貴方と人生を共に 最終章 本編 23 
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王座の間(異空間化)

 

劉福「はっはっは!同情はするなよ?貴様を苦しめた敵じゃぞ?」

 

一刀「そうだな・・・」

 

一刀に異常な気が集まりだした。

 

月音「・・・」

 

それに続き、月音達にも異常な気、魔力が流れていく。

 

武「・・・許さねぇ」

 

劉福「他の外史の奴に言われたく無いな〜これはワシと北郷の問題なんじゃが?」

 

武「・・・関係あるさ・・・俺も北郷軍の一員だからな!」

 

ジャキッ

 

ユーリ「おい、劉福・・・そろそろお前・・・退場してくんねぇか?・・・永遠に

 

眠らせてやんよ・・・今度こそ二度と面出せねぇ様にな。」

 

ジャキッ

 

なのは「・・・おじさんだけは許せない!」

 

ジャキッ

 

雪蓮「・・・久々に頭に血が上ってるわね・・・外道が!」

 

ジャキッ

 

華琳「私もよ・・・殺す。」

 

ジャキッ

 

月音「アンタには借りがあるからね・・・ミーナを苦しめた借り・・・

 

色々な外史の人達を苦しめた借り・・・おっとうを苦しめた借りがね!」

 

ジャキッ

 

次々と武器を構えていく。

 

そして、次々とその場に姿を現した。

 

皆刀「その通りだ!貴様のお陰で愛蓮達は苦しんだんだ・・・」

 

ジャキッ

 

華琳「何でここに?」

 

信奈「兵はあらかた片付いたわ。」

 

良晴「変な人形達が居なくなったからな・・・あれが北郷一刀さんか・・・

 

(俺と同等にかっこいいじゃねぇか・・・俺が上だがな。)」

 

信奈「アンタよりは良い男よ。(凄いわねここ・・・気がピリピリしてるわ。)」

 

良晴「なぬっ!」

 

華琳「精進しなさい。」

 

信奈「これからよ。」

 

劉福「ならば!来い!貴様らを血祭りにした後に貴様らの外史を壊しに行ってやろう!

 

光栄に思え!外史の野郎共よ!はぁぁぁぁぁぁぁぁ!終焉のピリオドを!」

 

劉福は凄まじい気のオーラーを放った。

 

一刀「クッ!」

 

劉福「死ね!」

 

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ

 

カキンッ

 

フェイト「間に合った。」

 

ヴィーダ「残りっカスの魔力だが・・・」

 

シグナム「障壁を張るくらいは出来たみたいだな。」

 

はやて「後は頼んだで・・・」

 

バタンッバタンバタンバタンッ

 

なのは「皆!」

 

劉福「これで終いじゃ!」

 

スッ

 

フレン「させないよ!」

 

シュッ

 

カキンッ

 

劉福「温い!」

 

ザクッ

 

フレン「クッ・・・」

 

バタンッ

 

リタ「エンシェント!」

 

愛美「ダブルカタストロフィー!」

 

劉福「雑兵が!」

 

シューーーーーッ

 

リタ「吸収された!」

 

愛美「あれをやるわよ!」

 

リタ「ええ!」

 

劉福「エンシェントカタストロフィー!」

 

ドゴーーーーーーンッ

 

リタ「そん・・・な」

 

バタンッ

 

愛美「つき・・・ね」

 

バタンッ

 

月音「愛美!リタ!」

 

ユーリ「っち!貴様!」

 

ユーリはオーバリミッツを放つが・・・

 

劉福「漸毅狼影陣!」

 

ザシュザシュザシュザシュッ

 

ユーリ「かはっ」

 

バタンッ

 

劉福「ふんっ」

 

水月「隙有り!」

 

シュッ

 

冥夜「はぁぁぁ!」

 

シュッ

 

カキンッ

 

劉福は同時に二本の剣を人差し指で止めた。

 

劉福「隙?・・・これは余裕と言うもんじゃ・・・は!」

 

劉福は二人に気弾を当てた。

 

冥夜「たけ・・・る」

 

バタンッ

 

水月「っち・・・」

 

バタンッ

 

武「冥夜!中尉!」

 

左之助「二重の極み!おらぁぁぁぁぁ!」

 

ドンドンッ

 

左之助「入った!」

 

剣心「左之!まだだ!」

 

劉福「二重の極みってのはこうか?」

 

ドンドンッ

 

左之助「かはっ」

 

剣心「左之!」

 

スッ

 

剣心「飛天御剣流!九頭龍閃!」

 

劉福「ほほう・・・凄い威力だが・・・殺さずのお前では無理だ!」

 

劉福は剣心の首を掴んだ。

 

剣心「!」

 

剣心は鞘を掴もうとしたが

 

劉福「鞘で攻撃できるかな?」

 

剣心「(力が抜ける・・・さっきから感じてた・・・これはいったい・・・)」

 

劉福「それもそのはずだ、貴様の気を吸ってるのだからな・・・燃えろ!」

 

月音「はぁぁぁぁぁ!」

 

ザシュッ

 

剣心「助かったでござるよ。」

 

月音「剣心さん達の力は半減してるはずだよ。

 

外史に張ってる結界のせいでね。

 

私達はおそらく太陽石の力のお陰だと思うけどね。」

 

剣心「なるほど、拙者達がここに来た時に感じたのはそれでござるか。

 

だが、出来る事はあるはずでござるよ。」

 

月音「うん!」

 

劉福「悲しいか?貴様らが望んだ事だぞ?」

 

一刀「・・・もう黙れ。」

 

スッ

 

劉福「見え見えなんだよ!」

 

カキンッ

 

がしっ

 

劉福「お前は!白銀武!」

 

武「残念だったな。」

 

スッ

 

一刀「ここだ!」

 

劉福「甘いぞ!北郷!」

 

劉福はもう片方の手で受け止めた。

 

月音「残念でした〜」

 

がしっ

 

劉福「貴様らは邪魔だ!」

 

ザシュザシュッ

 

武「クッ!」

 

月音「うっ!・・・離さないよ!」

 

武「今だ!」

 

なのは「魔力全開!スターライトブレイカー!shoot!」

 

ドゴーーーーーンッ

 

劉福「舐めるな!」

 

劉福は2人を盾にした。

 

武「そんな事お見通しだ!」

 

ピュイーンッ

 

当麻「貴様の幻想!俺達が粉々にしてやる!」

 

劉福「幻想殺しか・・・だが!」

 

だが、当麻は右手で掴んだだけだった。

 

劉福「何だと!」

 

当麻「残念だったな・・・今だ!」

 

一刀「はぁぁぁぁぁぁ!」

 

ザクッ

 

一刀は劉福の心臓に青鬼を突き刺した。

 

劉福「がはっ・・・まだだ!」

 

ユーリ「はぁぁぁぁぁぁ!」

 

ザクッ

 

劉福「そんな事をしても・・・がはっ・・・何故じゃ!

 

・・・符か!」

 

月音「そうだよ、掴んだ時にペタリとね!」

 

当麻「それと俺の右手だ。」

 

武「二重の構えって奴だ・・・止めを!」

 

一刀「ルナ!」

 

ルナ「ええ!」

 

シューーーーーーッ

 

ルナト「ルナト降臨!極縛!」

 

バシッ

 

ぎゅっ!

 

劉福「何じゃと!」

 

ルナト「聖なる呪縛と言った所だ。」

 

武「符の力が働いてるんだぜ。」

 

月音「後は死を待つだけ・・・死になよ・・・劉福!」

 

ルナト「皆!今だ!俺の気を送る!」

 

ルナトは気の球を作り、投げつけた。

 

月音「あたしのこの怒りが真っ赤に燃える!」

 

武「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ザシュザシュッ

 

ユーリ「閃け鮮烈なる刃。

 

ザシュザシュッ

 

無限の闇を鋭く切り裂き、

 

ザシュザシュッ

 

仇為す者を微塵に砕く!

 

ザシュザシュッ

 

漸毅狼影陣!」

 

ザシュザシュザシュザシュザシュッ

 

なのは「これが本当の全力全開!スターライトブレイカー!shoot!」

 

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ

 

風助「空圧拳!」

 

皆刀「俺も!」

 

豪鬼(気を剣に集中させるのじゃ!)

 

皆刀「ああ!喰らえ!」

 

ザシュッ!

 

月音「神の剣!スペシャルバージョンだーーーー!」

 

ドゴーーーーーーーーンッ

 

一刀は元に戻った。

 

一刀「華琳!」

 

華琳「ええ!」

 

一刀は華琳の元へ

 

一刀「鬼の気よ!」

 

華琳「覇王の気よ!」

 

華琳の絶に一刀と華琳の気が混じり合っい、大きい絶になった。

 

一刀・華琳「「俺(私)達のラブラブ合体奥義!エンド・オブ・デスサイズ!

 

消えろーーーーー!」」

 

ブォンッ

 

ザシュッ

 

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ

 

劉福「馬鹿な・・・またしても・・・ワシハ・・・不滅ーーー!」

 

劉福は気の炎に焼かれ、消え去った。

 

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月音「恥ずかしい技だね〜」

 

雪蓮「ま、結果オーライだね。」

 

なのは「月音ちゃん!倒したよ!」

 

ぎゅっ

 

月音「ちょっ・・・ぐっぐるじい・・・おじ・・・る」

 

フェイト「月音!なのは!やったね!」

 

ぎゅっ

 

月音「・・・(天使が見える・・・(´人`))」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

一刀「なっ何だ?」

 

梨花「この物語の終端を終えた事で外史が崩壊し始まってます!

 

急いで外の人達の避難を!」

 

一刀「神鬼化!・・・月音達は時空門で正史に行く者達を送ってくれ!

 

俺は外史崩壊の時間を稼ぐ!」

 

月音「・・・はっ!・・・分かった!」

 

華琳「一刀!」

 

一刀「・・・華琳・・・」

 

ぎゅっ

 

華琳「待ってるから!ずっとずっと!・・・もう二度と私の前から消えないで!」

 

一刀「大丈夫、直ぐ帰るから・・・今度は君の前から消えないよ・・・

 

あの時と違う・・・今度こそ、約束は守る・・・寂しがり屋な女の子を・・・

 

大切な人達を残して死ねないからな・・・だから、行ってきます。」

 

ぎゅっ

 

華琳「いって・・・行ってらっしゃい・・・あなた・・・」

 

二人は再会の口づけを交わした。

 

月「・・・(私は・・・もう待つのは嫌・・・だから!)」

 

なでなでっ

 

一刀「後は頼むぞ。」

 

華琳「ええ!」

 

一刀「ルナ!俺の力で支えられる時間は分かるか?」

 

ルナ「およそ半日程度よ、私と同調すれば2日は行けるけど、

 

寿命が縮まる覚悟はしといた方が良いわ・・・

 

(いえ、縮まらないかもしれない・・・なぜなら・・・)」

 

一刀「分かった・・・さあ、華琳。」

 

華琳「コクッ」

 

華琳達は急いで本陣へ

 

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武「一刀・・・俺は何も言わないぞ。」

 

一刀「ああ・・・」

 

武「また、会おう・・・お互い生きてたらな。」

 

一刀「もちろんさ。」

 

ドンッ

 

一刀「痛っ」

 

水月「奥さんを泣かせるんじゃ無いわよ〜」

 

みちる「もっと早く来れれば噛ませ犬にして弄るつもりだったんだがな。」

 

晴子「残念〜」

 

武「一刀・・・すまんな。」

 

一刀「いや・・・本当の事だからな・・・」

 

武「おいおい否定しろよ・・・お前らしいがな。」

 

一刀「だけど・・・忘れないよ。」

 

武「ああ!またな。」

 

二人はお互いの手を叩き、武達が自分達の外史へ

 

皆刀「とうさん・・・これ」

 

皆刀は豪鬼と闘鬼を差し出した。

 

一刀「どうしたんだ?これ?」

 

皆刀「具現化してみろだってさ。」

 

一刀は言われるまま具現化させた。

 

キラーーーーンッ

 

一刀「おいおい・・・マジかよ・・・」

 

豪鬼「久し振りじゃな、一刀」

 

闘鬼「大きくなりましたね・・・立派な子供、お嫁さんを貰って・・・

 

お嫁さんを泣かせてはダメよ?」

 

豪鬼「そうじゃ!・・・はよう戻って来い!」

 

一刀「ありがとう・・・じいちゃん、ばあちゃん」

 

闘鬼「これからはここから見守ってるからね。」

 

ピカーーーンッ

 

皆刀「・・・とうさん」

 

一刀「・・・北郷皆刀!」

 

皆刀「はっはい!」

 

一刀「俺が戻らなかった場合・・・母さん達を守るんだ・・・」

 

皆刀「とうさん、約束出来ないよ・・・早く戻って来てくれよ。」

 

一刀「いっちょ前になりやがってw」

 

ぐりぐりぐりっ

 

皆刀「いっ痛いってw」

 

一刀「はははははっ・・・さあ、行きな。」

 

皆刀「はいっ!」

 

残ったのは一刀、ルナだった。

 

ルナ「・・・良かったの?これで」

 

一刀「ああ、俺は長く生き過ぎたのかもしれない・・・

 

付き合わせて悪いな・・・それに・・・」

 

ルナ「・・・神化が始まってるのね?」

 

一刀「俺が決めた事だ・・・大切な人達が守れるなら神にでもなってやるよ。

 

それに、奴は・・・」

 

ルナ「ええ・・・生きてるわね。」

 

一刀「いい加減鬼ごっこは終わりにしたいな・・・」

 

ブンッ

 

梨花「一刀様・・・私もお付き合いします。」

 

一刀「・・・良いんだね?」

 

梨花「はい・・・死ぬ時は一緒です。」

 

一刀「でも、死ぬ気は無いよ。もう、二度とあの子の前から消えないと約束したからね。」

 

梨花「嫉妬しちゃいますよ?」

 

ブンッ

 

太公望「管路だけずるい〜」

 

一刀「ぷっ・・・はははははははっ」

 

太公望「ぶぅ〜笑う事ないじゃない〜」

 

一刀「ごめんごめん・・・行こう!この外史の固定板へ!」

 

3人「はっ!」

 

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総本陣

 

華琳は現在説明していた。

 

華琳「って事なの、時間が無いわ。」

 

雛里「他の外史から来てくれた人は人形兵が消えた後に帰りました。

 

ありがとうと残して。」

 

華琳「残ってるのは?」

 

朱里「殆どの避難は終わりました。」

 

華琳「さすが、我が軍が誇る軍師達ね。」

 

冥琳「残ってる連中を纏めると月音、愛美、皆刀、雨林、愛乃、

 

ユーリ、フレン、リタ、なのは、フェイト、はやて、雪蓮、璃々、春蘭、

 

愛紗、鈴々、雛里、朱里、私とこの外史の住人だけだ。管理者類を除くとな。

 

今、ミーナ達が必死で正史に送っている・・・すまんが、武将、軍師に限らせて貰った。

 

後は先ほど貂蝉が来て鏡を置いてったぞ。」

 

華琳「皆刀がこの鏡で願えば良いんじゃない?」

 

総長「無理じゃな、今の外史の狭間はかなり不安定じゃ、

 

危険レベル5で例えると4じゃ。鏡を使えば、他の外史と干渉し合う可能性がある。

 

正史の歴史が変わってしまう恐れもあるぞ?」

 

華琳「使い道は無いの?」

 

ピカーンッ

 

豪鬼「ほほう。久し振りじゃの」

 

月「お爺様!」

 

華琳「どうしてここに?」

 

豪鬼「ワシは剣に魂の半分を宿してもらったのじゃ。」

 

皆刀「それとね。」

 

ピカーンッ

 

闘鬼「あら、可愛い子達ね・・・これが一刀のお嫁さん達?」

 

皆刀「そうだよ。」

 

闘鬼「聞いてた通りね・・・この子達も一刀の子供?」

 

皆刀「コクッ」

 

華琳「お婆様、北郷一刀の妻の北郷華琳と申します!華琳とお呼び下さい!」

 

月「私は北郷月と申します、本妻です。」

 

華琳「(やるわね・・・)」

 

総長「百刀殿、話は後じゃ。」

 

豪鬼「そうか・・・信じよっ!・・・一刀をな・・・ワシの自慢の孫なんじゃからな。

 

一刀を長生き出来る様に・・・頼むぞ、お主ら。」

 

一同『はいっ!(ん!)』

 

豪鬼「じゃあな。」

 

ピカーーーンッ

 

華琳「私達に出来る事をしましょう。」

 

総長「鏡の使い方はまだあるぞ?能力強化・・・使えんかの?」

 

華琳「使えるわね・・・少しでも向こいうに送りたいわ。」

 

総長「ならば、記憶を写変えれば良かろう。」

 

華琳「その手があったわね。」

 

だが、軍師達は険しい顔をした。

 

朱里「それはお勧め出来ません・・・余計な混乱を招く恐れがあるので。」

 

雛里「それに、その人達の生活が変わる可能性や、

 

新たな火種になる可能性もあります。」

 

冥琳「私の意見も同じだ。」

 

華琳「一理あるわね・・・なら、どうすれば良いのかしらね・・・」

 

朱里「軍師としての意見では、切り捨てるしか無いです。」

 

十兵「私達は大丈夫です!この日がいつか来ると思って覚悟は決めてました!

 

なっ!皆!」

 

全兵『おおお!』

 

雪蓮「アンタ達・・・華琳!今の大将は貴方なのよ!覚悟を決めなさい!

 

貴方は曹孟徳でしょ!」

 

華琳「・・・ふふっそうだったわね・・・皆の者!また会う日を楽しみにしてるぞ!」

 

全兵『おおおおおおおお!』

 

十兵「せめて親衛隊だけは連れてってあげて下さい。」

 

華琳「ええ、任せなさい。」

 

総長「決まったようじゃな・・・管理者諸君!これより、向こうに送る兵の家族達を

 

迎えに行くぞ!迅速にな。」

 

管理者達『はっ!』

 

桃実「あの〜・・・話聞いてくれますか?」

 

華琳「何かしら?」

 

皆刀「桃実?」

 

桃実「実は・・・私はこちらの世界の住人じゃないんです。

 

私の実家は東京の浅草です。」

 

皆刀「そうなの?!」

 

華琳「・・・それで?」

 

桃実「私はある時に、変な鏡を見つけたんです。

 

触った途端にここに居たんです・・・

 

劉備さんに拾われて、娘として生きて行こうと思ったんです。

 

生きる為に・・・娘である劉禅様は病で死んだと聞きました・・・

 

帰れないならいっそこっちで生きていこうと・・・」

 

皆刀「そうなの?」

 

海松「はい・・・ですが、劉禅様は私は好きません・・・

 

自分勝手でわがまま・・・民を見下した様な目で見たり・・・

 

そんな時、桃実様が現れ、劉備様と同じ雰囲気を感じ、お使えしようと

 

思ったんです。」

 

華琳「私もおかしいとは思ってたわ・・・

 

蜀漢2代皇帝が劉禅じゃなく、劉弾だった事にはね。」

 

皆刀「もしかして・・・あの時会った子?」

 

桃実「はい・・・あの時変な人に襲われそうになり、助けて貰いました。

 

その時から、私は貴方の事が好きでした///」

 

皆刀好き女子一同『#(ぴきっ)』

 

皆刀「そっそうか///ははっ」

 

桃実「私は戻ります・・・」

 

愛蓮「私達呉一同も行くわ。」

 

海松「私は・・・桃実様、すいません・・・私はここに残ります。」

 

彗「フッ・・・付き合おう。」

 

蘭々「蘭々も残るのだ・・・桃実お姉ちゃん・・・バイバイなのだ!」

 

桃実「うう・・・いま・・・今まで、ありがとうございます!」ぺこりッ

 

桃実は泣きながら何度も頭を下げた。

 

華琳「恋。」

 

恋「ん」

 

ドンッ

 

海松「なっ何を・・・」

 

バタンッバタンバタンッ

 

恋「3人を。」

 

親衛兵「はっ!」

 

桃実「恋さん?」

 

恋「別れるの・・・よくない・・・寂しい」

 

ブンッ

 

太公望「ごめん、緊急事態よ。」

 

 

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少し遡り

 

外史固定板

 

一刀「クッ!・・・まだか!」

 

梨花「思ったより、損傷が激しいですね・・・」

 

ルナは透視をしていた。

 

ルナ「ダメ、何かあった感じがする。」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

ルナ「ごめん、一刀・・・最初の予想より早く崩れそうよ。

 

正史時間で残り4時間。」

 

一刀「まだ、30分くらいしか経ってないよな?・・・クッ!」

 

ルナ「それくらいね・・・これは悪まで予想だから必ずしも当たるとは言えないわ。」

 

梨花「私の予知も全く効きません・・・」

 

太公望「要するにやばいって事ね。」

 

ルナ「そうなります。」

 

太公望「分かったわ、伝えてくる。」

 

一刀「頼む、持ちそうにない。」

 

ブンッ

 

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時は戻り

 

太公望「一刀を消したくなかったら急ぎなさい。

 

予想では4時間らしいわよ。4時間後、一刀はこの外史と同化し、死ぬわ。」

 

一同『!!』

 

華琳「悪いけど、返答が決まらない人は置いて行くわ。

 

一刀を失う訳には行かないの!ミーナ、もう開いて。」

 

ミーナ「分かったわ!時空門よ!開け!」

 

千里「私は行きます。」

 

百里「コクッ」

 

黒蓮「姉さん、私達はここに残って他の兵士達と一緒に居るよ。」

 

青蓮「付き合うよ。」

 

白蓮「お前ら・・・いや、お前らも来い!姉の命令だ!

 

来ないなら無理やりにでも連れてく!良いな!」

 

黒蓮「・・・青、我々の負けだ・・・行くか!」

 

青蓮「うむっ!」

 

輪花「私は行きます。」

 

華琳「季衣、貴方も来なさい。良いわね?」

 

季衣「はいっ!」

 

渚「もちろん私も行くぞ。」

 

英花「私は・・・」

 

優蘭「お前も来い!これから新しい人生を歩めば良いだろう!」

 

華琳「そうよ、貴方は若いんだから。」

 

英花「はっはい!」

 

ミーナ「じゃあ、早く飛び込んで。」

 

正史組と行き組は次々に飛び込んで行く。

 

そして、月と月音、ユーリ達、なのは達が残った。

 

月「・・・」

 

太公望「どうしたの?」

 

月「私をご主人様の元へ連れてって下さい・・・

 

やっぱり・・・死ぬ時も一緒・・・が良いんです!」

 

太公望「何も出来なくても?」

 

月「覚悟はあります!」

 

月音「あたしも行くよ。神鬼化出来るし、何か手伝えると思う。」

 

なのは「私も魔力が余ってるよ。障壁くらいなら張れるの!」

 

フェイト「なのは・・・」

 

はやて「うちは止めへんよ・・・」

 

なのは「大丈夫だよ二人共・・・必ず戻るから・・・その時まで月音ちゃん達の家族を

 

守ってあげて。」

 

フェイト「うう・・・約束だ。」

 

はやて「命に代えても守ったる!」

 

ヴィーダ「私達も付いてる・・・さっさと帰ってこい!」

 

なのは「うん!・・・ありがとう、ヴィーダちゃん・・・」

 

ヴィーダ「!どうして・・・」

 

なのは「覚えてるよ・・・機動六課の事もね・・・記憶が流れてきたの・・・

 

大丈夫だよ・・・」

 

なのははポケットからミサンガを渡した。

 

フェイト「これって・・・あの時の?」

 

なのは「こんな事もあるかもって思って・・・作ってきたんだ・・・」

 

なのははヴィーダ、はやて、シグナムと他にも数個渡した。

 

なのは「シャマルさん達の分もあるから・・・おねがいね。」

 

ユーリ「(俺は何もできねぇのかよ・・・)」

 

リタ「心配要らないわよ・・・太陽石で作ったデインノモスモドキよ。

 

太陽石の力を使えば理論上は可能なはずよ。」

 

ユーリ「悪いな・・・」

 

フレン「ユーリ・・・」

 

ユーリ「んじゃ・・・ちょっくら行ってくるわ。」

 

エステル「待ってます。」

 

ユーリ「b」

 

太公望「アンタ達・・・覚悟は良いのね?」

 

残った一同『コクッ』

 

 

太公望「分かったわ・・・ミーナ。」

 

ミーナ「ええ。ご武運を」

 

ブンッ

 

 

 

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外史固定板

 

一刀と梨花は未だに気を送り続けていた。

 

一刀「・・・やばいな・・・手が薄くなってるのが分かるよ。」

 

梨花「ここまで・・・ですかね。」

 

ブンッ

 

太公望「準備Okよ。」

 

一刀「お前ら何故ここに・・・」

 

月音「詮索は後だよ!」

 

梨花「皆さんはこの紐を腰へ縛って下さい!」

 

ユーリ「離れない様にするんだな?」

 

梨花「その通りです。」

 

一刀「月は俺に掴まれ!行くぞ!3、2、1、ゴー!」

 

スッスッ

 

梨花「なるべく遠くへ逃げて下さい!爆発します!」

 

一刀は月を支えながらなるべく遠くへ流れて行く。

 

ドカーーーーーーーンッ

 

フォル「距離が足りない!」

 

一刀「(剣だけでも・・・お前ら!華琳達を守ってくれ!)」

 

ピカーンッ

 

一刀は青鬼を投げつけた。

 

月音「(なるほどね!)」

 

月音も炎鬼を投げつけた。

 

7人『うわーーーーーーーーーーー!』

 

その後・・・管理者達が探し回ったが、9人の姿は無かった。

 

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数週間後

 

北郷邸

 

ブンッ

 

三蔵法師「私の名前は三蔵法師です。」

 

華琳「一刀達は見つかった!」

 

三蔵法師「・・・・」

 

華琳「ねぇ!」

 

ゆさゆさっ

 

三蔵法師「・・・まだです・・・他の外史に落ちた可能性が有ると思い、

 

調べましたが反応無しでした。おそらく、外史の狭間を彷徨っている可能性があります。」

 

華琳「そう・・・」

 

三蔵法師「それと、これを発見しました。」

 

法師は青鬼と炎鬼、ユーリの金のブレスレット、少し焦げているなのはのリボンを渡した。

 

愛美「月音の・・・」

 

フレン「・・・生きてますよ。」

 

リタ「私は残るわ。」

 

エステル「・・・フレン。」

 

フレン「・・・僕が出来る事はユーリの帰りを待つだけです。」

 

フェイト「私も残るよ。」

 

はやて「うちも残る!約束したからな。」

 

皆刀「・・・父さん・・・」

 

華琳「・・・一刀は戻って来るわ・・・必ず。

 

信じましょう。」

 

千登里「それと、皆刀にはこの家から出てってもらいます。」

 

皆刀「えっ?」

 

千登里「縁を切る訳じゃないわよ、貴方もそれだけのお嫁さんを持ったのよ・・・

 

この家を出てこの子達と新しいスタートをしなさい。屋敷は作ってあるから。」

 

皆刀「・・・でも、父さんが戻って来るまでここに居たい!」

 

華琳「ダメよ、あの人を待つのは私達の役目よ。この子達は貴方が面倒見てあげなさい。

 

一刀の様にね。」

 

皆刀「・・・分かった・・・」

 

左慈「愛乃、お前も皆刀と行け・・・寂しくなるがな。」

 

于吉「親バカですね〜」

 

ドンッ

 

バタンッ

 

左慈「黙れ!#」

 

雨林「母様、私も兄様と行きます。」

 

華琳「ええ、異論はないわ。」

 

千登里「荷物は向こうに送っておきましたのでそのまま向かって下さい。」

 

皆刀「分かった・・・皆!行こう!」

 

華琳「学校にはちゃんと行くのよ、貴方達。

 

手配はしといてあげるから。」

 

皆刀「はい!」

 

翌日、皆刀達は新居へ移動した。

 

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北郷邸2

 

皆刀「近っ!」

 

愛乃「歩いて15分くらいですね。」

 

桃実「私は、一度家に戻ります。」

 

皆刀「なら、俺も付いて行くよ。雨林達は愛蓮達の教育をお願い。」

 

雨林「ええ、行ってらっしゃい。」

 

 

 

 

-10ページ-

 

 

北郷邸

 

 

 

春蘭「一刀様は生きてますよね?」

 

桂花「あのバカがこれくらいじゃ死なないわよ・・・ですよね、華琳様。」

 

華琳は月を見上げて呟いた。

 

華琳「・・・一刀・・・早く帰って来なさい・・・バカ。」

 

 

 

 

次回 華琳編へ突入します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

予告

 

 

???

 

とある森の中

 

タタタタタタタタタタタッ

 

???「はぁはぁはぁはぁ・・・」

 

???「もう少しじゃ!もう少しで時の門へ着ける!」

 

シュッ

 

ザクッ

 

???「がはっ」

 

???「長!」

 

???「クッ!・・・行くんじゃ!・・・必ず、鬼の血族に会え!」

 

シュシュシュシュシュシュ

 

無数の矢が飛んできた。

 

???「・・・うう・・・」

 

タタタタタタタタタッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書斎部屋

 

バフっ

 

月音「こホッこほっ・・・リタも手伝ってよ!」

 

リタ「ん〜・・・なるほど・・・ふむふむっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガタッ

 

月音「うわっ!」

 

月音の脚立が折れてしまった。

 

ガチャンッ

 

ボトボトボトボト・・・

 

月音「・・・」

 

愛美「遊んでないで早く並べて。」

 

月音「すっごいドライ・・・いててっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴチーンッ

 

月音「あいたっ!」

 

愛美「だから!遊んでないで、掃除して!」

 

月音「へいへい・・・(何さ、ペッタンコめ。)・・・ん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月音「ねぇ。」

 

愛美「何?忙しいんだけど?」

 

月音「ねぇねぇ。」

 

愛美「だから!何!」

 

月音「これ見てよ。」

 

愛美「何?これ?」

 

月音達が見つけた一冊の不思議な本から物語が始まる事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店員「いらっしゃいませ。」

 

月音「おお!ハーゲ○ダッシュのチョコバナナ味だって!」

 

はやて「うまそうやな〜これにせんか?」

 

帰り道にとある少女との出会い。

 

月音「・・・ねぇ、あたしさ・・・メガネ掛けた方が良いかな?」

 

はやて「うちも掛けようかな・・・」

 

月音「・・・行き倒れ?」

 

はやて「うちにも見えるわ〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛美「それは後、貴方名前は?私は北郷愛美。」

 

スタナ「スタナ・ル・ヴァニール・・・スタナって呼んで。」

 

月音「私は北郷月音!」

 

この出会いはほんの序曲に過ぎなかった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ここか・・・あの女以外は殺しても構わん。」

 

暗殺者「はっ!」

 

謎の暗殺者集団。

 

 

 

 

 

 

 

 

            劇版第二弾 貴方と人生を共に・月夜と鐘の音

 

                『貴方と詩と、外史の巫女』

 

 

 

  『ありがとう・・・友達って言ってくれて・・・生まれ変わったら、また友達になろうね。』

 

 

                  5月上旬うっp予定

 

 

月音「見ないと!月に○わってお仕置きよ!」キラーンッ

 

ボコッ

 

愛美「黙れ!#」

 

月音「きゅ〜」

 

バタンッ

 

説明
貼ります。

次回予告と劇版情報も少しだけ載せます。

劇版は5月上旬に貼る予定です。
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