転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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最初の印象は……怖くて、絶対に仲良く馴れないなって思ってた……だけど

 

「沢原君!沢原君!次、移動教室だけど場所解る?解らないなら案内するよ!」

 

「解る……案内はいらねぇ」

 

なのはちゃんが毎日話し掛けてるのを見て、見た目とは違うんだなって思った。

それに不良から助けてくれた時も……凄くカッコ良かったのを覚えてる。

 

でも私はなのはちゃんとフェイトちゃんを応援しようって決めたんだから……

 

〜〜

 

「……かちゃん?!すずかちゃん!」

 

「えっ?!何?ファリン」

 

「どうしたんですか?ぼーっとして……もしかして朝食美味しくないですか?」

 

「そんな事無いよ!!…ちょっとだけ考え事してただけだから」

 

「そうですか?なら確り食べて下さい、今日は皆さんで海に行かれるんでしょう?」

 

「うん♪頂きます」

 

だから龍君の事が好きなんて……そんな筈ないよ。

 

〜龍視点〜

 

「海、楽しみだね〜♪」

 

「海♪海♪海♪海♪海♪海ーー♪いろはも海楽しみ〜〜!」

 

「こうやって遊べるのも今年で最後だもんね」

 

「来年からは本格的に管理局の仕事に腰を置くからな〜」

 

「何だよ、この玉子焼き……ギガ美味すぎだ」

 

「龍さんのお料理美味しいですぅ!」

 

「主はやてにも劣らんとはな」

 

「男の子に料理で負けた……」

 

「シャマル、お前では男女関係なく勝てん」

 

「ザフィーラそんな事言ってやるなよ、シャマルが可哀想だろ」

 

「ザフィーラ、シャマルの料理はそんなに酷いのか?」

 

……良し、現在の状況を説明してやる…先ず今日の集合場所が俺の家に成った、理由は俺の家は高町、ハラオウン、八神それぞれの家とほぼ均一な距離の所に有るからだ。

 

そして集合時間は朝の9:00……現在は朝の7:30なのに全員集合しているのは何故かと言うと…

一番最初に高町が「どうせだから朝御飯一緒に食べよ」と言って勝手に早く来て…

次にハラオウンが「龍、迷惑じゃなかったら一緒に朝御飯食べて良い?」と言って家に来て…

最後に八神が「彩羽の寝顔写真を撮ろう思うてな!後、朝御飯も一緒に食べたい!…と言う事でお邪魔します〜♪」と言って来たが、この時は「帰れ」と言った…結局入ってきた、まぁシグナムさんとシャマルさんとザフィーラが謝ってきたから仕方無しだ……と、こんな感じで

 

{龍(君)(さん)(沢原)お代わり!}

 

「はぁ…」

 

「お兄ちゃ!いろはもお代わりぃ♪」

 

現在、凄くゴチャゴチャした感じで朝飯を食ってる…俺は全員の分を作ってる最中だ、一応客だからな

 

〜数十分後〜

 

「いや〜食べた食べた!ホンマに龍君は料理上手やな〜」

 

「ホントだよね、また腕が上がってる感じしたし」

 

「毎週翠屋で料理してるもん!…ね!龍君♪」

 

「まぁな」

 

朝飯を食べ終えると高町、ハラオウン、八神が食器位は洗うと言ったので任せて俺はゆっくりしている、シグナムさんも同じくゆっくりしてる、シャマルさんは自分も手伝うと言ったが八神に「皿が減るんは自分家だけで沢山や」と言われ落ち込んでいる、彩羽とリインとガキんちょはババ抜きをしている、毎度お馴染み使い魔連合はアルフの話にベスターとザフィーラが困った顔をしている。

 

ピーンポーン♪

「バニングスと月村が来たな」

 

チャイムが鳴り、俺は玄関に向かう。

 

ガチャ

「よぉ、早かったな」

 

「早めに行っても損は無いでしょ?」

 

玄関を開けるとバニングスと月村が居た。

 

「皆、まだ中に居るのね?鮫島トランク開けといて頂戴」

 

「畏まりました」

 

「皆!!準備しなさい!出発するわよ〜!」

 

バニングスは鮫島さんに指示をした後に俺の家に入っていった。

 

「……あの、龍…君」

 

「何だ?月村」

 

モジモジ

「えっと…お……おはよう龍君」

 

「?……おう」

 

月村が挨拶して来たが、何かよそよそしい感じがした…なんだ?体調悪いのか?

 

そして全員バニングスの車に乗って海に向かった。

 

〜海〜

 

「海やーーー!!」

 

「わぁーい!海〜!!」

 

「海ですぅ!!」

 

約1時間後、俺達は海に到着して八神、彩羽、リインが【海】と叫ぶ。

 

「それじゃあ鮫島、帰る時にまた連絡するわ」

 

「畏まりました」

 

そして鮫島さんは帰って行ったが…

 

「おい、海くらい近場で良いだろ?何でこの海なんだ」

 

俺達の今居る海は海鳴から離れた海だ…海鳴の砂浜なら徒歩で行けるのに何で車まで使って、別の海に来なきゃいけねぇんだ

 

「龍君それは……駄目なんだよ」

 

「は?」

 

「龍、私達は海鳴の海には行けない……」

 

「と言うより行きたくないの」

 

「そうよ、なんせあの海は……」

 

俺の言葉に高町、ハラオウン、月村、バニングスが、この世の終わりを迎えるのか?みたいな顔で俺に話し掛け……

 

「海鳴の海は夏に成ったら、あのバカ共のナンパ区域に指定されとるんや!!ボケェーーー!!!」

 

最後に八神が今まで溜まったストレスを発散するかの如く海に向かって叫ぶ…あぁ……成る程そう言う事か

 

「沢原、奴等を回避するには毎年行き先の海を変えねば成らんのだ」

 

「あんな奴等と居たら海が台無しだ!!」

 

「去年は大丈夫だったけど、一昨年は待ち伏せされてて【オイル塗りましょうか】って言われたのよ!」

 

「凄く気持ち悪かったですぅ〜……」

 

「アタシもだよ……」

 

シグナムさん、ガキんちょ、シャマルさん、リイン、アルフも散々な目に遭ったみたいだ……かなりやつれた顔をしている。

 

「そうか……そう言う事なら俺も納得する…あんなのに彩羽を会わせたら何するか解らねぇしな」

 

その後、俺の言葉にその場の全員が頷いたのは言うまでもない。

 

そして俺達は砂浜に有る更衣室で着替える事に成った、先に男が水着に着替える事に成った、理由は速いからだ……因みにベスターとザフィーラも今は人間形態だ

 

ザワザワ

 

「龍、ザフィーラ…周りが騒がしくないか?」

 

「うむ、言われてみればそうだな」

 

「どうせ不良とでも言ってんだろ、気にすんな」

 

着替え終えて外に出ると周りが騒がしかった

 

「ちょっと、ちょっと…何?あのイケメン三人組?!」

「黒髪に白髪それに白髪に黒メッシュ…極めつけは全員腹筋割れてる」

「声掛けてみようかな」

 

まぁどうせいつもと同じで怖がられてるだけだ、気にせずにシートを敷いてる場所に戻るか。

 

「おい、後はやってやるから着替えてこい」

 

「ふぇ!あ…うん(うぅ…お泊まりの時にも思ったけど、やっぱり龍君の……身体す…凄いの)」

 

「りゅ!龍?!…はぅ(今すぐ逃げ出したいよ〜……でも水着姿も見てほしいし…大丈夫、落ち着こう、此処は海…そう海なんだから)」

 

「相変わらず、凄い身体やな〜(思わず見とれてもうたわ)」

 

「何をどうすれば、中学生がそんな身体に成るのよ?(まともに見れないじゃない!!)」

 

「鍛えてるだけだ」

 

シートに戻った俺が着替えてこいと言うと、高町は俺をチラチラ見ながら返事をし、ハラオウンは俺が戻って来たのが予想より早かったのに驚いたんだろう、かなりビックリしている、八神は俺の身体が鍛えられてるのに驚いてる…まぁ有り得ない鍛え方してるからな……それとバニングスは何で苛ついてんだ?

 

「……」

 

「?…月村どうした」

 

「え?!えっと…な!何でも無いよ!!」

 

ボケッと突っ立ってる月村に話し掛けると、月村は自分の荷物を両手で抱え込んで更衣室に走り去る。

 

「ちょっと!すずか待ちなさいよ!!」

 

そして他の奴等も次々に更衣室に向かう…てか高町とハラオウンに睨まれたのは何でだ?

 

〜すずか視点〜

 

「何やってるんだろう……私」

 

私達は今更衣室でそれぞれ水着に着替えている。

 

「やっぱ!私の目に狂いは無かったな!」

 

「エヘヘ〜リインと一緒〜♪」

 

「お揃いですぅ!」

 

「まぁ、はやてが選んだ水着が良いと言うより、着てる彩羽とリインが良いのよ」

 

「そやな〜♪…さてそれじゃあ早速記念に一枚…」

 

はやてちゃんとアリサちゃんは水着に着替えると色違いの水着を着た彩羽(ピンクの水着)とリイン(白の水着)を写真に収める。

 

「はやてちゃん嬉しそうね♪」

 

「あぁ…今まで海に来た中で一番はしゃいでおられる」

 

「彩羽とリインの組み合わせは確かにギガカワだしな」

 

シグナムさんとシャマルさんとヴィータちゃんは近くではやてちゃんの様子を見ている。

 

「此処は気合いを入れなきゃ、あのバカ犬には伝わらない」

 

アルフは大人の状態で、手に力を込めてる。

 

「フェイトちゃん……どう?可笑しくない?」

 

「うん♪バッチリだよ、なのは」

 

「にゃはは♪フェイトちゃんも可愛いよ」

 

「ありがとう♪……龍、似合ってるって言ってくれるかな……」

 

「きっと……言ってくれるよ」

 

そしてなのはちゃんとフェイトちゃんは龍君が選んだ水着を着て顔を赤くしている。

 

「……水着」

 

私は自分の鞄を覗く、鞄の中には水着が二着入っている……一着は去年の…もう一着は…

 

「……龍君が選んでくれた…水着」

 

折角選んでくれたんだから着ないと失礼だよね……でも私解らないよ、今の自分の気持ちが解らない

 

「…はぁ…やっぱりこっちにしよ」

 

そして私は去年の水着に着替える。

 

〜龍視点〜

 

{御待たせ!!}

 

約10分後、漸く全員戻って来た。

 

「「龍(君)!!」」

 

「何だよ……」

 

「あの…選んでくれた水着どうかな?」

 

「その……龍の感想」

 

「個人的にお前等に似合ってるって思って選んだから似合ってるに決まってるだろ」

 

「「ありがとう♪龍(君)」」

 

高町とハラオウンは俺に水着の感想を聞いてくるので俺は当たり前の事を言う…別の水着を着てる所を見ると月村は他のを買ったんだな

 

「お兄ちゃ!!いろはは?いろは可愛い?!」

 

「ん?あぁ可愛い可愛い」

 

「やったー!」

 

彩羽も自分が可愛いか聞いてくるので俺は可愛いと答える。

 

「彩羽♪はやてさんが日焼け止め塗ったげるで〜♪」

 

「それは私の役目よ!」

 

「これだけは譲れへん!」

 

八神とバニングスが彩羽に日焼け止めを塗る事で揉め始める。

 

「日焼け止めなんか要らねぇぞ」

 

「「えっ?」」

 

「彩羽、こっち来い」

 

「うん!」

 

俺は彩羽をシートに座らせ……

 

「……シェンロン、紫外線と耐熱防御、後砂浜に何が落ちてるか解らねぇから足にも防御だ」

 

【任せろ】

 

彩羽を不可視の防御魔法で包む。

 

「良いぞ、体操して遊んでこい」

 

「わぁーい♪リイン行こう!!」

 

「はいですぅ!」

 

彩羽はリインと手を繋いで海に向かう…体操しろっつっただろうが

 

「龍君、今の何?」

 

「フィールド型の防御魔法の応用みたいなもんだ、日焼け止めなんかより確実だ」

 

「成る程……バルディッシュ私も出来る?」

 

【イエス、サー】

 

高町の質問に答えるとハラオウンが自分のデバイスで実行する…まぁ単純な魔法だからな

 

「それじゃあ皆!!海にGOや!」

 

そして全員防御魔法で身体を包み、海に向かう…バニングスと月村は高町にやってもらっていた

 

「龍君、行かないの?」

 

「荷物番が要るだろ」

 

「でも……」

 

「良いから、彩羽と遊んでやってくれ……後で行く」

 

「解ったよ、じゃあ御先に♪」

 

「龍、待ってるからね」

 

俺は残って荷物番をする事にした。

 

「さて……寝るか」

 

「モグモグ……海に来てまで御昼寝とは…モグモグ…ゴクッ!…ゴクゴク……プハァ!貴方は相変わらずです〜」

 

「……こんな所で何やってんだ…」

 

俺が寝ようとした、その時……

 

「…神」

 

「お久しぶりです〜♪」

 

疫病神が現れやがった。

 

「失礼ですー!疫病神じゃ無いです〜」

 

「はぁ……で?何しに来たんだ」

 

「大した理由は無いです〜、ちょこっと海に来たかっただけです〜♪」

 

……両手に食い物と飲み物、良く解らんサングラスに水着を着て、何が大した理由は無いだ?遊ぶ気満々じゃねぇか

 

「いや〜…まぁ折角ですし」

 

「会ったのは偶然じゃねぇな」

 

「転生者のその後の人生を記録するのも、私の役目ですから…と、これは前に話しましたね」

 

「だったら、あの二人の所に行くんだな」

 

「別に会う必要は無いです〜」

 

「じゃあ何で俺には会うんだ」

 

「貴方は変わった人ですから、他の……いえ色んな人間を見ましたが貴方は本当に変わった人です、だから接触をしてるです〜」

 

変人扱いか?まぁ別にどうでも良いがな

 

「神に授かった力をこんなに使わない人間は珍しいです〜、あの二人みたいなのが一般的ですよ?」

 

「……なぁ神」

 

「何ですか?」

 

「前に会った時には聞かなかったが、あの特典を無かった事にしろ……って言ったらどうする」

 

「無理です〜」

 

まぁそうだろうな……

 

「他にご質問はございますか?答えられる範囲でお答えするです〜」

 

「ねぇよ」

 

「では私は失礼するです〜」

 

話を終えて神は走り去って行った。

 

「龍君?子供と話してた?」

 

「ん?トイレの場所聞かれただけだ」

 

「そっか♪ねぇ、これからスイカ割りやるからスイカ出しといて」

 

「はいはい」

 

その後高町が来たが、まぁ適当な嘘で誤魔化してスイカ割りをやる事に成った。

 

〜なのは視点〜

 

「じゃあスイカ割りやるよ〜!」

 

準備も(只スイカを置いただけだけど)終わり、私達はスイカ割りをする事にしました。

 

「八神はやて行くでぇ!!」

 

一番最初の挑戦者ははやてちゃんです。

 

「はやてちゃん頑張って〜!」

 

「はやて!左だ左!」

 

「あ〜っ!行き過ぎですぅ!」

 

「主はやて!心の目でスイカを捉えるのです」

 

「出来るかぁ!……む?!此処や!!」

 

バスッ!

 

しかしはやてちゃんはスイカから5m離れた場所で木刀を降り下ろし失敗しました…木刀は私がお姉ちゃんから借りてきたのを使ってるよ

 

「次は私だな」

 

二番手はヴィータちゃん

 

「へっ、私がはやての仇を取ってやる」

 

「頑張れヴィータ!」

 

「ヴィータちゃん真っ直ぐだよー!」

 

「そのまま右!右!」

 

「此処かぁ!!」

 

バスッ!!

 

でもヴィータちゃんもスイカを割る事は出来ませんでした。

 

「なのは、次は誰だっけ?」

 

「は〜い♪いろはの番〜!」

 

「頑張れよ」

 

「ヴィータさん、ありがとう〜」

 

「彩羽、目隠しするね」

 

「うん♪」

 

三番手は彩羽で、ヴィータちゃんから木刀を受け取り、フェイトちゃんが目隠しを付ける。

 

「彩羽頑張るですぅ!」

 

「彩羽、頑張るんやで!」

 

「彩羽ちゃん、ファイトだよ」

 

「私がちゃんと指示を出すわ」

 

そして皆が彩羽を応援するけど……

 

スッ

「……すぅ……ふぅ…」

 

「「「「?!!」」」」

 

(アレ?彩羽のあの構え……)

 

(え?彩羽、どうしたの?)

 

(ほぉ……隙はまだあるが中々の構えだ、流石沢原の妹と言う事か)

 

(はぁ……美由希さんか)

 

私とフェイトちゃんとシグナムさんと龍君が彩羽の構えを見て疑問を持つ…他の皆はカッコイイとか彩羽が冗談でやってると思ってるんだろうけど違う

 

「……せいっ!」

ダッ!!

 

{えっ?}

 

気合いを入れて彩羽がスイカに向かって走ると、私とフェイトちゃんとシグナムさんと龍君以外の皆が驚く。

 

「やぁーー!!!」

ズコッ!!

 

そして彩羽の突きがスイカの中心より少し上を貫き…

 

ザクッ

 

彩羽はスイカが刺さったままの木刀を地面に差し…

 

「えいやぁーーー!!!」

 

パッコーーーン!!

 

回し蹴りでスイカ割る。

 

{……}

 

「やったーー!!割れたーーー!」

 

喜ぶ彩羽

 

「はぁ…美由希さん教え過ぎ」

 

呆れる龍君

 

「やっぱり、お姉ちゃん…」

 

肩を落とす私

 

「な!なのは?!」

 

慌てるフェイトちゃん

 

「私の彩羽がなんであんな事をーー?!」

 

ショックを受けるはやてちゃん

 

「龍!一体どう言う事よ!」

 

怒るアリサちゃん

 

「……」

 

状況を把握出来てないすずかちゃん

 

「彩羽!凄いですぅ!!」

 

彩羽を褒めるリイン

 

「とんでもねぇな……」

 

少し引いてるヴィータちゃん

 

「フッ……将来が楽しみだな」

 

嬉しそうなシグナムさん

 

「足、大丈夫かしら?」

 

心配するシャマルさん

 

「おいおい彩羽ってあんなんだったか?」

 

驚くアルフ

 

「ベスター、知っていたか?」

 

ベスターに訪ねるザフィーラ

 

「いや知らん」

 

ザフィーラの質問に答えるベスター

 

そして私達は取り敢えず彩羽が割った(砕いた)スイカを食べる事にしました。

 

〜すずか視点〜

 

ビックリした(彩羽ちゃんがスイカを割った)事が起きたけど、スイカを食べ終わって少ししてから私達は御昼を食べる為に海の家に向かう。

 

ズビビビビビ!!

「……ふぅ」

 

「おっちゃん!タイムは?!」

 

「ご……5分」

 

「龍君やったね♪これで3000円浮いたよ」

 

そして海の家に付いた私達は注文をする時に【超盛り激辛ラーメン10分以内で完食すれば3000円!!】の貼り紙を見たはやてちゃんが龍君に挑戦させて見事にクリアしました。

 

「オヤジ」

 

「何だボウズ?賞金なら会計の時に」

 

「おかわりだ」

 

「なにぃ?!」

 

龍君は更にもう一回挑戦して、それも5分位で食べ終える。

 

{ご馳走様でしたー!!}

 

「二度と来んなバカヤローー!!(泣)」

 

結局龍君は4杯完食して御昼代を全部払ってくれました。

 

ガッ!

「キャッ!!」

 

海の家を出ようとしたら、私はコケそうに成る。

 

ガシッ!

「…何やってんだ」

 

「龍…君?……ッ!!」

 

だけど龍君が受け止めてくれた。

 

「ごめんなさい!!」

 

「……何だ?」

 

私は恥ずかしくなって、龍君を少し突き飛ばして海に向かって走る…心臓がドキドキする、顔が火照る、龍君を前にするとどうしていいか解らなくなる……私どうしちゃったの?本当に…

 

「本当に…龍君の事が……」

 

一心不乱に暫く泳いで沖に出た辺りで私は落ち着く。

 

「はぁ……戻」ズキッ!!!「ッ!!」

 

砂浜に戻ろうとしたら足に痛みが走る…嘘っ!こんな所で?!

 

バシャバシャッ!

「げほっ!誰か!助……(ダメだ……私此処で…)」

 

まともに泳げず私は溺れてしまう…私このまま

 

ガシッ!

 

(えっ?)

 

もうダメって思ったら、誰かに右手を掴まれた。

 

ザパァーーン!!

 

「けほっ!けほっ!……へ?龍君?」

 

「間に合ったか……」

 

海面に出ると龍君が私を支えてくれていた。

 

「どうして……」

 

「俺は目が良いんだよ」

 

「……ごめんなさい」

 

「はぁ…戻るぞ」

 

「……ぅん」

 

私は龍君に掴まって砂浜に戻る。

 

ドクン!ドクン!…

 

ぁ…やっぱりだ、もう誤魔化せない…私…龍君が…龍君の事が……好きなんだ

 

バシャーーーーン!!!

 

「キャッ!」

 

「ッ!」

 

自分の気持ちにやっと気付いた時、私達は大きな波を被る。

 

「ペッ……おい月村大丈夫か?」

 

「うん、大丈……!!!ふわぁ!!」

 

「どうし「こっち見ないで!!」は?」

 

心配して私を見ようとする龍君だけど私は龍君の顔を手で抑える…だって今の波で

 

「何だ?」

 

「……龍君…あの」

 

私は辺りを見回す……でも見つからない、今の波で無くなったアレが

 

「落ち着いて聞いてね」

 

「だから何だ?」

 

私は言いたく無いけど龍君に伝える。

 

「水着……流されちゃった」

 

「はぁ?!……その辺に無いのか」

 

「有りません…」

 

「……ちょっと待ってろ」

 

龍君が無くなった水着が近くに無いか聞いてくるけど無いものは無いんです。

 

「おい、高町聞こえるか?」

 

そして龍君が独り言を言う…多分前になのはちゃん達から聞いた念話をしてるんだと思う。

 

「見てねぇよ!!」

 

「え?!!!」

 

龍君が急に大声を出すので私は驚く。

 

「良いから浮き輪と身体隠せるもん持って来い!……ったくあのバカは」

 

「龍君?」

 

「暫く此処で待つぞ」

 

「うん……」

 

そして私と龍君は皆が来るまで待つことにしました、この時龍君の魔法で足元に床を作ってくれたので背中合わせで助けてくれたお礼と迷惑を掛けた謝罪をすると…

 

「反省してるなら俺から言う事は無い」

 

と龍君らしい返事をしてくれた。

 

そしてなのはちゃん達が来てくれて私は岸に戻りました。

 

「今日はもう帰る?」

 

「そうだね、水着が無いとすずか詰まらないもんね」

 

「あ!ちょっと待ってて」

 

「「「「すずか((ちゃん))?」」」」

 

なのはちゃんとフェイトちゃんの会話を聞いて私は鞄を持って更衣室に向かう。

 

「今なら自信を持って……着れるよね♪」

 

私はもう一着の水着……龍君が選んでくれた水着を着て、皆の所に戻る。

 

「あれ?すずかちゃん」

 

「その水着……」

 

「えへへ…」

 

戻った私の水着姿を見て、なのはちゃんとフェイトちゃんが驚く…龍君は……向こうで彩羽ちゃんとリインと(リアルな)砂のお城を作ってる、だから先ずは二人に…

 

「なのはちゃん、フェイトちゃん……」

 

「「何、すずか(ちゃん)」」

 

「ごめんなさい!」

 

謝る、きっと怒るから……でもこの気持ちに嘘は付けない

 

「どうして、ごめんなさいなの?」

 

「私ね……ううん私も…その…龍君の事好きに成っちゃった」

 

「「あ!やっぱり」」

 

「……え?それだけ?」

 

龍君を好きに成った事を伝えるとなのはちゃんとフェイトちゃんは笑っていた。

 

「うん♪だって私達昨日言ったでしょ、すずかちゃん龍君の事が好きなの?って」

 

「でも……怒ってるんじゃ」

 

「私もなのはも龍の恋人じゃないんだよ、まだ片想い…他の人が龍を好きに成るのに怒る資格なんて無いよ」

 

「なのはちゃん……フェイトちゃん…」

 

私は二人の言葉を聞いて嬉しかった…私は本当に良い友達に出会えた

 

「でも!!私は負けないよ!龍君の事が昔からずっと!ず〜〜っと好きだから」

 

「私も龍を好きな気持ちは二人に負けないよ!」

 

「うん♪これから宜しくね、なのはちゃんフェイトちゃん」

 

私達は手を繋いでこれからは親友兼ライバルとして頑張る事を誓いました。

 

「すずかちゃん、今まで見てきたなら解ってると思うけど……覚悟しといた方が良いよ?龍君鈍感だから」

 

「うん……知ってる」

 

「私誕生日に出掛けた時告白したけど、爆睡して聞いてもらえなかった」

 

「「えっと………ドンマイ、フェイトちゃん」」

 

「うぅ…」

 

「何か青春しとるな〜」

 

「見てる分には面白いじゃない?」

 

「それは言えとる(笑)」

 

そして私達は龍君の所に行って…

 

「?…月村、それ……」

 

「一応二着持って来てたんだよ……その…似合ってるかな?龍君」

 

「おう、似合ってるぞ」

 

「ありがとう♪龍君」

 

「お兄ちゃ、お水汲んできた〜」

 

日が暮れるまで遊びました。

 

〜月村邸〜

 

プルルル♪

 

海から家に帰ってきた私は電話を掛けてる。

 

「あ!お姉ちゃん?すずかだよ」

 

電話の相手は恭也さんと結婚して海外に住んでるお姉ちゃんです。

 

「うん♪大丈夫、私もファリンも元気だよ……それでね、私お姉ちゃんに伝えたい事が有るの」

 

電話をしたのは、お姉ちゃんに教えたかったから、私も……お姉ちゃんと同じ様に…

 

「お姉ちゃん、私……私ね!好きな人が出来たんだよ♪」

 

私の初恋の相手はぶっきらぼうで鈍感な男の子……ライバルは小学校からの親友…それでも私は頑張る……だから

 

 

覚悟しててね♪龍君

 

〜龍視点〜

 

「ヘックシュン!!」

 

「どうした?風邪か?」

 

「只のくしゃみだ」

 

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神様の雑談…のコーナーです〜

 

いや〜♪楽しかったです〜

 

沢原 龍さんと久しぶりにお話しましたが、あの人やっぱり変わった人です〜

 

では、ゴッドスマイルでリリカル☆マジカル、さよならです〜

 

そうです〜、帰るときに拾ったコレ……どうしましょう?

 

【すずかの無くした水着】

 

取り敢えず飾っておくです〜

 

 

説明
第五十七話…お姉ちゃん、私……私ね!好きな人が出来たんだよ♪
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コメント
神よ、どこで拾った?(アサシン)
すずか堕つ(匿名希望)
幼女神よ、お前は何しに来たんだwww(クライシス)
桃子さんも茶目っ気を出して参加したら彩羽は無敵になりそう(なゆた)
誤字発見です。 (アリサが龍の家に到着した時)早めに言っても→行っても(神薙)
同じ血筋チートのとらハ・ヒロイン候補、ってか忍と恭也の娘・月村雫とは是非ともライバルっぽい関係になってもらいたい。(匿名希望)
これが血筋チートか?さすがは彩羽。一瞬、剣術を嗜むINNOCENTのNANOHA小4がスプーンで紙コップに風穴を空けた姿とダブったぜ……。なのはより御神の娘って感じだな。(匿名希望)
・・・美由希さん、アンタは彩羽を何処に向かわせるんだ?幼稚園児に御神流を教えるなよ。龍の妹だから龍同様早い段階で御神流を極めそうだな。(俊)
おい神よ、女の子の水着を飾ってどうするつもりだww それにしても、いろはに対する龍くんがおざなりww(神余 雛)
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