ」

麗羽「なんですの？」

一刀「首飾りかな？」

花の形をした首飾り

中心は丸くて綺麗な宝石

周りの花弁は透けて見えるほど薄く綺麗な宝石

黄玉でできた水仙の形の首飾り

一刀「猪々子や斗詩にも聞いたんだが・・やっぱり自分で考えて買ったんだ、気に入ってくれると嬉しいんだが・・」

麗羽「・・・お、おーっほっほっほ！わたくしに似合う、豪華で華麗な首飾りですわ！一刀さんにしてはいい趣味をしていますわね！」

一刀「気に入ってくれて良かったよ！じゃぁ、おやすみな」

麗羽「えぇ、おやすみなさい」

次の日、麗羽が華琳に首飾りを自慢している姿を見つけた

華琳は意外そうな顔をしていた

麗羽にしては少し控え目な首飾りだったからかな

麗羽は満足気にこちらを向いて歩き出す

俺とすれ違いに小さく