魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者
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アリサ「初めてだし、お手柔らかにね。」

 

すずか「私も初めてなんだけどな・・・でも頑張るよ。」

 

ただいま、俺達はアースラに来ている。

 

それというのもアリサとすずかのデバイスを使っての模擬戦の為である。

 

今まで二人のデバイス『パラディオン・エクセルド』と『エクスマキナ・グラン』を設定のときに起動させたっきりだったのでデータも何もないのだ。

 

といってもそのデータは今後の二人の為に役立てられ即刻処分されることになる。

 

もし、この事が管理局に知られればおそらくこの二人はしつこい勧誘を受けるだろう。

 

それを見越した上でのクロノの配慮である。

 

ちなみにクロノは先日、晴れて提督になった。

 

夕也「それじゃいいな?二人とも?」

 

アリサ すずか「「いつでも(いいわよっ)!」」

 

夕也「よし、それじゃ・・・始め!!」

 

そして二人がそれぞれの武器を創造してぶつかり合う。

 

アリサはこの前出した棒だ。

 

すずかもこの前出したショートブレイドの二刀流だ。

 

二人がぶつかり合い火花を散らす。

 

そして二人がそれぞれの武器を弾きあい遠のく。

 

多分、収束砲を放つのかな・・・

 

その予想通り二人はそれぞれ少し違うが似ている構えをして

 

アリサ すずか「「紋章発動!レベル1!!」」

 

二人の手の甲に紋章が浮かび上がる(アリサの紋章は『DOG DAYS』のシンクの紋章、すずかの紋章はレオンミシェリの紋章)

 

へぇ・・・あれが紋章か・・・

 

そしてその輝きが増したときさらに進化を遂げる。

 

アリサ すずか「「レベル2!!!」」

 

手の甲にあった紋章は二人の後ろに浮かび上がる。

 

さらに収束する。

 

アリサ すずか「「レベル3!!!!」」

 

さらに紋章が具現化され輝きを増していく。

 

二人はそれぞれ右手に力を溜めていく。

 

アリサ「行くわよっ!すずかっ!!」

 

すずか「負けないよっ!アリサちゃん!!」

 

それぞれの溜めが完了したのかアリサは左手に棒を持ち、すずかはいつの間にか背負っていた鞘に二刀を収納していた。

 

そして二人同時に右手を突き出す。

 

アリサ「剛熱炎神掌!!」

 

すずか「海王水神掌!!」

 

それぞれの必殺技がぶつかり合う。

 

アリサの炎、すずかの水・・・

 

やっぱり紋章術式ってのは自然界のエネルギーを使ってるって見たら実感できるよな・・・

 

そしてそれぞれの技が相殺しあう。

 

水が炎で蒸発して水蒸気を発生させるため俺達には中の様子が見えない。

 

なのは「な、中の様子が見えないよ〜〜〜」

 

なのはが何か言ってるが気にしない。

 

何故なら俺には・・・

 

キン・・・キン・・・

 

見えてるからね・・・

 

アリサSIDE

 

流石ね、すずか・・・

 

まさかシンクの中にあった魔法を使って互角って・・・

 

多分、ガウルの中にあった魔法を使ったんでしょうね・・・

 

でもっ!!

 

シンク『負けないっ!でしょ?』

 

そうねっ!

 

絶対に負けないっ!

 

SIDE OUT

 

すずかSIDE

 

すごい、アリサちゃん・・・

 

まさか、ガウルの中にあった魔法を使って互角だなんて・・・

 

多分、シンクの中にあった魔法を使ったんだろうな・・・二つのデバイスって構造が似てるから同じような魔法があったんだね・・・

 

でも

 

ガウル『負けねぇ!だろ!?』

 

うん。

 

負けないよ、アリサちゃん!

 

SIDE OUT

 

水蒸気が晴れてようやく皆にも二人の状況が飲み込めた。

 

そう、あんな悪状況の中でも二人は警戒を怠らず時に奇襲を掛けていたのである。

 

そして二人の武器の形も変わっていた。

 

アリサはオレンジ色に輝く剣に。

 

すずかは身の丈ほどもある巨大な斧に。

 

その間も二人は切り結ぶ。

 

アリサはその剣ですずかに袈裟懸けに切りかかる。それをすずかは長いリーチを生かした斧で見事受け止め逆に切り払う。

 

それを受けてアリサは一度距離を取る。しかしすずかはそれをさせまいと斧を持ってるとは思えないスピードで切りかかる。

 

それをアリサは避けて、そして空を飛んだ・・・え?

 

夕也「アリサっ!?いつの間に飛べるようになったんだっ!?」

 

アリサ「残念だけど私はまだ自力では飛べないの。その代わりにこれを開発したのよ。」

 

アリサは自分の足元を指差す。

 

確かによく見るとアリサは何かに乗っているように見える。

 

ていうか、あれって・・・

 

はやて「紙・・・飛行機・・・?」

 

そう、アリサが乗っているのは傍目から見れば((紙飛行機|・・・・))なのだ。

 

アリサ「これは、飛べない私が一生懸命考えてシンクに相談した結果手に入れた、その名も『輝力武装』っ!名前は『トルネイダー』!!」

 

なるほど、つまり

 

夕也「自らの輝力にイメージを持たせてそれを具現化させたのか・・・」

 

ユーノ「そういうこと。その昔『紋章術式』を行使していた人たちはこの『輝力武装』で自身を強化しながら戦っていたって記録には残ってるんだ。」

 

夕也「うん?ってことは、すずかのデバイスにも・・・」

 

すずか「アリサちゃん、もう『輝力武装』を扱えるようになったんだね。じゃあ私も・・・」

 

するとすずかの足元に紋章が浮かび上がりそれが消えるとすずかは両足に

 

夕也「スケート靴?」

 

そうスケート靴である。

 

アリサ「なるほど、それがすずかの。」

 

すずか「うん、これが私の『輝力武装』、その名も『ウォータースライダー』っ!」

 

そしてすずかの輝力武装のスケート靴から水が出てきたと思うとすずかは空を飛んだ。

 

夕也「へぇ・・・水を推進力にしているのか。」

 

水に炎・・・二人はそれぞれの苦手をカバーしあう存在なんだな・・・

 

アリサ「負けないわよっ!」

 

すずか「こっちだってっ!」

 

そして二人は空中で切り結ぶ。

 

アリサが切り払えばすずかはそれを受け止める。逆にすずかが切りかかればアリサはその攻撃を受け流す。

 

そんな攻防が続く。

 

 

 

そんな攻防にも終わりが見えてきたようだ。

 

如何せん二人はまだ戦闘に馴れていなかった。

 

今二人は地上に降りてきているが二人とも肩で息をしている。

 

アリサ「はあ・・・はあ・・・」

 

すずか「はぁ・・・はぁ・・・」

 

夕也「多分、次が最後の一撃だろうな・・・」

 

全員「「「「「「「「うん・・・」」」」」」」」

 

見守っている全員に緊張が走る。

 

アリサ「・・・行くわよ、すずか。」

 

すずか「うん・・・アリサちゃん。」

 

二人の間に緊張が走る・・・

 

紋章が浮かび上がり・・・そして・・・

 

最後の攻撃が・・・始まる・・・!

 

アリサ「烈空一文字!!」

 

すずか「魔神旋風断!!」

 

二人の紋章術が発動されぶつかり合う。

 

ドカーーーーン!!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

煙が晴れるとそこには二人とも立っていたが

 

バタンッ    バタンッ

 

二人とも同時に倒れてしまった。

 

これは多分・・・

 

夕也「引き分けかな・・・?」

 

俺はそんな事を呟きながら二人を回収しに行った。

 

 

 

夕也「お前達・・・結構張り切ってたな・・・」

 

アリサ「だって・・・」

 

すずか「うん・・・」

 

二人は同時に

 

アリサ すずか「「面白かったもんっ!!」」

 

と言った。

 

夕也「まさか・・・デバイス達もか・・・?」

 

シンク『はいっ!すっごく楽しかったです!』

 

ガウル『まあ、俺は久しぶりに戦えてよかったけどな。』

 

おぉ・・・この二人、デバイスの影響で((戦闘狂|バトルジャンキー))にならないか心配だ・・・

 

夕也「それで・・・エイミィさん。いいデータ、取れましたか?」

 

エイミィ「ええ、いいデータが取れました。出来ることなら永久に保存したい所なんですが・・・」

 

クロノ「エイミィ・・・?」

 

エイミィ「わかってるよ、二人のデバイスにデータを送信したら破棄するよ。」

 

夕也「すまんな、クロノ。」

 

クロノ「いいさ、これも彼女達の為だ。それに入りたいという意思を持たない人を僕は無理やり管理局に入れるほど人間を止めてはいない。」

 

夕也「・・・・・・なあ、クロノ?」

 

クロノ「何だ?」

 

夕也「今度さ、俺とユーノとお前で食事に行かないか?」

 

クロノ「何?何でまた突然に?」

 

夕也「いや、結構前からしたいな〜〜〜とは思ってたんだ。」

 

クロノ「・・・・・・わかった。じゃあいつか時間を取って行こう。」

 

夕也「ああ。」

 

俺達はそんな約束をした。

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あとがき

 

すいません、少し更新が遅れました。

 

これからはこんな感じになると思います。

 

さて、次回は体育祭編。頑張って書こうと思います。

 

それとすずかの輝力武装はDOG DAYSでナナミが使用しますが名前はわからないのでこうさせてもらいました。

 

次回もお楽しみに!

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模擬戦
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これってもしかして、俺の意見を聞いてくれたってこと? だとしたら悪いね!!(匿名希望)
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魔法少女リリカルなのは 恋愛 ハーレム クロス ジャンヌ・ダルク 

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