魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者
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放課後での会話を終えて俺は八神家に帰っていた。

 

遥の言葉を信じないわけではないが、念のためだ。

 

そしてその日の夜。

 

夕也「蒐集のペースを早めようと思う。」

 

シャマル「ペースを早めるのは賛成だけど、どうするの?」

 

夕也「なぁ、シャマル。はやては後どれくらい持つと思う?」

 

そう、最近になってはやての体調を崩す頻度があがっているのだ。

 

シャマル「こういってはなんだけど・・・持って・・・今年いっぱいよ。」

 

俺 シャマル以外「「「ッ!?」」」

 

皆が驚く。

 

夕也「だからこそ、ペースを早めるんだ。形振り構っていられない。それが例え遥達と戦うことになろうと・・・」

 

シグナム「夕也・・・・・」

 

全員「「「・・・・・・・」」」

 

皆が押し黙る。

 

そして、俺は自身で決めた誓約を壊す。

 

夕也「・・・・・だからこそ、魔導師から魔力を蒐集する。」

 

全員「「「「ッ!?」」」」

 

俺の一言に全員が驚く。

 

そんな中で最初に立て直したのはシグナムだった。

 

シグナム「・・・・・いいのか?それは・・・」

 

夕也「わかってる・・・でももう後には引けないから・・・」

 

ヴィータ「で、でもよっ!?そんなことしたらはやての罪が大きくなるんだろうっ!?」

 

シャマル「そうよっ!それを防ぐために私達はこれまで頑張ってきたんでしょうっ!?」

 

ヴィータとシャマルが反論してくる。

 

ザフィーラが静かに口を開く。

 

ザフィーラ「お前は・・・・本当にそれでいいのか?」

 

夕也「っ」

 

っ、ザフィーラはいつもっ・・・

 

ザフィーラ「それで「いいわけねぇだろ!!!」・・・」

 

夕也「っ、いいわけ・・・ねぇだろ・・・俺だってそんな事はしたくなかった!!でもこのままじゃはやての命が危ない!!今のままじゃクリスマスまで間に合わない!!!・・・それに蒐集しても死ぬわけじゃないんだ・・・・・」

 

ザフィーラ「お前の行く道は・・・・茨の道だぞ?それでも行くのか?その先にある未来を信じて・・・」

 

ザフィーラがそう言う。

 

夕也「・・・・・そうだ。俺の望む未来を・・・この手で掴むために・・・俺は自分が犯罪者になっても構わないっ!!!」

 

全員「「「「ッ!?」」」」

 

皆、驚く。

 

そして、少し経ってシグナムが言う。

 

シグナム「お前の覚悟、しかと見届けた。」

 

続いてシャマルが

 

シャマル「そうねっ!一緒に頑張りましょうっ!!」

 

次にヴィータが

 

ヴィータ「あたし達も頑張るぜ!!」

 

最後にザフィーラが

 

ザフィーラ「せめて、お前の負担を軽減するくらいの仕事はしよう。」

 

皆が俺に同意してくれる。

 

夕也「皆・・・ありがとう・・・俺達が行くのは修羅の道だ。管理局にはばれたと考えてもらっていい。よってこれからは管理局に隠れて蒐集する必要はない。邪魔する奴は・・・倒すっ!!!」

 

全員「「「「・・・(コクッ)」」」」

 

皆が力強く頷いてくれる。

 

俺は己の中の『良心』を殺して蒐集をする・・・!

 

夕也「シャマル・・・転移を・・・」

 

シャマル「ええ・・・」

 

俺達は決意を新たにして蒐集に向かった。

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〜管理外無人世界〜

 

俺達は遠く離れた世界の砂漠に転移した。

 

ヴィータ「こんな何もいなさそうな所に魔法生物なんているのかよ?」

 

ヴィータはグラーフアイゼンを肩に担ぎながら言う。

 

夕也「こんな所だからこそ強い奴はごろごろいるんだ。こんな厳しい環境だ。生きてる奴はそうとう強いだろうな。」

 

俺はムーンを手にしながら言う。

 

夕也「シャマル、お前のデバイスに一時的に魔力を止めることは出来るか?」

 

シャマル「えぇ。できるわよ。」

 

夕也「よし、分かれて蒐集する。東と西で別れて西はザフィーラとシグナムとシャマル。東は俺とヴィータが受け持つ。闇の書を持つのは俺だ。」

 

ヴィータ「?何でだよ?」

 

夕也「悪あがきだが俺を闇の書の主と誤認させる。そのためにはヴォルケンリッターじゃない俺が持ってる方がいい。少なくともはやては蒐集を望んでいないと言い訳することもできるしな。」

 

ヴィータ「夕也・・・・」

 

夕也「頼むぞ、みんな。」

 

シグナム「承知した。」

 

シャマル「任せて。」

 

ザフィーラ「心得た。」

 

俺はシグナムとザフィーラに念話を飛ばした。

 

夕也「(シグナム、ザフィーラ。)」

 

シグナム ザフィーラ「「((何だ?夕也?))」」

 

夕也「(もし、管理局が来たら、判断は二人に任せる。援軍にいけるときはいく。)」

 

シグナム「(わかった。)」

 

ザフィーラ「(了解した。)」

 

夕也「(頼むぞ・・・!)」

 

そして、三人は自分達の受け持つエリアに向かった。

 

夕也「行くぞ、ヴィータ。」

 

ヴィータ「おうっ!」

 

俺とヴィータは自分達の持ち場に向かった。

 

〜東〜

 

ヴィータ「夕也、蒐集できたぜ。」

 

夕也「そうか・・・」

 

ヴィータ「大丈夫か?だいぶ息が上がっているが・・・」

 

夕也「大丈夫、少し休めばいけるから・・・」

 

さすがに、疲れてきたな・・・・・

 

・・・・・・・・よしっ!!

 

夕也「休憩終了っ!!さて、次のポイントに『ユウ、魔力反応をキャッチしたよ!』っな!?いくら何でも早すぎだろうっ!!」

 

ムーン『西の方にも同様に魔力反応を確認したよ!」

 

どういうことだ?何でこんなにも早く・・・

 

ヴィータ「おい、どういうことだよ・・・「やられた・・・」え?」

 

夕也「おそらく、転移した反応を追って、やってきたんだろう。戦力が分散しているけどおそらく間に合わない。此処で、迎え撃つ。」

 

ヴィータ「わかった。」

 

最悪、挟まれたら終わりだからな・・・

 

ムーン『目標、視認するよ。』

 

そして、こちらに来たのは

 

夕也「ッ!・・・何で来たんだよ?・・・」

 

クロノとなのは、そして今日決別した筈の遥がいた。

 

せっかく、覚悟を決めたのに・・・!

 

ヴィータ「夕也・・・大丈夫か?・・・」

 

ヴィータが心配して俺に声を掛ける。

 

夕也「だいじょうぶ。ありがとう、ヴィータ。」

 

そして、三人が俺達の前に降り立った。

 

クロノ「時空管理局執務官クロノ・ハラオウンだ!」

 

なのは「民間協力者の高町なのはですっ!!」

 

遥「同じく協力者の西園遥です。」

 

クロノ「お前達を第一級捜索指定ロストロギア、闇の書の所持で拘束させてもらうっ!!」

 

やっぱりばれていたか・・・

 

おそらく過去の映像からシグナム達のことを調べたんだろう。

 

なのは「どうして、そんな危険なものを・・・闇の書は危険なものなんだよっ!?なのに・・・どうしてっ!?」

 

遥「・・・・・・」

 

なのはは何か言ってくる。

 

それに引き換え遥は何も言わない。

 

ふと見るとなのはと遥の姿が変わっていた。

 

なのははアニメA’sのBJに

 

遥は所々に鎧が着けられており、白を基調にしたのは変わらないが所々に赤い所があるのは変わっていない。(イメージはA’sなのはのBJに手甲と小さい胸当てが付いている感じ。)

 

夕也「・・・ヴィータ、黒いのと茶色い髪をツインテールにしている子、抑えられるか?」

 

ヴィータ「なんとか出来ると思うけど・・・なんでだ?」

 

夕也「ちょっと・・・話したいことがあってな・・・」

 

ヴィータ「・・・・・わかった。信じるぜ、夕也・・・そこのてめぇら、あたしが相手してやる!!来いっ!!」

 

ヴィータはそう言って、クロノとなのはを来るようにいって、飛び上がる。

 

クロノ達は少し話して、飛び立つ。

 

その場に残ったのは俺と遥だけである。

 

夕也 遥「「・・・・・・・・・」」

 

無言が続く。

 

最初に口を開いたのは遥だった。

 

遥「夕也・・・だよね?」

 

夕也「・・・・・・そうだよ。」

 

遥「私には手伝うことはできないの?私は夕也の力になりたいの。」

 

遥、俺はお前を突き放したのに・・・

 

夕也「・・・・・手遅れなんだよ・・・遥・・・遅かったんだ。」

 

俺はそう言ってムーンを構える。

 

遥「っまだ手遅れじゃないよっ!!」

 

夕也「俺は・・・もう・・・後戻りできないんだ・・・」

 

遥「あなたを助けてみせるっ!!この『スプリング・マギ』でっ!!」

 

そして、友達同士の戦いが始まる・・・

 

???SIDE

 

戦ってはいけない・・・・・

 

貴方達は・・・戦ってはいけない・・・

 

二人が二人とも、互いを((大切に思っているのに|・・・・・・・・・・))・・・

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あとがき

 

・・・・・・・あれ?戦闘パートにする予定だったのに・・・

 

何で、こうなったんだろう?

 

まぁ、悩んでも仕方ないかっ!!

 

気を取り直して次回は戦闘パート、夕也VS遥、ヴィータVSクロノ、なのはをお届けしたいと思います。

 

では!次回に!

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魔法少女リリカルなのは 恋愛 ハーレム クロス ジャンヌ・ダルク 

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