魔法妖怪は転生者
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キラSide:始

 

 

俺達が聖祥に転入してから数日後の土曜。全員リリなのの原作知識は一応最低限貰っているが((海鳴市|この町))の地形や何処に何があるかなどは全く分からない状態なので取敢えず個別に散策することにした

 

 

俺は地形を把握して地図各役割。迷彩は図書館などの公共機関の把握。鴛鴦は買い出し。カルラと飛鳥は寮内の整理整頓。

 

 

そして現在、俺は散策中に見つけた豪邸の門の前に居る

 

 

『(原作知識で知ってはいたが。此処から((同族|吸血鬼))の気配と言うか、臭いみたいなのを感じる。えかか、吸血鬼真祖にこんな能力あったんだな)』

 

 

まあ、ニシダさん(俺を転生させた最高神)が付けたと考えればいいか。サポートの四人は神見習いになる前の世界での全盛期と同等のスペックだしな

 

 

『(にしてもデカい屋敷だな。箱庭寮よりデカいし、((委員長|雪広あやか))の屋敷よりデカい。何より30近くの視線、監視カメラか? 同族の気配に豪邸に監視カメラ。まずもって吸血鬼の一族の屋敷だな。 確かクラスの月村が吸血鬼だったか) おっと、豪邸見てる場合じゃない。地形把握しなきゃいけないんだった』

 

 

役割を思い出し、早足にその場を後にした

 

 

キラSide:了

 

 

 

???Side:始

 

 

私は紅茶を飲みながら休息をとっている。すると扉からノックが聞こえたので入るように言うと、私専属のメイドと私の恋人が入ってきた

 

 

???「・・・忍、少々やっかいな事になるかもしれん」

 

「・・・何があったの、恭也?」

 

 

私は恋人の真剣な表情にただ事では無いと思った

 

 

「先ほど、海鳴市で見かけない一人の子供が屋敷を見ていた。最近引っ越してきた子だろう」

 

「? それだけなら何の問題も無いように思えるんだけど。大きな屋敷に見入る子供なんて珍しくないでょ? 引っ越してきたばかりの子なら尚更よ」

 

恭也「カモフラージュされている監視カメラを全て見つけられてもか?」

 

「!? それは本当?」

 

 

その問いに恭也はうなずく。この屋敷の監視カメラはダミーの七台除いて30台はある。しかも全て普通の人では分からないように巧妙に隠してある。それを全て見つけるとなると裏に通じる人と考えられない。しかもこの屋敷に来たとなると他の夜の一族の刺客としか考えられない。と言うかそれ以外に居ない

 

 

恭也「すぐに後を追ったがダメだった。見た目は子供だが嘗めてかかると痛い目に遭いそうだ」

 

 

頭が痛くなってきたわ。あの恭也が振り切られるなんて。相当な手練れで間違いないだろうけど……………奴らめ、子供まで使うなんて…………虫酸が走るわ

 

 

「とにかく、あの子のことはこれから警戒してちょうだい。もし刺客なら………」

 

恭也「分かっている。たとえ子供だろうと忍を傷つける奴は許さない」

 

「…………ごめんね恭也。こんな嫌な役をやらせちゃって」

 

恭也「なに、気にするな」

 

 

私は恭也に謝ると、その子について調べ始めた

 

 

???Side:了

 

 

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キラSide:始

 

 

『やっぱり監視カメラ全部見つけたのはまずかったか?』

 

鴛鴦『だろうね』

 

カルラ『むしろそれ以外で警戒されないだろ』

 

飛鳥『てか何で月村宅行ったし』

 

迷彩『監視カメラ見つけるのはまだいいけど、尾行を撒くな』

 

『鬱陶しかったんだよ。それより翠屋行こうぜ。甘い物が食べたい』

 

迷彩『そうだな』

 

カルラ『腹減った』

 

鴛鴦『そうだね、お金はあるし』

 

飛鳥『じゃあ行くか』

 

 

そう言って翠屋に向かった

 

 

キラSide:了

 

 

翠屋に到着

 

 

カランコロン

 

 

店主「いらっしゃい、君たちだけかな?」

 

迷彩『はい』

 

店主「じゃあテーブル席にどうぞ」

 

 

テーブル席に案内され、メニューを見る

 

 

店主「注文は決まったかな?」

 

 

注文が決まったころに喫茶店のマスターと思う人が来た。かなり若く見える。けどこの人、ただ者じゃないね。気を抜いていたとはいえ僕等が声をかけられるまで全く気配を感じなかった。さらに客が殆どいない状態でだ

 

 

『ええ。僕はコーヒーをブラックで』

 

キラ『俺はシュークリームとガトーショコラ』

 

迷彩『私は紅茶で』

 

カルラ『俺はカルピス』

 

飛鳥『俺はコーラで』

 

店主「分かった。ちょっと待っててね」

 

 

そういってメモを持って裏に戻る

 

 

店主「お待ちどう」

 

『ありがとうございます』

 

 

念のためにコーヒーの中身を探ってみたが何も入ってなかったので飲むことにした

 

 

『………美味い』

 

店主「それはどうも」

 

キラ『しかし鴛鴦はよくブラックコーヒー飲めるな』

 

 

キラがなんか言ってるが、かなり美味しかったのでもう一杯頼んだ

 

 

店主「はい、どうぞ」

 

『ありがとうございます』

 

店主「ところで君達は一体「月村に一体何の目的で近づいた!!」………はぁ、恭也」

 

『………一体何の事だか解らんのだが?』

 

 

月村に何の用だと言われてもなはぁ、月村家に行ったのはキラだし。面倒なことになった。しかも、ちゃっかり貸切りにしてやがる

 

 

恭也「とぼけるな!!貴様等が月村家を探っていたのは分っているんだぞ!!」

 

『………はぁ。店主さん、客に対して訳分からん事を怒鳴り散らすのがここのマナーなのかい?』

 

 

嫌味をそれなりにたっぷり込めて聞く

 

 

店主「いいや、違うよ。恭也、お客さんに失礼だから落ち着きなさい。」

 

恭也「でも父さ「恭也!」………ぐっ!」

 

 

なるほど、親子か。確かにかなり似ているな。

 

 

店主「それで君達は………『安心院です』『ヤマト』『敦賀です』『馬』『筑紫島』………安心院君たちを信用してないことには変わりない。君達は一体何者なんだい?」

 

『ふむ………何者かと聞かれると聖祥小学校三年生としか答えらないね』

 

 

嘘は言ってないぞ、嘘は

 

 

恭也「貴様!!ふざけるのも「恭也、少し黙ってなさい!!」………」

 

店主「………分かった、君達を信じるとしよう」

 

 

ふむ、このままじゃ埒が明かないな

 

 

『店主、あなたの名前は?』

 

店主「ん?私かい? 私は士郎。高町士郎だ」

 

 

店主の名を聞くと

 

 

キラ『《なあ、確か高町と月村ってクラスに居たよな》』

 

迷彩『《原作知識を見直しなよ》』

 

キラ『《人間関係の把握は苦手だ》』

 

 

迷彩とキラが念話でやり取りをしていた

 

 

カルラ『ふむ、士郎さん。あなた方は何を勘違いしているか分からんが。俺たちは別に貴方達に害を及ぼす者とは関係ない』

 

恭也「嘘をつく「恭也!」………」

 

士郎「うーん、そう言われても証拠もないし」

 

カルラ『ふむ。では会談の場を設けてはくれないだろうか』

 

士郎「会談の場をかい?」

 

カルラ『はい』

 

士郎「………それはこちらにどう言った得があるのかな?」

 

カルラ『これを口実に危害を加え無いかと思うなら会談の場で拘束すればいい。こちらとしても誤解を解かずに疑われたままと言うのは避けたい』

 

士郎「………分かった。「父さん!!」………仕方ないだろう。今彼等を敵に回しても得はない。それに彼は嘘を言ってない」

 

カルラ『賢明な判断です。では、会談の日時は明日日曜日の正午にでも』

 

 

そして、僕等は注文したものを食べ終え、代金をテーブルに置いて店を出た

 

 

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キラ『いや〜驚いたぞカルラ。お前にこんな交渉技術あったなんて』

 

カルラ『前は三国時代に居たからな。これくらい出来なければ』

 

迷彩『そんなことより早く寝ろ。明日は会談だぞ』

 

 

迷彩の一言でみんな眠りについた

 

 

-4ページ-

 

 

後書き

 

 

誤字脱字等ありましたらご指摘願います

 

 

 

説明
第二話
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コメント
そうでした!訂正しておきます!(頭翅(トーマ))
撒くのは『備考』じゃなくて『尾行』じゃね?(Lapis lazuli)
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